家庭菜園におすすめなハーブ|虫除け効果の高いハーブも紹介

更新日 2025年01月11日

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家庭菜園でハーブを育てるメリット

家庭菜園でハーブを育てることには次の4つのメリットがあります。

  • 初心者でも育てやすい
  • ベランダや狭い場所でも大丈夫
  • 料理などのさまざまな用途に使える
  • 虫除け効果で他の野菜を守る

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

初心者でも育てやすい

ハーブには、生育旺盛で手をかけなくてもすぐに育つ種類が多いため、初心者でも取り組みやすいのがメリットです。

ミントやバジルなど、葉の多く出るものを選べばたくさん活用できるので、ハーブを育てる魅力も感じやすいでしょう。

また、品種によっては鉢植えにしてベランダでも育てられるので、思い立ったときにチャレンジしやすいのも嬉しいポイントです。

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ベランダや狭い場所でも大丈夫

ベランダや狭い場所でも大丈夫

ハーブはベランダなどの狭い場所でも栽培でき、場所を取らずに楽しめるのもメリットの1つです。

園芸用のお庭がなくて植物を育てるのをあきらめている方でも、ハーブであれば手軽に挑戦できます。

ただし、中には大きく育ちすぎたり、大きく育てないと収穫できないようなハーブも存在するため、ベランダでの栽培に適した種類を選ぶのが安心です。

ベランダ栽培におすすめのハーブ】

  • イタリアンパセリ
  • パクチー
  • パセリ
  • ミント
  • ルッコラ
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料理などのさまざまな用途に使える

料理などのさまざまな用途に使える

ハーブを育てれば、料理や飲み物などの様々な用途に使えるのもメリットです。

ルッコラやパクチーをサラダにしたり、パセリを刻んで料理に彩りを添えたりと、ハーブには実用的な使い道が多くあります。

植物としての成長を楽しむのももちろん楽しいですが、さらに香りや味わいが期待できるのは大きな楽しみでしょう。

虫除け効果で他の野菜を守る

虫除け効果で他の野菜を守る

ハーブには、その独特の芳香によって虫よけ効果を発揮し、同じ畑で育てている野菜を害虫から守る働きがあります。

より効果を発揮するためには、各野菜と相性の良いハーブを使用する必要があるため、具体例を一部紹介しましょう。

ハーブ相性の良い野菜除けられる虫
イタリアンパセリアスパラガス、トマト、ニンジンコガネムシ
カモミールキャベツ、タマネギ、ハクサイ、ブロッコリーアオムシ、アブラムシ
セージキャベツ、ニンジンアオムシ、ガ、ハエ
バジルトウガラシ、トマトアオムシ、アブラムシ
ミントキャベツ、トマトアブラムシ、センチュウ

この他にも効果の高い組み合わせがあるので、育てている野菜に合ったハーブを一緒に栽培してみてください。

初心者におすすめの家庭菜園|料理で活躍するハーブ

初心者におすすめの家庭菜園|料理で活躍するハーブ

初心者でもチャレンジしやすく、料理にも使用できるハーブを5つ紹介します。

ハーブの魅力を実感しやすいので、最初に何から育てるか迷っている方は、この中から選んでみてはいかがでしょうか。

  • パセリ
  • バジル
  • ディル
  • パクチー
  • フェンネル

それぞれの特徴や、料理での用途を確認していきましょう。

① パセリ

① パセリ
名称パセリ(オランダぜり)
香り甘みのある爽やかな香り
用途刻んで料理にかける
ソースやバターに混ぜる
料理の彩り(飾り)として使用する
鉢植えでの栽培可否
虫除け効果の有無
代表的な品種パセリ、イタリアンパセリ

