クッカバラの育て方

更新日 2025年05月03日

育てやすさ

初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。

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監修者情報

株式会社HanaPrime|植物アドバイザー

覚張大季

覚張大季

植物と人との関わりに魅了され、日本各地の植物農園を見て回る。HanaPrimeの植物部門の立ち上げ後はオフィスや商業施設、個人宅など、幅広いシーンのグリーンコーディネートを数多く担当。植物の生態や特性を深く掘り下げ、それぞれの空間やライフスタイルに適したグリーン空間デザインを提案することが得意。観葉植物の世界に情熱を注ぎ、植物の価値を最大化することを使命としている。

クッカバラの基本情報

植物名フィロデンドロン クッカバラ
学名Philodendron Kookaburra
英名Laughing kookaburra
別名ザナドゥ
原産地ブラジル
科名サトイモ科
属名フィロデンドロン属
開花時期6~9月

クッカバラはフィロデンドロン属で、小型~中型に分類される植物です。

日本国内でも入手しやすく、初心者でも育てやすいので室内向け観葉植物として根強い人気があります。

クッカバラとはワライカワセミの英名で、葉っぱの形がワライカワセミの翼を広げた形に似ていることが由来です。

クッカバラの葉っぱ鋭い切れ込みは異国情緒を醸し出し、室内をお洒落に彩ってくれます。

存在感があるので部屋に置くだけで雰囲気を変えてくれるでしょう。

月別栽培カレンダー

種まき

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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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種類と品種

フィロデンドロン属は原種と園芸品種合わせて約700もの品種が存在します。

生育が容易になるよう品種改良されたものや、葉っぱに綺麗な模様が入った品種など様々です。

日本で購入できるフィロデンドロンの人気種

種類・品種葉っぱの切れ込み葉っぱの大きさ斑の有無
クッカバラ10~15cm
バーキン10~15cm
セローム50~100cm
ギガンテウム30~50cm
ピッチェリー10~15cm
ロジョコンゴ30~50cm
ビレッティア30~50cm
ブラジル10~15cm
インペリアルグリーン10~15cm

バーキン

バーキン

新しい園芸品種で、成長すると葉っぱの斑模様が少なくなります。

セローム

セローム

クッカバラとよく似た品種で間違われることがありますが、セロームの方が大きくなります。

空気中の有害物質を吸着・分解・除去する効果があり人気です。

ギガンテウム

ギガンテウム

名前の通りの大型種で、葉っぱに斑が入る品種も存在します。

ピッチェリー

茎が立ち上がるように成長するのでフェンスを付けて立体的に仕立てることができます。

ロジョコンゴ

ロジョコンゴ

赤褐色した茎がお洒落で、他の植物とのアクセントになるので非常に人気があります。

ビレッティア

ビレッティア

茎色がオレンジが特徴的で、茎に支柱を立てると葉っぱが垂れている姿を強調できます。

ブラジル

ブラジル

葉数が多く、ハンギング植物として人気の品種です。

インペリアルグリーン

インペリアルグリーン

茎の下側から増えるロゼッタ型で、ボリューム感がある品種です。

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セロームとの違いは?

クッカバラは同属のセロームと似ているので間違われることがあります。

クッカバラとセロームの違いは以下の通りで、葉姿や株の大きさで判別しましょう。

名称クッカバラセローム
葉っぱの大きさ小さい大きい
葉っぱの切れ込み深くギザギザした印象浅くフリルのよう
葉っぱのやわらかさ硬い柔らかい
株の大きさ中型大型化する

クッカバラの葉っぱの形

クッカバラの葉っぱの形

クッカバラの葉っぱの特徴は大きく入った切れ込みです

若い葉っぱには切れ込みは入らず、成長とともに切れ込みが深くなります。

クッカバラはどんな花が咲く?

