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「ほおずき」は鮮やかに色づいた実を楽しむ植物!食用もおすすめ

2021年7月7日

「ほおずき」といえば、赤やオレンジに色づいた、ちょうちんのような形状の実で知られています。鮮やかなカラーで、人目をひくほおずきの実は、フラワーアレンジメントやドライフラワーにも用いられます。子どもの頃に、ほおずきの実で人形をつくったり、中身を取り除いて風船のようにふくらませて遊んだりした方もいるでしょう。近年は、食用ほおずきも流通しています。そこで、ほおずきの特徴や魅力などを詳しく紹介します。

「ほおずき」の基本情報

ほおずきの特徴

ほおずきは、ナス科ホオズキ属に分類される植物です。品種により、一年草および多年草のタイプに分かれます。

原産地は日本のほか、アジア、ヨーロッパ、アメリカなどにも広く分布します。

ほおずきの特徴は、なんといっても、花の後にできる、ちょうちんのような形をした実です。ちょうちんのように見えるのは萼(がく)の部分で、ミニトマトのように赤くてまるい果実を包んでいます。

萼(がく)の部分は、熟すと鮮やかなオレンジや赤に色づきます。

なお、ほおずきの花は薄いクリーム色です。

実ほどのインパクトはないものの、清楚で愛らしい花姿をしています。ほおずきを栽培する場合は、ぜひ花の様子も観察しましょう

ほおずきは鈴なりに実をつける姿が美しく、鉢植え、切り花、フラワーアレンジメントなどによく用いられます。

ほおずきの漢字表記は「鬼灯」

ほおずきは、漢字で「鬼灯」と表記します。

これは、ほおずきをちょうちんに見立てて、お盆に先祖の霊を導くために飾る風習が由来です

鬼灯のほか、「鬼燈」や「酸漿」の漢字をあてることもあります。

ほおずきの育て方や管理のポイント

ほおずきを育てる場合、日あたりが良い場所を選び、水はけの良い土を使用するのが基本です。

適度な水分は必要ですが、長雨などで湿気が多くなると、病気にかかりやすくなるので注意しましょう。

水やりは、土の表面が乾いたら、たっぷり与えるのがポイントです。

なお、ほおずきは種子や株分けなどで増やせます。

ただし、同じナス科の植物との連作障害があるため、地植えで育てる場合、同じものを続けて栽培しないように注意が必要です

【ほおずきの基本的な栽培方法】
・種まき…4月~5月
・植え付け…3月~4月
・植え替え…3月~4月
・開花期…6月~8月
・結実期…7月~9月
・肥料やり…5月~7月

「ほおずき」の花言葉

ほおずきには以下のような花言葉があります。

・自然美
・不思議
・心の平安
・ごまかし
・偽り
・欺瞞(ぎまん)
・私を誘惑して
・私を誘ってください

ごまかし、偽り、などの花言葉あるのは、実の中の空洞部分が多く、果実や種が小さいことに由来します。

「ほおずき」の品種や種類

ほおずきは、日本を含むアジア、ヨーロッパ、アメリカなど、世界各地に100種類ほどが存在するとされています。

観賞用として主に流通している品種は次の通りです。

・ヨウラクホオズキ/ナギナタホオズキ
・タンバホオズキ/丹波大実ホオズキ
・サンズンホオズキ
・センナリホオズキ

センナリホオズキは熱帯アメリカが原産で、名前の通り(千成り)、実をたくさんつけますが、熟しても赤くならないユニークな品種です。

「ほおずき」の豆知識

「ほおずき」の名前の由来

ほおずきの名前の由来には諸説あります。その主な内容は以下の通りです。

・赤く色づいた実から「頬(ほほ)」を連想するため
・赤い実が「火々(ほほ)」に「染まる(つき)」ように見えるため
・中身を取り出した果実を鳴らして遊ぶ子どもたちの姿(頬突き」から
・ほほ(カメムシの仲間)と呼ばれる虫がつくから

どのエピソードが正しいかは不明ですが、どれも、もっともらしいのが興味深い点です。

食べられる「ほおずき」がある!

ホオズキには、アルカロイドと呼ばれる有毒物質が全草に含まれるため、一般的に観賞用の品種を食べることはありません

ただし、中には食べられる品種があり、観賞用と区別して栽培されています。

食用のほおずきには、以下のような種類があります

・シマホオズキ(ゴールデンベリー/インカベリー/ベルウィアーナ)
・ショクヨウホオズキ(ストロベリートマト/プルイノサ)
・オオブドウホオズキ(トマティーヨ/トマティロ/イクソカルパ)

食用のほおずきは美容や健康に良い効果があるとされ、近年、注目されている野菜です。

なお、日本で人気が高まってきたのは最近ですが、欧米の国によっては、観賞用よりも食用の方がポピュラーで、一般的な食材として活用されています。

まとめ

ほおずきは国内にも自生しており、昔から子どもの遊び道具としても使われたり、お盆に飾ったりなど、日本の文化や風習になじみのある植物です。夏から初秋にかけては、ちょうちんのような実が鮮やかなビタミンカラーに色づき、切り花、鉢植えのどちらでも楽しめます。お盆の時期には、ぜひほおずきを加えた、おしゃれなアレンジメントを飾りましょう。季節のお花を使った、イベント向けのフラワーギフトをお探しの際は、花と植物のギフト通販サイト「HanaPrime(ハナプライム)」をご利用がおすすめです。

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