パセリは日本でもお馴染みのハーブで、料理の彩りとしてお皿に置かれているのを目にすることも多いかもしれません。

実は食べても美味しく、刻んだものを料理にかけたり、ソースに加えたりして使用すると、独特の風味と爽やかな香りで味を引きたててくれます。

鉢植えでの栽培も可能ですので、まずは少しだけ育ててみたいという方にもおすすめです。

【育て方のポイント】

  • 生育適温は15~20℃、発芽適温は15~23℃
  • 乾燥に弱いため十分に水をやる
  • 夏場は風通しのいい場所に置く
  • アオムシやアブラムシなどの害虫に注意する

② バジル

② バジル
名称バジル(バジリコ、めぼうき)
香り清涼感とフルーティーさのある香り
用途ピザやパスタに載せる
バジルソースにする
炒め物に入れる
鉢植えでの栽培可否
虫除け効果の有無
代表的な品種ホーリーバジル、スイートバジル、ジェノベーゼバジル、レモンバジル、ブッシュバジル

イタリア料理でよく使用されるバジルは、生で食べるハーブとしてかなり身近な存在でしょう。

清涼感のある香りが料理を引きたて、生の葉をそのままピザに添えるもよし、バジルソースにしてパスタに和えるもよしと使い勝手が良いのも特徴です。

バジルには多くの品種があり、どれも育てやすいので、まずは用途が幅広いスイートバジルからチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。

【育て方のポイント】

  • 生育適温・発芽適温は20~25℃
  • が乾いたらたっぷり水をやる
  • 風通しと日当たりが良い場所に置き、寒い場所は避ける
  • アブラムシ・ハダニ・アザミウマなどの害虫に注意する

③ ディル

③ ディル
名称ディル(いのんど、じいら)
香り爽やかさ・甘味・ほろ苦さを感じる香り
用途サラダやスープ、ソースに混ぜる
ピクルスの香りづけをする
魚料理やジャガイモ料理に合わせる
鉢植えでの栽培可否
虫除け効果の有無

ディルは葉が細く軽やかで、羽根のような見た目のハーブです。

その爽やかな香りから、魚料理の臭み消しや香りづけによく使用されるハーブとしても知られています。

ハーブとしての用途も幅広いうえ、種子はスパイスにもなり、余すところなく活用できる植物といえるでしょう。

根が弱く、植え替えを嫌う性質があるため、育てる際は種から栽培するのがおすすめです。

【育て方のポイント】

  • 生育適温・発芽適温は15~25℃
  • 風通しや日当たりの良い場所に置き、水はけの良い壌で育てる
  • 地植えでは雨水程度、鉢植えではの表面が乾いたらたっぷりと水をやる
  • 青虫やアブラムシなどの害虫に注意する
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④ パクチー

④ パクチー
名称パクチー(コリアンダー、シラントロ、シャンツァイ)
香りオレンジのような清涼感と異国情緒のある香り
用途サラダやトッピングに使用する
スープや煮込み料理に入れる
ソースにする
鉢植えでの栽培可否
虫除け効果の有無
代表的な品種サバイパクチー、ナリーパクチー、サワディ

独特な風味が特徴のパクチーは、人によって得手・不得手の別れるハーブですが、好きな方にとっては料理に欠かせないほどの存在感をもつハーブです。

エスニック料理や中華料理に使用されることが多く、火を通してもしっかりと主張する香りが味わいのアクセントになります。

種子はスパイスとして使用されるため、ディルと同様に余すことなく活用できるハーブといえるでしょう。

加熱に負けない強い香りを楽しみたい方はサバイパクチー、生食として柔らかな食感を楽しみたい方はナリーパクチーを育てるのがおすすめです。

【育て方のポイント】

  • 生育適温・発芽適温は18~25℃前後
  • 根が深く伸びるため、20cm以上の深さのある鉢やプランターを使用する
  • 半日陰の明るい場所におき、水はけの良い壌で育てる
  • 地植えでは雨水程度、鉢植えではの表面が乾いたらたっぷりと水をやる
  • アブラムシやカメムシ、ハダニなどの害虫に注意する

