シェフレラ ムーンドロップの育て方

更新日 2025年12月15日

育てやすさ

初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。

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監修者情報

株式会社HanaPrime|植物アドバイザー

覚張大季

覚張大季

植物と人との関わりに魅了され、日本各地の植物農園を見て回る。HanaPrimeの植物部門の立ち上げ後はオフィスや商業施設、個人宅など、幅広いシーンのグリーンコーディネートを数多く担当。植物の生態や特性を深く掘り下げ、それぞれの空間やライフスタイルに適したグリーン空間デザインを提案することが得意。観葉植物の世界に情熱を注ぎ、植物の価値を最大化することを使命としている。

シェフレラ ムーンドロップの基本情報

植物名シェフレラ ムーンドロップ
学名Heptapleurum arboricola ‘Moondrop’
英名Dwarf umbrella tree
原産地中国南部、台湾
科名ウコギ科
属名ヘプタプレウルム属
開花時期5~7月

シェフレラ ムーンドロップは美しい黄色の斑が入った葉っぱを持つ、上品な印象の観葉植物です。

コンパクトなサイズで場所をとらず、置くだけで空間にさりげない華やかさをプラスしてくれます。

限られたスペースでも楽しめるので、観葉植物を部屋に置きたいけど広さが気になるという人におすすめの植物です。

月別栽培カレンダー

種まき

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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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種類と品種

名前葉の形葉の色育てやすさレア度
シェフレラ ムーンドロップ手を開いたような形緑に黄色の斑★★★★☆★★★★☆
シェフレラ ハッピーイエロー手を開いたような形緑に黄色の斑が多め★★★★☆★★★★☆
シェフレラ エリプティカ波打った卵形★★★☆☆★★★★★
シェフレラ エレガンティッシマ細葉で両脇がギザギザしている緑または黒っぽい緑★★★☆☆★★★★☆
シェフレラ ルフィーナ極細葉★★★★★★★★★☆
ェフレラ ブラッサイア細長い楕円形濃い緑★★★★★★★☆☆☆

シェフレラ ハッピーイエロー

シェフレラ ハッピーイエローは葉に鮮やかな黄色の斑が多く入っています。

明るい葉色は空間に華やぎを与えてくれるので、インテリアのアクセントにもぴったりです。

シェフレラ エリプティカ

シェフレラ エリプティカは卵形の波打つ葉が優しい雰囲気をもっています。

市場ではなかなか見かけない希少な品種です。

シェフレラ エレガンティッシマ

シェフレラ エレガンティッシマ

シェフレラ エレガンティッシマは緑または黒っぽい緑で両脇が鋸の歯のような葉をしています。

シェフレラ ルフィーナ

シェフレラ ルフィーナはとても細い葉をもつシェフレラです。

小型で育てやすいので、インテリアグリーンとしても人気があります。

シェフレラ ブラッサイア

シェフレラ ブラッサイア

シェフレラ ブラッサイアは大型のシェフレラです。

葉の色は濃い緑色で艶があり、手を広げたような形状をしています。

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シェフレラ ムーンドロップの葉っぱの特徴

シェフレラ ムーンドロップの葉は「掌状葉(しょうじょうよう)」と呼ばれ、放射状に広がっています。

葉の模様は個体差がありますが、斑よりも緑の部分の方が多いです。

シェフレラ ムーンドロップはどんな花が咲く?

