オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の育て方

育てやすさ

初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。

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INDEX

目次

  1. オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の基本情報
  2. オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の育て方
  3. オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の栽培環境
  4. オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の種まき
  5. オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の開花時期
  6. オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の増やし方

オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の基本情報

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植物名オーガスタ(ストレリチア ニコライ)
学名Strelitzia nicolai
和名なし
英名bird of paradise tree
別名天国の白い鳥
原産地南アフリカ、マダガスカル
科名バショウ科
属名ストレリチア属
開花時期4月~10月

オーガスタは、南アフリカのマダガスカルを原産とする観葉植物です。

バナナのようにトロピカルな葉をつけるので、南国気分を味わいたい方にピッタリでしょう。

耐寒性や耐暑性に優れ、丈夫で強い生命力を誇るので、育てやすい観葉植物として初心者にも人気があります。

また、乾燥に強く耐陰性もあるため、室内でもすくすく育つ植物です。

なお、樹高は室内であれば最大3mほど、原産地と同じ年中温暖な環境では10mくらいまで伸びていきます。

月別栽培カレンダー

種まき

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植え付け・植え替え

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肥料

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種類と品種

品種オーガスタストレリチア レギネストレリチア ユンケア
花の色オレンジオレンジ
葉っぱの形幅広い細長い細長い
樹高最大10m最大2m最大2m
見た目の特徴丸みがあるシャープ成長するにつれ葉がなくなる

オーガスタ(ストレリチア ニコライ)は、ストレリチア属に分類される観葉植物のひとつです。

なお、ストレリチア属は「ストレリチア レギネ」や「ストレリチア ユンケア」など5つの品種が良く知られています。

なかでもストレリチア レギネ」は、花や葉っぱの形がオーガスタに似ているといわれている品種です。

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オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の葉っぱの形

オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の葉が丸まって開かない原因と対処法

オーガスタの葉っぱは、大きく横に広がった丸い形をしているのが特徴的です。

バナナの葉に似ていて、トロピカルな雰囲気を演出してくれます。

また、葉っぱの色はツヤのある鮮やかな緑です。

オーガスタ(ストレリチア ニコライ)とストレリチア レギネの葉っぱの形の違い

オーガスタの葉っぱは幅が広くて大きく、鮮やかな光沢のある緑色をしています。

一方、ストレリチア レギネの葉っぱは、スリムな見た目でくすんだ光沢の濃い緑色をしているのが特徴的です。

オーガスタ(ストレリチア ニコライ)は花が咲く?

オーガスタは大きく成長すると、美しい鳥のような白い花を咲かせます。

しかし、大きな温室で管理されているものや自生しているもの以外は大きく育つことができないため、花を咲かせることがほとんどありません。

なお、英名の「bird of paradise tree」と別名の「天国の白い鳥」は、花の特徴に由来しています。

オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の花言葉

オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の花言葉は「輝かしい未来」「あたたかい心」です。

オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の育て方

オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の育て方

オーガスタは丈夫で育てやすいので、適切に栽培することで大きく成長してくれます。

春から秋の暖かい時期と冬の寒い時期とでは、育て方が少し異なるので注意しましょう。

暖かい時期の育て方

  • が乾いてから2~3日後にたっぷりの水を与える
  • 日当たりの良い窓辺に置き直射日光は避ける
  • 観葉植物に適した肥料をしっかり与える

寒い時期の育て方

  • 土が乾いてから1週間後にたっぷりの水を与える
  • 日当たりの良い場所に置く
  • 肥料は与えない
  • 室温は5℃以上を保つようにする
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オーガスタの水やりの頻度は土が乾いてから

オーガスタの水やりは、土が完全に乾いてから行ってください。

土が乾いてから、暖かい時期は2日から3日後、寒い時期は1週間後にたっぷりの水を与えます。

常に土が湿った状態だと根腐れする恐れがあるので、水のやりすぎには注意しましょう。

また、葉っぱに霧吹きなどで直接水をかける「葉水」をすることで、葉っぱの乾燥を防ぎ弱りにくくなります。

観葉植物 オーガスタ

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オーガスタに葉水(はみず)は必要?

オーガスタに葉水(はみず)は必要?

オーガスタの葉っぱを美しく保つためにも、葉水(はみず)は季節を問わず毎日行いましょう。

霧吹きを使って葉っぱの裏と表の両方に細かい水を吹き付けることで、葉の乾燥を防ぐだけでなく害虫予防にもなります。

基本的には1日1回ですが、特に乾燥している時期には1日2回行うのがおすすめです。

オーガスタの葉っぱが切れる(割れる)・閉じる・丸まる原因

オーガスタの葉っぱが閉じる・丸まる原因

オーガスタの葉は、ぱっくりと割れやすいという特徴があります。

また、閉じたり丸まったりして見栄えが悪くなることも多いので、葉っぱの状態ごとの原因を知って対処し、美しい葉っぱを保ちましょう。

葉っぱの状態葉っぱが切れる(割れる)葉っぱが閉じる・丸まる
原因強風や雨の影響、水分不足日光不足、根詰まり
対策風が強い日は移動させる、葉を剪定する日に当て、定期的に植え替えをする