⑤ フェンネル

⑤ フェンネル
名称フェンネル(フヌイユ、フィノッキオ、ういきょう)
香りスパイシーで甘く、ほのかに苦みのある香り
用途サラダやパスタ、和え物に入れる
魚料理の香りづけをする
ハーブティーやハーブビネガーにする
鉢植えでの栽培可否
虫除け効果の有無
代表的な品種ブロンズフェンネル、フローレンスフェンネル(スイートフェンネル)

フェンネルはディルとよく似た形状のハーブで、魚料理の香りづけなど、用途も共通した部分が多くあります。

ディルの見た目と異なるのは、鱗茎とよばれる茎の根元の部分です。

多肉質の茎が重なり、まるで玉ねぎのような形状になっているこの部位は、一般的に野菜として活用されます。

種子もスパイスとして料理に使われるほか、インドではフェンネルシードを砂糖でコーティングした「ソーンフ」が食後の口直しに提供されるなど、実に多用途なハーブです。

フェンネルは大型の植物で、2mほどまで成長する場合もあるため、十分なスペースを確保したうえで栽培にチャレンジするのが良いでしょう。

【育て方のポイント】

  • 生育適温 発芽適温
  • 鉢やプランターはゆとりがあり深いタイプを使用する
  • 日当たりが良い場所に置き、水はけの良い壌で育てる
  • 地植えでは雨水程度て、鉢植えではの表面が乾いたらたっぷり水をやる
  • アブラムシやアオムシ、カメムシなどの害虫に注意する

虫除け効果も高い家庭菜園におすすめのハーブ

虫除け効果も高い家庭菜園におすすめのハーブ

家庭菜園で育てている他の野菜を害虫から守るため、ハーブを一緒に育てたい方も多いでしょう。

ここでは、虫除け効果が期待できる8つのハーブを紹介します。

  1. ラベンダー
  2. ローズマリー
  3. ミント
  4. タイム
  5. レモングラス
  6. ユーカリ
  7. センテッドゼラニウム
  8. アロマティカス

それぞれの効果や特徴を確認していきましょう。

① ラベンダー

① ラベンダー
名称ラベンダー(ラヴェンダー)
香り草のにおいが混じる、爽やかでフローラルな香り
用途ポプリやサシェにする
ラベンダーティーにする
クッキーやパウンドケーキに混ぜる
鉢植えでの栽培可否
虫除け効果の有無
代表的な品種イングリッシュラベンダー、フレンチラベンダー、レースラベンダー、スパイクラベンダー

ラベンダーは紫の可憐な花を咲かせる花で、アロマテラピーでも人気の香りをもつハーブです。

「ハーブの女王」とも呼ばれるほどかぐわしい芳香には「リナロール」という成分が含まれていて、私たちの自律神経を整えて精神をリラックスさせてくれます。

リナロールは虫にとっては不快な香りであり、蚊・蛾・ハエ・ダニ・ノミなどの害虫を遠ざける効果が期待できるでしょう。

品種によって生育適温が異なるため、寒冷地であればイングリッシュラベンダー、温暖地であればフレンチラベンダー・スパイクラベンダーを育てるのがおすすめです。

【育て方のポイント】

  • 生育適温・発芽適温は15~20℃
  • 暖かく日当たりの良い場所に置く
  • 地植えでは雨水程度、鉢植えではが乾いたらたっぷりと水をやる
  • アブラムシやハダニなどの害虫に注意する

② ローズマリー

② ローズマリー
名称ローズマリー(まんねんろう、めいてつこう)
香り力強くすっきりとした香り
用途癖の強い食材の臭み消しに使用する
淡白な食材の風味づけに使用する
ハーブオイルやハーブビネガーにする
鉢植えでの栽培可否
虫除け効果の有無
代表的な品種トスカナブルー、マリンブルー、ダンシングウォーター、プロストラータス