クッカバラは6~9月頃、筒状でバナナのような黄色い花を咲かせます。

日本でクッカバラが開花するのは非常に稀ですので、開花を目標に育てるのも楽しみの一つとなるでしょう。

クッカバラの開花には、暖かく湿潤した環境と適切な肥料が必要です。

クッカバラの花言葉

クッカバラには「壮大な心」「壮大な美」という花言葉があります。

由来は葉っぱが広がって大きくなる姿です。

長く楽しめる観葉植物なので新築祝いや開店祝いのプレゼントにも適しています。

クッカバラの育て方

クッカバラは品種改良された園芸品種なので比較的簡単に育てることが可能です

生命力が強く、水切れや耐陰性にも優れているので手間がかかりません。

また、肥料がなくてもすくすくと成長します。

しかし、葉っぱに元気がなくなると寂しい印象を与えてしまうので2~3日に一度はじっくり観察するとよいでしょう。

水やりの頻度

クッカバラは乾燥に強いですが、成長期は水を好む品種です。

季節によって水やり頻度が違うので気温や土の状態を観察してから水やりしましょう。

季節水やりのタイミング
春夏秋土の表面が乾いたら
土の表面が乾いてから2~3日後、暖かい日の日中

水やりする場合は、鉢底から水が出てくるまでたっぷりとあげてください。

水量が少ないと鉢内の空気が入れ替わらず、根腐れや病気の原因となります。

葉水

葉っぱには毎日霧吹きで水を与えてあげましょう。

葉水をすることで、害虫予防や埃防止につながります。

葉っぱが瑞々しくなるので部屋の雰囲気をワントーン上げてくれるでしょう。

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肥料のあげ方

クッカバラは肥料をあげなくても問題なく育ちます。

早く成長させたい場合や、葉っぱを元気に艶やかにしたい場合は肥料をあげましょう。

種類時期周期商品例
液肥4~6月9~10月2週間ハイポネックス
置き肥4~6月9~10月2ヶ月IB化成肥料BotaNice ボタナイス 置くだけ!カンタン錠剤肥料プロミック観葉植物用

病害虫・害虫対策

クッカバラはハダニとアブラムシの被害に気を付ける必要があります。

害虫がつくと葉っぱの色が悪くなるだけでなく、栄養不足となり最悪の場合、枯れてしまいます。

万が一、害虫がついた場合は早めに対処して被害を最小限にしましょう。

ハダニ

  • 葉っぱの両側について栄養分が吸収する害虫
  • ハダニがつくと葉っぱが黄色いまだら模様となる

ハダニが発生した場合は、早めに対処しましょう。

殺虫剤を吹きかけたり、水で濡らしたティッシュでハダニを駆除します。

ハダニがついた葉っぱを切り取ることも有効です。

アブラムシ

  • 葉っぱや茎の油成分が多い部分に密集する害虫
  • アブラムシがつくと白い綿がついたり葉っぱが黄色くなる

アブラムシがついたらすぐに殺虫剤で駆除しましょう。

強めの水流で洗い流すことも可能ですが、葉っぱや茎を傷めないように注意が必要です。

アブラムシの数が少ない場合は、ブラシやピンセットで取り除くこともできます。

葉っぱに元気がない時の原因と対策

クッカバラの葉っぱに元気がない場合、以下の原因が考えられます。

原因ごとの対策を講じてクッカバラを元気にしてあげましょう。

原因対策
日光不足より太陽光があたる場所に移動させる
※急激に強い光に当てるのはNG、徐々に光を強くする
水不足水やり頻度を多くする
根腐れ鉢から抜いて腐った根を整理する
根詰まり鉢から抜いて根っこを半分に落とす
鉢を一回り大きいものに替える
栄養不足肥料をあげる
活力剤(アンプルなど)をあげる
肥料焼け肥料をやめる
置き肥を取り除く
下葉の枯れ茎部分から取り除く

