卒業式や入学式、入社式などの式典から、開店や移転、会社設立まで、さまざまなお祝いごとの際に贈られる胡蝶蘭。
多くの方が「胡蝶蘭といえばお祝いごとの贈り物」というイメージを持っているのではないでしょうか。
そんな胡蝶蘭には、華やかで美しい見た目以外にも、お祝いの贈り物としてとても適した特徴や理由があるのをご存じですか?
そこで今回は、なぜ、胡蝶蘭がお祝いの花として長く贈られ続けているのかについて解説していきます。
目次
1.胡蝶蘭ってどんなお花?
「お祝いごとや式典などで飾られているお花」というイメージの胡蝶蘭。
実際に、学校の卒業式や入学式などで目にすることもあり、胡蝶蘭は認知度の高いお花ではありますが、その特徴はあまりよく知らないという方も多いのではないでしょうか?
まずは、胡蝶蘭がどのようなお花なのか?その特徴を見ていきましょう。
1.1 お祝いごとで贈られる胡蝶蘭の特徴とは?
胡蝶蘭は、学名を「Phalaenopsis aphrodite(ファレノプシス アフロディーテー)」といい、愛と美と性を司るギリシア神話の女神「aphrodite(アフロディーテー)」に由来します。
その名のとおり、胡蝶蘭は美しさや華やかさの象徴といわれ、日本でも、花の咲き誇る姿が「蝶が優雅に舞っている」ように見えることから「胡蝶蘭」と名付けられました。
見た目の美しさと華やかさが印象的な胡蝶蘭ですが、実はとても花持ちがよく、1ヶ月以上美しい姿を楽しむことができます。
また、胡蝶蘭はあまり香りを出さないうえに、ほとんど花粉を落とさない、という特徴があり、飾る場所を選びません。
さらに、胡蝶蘭は、1年中花を咲かせることができます。
そのため、オールシーズン、どのタイミングにお祝いごとがあっても、美しい姿で贈ることができるお花です。
1.2 胡蝶蘭は花の大きさによって2種類に分類
胡蝶蘭は、花の大きい「大輪(たいりん)」と花の小さい「ミディ」という、大きく2種類に分類されます。
ここでは、これら2種類の胡蝶蘭の特徴について紹介していきましょう。
●大輪胡蝶蘭
「大輪」は、花弁が10~15cmと大きく、さらに、株の高さが70~80cm、幅が40~50cm(大輪3本立ちの場合)の大きさになるため、とても華やかで存在感のある胡蝶蘭です。
大輪胡蝶蘭の代表的なカラーには、「白」「白赤(赤リップ)」「ピンク」の3色があり、なかでも白色は、比較的花弁が大きいという特徴あります。
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●ミディ胡蝶蘭
「ミディ」は、花弁が6~9cm、株の高さが約60cm、幅が40~45cm(ミディ3本立ちの場合)くらいのコンパクトなサイズのため、親しい間柄の方やご家族へのギフトとして人気の胡蝶蘭です。
ミディ胡蝶蘭はカラーの数も多く、模様があるものなど、最近では多くの新品種が誕生しています。
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2.胡蝶蘭はなぜお祝いごとの定番ギフトなのか?
胡蝶蘭が初めて日本に輸入されたのは明治時代です。
その当時、輸入品の胡蝶蘭はとても高級だったため、裕福な上流階級にのみ知られるような花でした。
そんな胡蝶蘭が現在のようにお祝いごとの定番となったのは、どのような理由からなのでしょうか。
ここでは、なぜ胡蝶蘭がお祝いごとの定番ギフトとして用いられるようになったのか、その理由を見ていきましょう。
2.1 胡蝶蘭の華やかで美しい見た目
胡蝶蘭の最大の特徴は、「美しさや華やかさの象徴」といわれる高級感あふれる花の咲き姿とその存在感です。
花茎の本数が多いほど花の数も増え、華やかさや豪華さ、さらに高級感も増します。
さらに、胡蝶蘭は、鉢内の花の本数を3本立て、5本立て、7本立て、10本立てなどから選ぶことができるため、贈る相手のスペースに合うボリュームやサイズ、周年記念の年数に合わせた本数で贈ることも可能です。
胡蝶蘭は、お店や会社の受付などに置かれているとパッと目を引き、その場に華やかさや明るさを与えてくれるだけでなく、信頼できる印象を与えてくれる存在でもあります。
2.2 胡蝶蘭は季節を問わず贈ることができる花
輸入された当初、日本の気候下での栽培が非常に難しかった胡蝶蘭は、栽培技術の進化や地道な品種改良によって温室栽培が可能となりました。その結果、一年中どの季節でも安定した生産ができるようになりました。
このような季節を問わず送ることができるようになった胡蝶蘭の進化が、定番のお祝いギフトとして選ばれるようになった理由の一つといえます。
また、胡蝶蘭は、水やりも1週間に一度程度でよく、お手入れも簡単です。
さらに、花もちもよく、1カ月以上花を咲かせた状態を保つことができる点も、贈り物として選ばれる理由といえるでしょう。
2.3 贈る場所を選ばない胡蝶蘭の特徴
会社やお店などにお花を贈る場合、特に気を付けなければいけないのが、香りや花粉の飛散です。
たとえば、香りの強い花は、商品や料理などに影響を与えたり、人によって好き嫌いがあり不快感を与えたりする可能性もあるため、不特定多数の人が出入りするような場所に置くことは難しいといえます。
また、花粉が飛散しやすかったり、落ちやすかったりする花は、掃除や手入れに時間を取られたりすることが考えられるため、贈り物としては避けた方が良いでしょう。
胡蝶蘭には、このような贈り物として考慮すべき香りや花粉がほとんどなく、贈る場所を選びません。
このような点は、贈り物として選ばれる重要な特徴といえます。
2.4 お祝いごとにふさわしい胡蝶蘭の花言葉
胡蝶蘭には、蝶が舞うような美しい花の見た目から「幸福が飛んでくる」、また、胡蝶蘭の学名である「ファノレプシスアフロディテ」から由来する「純粋な愛」という2つの花言葉があります。
このような胡蝶蘭の花言葉は、開店や開業など繁栄を願うのに相応しく、お祝いの気持ちを伝えやすいことからも、胡蝶蘭はお祝いごとにふさわしい贈り物といえるでしょう。
特に、鉢植えの胡蝶蘭は、鉢植えの「根付く」という意味が加わり、「飛んできた幸福が根付く」という、とても良い意味を持つ贈り物です。
3.胡蝶蘭を贈るシチュエーションとは?
