ショウナンゴムノキの育て方

更新日 2025年05月03日

育てやすさ

初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。

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ショウナンゴムノキの基本情報

植物名ショウナンゴムノキ
学名Ficus binnendykii、Ficus irregularis
英名Narrow leaf fig
和名昭南ゴムノキ
別名フィカス イレグラリス
原産地東南アジア、熱帯アジア、ポリネシア
科名クワ科
属名フィカス属
開花時期4〜6月

ショウナンゴムノキは、常緑高木のゴムノキの一種です。

東南アジアやポリネシアに自生するショウナンゴムノキは、日本ではフィカス イレグラリスという別名でも流通しています。

弧を描くように垂れた笹に似た細長い葉っぱが特徴的で、風が吹くとサラサラと音をたてて揺れるので、部屋に飾ると涼しげな空間を演出できるでしょう。

ゴムノキの中でも耐陰性に優れた品種なので、初心者でも育てやすいです。

月別栽培カレンダー

種まき

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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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種類と品種

種類と品種

ショウナンゴムノキは細長い葉っぱと枝垂れる樹形が特徴的で、ほかのゴムノキの種類にはない見た目をしています。

改良品種にアムステルダムキングがあり見た目はよく似ていますが、ショウナンゴムノキと比べて葉っぱの幅が広いほか、成長速度が2倍ほど速いです。

アムステルダムキングは生産性が高いことから、ショウナンゴムノキよりも多く流通していて、商業施設によく飾られています。

品種葉っぱ樹形
ショウナンゴムノキ細長く硬めの葉っぱ枝垂れる樹形
アムステルダムキング幅広で柔らかい枝垂れる樹形

ショウナンゴムノキ

ショウナンゴムノキ

細長く硬めの葉っぱで、枝垂れる樹形が特徴的です。

幹は茶色く、表面がザラザラとしています。

アムステルダムキング

ショウナンゴムノキの改良品種で、樹形は似ていますが葉っぱが幅広で柔らかいのが特徴です。

新芽が赤色やオレンジ色なので、明るい印象になります。

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ショウナンゴムノキの葉っぱの特徴

ショウナンゴムノキの葉っぱの特徴

ショウナンゴムノキの葉っぱは細長く先が尖っていて、アーチを描くように枝垂れているのが特徴的です。

葉っぱの長さは15〜30cmほどで、笹のように交互に生えています。

繊細な見た目でありながらも耐陰性があり、落葉しづらいのも魅力です。

葉脈がはっきりしていて、葉っぱの中央部分が少しV字にへこんでいます。

ショウナンゴムノキはどんな花が咲く?

