オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の育て方
育てやすさ
初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。
INDEX
目次
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の基本情報
植物名 | オーガスタ(ストレリチア ニコライ) |
学名 | Strelitzia nicolai |
和名 | なし |
英名 | bird of paradise tree |
別名 | 天国の白い鳥 |
原産地 | 南アフリカ、マダガスカル |
科名 | バショウ科 |
属名 | ストレリチア属 |
開花時期 | 4月~10月 |
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)は、南アフリカのマダガスカルを原産とする観葉植物です。
バナナのようにトロピカルな葉をつけるので、南国気分を味わいたい方にピッタリでしょう。
耐寒性や耐暑性に優れ、丈夫で強い生命力を誇るので、育てやすい観葉植物として初心者にも人気があります。
また、乾燥に強く耐陰性もあるため、室内でもすくすく育つ植物です。
なお、樹高は室内であれば最大3mほど、原産地と同じ年中温暖な環境では10mくらいまで伸びていきます。
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月別栽培カレンダー
種まき
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植え付け・植え替え
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肥料
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種類と品種
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)は、ストレリチア属に分類される観葉植物のひとつです。
なお、ストレリチア属は「ストレリチア レギネ」や「ストレリチア ユンケア」など5つの品種が知られています。
なかでも「ストレリチア レギネ」は、花や葉っぱの形がオーガスタに似ているといわれている品種です。
しばしば混同される2つの品種ですが、以下のとおりいくつかの違いがあります。
品種 | オーガスタ | レギネ |
花の色 | 白 | オレンジ |
葉っぱの形 | 幅広い | 細長い |
樹高 | 最大10m | 最大2m |
見た目 | 丸みがある | シャープ |
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の葉っぱの形
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の葉っぱは、大きく横に広がった丸い形をしているのが特徴的です。
バナナの葉に似ていて、トロピカルな雰囲気を演出してくれます。
また、葉っぱの色はツヤのある鮮やかな緑です。
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)とストレリチア レギネの葉っぱの形の違い
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の葉っぱは幅が広くて大きく、鮮やかな光沢のある緑色をしています。
一方、ストレリチア レギネの葉っぱは、スリムな見た目でくすんだ光沢の濃い緑色をしているのが特徴的です。
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)は花が咲く?
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)は大きく成長すると、美しい鳥のような白い花を咲かせます。
しかし、大きな温室で管理されているものや自生しているもの以外は大きく育つことができないため、花を咲かせることがほとんどありません。
なお、英名の「bird of paradise tree」と別名の「天国の白い鳥」は、花の特徴に由来しています。
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の花言葉
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の花言葉は「輝かしい未来」「あたたかい心」です。
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の育て方
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)は丈夫で育てやすいので、適切に栽培することで大きく成長してくれます。
春から秋の暖かい時期と冬の寒い時期とでは、育て方が少し異なるので注意しましょう。
【暖かい時期の育て方】
- 土が乾いてから2~3日後にたっぷりの水を与える
- 日当たりの良い窓辺に置き直射日光は避ける
- 観葉植物に適した肥料をしっかり与える
【寒い時期の育て方】
- 土が乾いてから1週間後にたっぷりの水を与える
- 日当たりの良い場所に置く
- 肥料は与えない
- 室温は5℃以上を保つようにする
水やりの頻度
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の水やりは、土が完全に乾いてから行ってください。
土が乾いてから、暖かい時期は2日から3日後、寒い時期は1週間後にたっぷりの水を与えます。
常に土が湿った状態だと根腐れする恐れがあるので、水のやりすぎには注意しましょう。
また、葉っぱに霧吹きなどで直接水をかける「葉水」をすることで、葉っぱの乾燥を防ぎ弱りにくくなります。
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オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の葉が丸まって開かない原因と対処法
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の葉っぱが丸まって開かない現象は、主に以下の2つが原因です。
- 日光不足
- 植え替え不足
日光に当たらない環境では光合成ができないため、葉っぱを開く力がなくなります。
直射日光は避けつつ、しっかりと日の光を当ててあげましょう。
また、植え替えをしないと鉢の中で根っこが詰まり、水分や養分をうまく吸収できなくなります。
ですので、最低でも2年に一度は新しい鉢に植え替えてください。
なお、水分や肥料の不足が原因の場合もあるので、しっかり様子をみつつ対処することが大切です。
肥料のあげ方
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)は基本的に肥料がいらない植物ですが、大きく育てたい場合には肥料が効果的とされています。
じっくりと効果を発揮する緩効性肥料を、植え替えのたびに土に混ぜる方法がおすすめです。
緩効性肥料を混ぜていなかったり効果が薄れてきたと感じたりする場合は、置き肥を2ヶ月に一度、もしくは希釈した液肥を2週間に一度のペースで使用します。
ただし、寒い時期や猛暑日に肥料を与えると肥料焼けや根腐れの原因となるので、必ず春から秋にかけての生育期にのみ与えてください。
病害虫・害虫対策
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の健康のためには、病害虫を防ぐことが大切です。
ここでは、主な病害虫と病害対策を紹介するので参考にしてください。
病害虫 | 特徴 | 対策 |
カイガラムシ | 黒くカビたり葉や幹がベタベタしたりする | 殺虫剤やエアゾール剤を散布する |
ハダニ | 白い斑点やクモの巣のような糸がつく | 葉水する、殺虫剤や木酢液を吹きかける |