オーガスタの葉っぱが切れる(割れる)原因

オーガスタの葉っぱが切れる(割れる)原因は、主に以下の2つです。

  • 強風や雨の影響
  • 水分不足

特に多いのは、強風の影響です。

オーガスタは強い風に当たると、葉っぱへの負担を軽くして茎が折れるのを防ぐために自然に割れてくることがあります。

そのため、屋外で育てている場合は風が強い日は物陰や室内に避難させると良いでしょう。

葉っぱが割れるのは自然な現象ですが、気になる時は割れた部分を剪定して葉を小さくするか、茎ごと切り落としましょう。

オーガスタの葉っぱが閉じる・丸まる原因

オーガスタの葉っぱが閉じる・丸まる現象は、主に以下の2つが原因です。

  • 日光不足
  • 根詰まり

日光に当たらない環境では光合成ができないため、葉っぱを開く力がなくなります。

直射日光は避けつつ、しっかりと日の光を当ててあげましょう。

また、植え替えをしないと鉢の中で根っこが詰まり、水分や養分をうまく吸収できなくなります。

ですので、最低でも2年に一度は新しい鉢に植え替えてください。

なお、水分や肥料の不足が原因の場合もあるので、しっかり様子をみつつ対処することが大切です。

オーガスタの肥料のあげ方

オーガスタは本的に肥料がいらない植物ですが、大きく育てたい場合には肥料が効果的とされています。

じっくりと効果を発揮する緩効性肥料を、植え替えのたびに土に混ぜる方法がおすすめです。

緩効性肥料を混ぜていなかったり効果が薄れてきたと感じたりする場合は、置き肥を2ヶ月に一度、もしくは希釈した液肥を2週間に一度のペースで使用します。

ただし、寒い時期や猛暑日に肥料を与えると肥料焼けや根腐れの原因となるので、必ず春から秋にかけての生育期にのみ与えてください。

オーガスタの病害虫・害虫対策

オーガスタの健康のためには、病害虫を防ぐことが大切です。

特に気をつけたいカイガラムシ、ハダニ、アブラムシの対策をしっかり行いましょう。

カイガラムシ

特徴:黒くカビたり葉や幹がベタベタしたりする。

対策:殺虫剤やエアゾール剤を散布する。

ハダニ

特徴:白い斑点やクモの巣のような糸がつく。

対策:葉水する、殺虫剤や木酢液を吹きかける。

アブラムシ

特徴:葉の裏などについて吸汁し、ダメージを与える。芽が縮んだり葉っぱが変色したりする。

対策:テープなどで直接虫を取り除く、殺虫剤や木酢液を吹きかける。

オーガスタの剪定はどこを切る?

オーガスタを剪定する際には、茎の根元から切りましょう。

割れた部分を整える場合には葉先だけ切る方法もありますが、古い葉を切り落としたり全体を整える剪定の場合は根元からが基本です。

株の中心から新しい芽が出てくる植物なので、外側ほど古い葉っぱになります。

剪定の際も、外側の古い葉っぱから剪定するようにしましょう。

オーガスタの種まきと植え方

  1. 種についているオレンジ色のふわふわとした綿のようなものを手で取り除く
  2. 鉢に観葉植物用の土を入れる(赤玉土50%、パーライト30%、腐葉土20%の割合で配合した土でも可)
  3. 割りばしを使って土をところどころ盛り上げる
  4. 1~2cmほど間隔を空けて種をまき、土をふんわりとかぶせる
  5. 日当たりの良い場所に置く

オーガスタの種まきは、4月から6月の暖かい時期に行いましょう。

オーガスタが大きくなりすぎたらどうする?