病気の判断基準

葉っぱに元気がなくても病気であるとは限りません。

病気にかかったクッカバラは新芽が黒くなるので、クッカバラの葉っぱに異変を感じた場合はまず新芽の状態を確認しましょう。

もし新芽が黒くなっている場合は病気の可能性が高いため、根っこの状態を確認し、腐った部分を取り除いてください。

植え方

クッカバラは熱帯性植物なので鉢に植えてください。

温暖な地域であれば地植えも可能ですが、霜が当たらないよう工夫が必要です。

クッカバラにおすすめの鉢

  • 通気性の良い鉢
  • ハンギング(吊るし)できる鉢
  • 軽い鉢

クッカバラは室内で頻繁に移動させたり吊るしたりするので軽い鉢だと簡単に扱いやすくなります。

仕立て方

クッカバラの仕立て方を3つ紹介します。

クッカバラの葉っぱは広がりすぎるとだらしない印象になりがちです。

茎を立ててスタイリッシュに仕立ててあげましょう。

横から出た茎、寝ている茎を切る

一番簡単な仕立て方です。

立っている茎だけ残し、横に寝ている茎は根本付近で切ってください。

数日すると残った茎が枯れてくるので手で取り除いてあげましょう。

支柱を立てる

茎の根本に支柱を立てて縛りつける方法です。

この際、支柱と縛る紐をクッカバラに似た色で用意すると見た目を損ないません。

また、支柱を短くすると目立ちにくくなります。

ネットを被せて立たせる

ネットを使って癖をつけてあげる方法です。

クッカバラが乾燥した状態で株全体をネットで覆ってたっぷり水を与えてください。

茎が立ったまま水を含むので茎が立ち上がった状態を維持してくれます。

繰り返しおこなうと立つ癖がつくので、剪定したくない場合には有効な方法です。

クッカバラの栽培環境

クッカバラは比較的寒さに強く耐陰性をもった観葉植物なので、室内であれば育成可能です。

しかし、適切な栽培環境を与えないと徒長して姿が乱れたり、病気になる可能性が高くなります。

クッカバラの元気な姿を維持できる環境を用意してあげましょう。

置き場所と日当たり

クッカバラは日当たりのよい室内に置いてください。

特に、午前中だけ日が当たる場所を好みます。

クッカバラには直射日光や西日は光が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので注意しましょう。

屋外で水やりする場合は、長時間放置しないようにしてください。

おすすめの置き場所

東向きのレースカーテン越しの窓辺

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

クッカバラの適切な温度は20~28℃です。

耐寒温度は5℃なので外気温が10℃になったら屋外に出さないようにしましょう。

用土

クッカバラは強い品種なので用土に敏感になる必要はありません。

下記を参考に用土を選んでみてください。

市販の場合観葉植物用の培養土※花用など肥料分が過剰なものは避ける
自分で配合する場合赤玉土:7、腐葉土:3

クッカバラを種から育てると大変?

クッカバラは種から育てることが可能です。

種から育てると愛着が湧きますし、強い特徴を持ったものが稀に出てくるので下記のやり方を参考にしてチャレンジしてみてください。

種の入手方法

  • 開花したクッカバラから種を採取する(自家採取)
  • フリマアプリやインターネット通販で入手する

開花したクッカバラから種を採取する(自家採取)

クッカバラは自家受粉するので開花後は種が採れる可能性があります。

種が採れたらなるべく早くまきましょう。

フリマアプリやインターネット通販で入手する

フリマアプリやインターネットで検索するとクッカバラの種が売られています。

種の採取日を必ず確認してから購入しましょう。

採取日が不明、採取から半年以上経過しているものは発芽しない可能性があります。

準備するもの

  • クッカバラの種
  • 育苗用パレット(鉢)
  • 受け皿
  • 土(バーミキュライトまたは、市販の種まき用土
  • メネデール
  • 熱湯
  • ラップ

種まきの手順

  1. 殺菌剤とメネデール混合液に種を24時間ほど浸ける
  2. 育苗用パレット(鉢)に入れた土に熱湯をかけて殺菌
  3. 土を冷ます
  4. 種を土の表面に置く(覆土はしない)
  5. ラップをして高湿度を保つ
  6. 育苗用パレット(鉢)の受け皿に水を張って腰水管理

