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「アルストロメリア」の基礎知識を解説! 種類が多く、人気の品種!

アルストロメリアはカラーバリエーションが豊富で、切り花として利用されることが多く、花束やアレンジメントなどで人気のお花です。花期は5~6月頃ですが、1年を通して出回っており、比較的入手しやすいお花です。ユリやスイセンに似たような美しい花姿で、フラワーギフトにも適しています。そこで、アルストロメリアについて詳しく紹介します。

「アルストロメリア」の基本情報

アルストロメリアの特徴

アルストロメリアは南アメリカ原産の球根植物です。

日本には、1926年(大正15年)に伝わったといわれています。

アルストロメリア属(ユリズイセン属)に分類されますが、所属する科は、分類体系によって、アルストロメリア科(ユリズイセン科)、ヒガンバナ科、ユリ科など、さまざまな分け方があります。

アルストロメリアは、別名、ユリズイセン(百合水仙)インカリリーインカノユリユメユリソウ(夢百合草)などとも呼ばれています。

その呼び名の通り、ユリやスイセンに似た花姿が特徴です。

また、品種により、花弁の一部または全体にヒョウ柄に似た模様が入るものもあります。

草丈は30~50cmほどのものから、100cmを超える大きなものまで、さまざまな種類があります。

ホワイトやピンクなどの淡いパステル調から、初夏にふさわしいレッドやオレンジといったヴィヴィッドなカラーまでバリエーションが豊富にあり、用途に合わせて利用できるのが魅力です。

花の持ちが良く、花束やアレンジメントに利用されることが多い、人気のお花です。

アルストロメリアの育て方や管理のポイント

球根植物であるアルストロメリアは多年草で、5~6月とその前後に開花期を迎えます

品種によっては、長期間花を咲かせるタイプがあり、ガーデニングにも向いています。

鉢植えやプランターのほか、地植えでの栽培も可能です

アルストロメリアは南アメリカのアンデンス山脈に自生する植物で、高温多湿な環境が苦手です。

そのため、夏場は直射日光のあたらない、涼しい場所で管理しましょう。

また、水の与えすぎは根腐れをおこす原因となるため、梅雨などの長雨の時期は、雨があたらない場所で育てます

寒冷地に自生する植物であるものの、耐寒性は弱く、冬場は凍結しない場所で管理する必要があります。

【アルストロメリアの基本的な栽培方法】
・種まき…9月~10月
・植え付け…3月~4月、9月~10月
・植え替え…3月~5月、10月~11月
・開花期…5月~6月(7月)
・肥料やり…5月~7月、9月~10月

「アルストロメリア」の花言葉

アルストロメリアには、持続エキゾチック機敏凛々しさ未来へのあこがれなど、さまざまな花言葉があります。

また、花色によって、次のように異なる意味を持ちます。

・レッド…幸い
・ピンク…気配り
・オレンジ…友情
・イエロー…持続
・ブルー…知性、冷静
・ホワイト…凛々しさ

アルストロメリアをギフトとして贈る際は、色別の花言葉を意識して、プレゼントする相手の雰囲気や、そのときの状況に応じた、ぴったりの花色を選ぶと喜ばれます

「アルストロメリア」の品種や種類

アルストロメリアの原種は、約50種あるといわれています。

スウェーデンの生物学者であり、植物学者でもあったカール・フォン・リンネが、1700年代半ばに、南米を旅行中にアルストロメリアの種を採取し、国に持ち帰ったことから、世界に広まりました。

その後、主にオランダなどで品種改良されたアルストロメリアが多く流通しています。

現在は原種を改良した、新品種なども多数誕生しており、様々な種類が存在します。

以下は、アルストロメリアの主な品種です。

・ペグツ
・ペレグリナ
・オーレア
・バタイフライ
・カリフォルニア
・ハエマンサ
・オーランチカ
・ドクターサルタース
・ハイブリッド

なお、現在は、異なる系統同士をかけ合わせてつくられた、ハイブリッド種が主流となっています

ちなみに、アルストロメリアの品種には、「バリエガータ」と呼ばれる、葉だけのタイプもあります。花が咲かず、白い斑入りの葉だけが育つ品種です

「アルストロメリア」の豆知識

アルストロメリアの切り花は、ちょっとした工夫で長持ちさせることが可能です。

アルストロメリアはもともと花持ちが良いタイプであるものの、毎日茎を切り戻し、こまめに水を替えると、より長持ちします。

また、葉がいたみやすいため、生ける前に整理するとともに、咲き終わった花はすぐに摘み取るようにしましょう。

毎日ケアしてあげることで、つぼみも次第に開花し、5~7日程度、花を楽しめます。

まとめ

花の持ちが良く、品種によっては、長期間にわたって花期を楽しめるアルストロメリアは、切り花、鉢植えのどちらにもおすすめです。切り花で楽しむ場合は、こまめに水替えをしたり、咲き終わった花を摘み取ったりすることで、より長持ちします。見た目が華やかな上、種類が多く、カラーバリエーションも豊富なので、フラワーギフトにも適しています。大切な人へのプレゼントには、花束やアレンジメントがぴったりです。花のギフト通販サイトであるHanaPrime(ハナプライム)では、贈り物にふさわしい、おしゃれな花束やアレンジメントなどを多数そろえているので、ぜひご利用ください。

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