ローズマリーは力強い香りが特徴で、羊肉やイワシ、サバなどの臭み消しに使用されることが多いハーブです。

ローズマリーの香りに含まれる「シネオール」や「カンファー」という成分が虫除け効果を発揮し、蚊・蛾・ハエ・ダニ・ノミなどの害虫を遠ざけてくれると言われています。

ボリューム感のある状態に育つため、鉢植えでの栽培はもちろん、生垣用の植物としても人気です。

品種によって香りや見た目が異なり、料理に使いたい場合はトスカナブルーやマリンブルー、花を楽しみたい場合はダンシングウォーターやプロストラータスを選ぶと最適でしょう。

【育て方のポイント】

  • 生育適温・発芽適温は15~25℃
  • 地植えでは雨水程度、鉢植えではが乾いたらたっぷりと水をやる
  • 根がしっかり張るため、大き目の鉢を用意する
  • 日当たりや風通しの良い場所に置く
  • ベニフキノメイガやヨコバイなどの害虫に注意する

③ ミント

③ ミント
名称ミント(はっか、西洋はっか)
香り清涼感の強い爽やかな香り
用途料理やお菓子、飲み物の香りづけに使用する
化粧品や日用品の香りづけに使用する
ミントティーにする
鉢植えでの栽培可否
虫除け効果の有無
代表的な品種ペパーミント、スペアミント

ミントは強い清涼感が特徴で、スッとする香りはお菓子や飲み物などの食品から、歯磨き粉や入浴剤などの日用品にまで幅広く活用されています。

ミントの香りの主成分は「メントール」で、アブ・カメムシ・ゴキブリ・ハチなどの害虫を寄せ付けない効果が期待できるでしょう。

ペパーミントはメントールを多く含みますが、スペアミントにはほとんど含まれないため、虫除けを目的に栽培する場合はペパーミント系の品種を選んでみてください。

枯れにくく育てやすい一方、生育旺盛で手に負えないほど繁殖することもあるため、鉢植えで育てるか、ミント専用の菜園を作って植えるのがおすすめです。

【育て方のポイント】

  • 生育適温は15~25℃、発芽適温は15~20℃
  • 午前中は日当たりが良く、午後には日陰になるような場所に置く
  • 地植えでは雨水程度、鉢上ではが乾いたらたっぷり水をやる
  • 繁殖力旺盛のため、定期的な株分けや鉢替えで根詰まりを防ぐ
  • アブラムシやハダニ、ナメクジ、ヨトウムシなどの害虫に注意する

④ タイム

④ タイム
名称タイム(たちじゃこうそう)
香り爽やかで気品があり、甘さも感じる香り
用途魚介類の臭み消しに使用する
スープや煮込み料理に入れる
ハーブオイル、ハーブティーにする
鉢植えでの栽培可否
虫除け効果の有無
代表的な品種コモンタイム、フレンチタイム、レモンタイム、ロンギカウリスタイム

タイムは気品のある爽やかな香りで、魚介類の臭み消しに使われるほど香りが強いハーブです。

タイムには「チモール」という香り成分が含まれ、蚊やゴキブリ、ハエ、ナメクジなどの虫除けに効果があるといわれています。

品種も豊富で、上に伸びる「立ち性」のタイプと、地面を這うようにのびる「ほふく性」のタイプがあり、用途によって適切なものを選ぶのが大切です。

食用に使用したい場合は立ち性のコモンタイム・フレンチタイムなど、グランドカバーにしたい場合はほふく性のロンギカウリスタイムなどの品種を選ぶと良いでしょう。

【育て方のポイント】

  • 生育適温は15~20℃、発芽手痕は20℃前後
  • 日当たりと風通しが良い場所に置き、水はけの良い壌で育てる
  • 地植えは雨水程度、鉢植えではが乾いたらたっぷりと水をやる
  • 害虫の心配は少ない