① 殺菌剤とメネデール混合液に種を24時間ほど浸ける

クッカバラの種の殻を柔らかくするため24時間ほど水分を含ませます。

この際、殺菌剤とメネデールを規定量以下で混ぜてください。

② 育苗用パレット(鉢)に入れた土に熱湯をかけて殺菌

土には菌が潜んでおり、病気やカビの原因となるので熱湯をかけて殺菌します。

やけどや鉢の変形に注意して行ってください。

③ 土を冷ます

1時間以上かけて土を冷ましてください。

土の表面が冷たくなっていても土の中はまだ熱い可能性があるので注意が必要です。

④ 種を土の表面に置く(覆土はしない)

種を土の上にバランスよく置いていきます。

この際、種と種の感覚を2~3cm以上空けるとよいでしょう。

⑤ ラップをして高湿度を保つ

クッカバラは高湿潤状態で発芽するので鉢にラップをかけます。

大き目のジップロックに鉢ごと入れてもよいでしょう。

⑥ 育苗用パレット(鉢)の受け皿に水を張って腰水管理

高湿潤状態を保つために受け皿に水をためてください。

水切れが予防でき、水やり頻度を少なくできるのでおすすめです。

気温が20~25℃の暖かい環境を用意してあげましょう。

葉っぱが2~3枚展開したら個別の鉢に植え替えてあげてください。

植え替え後、しばらくは水を多めに与えて徐々に水やり頻度を少なくしていきましょう。

クッカバラの増やし方

クッカバラの増やし方

クッカバラは子株の株分けや挿し木で増やすことができます。

比較的簡単にできるのでチャレンジしてみましょう。

剪定・株分けの時期はいつがいい?

