サンスベリア マッソニアーナの育て方
公開日 2025年04月01日
更新日 2025年04月01日
育てやすさ
育て方の難易度は普通レベルです。

INDEX
目次
サンスベリア マッソニアーナの基本情報
植物名 | サンスベリア マッソニアーナ |
学名 | Sansevieria masoniana |
英名 | Whale fin snake、Monson’s Congo |
別名 | サンセヴィエリア メイソニア |
原産地 | 熱帯アフリカ |
科名 | キジカクシ科 |
属名 | サンスベリア属 |
サンスベリア マッソニアーナは、幅が広くぽてっとした愛らしい葉っぱが特徴的なサンスベリアの希少種の一つです。
サンスベリア マッソニアーナは増やし方によって背丈や葉っぱの形が変わるので、株分けで増やした場合と挿し木で増やした場合とでフォルムに微妙な差が出ます。
部屋や置き場所にマッチするサイズ感を目指したり、好ましい見た目で育てたいなら、増やし方を工夫してみてください。
月別栽培カレンダー
植え付け・植え替え
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肥料
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種類と品種

サンスベリア マッソニアーナの仲間には、葉が全体的にマッソニアーナよりも大きく育つサンスベリア グランディスという品種があります。
サンスベリア グランディス
見分けるポイントは葉っぱの長さと太さで、マッソニアーナに比べてグランディスの方が葉っぱが幅広で長いのが特徴です。
また、マッソニアーナの斑入りバージョンであるサンスベリア マッソニアーナ バリエガータというさらに珍しい品種もあります。
サンスベリア マッソニアーナの葉っぱの特徴

サンスベリア マッソニアーナの葉っぱは、幅広の愛らしい形をしていて、他のサンスベリア属と同様に、土から直接葉っぱが生えているような見た目です。
マッソニアーナの葉っぱについて特筆すべきポイントは、増やし方によって葉の形が異なるという点にあります。
- 株分けで増やした場合:株元が細くくびれる
- 挿し木で増やした場合:株元が太いままになる
挿し木で増やしたマッソニアーナは、まるで葉っぱを土に突き刺したような面白い見た目です。
造花やフェイクフラワーかと思うほど個性的で、インテリアプランツとして高い人気を誇るのもうなずけます。
サンスベリア マッソニアーナの花言葉
他のサンスベリア属と同じように「永久」や「不滅」、「幸福」、「開運」が当てはまります。
サンスベリア マッソニアーナの育て方

サンスベリア マッソニアーナを育てる際は、水やりは控えめに行い、適度な日光浴を行うようにしましょう。
マッソニアーナは地下茎に水分を蓄えやすいため、水のやり過ぎには特に注意してください。
水やりの頻度
サンスベリア マッソニアーナの水やりは、季節を問わず土が乾いたらたっぷりと与えます。
サンスベリア属は加湿を嫌う傾向にあり、マッソニアーナも例に漏れず土が湿った状態が苦手です。
水のやり過ぎを防ぐ具体的な手立てとして、土が乾いた状態の鉢の重さを覚えておくと良いでしょう。
「前回の水やりが1週間前だから水をやっていい」というように、土が乾燥しているかを見極めずに水やりを続けてしまうと、根腐れを起こしてしまいます。
やり方は以下の通り簡単です。
- 土が乾いた状態で鉢を持って大体の重さを確認
- 水をやってからもう一度鉢を持ち上げ重さを確認
- 感覚による判断が難しければ実際に重さを量ってみる
こうすれば、必ず土が乾いている状態で水やりができるため、過度な水やりは簡単に防げます。
肥料のあげ方
サンスベリア マッソニアーナの肥料のあげ方は、生育期に緩効性の肥料を与えます。
一般的な植物は2週間に1回くらいの頻度でこまめに肥料を与えますが、マッソニアーナの場合、頻繁に与えなくても元気に育ちます。
むしろ、与えすぎは禁物で、1回の量も肥料の説明書やラベルに書かれた量の半分〜1/3程度で構いません。
肥料は液肥よりも固形肥料がおすすめです。
液肥は与えるたびに土を湿らせてしまうため、乾燥を好むマッソニアーナには不向きです。
植え付けや植え替え直後なら、元肥だけでも十分育ちます。
病害虫・害虫対策
サンスベリア マッソニアーナは病害虫に強い丈夫な植物です、基本的には病害虫に対する対策は不要です。
ただし、マッソニアーナの根っこは太く、保水力が高いため、水をやり過ぎると根腐れのリスクが高まります。
また、根っこをカットしたり傷つけるとたくさんの水分が出ますが、これも土が湿った状態をキープしてしまうため注意が必要です。
植え替え時もなるべく根っこを傷つけないようにし、株分けで根っこを切った場合はきちんと乾燥させてから植えるようにします。
植え方
サンスベリア マッソニアーナのおすすめの植え方は鉢植えです。
コンパクトに育てる場合はもちろん、大きくたくさんの葉っぱを増やしたい場合でも、移動のしやすさという観点から鉢植えが良いでしょう。
- 置き場所を変えて日光不足を解消する
- ジメジメした場所から風通しのいい場所に移動させる
- 気温が下がったら室内に移動させる
いずれのケースを考えても移動させられる鉢植えが便利で、地植えには向かない植物です。
葉っぱが増えてきたらどうする?