⑤ レモングラス

⑤ レモングラス
名称レモングラス(レモンソウ、レモンガヤ)
香りレモンのような爽やかでフレッシュな香り
用途魚介類の臭み消しに使用する
ソースやマリネに入れる
ハーブティにする
鉢植えでの栽培可否
虫除け効果の有無
代表的な品種西インド種、東インド種

レモングラスは、まるでレモンのような爽やかな香りが特徴のハーブです。

香りの主成分であるシトラールは、蚊やゴキブリ、ダニなどを遠ざける用途に活用されてきました。

レモングラスは「西インド種」と「東インド種」が代表的な品種で、特に香りが強いのは東インド種です。

成長すると2mほどにまで大きくなるため、十分なスペースを確保したうえで栽培するのが良いでしょう。

【育て方のポイント】

  • 日当たりと風通しが良い場所に置き、水はけの良い壌で育てる
  • 大き目の鉢を使用する
  • 地植えは雨水程度、鉢植えではが乾いたらたっぷりと水をやる
  • アブラムシやハダニなどの害虫に注意する

⑥ ユーカリ

⑥ ユーカリ
名称ユーカリ(ユーカリノキ、アオゴムノキ)
香り鼻に抜ける清涼感のある香り
用途ハーブティーにする
乾燥させて飾りにする
消臭剤にする
鉢植えでの栽培可否
虫除け効果の有無
代表的な品種ユーカリ カンフォラ、ユーカリ シネリア、ユーカリ ペパーミント、ユーカリ シトリオドラ

コアラの主食としてもお馴染みのユーカリは、抗菌作用や消臭作用、鎮痛作用などの効果を持つハーブです。

清涼感のある香りの主成分は「シトロネラール」で、数多くあるユーカリの品種の中でもユーカリ シトリオドラ(レモンユーカリ)に特に多く含まれています。

この香りの作用によって、蚊・ゴキブリ・ダニなどに対する防虫効果が期待できるでしょう。

ユーカリは品種によって耐寒性が低いものがあるため、寒冷地にお住いの場合は、ユーカリ カンフォラやユーカリ シネリアなどの寒さに強いタイプを育てるのがおすすめです。

【育て方のポイント】

  • 生育適温は20℃、発芽適温は40℃程度
  • 日当たりと風通しが良い場所を好むが、強風に弱いので注意
  • 地植えでは雨水程度、鉢植えではの表面が乾ききったらたっぷりと水をやる
  • アブラムシなドンぼ害虫に注意する

⑦ センテッドゼラニウム

⑦ センテッドゼラニウム
名称センテッドゼラニウム(ニオイゼラニウム、テンジクアオイ、カレンソウ)
香り品種により異なる
用途料理やお菓子の香りづけに使用する
ハーブティーにする
花束やクラフトの原料にする
鉢植えでの栽培可否
虫除け効果の有無
代表的な品種アップルゼラニウム、レモンゼラニウム、ローズゼラニウム

センテッドゼラニウムは葉が香るゼラニウムの総称で、りんごの香りがするアップルゼラニウム、レモンの香りがするレモンゼラニウムなど、多くの品種と多様な香りが存在します。

香り成分として「シトロネラール」や「テルピネオール」を多く含んでいて、期待できるのは蚊やハエなどの虫除けです。

葉を叩いたりもんだりして香りを出すことで効果を発揮するため、ただ植えるだけでは虫除けの力が弱いものの、可憐な花を咲かせるので観賞用としても人気があります。

料理やお菓子の香りづけにもなりますが、品種によっては食用に向かないものがあるため、よく確認してから使用するようにしましょう。

【育て方のポイント】

  • 生育適温は15~25℃、発芽適温は20~25℃
  • 日当たりと風通しの良い場所で育てる
  • 地植えでは雨水程度、鉢植えではがよく乾いてからからたっぷりと水をやる
  • オンシツコナジラミなどの害虫に注意する