ショウナンゴムノキは、花嚢と呼ばれる実の中に小さな白色の花を咲かせます。

実の中で花が咲くことから、見た目からは花がついているかどうかがわかりません。

一般的に、ショウナンゴムノキは葉っぱの美しさを観賞用として楽しみます。

ショウナンゴムノキの花言葉

ショウナンゴムノキの花言葉「永遠の幸せ」「健康」です。

繊細な見た目でありながらも健やかに育つことから、生命力を感じられる前向きな花言葉がつけられました。

ショウナンゴムノキの育て方

ショウナンゴムノキの育て方

ショウナンゴムノキはゴムノキの中でも強い品種であり、初心者でも育てやすいですが、より丈夫に育てるためにはいくつかのポイントがあります。

水やりの頻度や肥料のあげ方などの育て方のポイントを解説するので、ぜひ参考にしてより元気に成長させてください。

水やりの頻度

春秋土が乾いた後にかける
土が乾き切る前にかける
土が乾いた2〜3日後にかける

水やりは、土の表面だけでなく中にまで水が行き渡るよう、鉢の底から水が溢れ出るほどに十分な量をかけてください。

葉っぱの乾燥を防ぐために、水やりと一緒に葉水も行いましょう。

春〜秋の時期は葉っぱの全体がしっかり濡れるまで葉水をし、冬の時期は水滴が少量乗る程度で問題ありません。

肥料のあげ方

肥料は、生育期にあたる4〜6月・9〜10月の時期にあげるようにしましょう。

液体肥料と置き肥をセットで使用するのがおすすめです。

液体肥料は2週間に1度、置き肥料は月に1度の頻度で与えてください。

11〜3月の休眠期は、肥料を与えると根を痛める可能性があるので控えておきましょう。

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病害虫・害虫対策

ショウナンゴムノキは、どのような環境下に置いても育ちやすい植物ではありますが、ハダニがつくことがあるので注意が必要です。

ハダニは繁殖力が強く、放っておくと糸を張ったり大量に発生したりする恐れがあるため、被害が広がらないよう対策を知っておきましょう。

ハダニ

  • 乾燥した葉っぱの裏について植物の汁を吸う害虫
  • 葉っぱにクモの巣のような糸をつける
  • 葉っぱに斑点や傷をつける
  • 葉っぱの色を薄めて枯らす

ハダニがついたときの対策として、傷んだ葉っぱをすぐに切り取ってください。

葉っぱの表裏や付け根、茎の部分も水で洗い流すようにしましょう。

ハダニはこまめに水やりと葉水をしていればつかないので、日々の管理を怠らないことも大切です。

植え方

ショウナンゴムノキは、4〜5月・9月に植えるのがおすすめです。

休眠期は根の成長が止まっている時期なので、新たに植えるのは控えておきましょう。

植え方の手順は、以下のとおりです。

  1. 鉢を準備する
  2. 用土を鉢の中に入れる
  3. 根を土に植え込む
  4. 水やりを行う

① 鉢を準備する

鉢の底に鉢底石を敷き詰めておきましょう。

② 用土を鉢の中に入れる

水はけの良い用土を鉢全体の3分の1の高さまで入れてください。

③ 根を土に植え込む

根を土の中にしっかりと植え込みます。

④ 水やりを行う

新芽が出てくるまでは、土が乾き切る前に水やりを行いましょう。

剪定|剪定のコツ

ショウナンゴムノキの剪定は、新芽の出やすい5〜7月頃に行いましょう。

ゴムノキは枝葉を剪定すると白い樹液が出てきて、皮膚につくと痒くなったりかぶれたりします。

剪定の際にはゴム手袋をして、皮膚を守ってください。

また、新芽が成長しやすい状態になるよう、剪定には以下のコツが必要です。

  • 上の方は枝分かれした枝に隠して目立たないように切り取る
  • 交差している枝は、芽を残しつつ枝だけ切り取る
  • 枝分かれしている芽の少し上を切り取る

ショウナンゴムノキの栽培環境

ショウナンゴムノキは耐陰性がありますが、日光が不足すると葉っぱが間伸びしたりツヤが減ったりすることがあります。

置き場所や温度などの適切な栽培環境を確認して、より逞しく成長させましょう。

置き場所と日当たり

ショウナンゴムノキは日当たりの良い明るい場所でよく育ちますが、直射日光に弱いです。

レースカーテン越しの柔らかい光を当て、風通しの良い場所に置くようにしましょう。

エアコンの風が直接当たる場所に置くのは、葉っぱが乾燥して生育の進みが悪くなったり枯れてしまったりするので、避けてください。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

ショウナンゴムノキを育てるのに適切な温度は、20~25℃です。

10℃の寒さまでは耐えられますが、寒い場所に置くと葉っぱが落ちてしまいます。

冬の時期の窓際は特に冷え込むので、少し窓から離した場所に移動させましょう。

用土

ショウナンゴムノキは、水はけの良い用土が最適です。

自分で用土を準備する場合は、メインの赤玉土にピートモスを加えてください。

市販の観葉植物用の土を使用するのも良いでしょう。

ショウナンゴムノキの増やし方

ショウナンゴムノキを増やすには、挿し木や取り木が一般的です。

比較的簡単に増やせる植物なので、以下で紹介する増やし方をぜひ試してみてください。

挿し木・水挿しのやり方

ショウナンゴムノキの挿し木は、春から初夏の気温が安定している時期に行いましょう。

具体的な挿し木のやり方は、次のとおりです。

  1. 枝先から10〜15cmを切り取る
  2. 水で洗浄する
  3. 吸水させる
  4. 枝を用土に植える

① 枝先から10〜15cmを切り取る

葉っぱを2〜3枚残して、枝先から10〜15cmを切り取ります。

② 水で洗浄する

白い樹液が出なくなるまで、枝を水で洗い流してください。

③ 吸水させる

枝を水の中に1〜2時間ほどつけて、吸水させます。

④ 枝を用土に植える

枝を吸水させた後、赤玉土5〜10cmの深さに優しく植え込んでください。

2〜3週間で発芽します。

次に、水挿しのやり方は以下のとおりです。

  1. 挿し穂を作る
  2. 挿し穂を用土に植え込む

① 挿し穂を作る

挿し木と同じように枝を剪定した後、発根するまで水に挿しておきます。

枝が傷まないよう、こまめに水をかえておきましょう。

② 挿し穂を用土に植え込む

発根した後は、水はけの良い用土に挿し穂を植え込んでください。

取り木のやり方

ショウナンゴムノキは挿し木のほか、取り木でも増やせます。

取り木は手間がかかりますが成功率が高いです。

できるだけ夏の暑い時期に行うことで、発根が速くなり短期間で増やせます。

以下は、取り木の詳しいやり方です。

  1. 幹の皮を剥ぐ
  2. 水苔で幹の皮を包む
  3. 発根したら土に植える

① 幹の皮を剥ぐ

幹の皮を剥がした場所に発根剤をかけておきます。

② 水苔で幹の皮を包む

幹の皮を水苔で包み込み、さらに上からアルミホイルやラップを巻いて乾燥を防ぎましょう。

③ 発根したら土に植える

1ヶ月経つと根が出てくるので、発根した少し下の部分を切り取って土に植えてください。

植え替え時期はいつがいい?

ショウナンゴムノキの植え替えは、2〜3年に一度、生育期の4〜5月もしくは9月にするのが適しています。

生育期は鉢の中が根でいっぱいになって根詰まりを起こしやすく、植え替えをせずに放置していると、鉢にヒビが入ったり水が浸透しづらかったりと悪影響を及ぼすからです。

対策として、使用している鉢よりも1回り大きいサイズのものに植え替えるのが良いでしょう。

鉢替えのやり方

鉢替えは、ショウナンゴムノキを丈夫に育てるために必要な作業です。

春から初夏のよく成長する時期に鉢替えを行いましょう。

以下は、鉢替えのやり方の手順です。

  1. 古い鉢から取り出す
  2. 根を手入れする
  3. 新しい鉢を準備する
  4. 用土を入れて植える
  5. 水やりをする

① 古い鉢から取り出す

根を痛めないように注意しながら、古い鉢から取り出します。

② 根を手入れする

根が絡まっている際は優しくほぐしてあげましょう。

根の傷んでいる部分は切り取っておきます。

③ 新しい鉢を準備する

新しい鉢の中に鉢底石を敷き詰めてください。

④ 用土を入れて植える

鉢の中に用土を入れて根が広がるように植えた後、さらに上から用土をかぶせます。

⑤ 水やりをする

鉢替えが終わった後は、用土が根にしっかりと定着するよう十分に水やりをしてください。

その後の数週間は、水やりを控えめにしておきましょう。


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