シェフレラ ムーンドロップは白や黄色の可愛らしい小さな花がまとまって咲きます。

しかし、花が咲くのは非常に珍しくなかなか見ることはできません。

シェフレラ ムーンドロップの花言葉

シェフレラ ムーンドロップには「実直」「誠実」という花言葉があります。

シェフレラ ムーンドロップの育て方

おしゃれな雰囲気をもつシェフレラ ムーンドロップはとても育てやすい観葉植物です。

水や肥料の与え方、病害虫への対策など詳細を解説するので、参考にしてみてください。

水やりの頻度

シェフレラ ムーンドロップはたっぷりと水をやるのが基本です。

根腐れ防止のためにも受け皿には水が溜まらないように管理しましょう。

季節ごとに水やり頻度を調節することで、元気に育てることができます。

  • 春~夏:土が乾いたらしっかりと水をやる(週1~2回)
  • 秋~冬:土が乾いて2~3日後または10日に1回程度少なめに

肥料のあげ方

シェフレラ ムーンドロップは春~夏の生育が良い時期に肥料を与えてください。

この時期は成長が活発なため、栄養をしっかり与えることで植物を健やかに育てることができます。

  • 液肥:5~9月の間で規定量を2週間に1度
  • 緩効性肥料:5~9月の成長期に規定量

液肥と緩効性肥料を併用することも可能ですが、その場合は規定量よりもやや控えめにすると安心です。

急に葉色が悪くなったときは液肥を、肥料やりの手間を減らしたいときには緩効性肥料など状況によって使い分けましょう。

コンパクトに育てたい場合はどちらか一方を控えめに与えるのがおすすめです。

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病害虫・害虫対策

シェフレラ ムーンドロップは風通しが悪かったり、乾燥ぎみの環境だと害虫の被害を受けることがあります。

害虫を見つけた際は早めの対応を心がけましょう。

ハダニ

  • 葉や茎にクモの巣のような糸がみえる
  • 葉が吸汁され白い斑点が見え、葉色が茶色くなる

ハダニ用の殺虫剤や木酢液を散布しましょう。

葉水で湿度を保つと予防になります。

カイガラムシ

  • 白い虫が幹や葉についている
  • 葉や枝にすす病と呼ばれるカビが発生している

カイガラムシを見つけたらなるべく早く歯ブラシなどで取り除いてください

専用の殺虫剤の他に重曹水も効果的です。

アブラムシ

  • アブラムシが排泄する液体で葉や茎がべたつく
  • 新芽や若葉につき吸汁される

アブラムシが群れになっている場合はアブラムシ専用の殺虫剤を吹きかけましょう。

数が多くないときはテープやブラシなどで取り除いてください。

剪定|適した時期とやり方

シェフレラ ムーンドロップの剪定は気温の高い5~9月に行うのが適しています。

特に成長が盛んな5~6月は株への負担が少ないので剪定に最適です。

購入した時期や大きさが気になる時期はそれぞれ異なるので、なるべく暖かい時期に済ませるようにしましょう。

剪定の方法のポイントを紹介します。

  • 木から離れ作りたい形を想像する
  • 枝が交差しているところや葉が重なっている部分を切る
  • 突出して伸びている箇所を切る

通気性を保つと病害虫の被害も受けにくくなるので、こまめに手入れを行いましょう。

シェフレラ ムーンドロップをコンパクトなまま育てるには?

シェフレラ ムーンドロップをコンパクトに育てるにはいくつかのポイントがあります。

  • 肥料は控えめにまたは与えない
  • 鉢の大きさは5号サイズにする
  • こまめに剪定をする
  • 植え替えの際に一回り大きな鉢を使わない
  • 植え替え時、根詰まりぎみの根をほぐし剪定する

根を剪定するのは植物にとって大きな負担になります。

できるだけ、5~6月の成長が特に活発な時期に行ってください。

シェフレラ ムーンドロップの栽培環境

シェフレラ ムーンドロップは明るく風通しの良いところを好みます。

寒さにはあまり強くないため、冬場の気温管理は注意が必要です。

下記で日当たりや育てる際の適温など、栽培環境について詳しく解説しています。

置き場所と日当たり

シェフレラ ムーンドロップはレースカーテン越しの柔らかい日差しが当たるところに置くのが理想です。

夏の直射日光は葉焼けを起こす可能性があるので避けてください。

耐陰性はありますが、日光不足は葉の色が悪くなったり徒長の原因になります。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

シェフレラ ムーンドロップは20~25℃で育てるのが理想です。

耐寒温度は10℃のため、冬場は室内でも冷え込みやすい窓際を避け、できるだけ暖かい場所で管理しましょう。

シェフレラ ムーンドロップの土の配合比率(用土)

シェフレラ ムーンドロップの土の配合比率

シェフレラ ムーンドロップは根の健康を保つためにも水はけが良い土で育ててください。

観葉植物を育てるのが初めての場合は、市販の観葉植物用の土がおすすめです。

自分で作る場合は赤玉土(小粒)と腐葉土、堆肥を7:2:1の割合で混ぜると良いでしょう。

シェフレラ ムーンドロップを種から育てると大変?