サンスベリア マッソニアーナは葉っぱや子株を出す植物で、増えてきた場合はカットしたり株分けを行って葉の枚数をコントロールしましょう。
ただし、マッソニアーナには葉っぱを切ると成長が止まるという性質があります。
置ける場所があるか、育てたいサイズ感がどのくらいであるかによって、葉っぱが増えた時の対処法を変えましょう。
- 葉っぱのサイズを今のままにしたい:株分けをする
- 葉っぱを大きく育てたい:鉢増し(と挿し木)をする
マッソニアーナと言えば幅広の葉っぱが1〜3枚ついている可愛らしい姿のイメージが強いですが、本来は葉を何枚も出す植物です。
葉っぱは放っておくと何枚も出てきますが、葉っぱを伸ばしたいのか、今の大きさでキープするのかによって対処法が異なるため注意しましょう。
大きく育てるコツ
サンスベリア マッソニアーナを大きく育てるコツは2つあります。
- 根っこを切らない・触らない
- 成長に応じて鉢増しをする
サンスベリア マッソニアーナには、根っこを切ると葉っぱのサイズを維持し続けるという性質があります。
親株と子株の両方とも成長が止まるため、大きく育てたいなら根っこは切ってはいけません。
さらに大きく育てたいなら、鉢増ししましょう。
成長に応じたポットに適宜植え替え、葉っぱがたくさん伸びてきた場合は葉だけをカットするようにしてください。
植え替え時に根っこを触り過ぎると、そこから折れてしまうこともあるため注意しましょう。
サンスベリア マッソニアーナの栽培環境

