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ハート形の苞と葉を持つ「アンスリウム」はユニークなアレンジにおすすめ!

2021年4月17日

「アンスリウム」は、ツヤのあるハート形の苞(ほう)から、棒状の花序がちょこんと突き出たユニークなフォルムが目を引く植物です。トロピカルな雰囲気がただよう花姿は、南国の植物そのもです。苞が赤いタイプがよく知られていますが、ピンクやホワイトなどのバリエーションもあります。花持ちが良く、切り花でも鉢植えでも、長く花を楽しめるのが魅力です。そこで、管理のポイントや花言葉など、アンスリウムに関するさまざまな情報を紹介します。

「アンスリウム」の基本情報

アンスリウムの特徴

アンスリウムは、サトイモ科アンスリウム属(ベニウチワ属とも表記される)に分類される植物です。

光沢のあるハート形の苞(ほう)と、間から顔を出す棒状の花序がユニークで印象的です。

よく見ると葉もハート形で、その愛らしい姿から、グリーン花材として、葉のみも流通しています

鉢植えの観葉植物でよく知られていますが、アレンジメントやブーケなどに使用する切り花としても人気があります。

アンスリウムの原産地は熱帯アメリカです。品種の数は600を超えるとされています。

南国ムード満点の花姿で、トロピカル風のアレンジメントやブーケなどにぴったりです。

アンスリウムの和名について

アンスリウムには「オオベニウチワ大紅団扇)」、「ウシノシタ牛の舌)」などの和名があります。

「オオベニウチワ」は、アンスリウムの代表的な花色である「赤」と、おうぎのような苞の形から名づけられました。

同様に「ウシノシタ」も、苞の形が牛の舌をイメージさせることから名前がついたと考えられます。

なお、アンスリウムの英語名は「フラミンゴフラワー(Flamingo flower)」、「テールフラワー(Tail flower)」などです。

国によって、苞の形から想像するものが異なるのも興味深いところです。

アンスリウムの育て方や管理のポイント

熱帯原産のアンスリウムはあたたかい気候を好みます。寒さに弱いため、10℃を下回る環境では生育できません

そのため、最低でも10℃以上の環境下で管理しましょう。

また、南国の植物ではあるものの、アンスリウムは強い日差しが苦手です。

直射日光にあたると葉焼けを起こすことがあるので、室内に置く場合は、光が差し込む窓際で、レースのカーテン越しに管理するのがおすすめです

かといって、日陰の多い環境では生育が悪くなります。午前中を中心に、少なくとも4時間以上は日にあたるようにしましょう。

水やりは、夏場は多め、冬場は乾燥気味にするのが上手に育てるコツです。

アンスリウムは多湿を好みますが、水が多すぎると根腐れを起こすため、与えすぎに注意しましょう。

【アンスリウムの基本的な栽培方法】
・種まき…―
・植え付け…5月~8月
・植え替え…5月~8月
・開花期…5月~10月
・肥料やり…4月~9月

「アンスリウム」の花言葉

アンスリウム全般の花言葉は次の通りです。

・情熱
・強烈な印象
・印象深い
・飾らない美しさ
・旅立ち
・煩悩
・恋にもだえる心

また、苞の色別に、以下のような花言葉があります。

・レッド…情熱
・ピンク…飾らない美しさ
・ホワイト…熱心
・グリーン…無垢な心

アンスリウムの花言葉は、どれも花姿からイメージできるワードであるのが特徴です。

なお、西洋では、「幸福」「おもてなし」「裕福」などの花言葉があります。

アンスリウムはポジティブな意味の花言葉を持つので、お祝いや贈り物などにぴったりの植物です

「アンスリウム」の品種や種類

600種以上が存在するといわれるアンスリウムの代表的な品種は、以下の通りです。

・オオベニウチワ(アンスリウム・アンドレアナム)
・ヒメアンスリウム
・ベニウチワ(アンスリウム・シェルツェリアヌム)
・シロシマウチワ
・ビロードウチワ
・アンスリウム・ジャングルキング
・アンスリウム・ピンクチャンピオン

一般的に「アンスリウム」というと「オオベニウチワ(アンスリウム・アンドレアナム)」を指します。

また、市場に出回っているものの多くは、オオベニウチワの改良品種です。

上記のほか、葉を楽しむ「アンスリウム・クラリネルビウム」「アンスリウム・フーケリー」、実を楽しむ「アンスリウム・バーケリー」「アンスリウム・フーケリーSP」などがあります。

「アンスリウム」の豆知識

アンスリウムの色づいた部分は仏炎苞(ぶつえんほう)

アンスリウムの象徴ともいえる、カラフルに色づいたハート形の苞は、1枚の大きな花弁に見えるため、花だと思っている方もいるでしょう。

本記事内でも冒頭から「苞」と表記しているように、花ではなく、「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれる、葉が変形したものを指します

アンスリウムの花は、苞の間から突き出ている棒状の部分です。無数の小さな花が密生しており、「肉穂花序(にくすいかじょ)」と呼ばれる、穂状の配列状態で花がつくのが特徴です。

肉穂花序は、花を咲かせながら、イエロー、ホワイト、グリーンなどと色を変えていきます。

アンスリウムは鮮やかな仏炎苞を観賞する植物ですが、一緒に花の変化を楽しむのもおすすめです。

まとめ

アンスリウムはツヤのある鮮やかな苞が特徴的です。花持ちも良く、アレンジメントやブーケなどにぴったりです。寒さに弱いので、切り花で楽しむ場合も気温10℃以上の環境で管理しましょう。トロピカルな印象の強いアンスリウムですが、淡いパステルカラー、シックな色合い、光沢がないものなど、さまざまな品種があるので、用途に応じて使い分けられます。花と植物のギフト通販サイト「HanaPrime(ハナプライム)」では、アンスリウムを使った個性あふれるフラワーギフトを扱っています。ぜひご利用ください。

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