胡蝶蘭は、盛大なお祝いから一般的なお祝い、個人的なプレゼントといった華やかな席だけでなく、お悔やみなど気持ちを伝える場面にも適したお花です。
そうとはいえ、胡蝶蘭であれば何を贈ってもよいという訳ではなく、どのような用途なのかによって、贈り方やマナーも変わってきます。
ここでは、胡蝶蘭を贈るのに適したシチュエーションとその贈り方について見ていきましょう。
3.1 お祝いとして贈る胡蝶蘭
「お祝い」といって思い浮かべるシチュエーションというと、開店・開業祝い、周年祝い、還暦祝い、その他にも入学式や卒業式などがあり、通常、このようなお祝いごとにでは、1万円~5万円くらいの胡蝶蘭が贈られます。
さらに「盛大なお祝い」というと、当選祝い・優勝祝い・上場祝い、規模の大きな式典などで、このようなお祝いごとでは、3万円以上の大ぶりの「大輪」胡蝶蘭を贈るのが一般的です。
このように、贈る相手やお祝いごとの主旨により、色や大きさなどを選ぶことができるのが、胡蝶蘭の魅力といえます。
また、その場を華やかに彩ることができるうえに、花持ちが良く、お手入れの難しくないという点からも、胡蝶蘭は、特にお祝いごとの贈り物としておすすめです。
3.2 プレゼントとして贈る胡蝶蘭
胡蝶蘭には、「お祝い」よりもカジュアルな「プレゼント」として贈るのに向いた種類もあります。
たとえば、誕生日や結婚記念日のような個人的なお祝い、イベントや発表会などには、「ミディ」胡蝶蘭のような小さくて可愛らしい胡蝶蘭をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
ミディ胡蝶蘭は、カラーや模様のバリエーションも豊富で、贈る相手の好みのものを選んだり、場所やイベントのイメージに合った胡蝶蘭を選んだりすることもできます。
さらに、お手入れも難しくないので、気軽に贈ることができるのもメリットといえるでしょう。
このように、胡蝶蘭は大きな式典や盛大なお祝いごとだけでなく、個人的なお祝いごとのプレゼントとしてもおすすめのお花です。
きっと、花言葉のように「幸せが飛んできた!」と喜ばれますよ。
3.3 お供え、お悔やみに贈る胡蝶蘭
凛として気品のある胡蝶蘭は、故人を偲び、哀悼の想いを伝える意味を込め、お供えやお悔やみのお花として贈ることもできます。
なお、お供えやお悔やみで贈られる胡蝶蘭は、白色のものが一般的です。
特に、四十九日が過ぎていない場合は、白色の胡蝶蘭を選ぶようにします。
このように、胡蝶蘭は華やかな席だけでなく、しめやかな席にも贈ることができるお花です。
白色の胡蝶蘭は佇まいが清楚で、お悔やみの気持ちが伝わりやすいだけでなく、残された方々の気持ちもそっと包んでくれることでしょう。
4.胡蝶蘭はお祝いの贈り物に最適な花
胡蝶蘭が、長きにわたりお祝いごとの贈り物として選ばれてきた理由は、見た目の美しさや華やかさだけでなく、胡蝶蘭の持つ特徴や花言葉に込められた意味など、贈る相手を考えるが故の結果ともいえます。
「お花を贈りたい!」と思っても、鉢植えというと、どうしてもお手入れのことが気にかかりためらわれてしまいがちですが、胡蝶蘭はこのような不安なく贈れるお花です。
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きっと、大切な人のお祝いに花を添える素敵な贈り物になるでしょう。