サンスベリア マッソニアーナは風通しがよく、日に数十分でもいいので日が差し込む場所で育てましょう。
マッソニアーナは基本的に温暖な環境を好みますが、根っこに水分を多く含むため蒸れに弱いという特徴があります。
耐陰性があるため他の植物ほど場所を選びませんが、風通しが悪く、空気の流れが一切ないような場所は向いていません。
置き場所と日当たり
サンスベリア マッソニアーナを元気に育てるなら、リビングやダイニング、寝室など適度に日が差し込む場所に置いて管理しましょう。
マッソニアーナは耐陰性のあるサンスベリア属の中でも特に日陰に強いため、日差しが必ず必要というわけではありません。
しかし、定期的に光を当てた方が、成長が促進されたり、葉っぱの色ツヤもよくなるなど株の健康状態は維持しやすくなります。
置き場所は、1日のうち30分でも日が差し込む場所を選びましょう。
日光浴のために外に出す際は、葉焼けさせないためにも直射日光を避けてください。
日当たり状況 | 置き場所としての適・不適 |
---|---|
1日30分ほど日が差し込む | 〇 |
まったく光が入らない | △ |
1日中日が差し込む | ◎ |
適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?
サンスベリア マッソニアーナの生育環境として最適な温度は15〜25℃です。
乾燥に強く耐陰性もあるマッソニアーナですが、寒さにだけは弱く、10℃以下を下回ると最悪の場合枯れてしまいます。
また、根っこが蒸れやすいため、気温が高くなりすぎる場所も好ましいとは言えません。
特に、窓辺は要注意で、夏の西日が当たり続けることも、冬の冷気に晒され続けることもマッソニアーナにとってはストレスです。
季節によって置き場所を変えるなどし、快適な温度をキープしましょう。
適度に人の往来があり、夏でも冬でも気温が一定に保たれる生活空間は置き場所としてベストです。
用土
サンスベリア マッソニアーナを育てるなら、排水性に優れた無機質の土を用意してください。
無機質の土とは、炭素を含まない土のことで主に以下のような用土のことです。
- 赤玉土
- 鹿沼土
- パーライト
- バーミキュライト
サンスベリア マッソニアーナは、肥料や有機物質をたくさん含む土で育てると、根っこが腐ってしまうことがあります。
サンスベリア マッソニアーナの増やし方
一般的にサンスベリア マッソニアーナは挿し木で増やします。
株分けで増やすことも可能ですが、マッソニアーナは増やし方によって葉っぱの形が異なるため、好みの姿に育てたいなら増やし方に注意しましょう。
株分け・挿し木の時期はいつがいい?
サンスベリア マッソニアーナの株分け・挿し木に良い時期は、秋〜春にかけての気温10℃以上の涼しい時期です。
一般的にサンスベリア属の株分け・挿し木は、生育が旺盛な気温が高い時期が推奨されていますが、マッソニアーナは違います。
なぜなら、根っこに水分が多く、温かい時期だと土の中で根が蒸れてしまい病気にかかりやすくなるからです。
ただし、気温が10℃を下回ると株の活性が下がり発根も促進されないため、株分け・挿し木をしても株が上手く育ちません。
最低でも10℃以上がキープできるような涼しい時期に行えば、病気にかかるリスクを軽減できます。
株分けのやり方
サンスベリア マッソニアーナの株分けは以下のように行います。
- 株を鉢から出し、根っこの土を落とす
- アルコール消毒した刃物で根をカットする
- それぞれの株を鉢に植え付ける
- たっぷりと水をやる
① 株を鉢から出し、根っこの土を落とす。
土が乾いた状態で鉢から出し、 根っこについた土を丁寧に落としてください。
② アルコール消毒した刃物で根をカットする
マッソニアーナは根っこの一部が太くなる傾向にあり、株分け時も極力この太くなった部分をカットするようにしましょう。
根っこを切る際は、ハサミでも構いませんが、断面をなるべく綺麗にするためにも切れ味のいいカッターナイフや園芸用のナイフがおすすめです。
また、カットした根っこの断面には殺菌作用のあるシナモンパウダーを付けましょう。
食料品店やスーパーで売られている粉末状のシナモンが使えます。
③ それぞれの株を鉢に植え付ける
新しく植え付ける際は、葉っぱが倒れないように適度な深さのある鉢を選んでください。
葉っぱのサイズに対して根が短い場合は、少しだけ葉も一緒に土に埋めてしまってかまいません。
④ たっぷりと水をやる
植え付け後は、土と根っこを馴染ませる意味も込めて水やりを行います。
量については加湿しすぎないよう様子を見ながら行いましょう。
挿し木のやり方
サンスベリア マッソニアーナの挿し木は、植え替えなどで根元から折れてしまったものを使います。
進め方は以下のとおりです。
- 葉っぱを根元から1~2cmで切る
- 断面を乾かす
- 葉のサイズに見合う鉢に植え付ける
① 葉っぱを根元から1~2cmで切る
通常、挿し木では株元付近のくびれて細くなった部分を切ります。
ちょうど根元から1〜2cmの場所で、より安定した状態で土に葉を挿せるでしょう。
株分けと同様、葉っぱを切る際は切れ味の良いカッターナイフや園芸用のナイフを使ってください。
② 断面を乾かす
挿し木でも、切った断面は十分に乾かすようにしましょう。
挿し木の場合はあらかじめ土を湿らせておくため、断面が水分を保っている必要はありません。
③ 葉のサイズに見合う鉢に植え付ける
鉢のサイズは葉っぱに対して少々小さめでもかまいません。
ちょうど、鉢の直径が葉っぱの最大幅と同じかそれより1cm程度小さいものだと、より可愛らしく植え付けられます。
植え替え時期はいつがいい?
サンスベリア マッソニアーナの植え替えは根っこさえ切らなければ、年中いつでも可能です。
マッソニアーナの根っこは太く球根のように育つ部分があり、切るとたくさんの水分が出ることがあります。
その際、溢れ出た水分を放置したまま植え付けてしまうと病気にかかってしまいやすいため、根っこや葉っぱを切る株分けや挿し木は、土の中の温度が下がる涼しい時期がおすすめです。
しかし、植え替えは根っこを切らないため、株分けや挿し木ほど土の中の湿度を気にしなくてもいいでしょう。
鉢替えのやり方
マッソニアーナは根をカットしなければどんどん大きく成長するため、大きく成長しても構わないという場合は定期的な鉢替えを推奨します。
サンスベリア マッソニアーナの鉢替え方法は以下の通りです。
- 土が乾燥した状態で鉢から株を出す
- 余分な土を落とす
- 新しい鉢に株を植え付ける
① 土が乾燥した状態で鉢から株を出す
鉢替えの際は、根っこを切ってしまったり傷つけてしまったりしないよう、土が乾いた状態からスタートします。
② 余分な土を落とす
鉢から出したサンスベリア マッソニアーナはそのまま植え付けず、根っこが絡めている余分な土を落とすようにしましょう。
新しく植え付けた土に根が活着するのを助けるためです。
根を優しく揉むようにすれば簡単に落とせます。
③ 新しい鉢に株を植え付ける
葉っぱをたくさん出したいなら、新しい鉢は少し大きめのものを選びましょう。
また、植え替え時は植え付け後にたっぷり水をやります。
湿度が高く、土が乾きづらいタイミングに植え替えを行うなら、風通しの良い場所に置いたり、サーキュレーターや扇風機などを回すと良いでしょう。