アブラムシ | 葉が変色する | テープなどで直接虫を取り除く、殺虫剤や木酢液を吹きかける |
種まきと植え方
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の種まきは、4月から6月の暖かい時期に行いましょう。
手順は以下のとおりです。
- 種についているオレンジ色のふわふわとした綿のようなものを手で取り除く
- 鉢に観葉植物用の土を入れる(赤玉土50%、パーライト30%、腐葉土20%の割合で配合した土でも可)
- 割りばしを使って土をところどころ盛り上げる
- 1~2cmほど間隔を空けて種をまき、土をふんわりとかぶせる
- 日当たりの良い場所に置く
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の栽培環境
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)は耐寒性や耐暑性に優れていますが、生育温度が5℃を下回ったり40℃を上回ったりすると弱ってしまう危険性があります。
耐陰性もありますが、基本的には日当たりの良い場所を好む植物です。
ただし、直射日光は避けてください。
置き場所と日当たり
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)は耐陰性がありますが、基本的には日当たりの良い場所を好む観葉植物です。
季節問わず、窓辺に置いてしっかりと日光に当ててあげましょう。
ただし、直射日光に当たり続けると葉っぱが焼けて弱ってしまうので、日の当たりぐあいによって置き場所を変えてあげると安心です。
適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)は耐寒性に優れ、5℃くらいまでなら耐えられます。
ただし、10℃を下回ると休眠期に入り、成長が停止してしまうので注意してください。
なお、生育適温は約20℃から25℃といわれていて、この温度をキープしてあげることで活発に成長します。
用土
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)には、以下を満たした用土が適切です。
- 水はけが良い
- 通気性に優れている
- 酸性度が低い
市販の観葉植物用の土で問題ありません。
自分で土を作る場合は赤玉土50%、パーライト30%、腐葉土20%の割合で配合するのがおすすめです。
なお、鉢の底に軽石を2cmから3cmほど敷くと、さらに水はけが良くなります。
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の種まき
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)を種から大きく成長させることは、栽培者にとって大きな喜びとなるでしょう。
しかし、種まきからある程度大きくなるまでには、長い時間と大変な労力を要するといわれています。
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)を種から育てると大変
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)を種から育てるには、長い時間と労力が必要です。
まず、種についたオレンジ色の綿のようなものを取り除かなければならず、これがなかなか大変な作業といわれています。
種まきのあとは、土の表面が乾燥しないよう水やりを徹底し、半日陰で管理しなければなりません。
なお、発芽率は30%ほどで、芽が出るまでは2ヶ月から3ヶ月ほどかかります。
ある程度大きく成長するまでは、さらに10ヶ月から1年ほどかかるでしょう。
ですので、管理が難しそうだと感じる方は、株分けで育てるのがおすすめです。
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の開花時期
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)は、春から秋にかけての暖かい時期に白の美しい花を咲かせます。
花を咲かせるためには、原産地のマダガスカルのような気候の場所や、大きな温室などで管理されている環境で生育しなければなりません。
一般家庭で育てている場合、花を咲かせることはほとんどないといわれています。
開花時期は4月~10月
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の開花時期は、4月から10月にかけてです。
数mから数十mと大きく成長することで、春から秋の暖かい時期に白の美しい花を咲かせます。
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の花が咲かない原因は?
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)を一般家庭で育てる場合、花を咲かせることはほとんどありません。
本来は、原産地のマダガスカルなど1年を通して温暖な地域で栽培すると、最大で10mくらいまで成長する植物です。
つまり、日本の一般的な生育環境では大きく成長できないため、花を咲かせることが難しいとされています。
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の増やし方
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)を増やす方法は、株分けがおすすめです。
株分けは、ある程度成長した株を分けて植え替えるだけなので、比較的簡単な方法とされています。
なお、種まきは管理が難しく、成長するまでにかなりの時間と労力を費やさなければなりません。
剪定・株分けの時期はいつがいい?
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の剪定・株分けは、5月から7月の暖かい時期が適しています。
また、葉っぱや根っこの一部が弱っていても切ることで再生できますが、茎が弱っていると株分けしても育ちません。
ですので、茎がまっすぐ伸びた健康な状態かどうか確認してから行いましょう。
植え替え時期はいつがいい?
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の植え替えに適した時期は、5月から9月の初夏から秋にかけてです。
寒い時期に行うと、負担がかかり弱ってしまう危険性があるので注意してください。
また、植え替えのサイクルは最低でも2年に一度とされていますが、以下の状態は植え替えが必要なサインなので見逃さないようにしましょう。
- 鉢の底から根っこが出てきている
- 鉢にヒビが入るほど根っこが張っている
- 水やりをしても鉢底から水が流れ出てこない
- 土が水を吸わなくなった
鉢替えのやり方
オーガスタ(ストレリチア ニコライ)の鉢替えをするときは、以下のものを用意しましょう。
- 現在のものより直径3cmほど大きな鉢
- 観葉植物用の土(赤玉土50%、パーライト30%、腐葉土20%の割合で配合してもOK)
- 鉢の底に敷く軽石
- 根切りばさみ
- じょうろ
- スコップ
続いて、鉢替えの手順を紹介します。
- 新しい鉢の底に軽石を2cmから3cmほど敷き、その上から土を3cmほど入れて平らにしておく
- オーガスタの周りを手やスコップで叩きながら丁寧に引き抜く
- 根っこについている土を手で丁寧に取り除き根っこをほぐす(枯れた根っこは切り落とす)
- 新しい鉢の中央にオーガスタを置き、周りに土を入れる
- 土全体が湿るように水やりをする
鉢替えは植物にストレスがかかるので、明るい日陰に置き、一週間は動かさないようにしましょう。
また、鉢替えしてすぐに肥料をあげると、根腐れしてしまう恐れがあるので注意してください。
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