シェフレラ ムーンドロップは種がほとんど流通していません。

そのため、株を増やしたい場合は挿し木などで増やすことをおすすめします。

シェフレラ ムーンドロップの開花時期

シェフレラ ムーンドロップは生育が活発な春~夏にかけて開花します。

ただし、さまざまな条件が揃っていても開花自体が非常に稀なため、花を見られる可能性はかなり低いでしょう。

開花時期は5月~7月

シェフレラ ムーンドロップの開花時期は5~7月ですが、開花はとても珍しく、見られる機会は少ないでしょう。

シェフレラ ムーンドロップの花が咲かない原因は?

シェフレラ ムーンドロップの花が咲かない原因は下記のようなことが考えられます。

  • 日照不足
  • 肥料不足
  • 樹齢が若い
  • 気温が低いまたは高すぎる
  • 病害虫による被害がある

シェフレラ ムーンドロップは樹齢が10年以上でも開花しないことが多く、花が咲かないのが一般的です。

シェフレラ ムーンドロップの増やし方

シェフレラ ムーンドロップは株分けや挿し木、取り木で株を増やすことができます。

作業に適している時期があるので下記の説明を参考にしてみてください。

株分けの時期はいつがいい?

シェフレラ ムーンドロップの株分けは5~9月に行いましょう。

特に株分けが初めての場合は成長が盛んな5~6月がおすすめです。

この時期は発根しやすく失敗のリスクも少なくなります。

挿し木のやり方

シェフレラ ムーンドロップは挿し木で手軽に増やすことができる観葉植物です。

  1. 挿し穂になる枝を切る
  2. 水につけて吸水させる
  3. 土に植える
  4. たっぷり水をやる

① 挿し穂になる枝を切る

木の先端から10~15㎝のところを、切り口が斜めになるように切ってください。

② 水につけて吸水させる

切った挿し穂は葉を2枚くらい残します。

切り口を水につけて2~3時間ほど吸水させましょう。

③ 土に植える

鉢の1/3ほどに土を入れ、挿し穂を鉢の中央に入れてください。

周りに土を入れ、しっかり固定します。

④ たっぷり水をやる

たっぷり水を与え、土が乾かないように明るい日陰で管理してください。

取り木のやり方

取り木は親株の特性をそのまま引き継ぐことができる増やし方です。

今育てている株と似たものがほしい場合は取り木で増やしてみてください。

  1. 樹皮を2〜3cmほど丁寧に取り除く
  2. 露出した部分を湿らせた水苔で包む
  3. 乾かないように定期的に水分を補う
  4. 根が十分に伸びたら親株から切り離して鉢に植える

① 樹皮を2〜3cmほど丁寧に取り除く

清潔なカッターを使って、幹をぐるりと一周するように切れ目を入れます。

そのすぐ下にも同じように切れ目を入れてください。

上下2本の切れ目の間に幅2~3㎝ほどの縦の切り込みを入れて木の皮を取り除きます。

② 露出した部分を湿らせた水苔で包む

柔らかく水で戻した水苔で木の皮がない部分を包んで、ビニールテープで固定してください。

③ 乾かないように定期的に水分を補う

水苔が乾かないようにビニールテープの隙間から定期的に水を与えます。

④ 根が十分に伸びたら親株から切り離して鉢に植える

水苔の下の部分から根が見えたらすぐ下の幹を切って土に植えましょう。

植え替え時期はいつがいい?

シェフレラ ムーンドロップの植え替えに適した時期は5~7月です。

その中でも特に5~6月は根の成長が早く苗もよく育ちます。

鉢替えのやり方

シェフレラ ムーンドロップは1~2年に1度の鉢替えを行うのがおすすめです。

その他にも鉢底から根がでていたり、水が土に染み込みにくいと感じたときは適宜鉢替えをしてください。

  1. 苗を鉢から優しく取り出す
  2. 新しい鉢にあらかじめ土を入れる
  3. 苗をまっすぐになるよう押さえ固定する
  4. 最後にたっぷりと水を与える

① 苗を鉢から優しく取り出す

鉢から優しく苗を取り出し、腐った根や根の周りの土を取ってください。

② 新しい鉢にあらかじめ土を入れる

一回り大きな鉢に鉢底ネットと軽石をセットし、土を1/3入れておきます。

③ 苗をまっすぐになるよう押さえ固定する

苗が鉢の真ん中にくるように置き、土を入れましょう。

細い棒で土をつつくとしっかり入ります。

④ 最後にたっぷりと水を与える

植え替え後は鉢底から水がでるくらいしっかり水をやり、風通しが良く明るい日陰で管理してください。

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