⑧ アロマティカス

⑧ アロマティカス
名称アロマティカス(キューバンオレガノ、スープオレガノ)
香り少し甘みがあり、ミントに似た爽やかな香り
用途料理や飲み物の香りづけに使用する
ソースやハーブティーにする
ポプリや入浴剤にする
鉢植えでの栽培可否
虫除け効果の有無
代表的な品種ライムシャワー

アロマティカスは産毛に覆われた柔らかな質感の多肉植物で、見た目の可愛らしさからインテリアとしても人気の高いハーブです。

ミントに似た香りを持つため、ミントの代わりとして食用に用いられたり、リラックス効果や抗菌効果を目的に体調管理に活用されたりと、幅広い用途で使用されています。

アロマティカスの香りは蚊やゴキブリの虫除けに効果があるといわれていて、その作用のもとになるのが「シトロネラール」や「ゲラニオール」という成分です。

種は滅多に販売されていないため、苗を購入したり株分けしたりして増やしていくのが良いでしょう。

【育て方のポイント】

  • 生育適温は20~30℃で、寒さに弱いため10℃を下回らないように管理する
  • 日当たりが良く乾燥した場所に置き、水はけの良い壌で育てる
  • 地植えでは雨水程度、鉢植えではがしっかり乾いてからたっぷり水をやる
  • アブラムシなどの害虫に注意する

初心者でも大丈夫!ハーブの育て方

ハーブは見た目と実用性を兼ね備えた素晴らしい植物のため、ご自宅で育ててみたいと考える方も多いでしょう。

ここでは、初心者の方でも安心してチャレンジできるよう、4つの視点で育て方のコツを紹介します。

  • 植え付け
  • 日当たり
  • 水やり
  • 収穫

ひとつずつ確認し、自分だけのハーブライフを楽しんでみてください。

植え付け|初心者は苗からがおすすめ

ハーブには、苗からの方が育てやすいものと、種からでも育てやすいもの、どちらも難易度が変わらないものがあります。

初心者の方であれば、苗を購入して植え付ける方がチャレンジしやすいでしょう。

ホームセンターやガーデニングショップで苗を購入する際には、葉や茎が元気で瑞々しく、下葉の枯れや害虫の被害がないものを選んでみてください。

ポットで買ってきた場合は、必ず鉢やプランターに植え替えましょう。

植え替えの大まかな手順は次の通りです。

  1. 新しい鉢に底石を敷き、用土を少し入れる
  2. 根を傷つけないように注意しながら、苗をポットから抜き取る
  3. 苗を鉢の中心に置き、周囲にを入れる
  4. を手で軽く押さえて固定する
  5. 全体が湿るまで、水をたっぷりと与える

① 新しい鉢に底石を敷き、用土を少し入れる

② 根を傷つけないように注意しながら、苗をポットから抜き取る

③ 苗を鉢の中心に置き、周囲に土を入れる

④ 土を手で軽く押さえて固定する

⑤ 土全体が湿るまで、水をたっぷりと与える

ハーブの種類によって、適切な鉢の深さや大きさ、用土のタイプ(水はけの良さ、水もちの良さなど)が異なるため、各ハーブの性質に合ったものを選ぶようにしましょう。

日当たり|品種ごとの耐陰性を考慮する

ハーブは基本的に日当たりの良い場所を好みます。

最低でも1日6時間は日光に当てることが必要といわれているため、置き場所には十分注意したいところです。

ただし、中には日陰でも育つ種類もあるため、どうしても置く場所がないという方は、これらのハーブを育ててみるのも良いでしょう。

【日陰でも育つハーブ】

  • タイム
  • チャービル
  • パクチー
  • パセリ
  • ベルガモット
  • ミント
  • ラベンダー
  • レモンバーム
  • ローズマリー