オーガスタが大きくなりすぎて困った時には、以下の3つの対処法を行ってみてください。

  • 植え替えの際に根を切る
  • 子株を切り離して株分けする
  • 日光に当てて徒長を防ぐ

オーガスタは最大で10m程度と、他のストレリチア属と比べても大きく成長する品種です。

特に、植え替えの際に毎回大きな鉢に植え替えていると、どんどん大きくなってしまいます。

植え替え自体は定期的に行った方が良いですが、伸びた根をある程度切りそろえて同じサイズの鉢に植え替えるようにすると良いでしょう。

また、植え替えの際に子株を切り離して株分けすると、コンパクトに育てることができます。

日当たりの良い場所で育てると大きく育ってしまいそうですが、反対に日光不足の方がヒョロヒョロと伸びる「徒長」を引き起こしやすいので注意が必要です。

オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の栽培環境

オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の栽培環境

オーガスタは耐寒性や耐暑性に優れていますが、生育温度が5℃を下回ったり40℃を上回ったりすると弱ってしまう危険性があります。

耐陰性もありますが、基本的には日当たりの良い場所を好む植物です。

ただし、直射日光は避けてください。

オーガスタの置き場所と日当たり

オーガスタは耐陰性がありますが、基本的には日当たりの良い場所を好む観葉植物です。

季節問わず、窓辺に置いてしっかりと日光に当ててあげましょう。

ただし、直射日光に当たり続けると葉っぱが焼けて弱ってしまうので、日の当たりぐあいによって置き場所を変えてあげると安心です。

オーガスタの適切な温度は約20~25℃、寒さ5℃くらいまで耐えることが出来る

オーガスタは耐寒性に優れ、5℃くらいまでなら耐えられます。

ただし、10℃を下回ると休眠期に入り、成長が停止してしまうので注意してください。

なお、生育適温は約20~25℃といわれていて、この温度をキープしてあげることで活発に成長します。

オーガスタの用土

オーガスタには、以下を満たした用土が適切です。

  • 水はけが良い
  • 通気性に優れている
  • 酸性度が低い

市販の観葉植物用の土で問題ありません。

自分で土を作る場合は赤玉土50%、パーライト30%、腐葉土20%の割合で配合するのがおすすめです。

なお、鉢の底に軽石を2cmから3cmほど敷くと、さらに水はけが良くなります。

オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の種まき

オーガスタを種から大きく成長させることは、栽培者にとって大きな喜びとなるでしょう。

しかし、種まきからある程度大きくなるまでには、長い時間と大変な労力を要するといわれています。

オーガスタを種から育てると大変

オーガスタを種から育てるには、長い時間と労力が必要です。

まず、種についたオレンジ色の綿のようなものを取り除かなければならず、これがなかなか大変な作業といわれています。

種まきのあとは、土の表面が乾燥しないよう水やりを徹底し、半日陰で管理しなければなりません。

なお、発芽率は30%ほどで、芽が出るまでは2ヶ月から3ヶ月ほどかかります。

ある程度大きく成長するまでは、さらに10ヶ月から1年ほどかかるでしょう。

ですので、管理が難しそうだと感じる方は、株分けで育てるのがおすすめです。

オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の開花時期

オーガスタは、春から秋にかけての暖かい時期に白の美しい花を咲かせます。

花を咲かせるためには、原産地のマダガスカルのような気候の場所や、大きな温室などで管理されている環境で生育しなければなりません。

一般家庭で育てている場合、花を咲かせることはほとんどないといわれています。

オーガスタの開花時期は4月~10月

オーガスタの開花時期は、4月から10月にかけてです。

数mから数十mと大きく成長することで、春から秋の暖かい時期に白の美しい花を咲かせます。

オーガスタの花が咲かない原因は?

オーガスタを一般家庭で育てる場合、花を咲かせることはほとんどありません。

本来は、原産地のマダガスカルなど1年を通して温暖な地域で栽培すると、最大で10mくらいまで成長する植物です。

つまり、日本の一般的な生育環境では大きく成長できないため、花を咲かせることが難しいとされています。

オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の増やし方

オーガスタを増やす方法は、株分けがおすすめです。

株分けは、ある程度成長した株を分けて植え替えるだけなので、比較的簡単な方法とされています。

なお、種まきは管理が難しく、成長するまでにかなりの時間と労力を費やさなければなりません。

オーガスタの株分け時期はいつがいい?

オーガスタの剪定・株分けは、5月から7月の暖かい時期が適しています。

また、葉っぱや根っこの一部が弱っていても切ることで再生できますが、茎が弱っていると株分けしても育ちません。

ですので、茎がまっすぐ伸びた健康な状態かどうか確認してから行いましょう。

オーガスタの植え替え時期はいつがいい?

  • 鉢の底から根っこが出てきている
  • 鉢にヒビが入るほど根っこが張っている
  • 水やりをしても鉢底から水が流れ出てこない
  • 土が水を吸わなくなった

オーガスタの植え替えに適した時期は、5月から9月の初夏から秋にかけてです。

寒い時期に行うと、負担がかかり弱ってしまう危険性があるので注意してください。

また、植え替えのサイクルは最低でも2年に一度とされていますが、以下の状態は植え替えが必要なサインなので見逃さないようにしましょう。

オーガスタの鉢替えのやり方

オーガスタの鉢替えをするときは、以下のものを用意しましょう。

  • 現在のものより直径3cmほど大きな鉢
  • 観葉植物用の土(赤玉土50%、パーライト30%、腐葉土20%の割合で配合してもOK)
  • 鉢の底に敷く軽石
  • 根切りばさみ
  • じょうろ
  • スコップ

続いて、鉢替えの手順を紹介します。

  1. 新しい鉢の底に軽石を2cmから3cmほど敷き、その上から土を3cmほど入れて平らにしておく
  2. オーガスタの周りを手やスコップで叩きながら丁寧に引き抜く
  3. 根っこについている土を手で丁寧に取り除き根っこをほぐす(枯れた根っこは切り落とす)
  4. 新しい鉢の中央にオーガスタを置き、周りに土を入れる
  5. 土全体が湿るように水やりをする

鉢替えは植物にストレスがかかるので、明るい日陰に置き、一週間は動かさないようにしましょう。

また、鉢替えしてすぐに肥料をあげると、根腐れしてしまう恐れがあるので注意してください。

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