株分けは5~6月が適期です。

クッカバラの成長期に株分けすることで子株の成長を促進させます。

寒い時期や寒くなる直前の株分けは株に大きなダメージを与えるので避けましょう。

色が悪くなった葉っぱを取る作業はどの時期にやっても大丈夫です。

株分けのやり方

クッカバラは成長とともに幹の脇から子株を出すようになります。

子株から充実した葉っぱが出たら株分けしてみましょう。

株分けせずに群生させる方法もありますが、栄養が子株に吸収されるため親株の成長が遅くなってしまいます。

準備するもの

  • 消毒したカッター
  • 消毒したハサミ
  • 殺菌剤
  • 細長いスコップ
  • 鉢(子株用)
  • 観葉植物用の土

【株分けの手順】

  1. 子株を切る
  2. 切り口に殺菌剤を塗る
  3. 鉢に子株を植える
  4. たっぷり水やりする

① 子株を切る

クッカバラから出た子株をカッターかハサミで切り取ります。

気根が出ている場合は、子株側に気根が残るように切ってください。

② 切り口に殺菌剤を塗る

親株、子株両方の切り口に殺菌剤を塗ります。

市販のダコニールやベンレートを使ってください。

③ 鉢に子株を植える

鉢の半分まで用土を入れてから子株を埋めていきましょう。

気根がある場合は気根が埋まるように土の量を調節してください。

植え付けたら鉢を軽くたたいて鉢中の空気を抜いてあげましょう。

④ たっぷり水やりする

植え付けしたらすぐに水やりをします。

鉢底から茶色い水が出なくなるまでたっぷり与えてください。

切り口からの腐りが心配な場合は、一週間程経過してから水やりしても大丈夫です。

挿し木のやり方

クッカバラの挿し木は子株と同じような要領で行います。

ただし、幹を切ることになるので株姿が乱れた時などに行うとよいでしょう。

茎と葉っぱだけでは挿し木できない点に注意してください。

準備するもの

  • 消毒したカッター
  • 消毒したハサミ
  • 殺菌剤
  • 細長いスコップ
  • 鉢(子株用)
  • 観葉植物用の土

【挿し木の手順】

  1. 幹を切る
  2. 切り口に殺菌剤を塗る
  3. 切り口を乾かす
  4. 鉢に植える
  5. たっぷり水やりする

① 幹を切る

クッカバラの幹の一部分を切り取ります。

元気な茎と葉っぱがついている部分を消毒したカッターかハサミで切り取ってください。

幹の上部や横から突起した部分を切り取ると簡単に作業できます。

幹を切り取ると一時的に株姿が乱れるので切り取った後の姿をイメージしながら行うとよいでしょう。

② 切り口に殺菌剤を塗る

挿し木、親株両方の切り口に殺菌剤を塗ります。

市販のダコニールやベンレートを使ってください。

③ 切り口を乾かす

切り取った挿し木と親株を風通しのよい日陰で乾かします。

切り口が湿った状態で土に埋めると病原菌が繁殖する恐れがあるので1日以上乾かしてください。

切り口が乾くまで親株への水やりも控えましょう。

④ 鉢に植える

切り口が乾いたら用土に植え付けます。

茎が上向きで安定するよう、深めに植えてください。

鉢の周りをたたいて用土の中の空気を抜いてあげるとより安定します。

⑤ たっぷり水やりする

植え付け後は鉢底から泥水が出なくなるまで水やりします。

水やり後はメッシュの上などに置いて通気性をよくしてあげましょう。

⑥ 株分け後の管理

植え付け後は、土が乾いたら水やりを繰り返してください。

挿し木が成功する場合、1~2週間ほどで新しい芽が出てきます。

また、しばらくすると親株の切り口からは新芽や子株が出現するので失敗を恐れずにチャレンジしてみましょう。

植え替え時期はいつがいい?

時期

クッカバラの植え替え時期は5~9月です。

ただし、7~8月の猛暑日は避けてください。

周期

クッカバラの鉢替えは1~2年周期で行います。

水の吸い方が悪かったり、鉢底から根っこが出ている場合は鉢替えのサインです。

また、早く大きくしたい場合は半年周期で鉢替えを行ってみましょう。

半年周期で植え替える場合は以下の点に注意してください。

半年周期で鉢替えする場合の注意点

  • 通気性の良い鉢を選ぶ(エコフォームズやスリット鉢
  • 一回り大きな鉢を選ぶ
  • 植え替え時に根っこを半分以下に処理する

鉢替えのやり方

クッカバラは強い品種なので鉢替え作業で神経質になる必要はありません。

しかし、植え替え時のダメージを最小限にできるよう以下の手順で行ってください。

準備するもの

  • 新しい鉢
  • 用土
  • 鉢底石

鉢替えの手順

  1. 土を乾かす
  2. 株を鉢から抜く
  3. 根っこを整理する
  4. 葉っぱをとる
  5. 鉢に植える
  6. 水をあげる
  7. 日陰で管理する

① 土を乾かす

根っこにダメージを極力与えないために、土を乾燥させた状態にします。

植え替え前は3~5日ほど断水させるとよいでしょう。

② 株を鉢から抜く

鉢を叩いたり潰したりして鉢と土の間に隙間を作ってください。

クッカバラの幹部分を持ってあげると簡単に鉢から抜くことができます。

③ 根っこを整理する

根っこを優しくたたいて土を落とし、枯れた根っこや、長い根っこは切り落としましょう。

この際、必ず消毒したハサミを使ってください。

根っこの切れ目から雑菌が入ると根っこから腐ってしまいます。

④ 葉っぱをとる

黄色くなった葉っぱや枯れた葉っぱは幹部分から取り除きましょう。

茎の根本をむしるようにすると簡単に取れますが、取りづらい場合はハサミで短く切ってください。

⑤ 鉢に植える

新しい鉢に鉢底石を入れてから用土を3分の1ほど入れます。

クッカバラが鉢の中心になるよう調整しながら土を入れていきましょう。

鉢と用土の表面に1~3cmほどスペースを作ると水があふれたり土がこぼれるリスクを軽減できます。

また、クッカバラは幹の模様が印象的なので浅めに植え付けてもよいでしょう。

⑥ 水をあげる

鉢底から泥水が出なくなるまで水をたっぷりあげましょう。

用土内の微塵を流すことで通気性を向上させる効果があります。

⑦日陰で管理する

植え替え後は、株にダメージがある状態なので強い日光は避けてください。

まずは日陰に置いて徐々に日光に慣れさせてあげましょう。

温度管理にも気を付けて20~25℃を維持してください。


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