これらの耐陰性のあるハーブでも、全く日に当たらなければ枯れてしまうため、時々は鉢を動かして日光を当てるようにしましょう。

水やり|水切れ・根腐れに注意する

ハーブの水やりは、地植えであれば雨水程度の水で十分な場合がほとんどですが、鉢植えやプランターで育てる際には、水切れしないようにしっかりと水をやる必要があります。

鉢植えでは、の表面が乾いたら、底から水が流れるくらいにたっぷりと水をやるのが基本的な方法です。

ただし、ハーブの性質や季節によっては調整が必要になる場合もあります。

例えば、乾燥した環境を好むタイムや多肉質のアロマティカスなどは、過湿や根腐れを防ぐため、他のハーブに比べて水をやる頻度は少なくなるでしょう。

また、成長が遅く水分蒸発の少ない秋冬には、春夏に比べて水やりの頻度を落とすことも大切です。

育てるハーブに適した水やりの頻度を確認するようにしましょう。

収穫|育てながら収穫できる

育てたハーブは、料理やお菓子、ポプリなど、目的に合わせて上手に活用したいもの。

そのためには、元気に育て続けながら必要な分だけ収穫するような方法を実践していくことが大切です。

ハーブの収穫時には成長した枝の先端をカットし、脇芽や新芽を新たに育てていくと、収穫と成長のバランスが崩れず上手なサイクルを回せます。

先端を伸ばしたままにすると、花が咲いて葉が硬くなってしまったり、他の芽が育たずに次に収穫する部位がなくなってしまったりする場合もあります。

そのため、料理の彩りに葉を1枚しか使わないという場合でも、枝ごとカットするのが良いでしょう。

具体例として、次の5つのハーブの収穫方法を見ていきます。

種類別ハーブの収穫方法

種類収穫方法
パセリ外側の古い茎を根元からカットし、中央に出た新芽を育てるようにする
バジル葉の付け根から新しい葉が出始めている箇所を目印に、その少し上の茎をカットする
ローズマリー枝が増えすぎている株では枝元からカットし、枝が少ない株では枝の途中でカットする
ミント古い枝の先端を2~3節カットする
タイム古い枝を間引くようなイメージで枝元からカットする

ハーブの成長状況に合わせて、適量を収穫していきましょう。

家庭菜園のハーブに関するよくある質問

家庭菜園でハーブを育てる際によくある質問をまとめました。

同じ疑問のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

ハーブは寄せ植えしても大丈夫?

ハーブの寄せ植えは、繁殖力が強い品種だけが育ってしまうため、基本的にはおすすめできません。

特にミントは圧倒的な繁殖力で、他のハーブを追いやってしまうため、単独での栽培が適しています。

一時的に寄せ植えを楽しみたいという場合は、栽培に適した環境が似ているハーブを選んで植えるのが良いでしょう。

種から育てることはできる?

ハーブを種から育てることは可能です。

特に次のハーブは種からの栽培が比較的簡単なため、初心者の方でもチャレンジしやすいでしょう。

【種からでも育てやすいハーブ】

  • ディル
  • パクチー
  • バジル
  • パセリ
  • ルッコラ

鉢植えで育てやすいハーブはどれ?

次のハーブは大きくなりすぎないため鉢植えで育てやすくおすすめです。

【鉢植えで育てやすいハーブ】

  • イタリアンパセリ
  • コモンタイム
  • パクチー
  • バジル
  • パセリ
  • ミント
  • ラベンダー
  • ルッコラ
  • レモンバーム

鉢植えは、環境の変化に合わせてすぐに置き場所を変えられるのがメリットです。

上記のハーブ以外にも、日当たりや気温をこまめに調整したい種類にも向いている栽培方法といえるでしょう。

室内でも育てられる?

いくつかのポイントに注意すれば、ハーブは室内でも育てられます。

室内は屋外に比べて日が当たりにくくなるため、日影でも育つハーブが向いているでしょう。

栽培スペースも限られることから、鉢植えでも育てやすく、大きくなりすぎない種類を選ぶことも大切です。


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