モンステラ デュビアの育て方

育てやすさ

育て方の難易度は普通レベルです。

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モンステラ デュビアの基本情報

植物名モンステラ デュビア
学名Monstera dubia
英名Monstera dubia、Shingle plant
別名クライムリーフ、クライマープランツ
原産地熱帯アメリカ
科名サトイモ科
属名ラフィドフォラ属

モンステラ デュビアはあまり市場に出回っていないつる性のモンステラです。

木の板や支柱を登るように成長し、限られたスペースでも育てられるので一般的なモンステラが大きいと感じている人に向いているでしょう。

木の板に葉を並べ上に伸びていく様子から、別名クライムリーフとも呼ばれています。

月別栽培カレンダー

植え付け・植え替え

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肥料

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種類と品種

モンステラ シルテペカナはモンステラ デュビアと似ていて、成長により元々ある葉の斑が消えていくという特徴があります

木の板や支柱を登るように仕立てられることが多い品種です。

種類・品種特徴
モンステラ シルテペカナモンステラ デュビアと同じつる性のモンステラ
葉の形は細長く、入っている斑からシルバーモンステラとも呼ばれている

下記の品種は株が成長すると切れ込みや穴が葉に入る品種モンステラです。

種類・品種特徴
モンステラ デリキオサモンステラの代表品種
生育環境により室内でも1.5~2mくらいまで育つ
マドカズラ葉は一般的なモンステラのような切れ込みがなく、丸い穴が開いている

下記の品種は成長しても葉に切れ込みや穴が開かない品種モンステラです。

種類・品種特徴
モンステラ スタンデリアナ(ハネカズラ)・葉は鳥の羽のように細長い
モンステラの特徴と言える葉の切れ込みがない品種
モンステラ ジェイドシャトルコック・葉に厚みがあり、表面はゴツゴツしている
・市場ではあまり見かけない珍しいモンステラ
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モンステラ デュビアの特徴は?

モンステラ デュビアの一番の特徴は成長過程によって葉の見た目が変わるところです。

一般的なモンステラは苗が小さいときは丸く切れ込みのない葉を出し、成長すると深い切れ込みのある葉を茂らせます。

それに対し、モンステラ デュビアは若い葉にぼこぼこした白い斑が見られ、成長すると斑がなく一般的なモンステラのように切れ込みがある葉をつけるのです。

また、木の板を登るように成長する姿は一般的なモンステラとは異なります。

モンステラ デュビアの葉っぱ

モンステラ デュビアの葉は苗が小さいときは可愛らしいハートに近い形をしています。

葉の表面にはでこぼこした白色の斑が見られ、一見モンステラには見えません。

しかし、成長すると一般的なモンステラと同じ緑色で切れ込みのある葉が出てきます。

モンステラ デュビアの花言葉

モンステラ デュビアには「壮大な計画」と「嬉しい便り」という花言葉があります。

「壮大な計画」はモンステラ デュビアの葉の切れ込みが由来です。

モンステラ デュビアの葉は株が小さい時期はハートに似た形をしていますが、成長すると大きな切れ込みが入ります。

切れ込みがあることで下の葉まで日光が届き、次世代の命につながることからこの花言葉がつけられたのでしょう。

花言葉「嬉しい便り」は葉の切れ込みの間から光が差す様子からつけられました。

光は植物にとって生きていくために必要な要素のひとつです。

葉の切れ込みの間から差すわずかな光でも植物にとっては「希望」と言えることから、この花言葉がつけられたのでしょう。

モンステラ デュビアの育て方

モンステラ デュビアの育て方は一般的なモンステラと似ていますが、その特性により違う部分もあります

詳細は下記の通りです。

モンステラ デュビアの入手方法

モンステラ デュビアはオークションサイトやフリマサイトで購入することができます

園芸店で売られていることはとても珍しいので、購入を考えている場合はネットを使うと良いでしょう。

しかし、ネットの写真と実物では異なる可能性もあります。

そのため、購入の際は口コミや販売実績など細かい部分まで確認して信頼できる販売者から買うようにしましょう。

水やりの頻度

モンステラ デュビアの水やりのタイミングは春〜秋と冬で違います

春から秋にかけては土が乾いたらしっかりと水をやりましょう。

また、害虫予防のために葉水もやるとより良いです。

冬は土が乾いてから約3日後くらいに水をあげましょう。

モスポールを立てている場合は水やりのタイミングでモスポールにも水をやります。

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肥料のあげ方

モンステラ デュビアに肥料を与えるなら、春から夏の生育期にしましょう

早く成長させたい場合には液肥を使うのがおすすめです。

冬は株を休ませるため、肥料は控えましょう。

病害虫・害虫対策

病害虫特徴対策
ハダニ・葉に白い斑点がある
・葉の裏に虫がついている
・勢いよく水をかける
・濡れた柔らかいタオルで葉の裏を優しく拭く
・薬剤を散布する
アブラムシ・新芽が縮んでいる
・新芽に虫がついている
・ピンセットなどで取り除く
・アブラムシ用の薬剤を散布する
カイガラムシ・白い貝の殻をかぶったような虫が枝や葉についている・柔らかい布やブラシを使って取り除く
ナメクジ・葉が食べられ穴が開いている・殺虫剤を使う
・ブラシやウェットティッシュなどで取り除く

モンステラ デュビアの栽培環境

モンステラ デュビアの栽培環境は一般的なモンステラとほぼ同じです。

詳細は下記で紹介します。

置き場所と日当たり

モンステラ デュビアは一般的なモンステラと同じく直射日光が当たらない半日陰で育てるようにしましょう。

屋内ならレースのカーテン越しに日光が当たる場所、屋外の場合は遮光シートなどを使い直射日光を避けることが大切です。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

モンステラ デュビアは一般的なモンステラと同じく、温暖な環境でよく成長します。

一年を通して16~29℃を保つようにすると良いでしょう。

用土

モンステラ デュビアを育てるときの土は一般的なモンステラと同じ無機質の土を使うのがおすすめです。

モンステラ デュビアは一般的なモンステラと違い、木の板や壁をはうようにして成長していきます。

そのため、土の他にモスポールと成長した部分を固定するための釣り糸や輪ゴム、結束バンドを用意しましょう。

モンステラ デュビアを種から育てると大変?

モンステラ デュビアは水挿しや挿し木、茎伏せで増やすのが一般的で、種で売っていることはほぼありません

モンステラ デュビアの増やし方

モンステラ デュビアは水挿しや挿し木、茎伏せで手軽に増やすことができます

詳しい方法は下記の通りです。

水挿しのやり方

モンステラ デュビアは水挿しで簡単に増やせます

まず、切り分けたモンステラをいれる容器を用意し、発芽剤を入れた水を用意しましょう。

切った茎を水につけ、根が出てきたら土に植えます。

下記に水挿しのポイントをまとめました。

  • 軍手またはゴム手袋をつける
  • よく切れる清潔なハサミで茎を切る
  • 茎に節が残るように切る
  • 直射日光を避ける

挿し木(茎挿し)のやり方

挿し木の方法は、モンステラ デュビアを切り分けるところまでは水挿しと同じ手順です。

  1. 切った茎を発芽剤が入った水につけた後、土に植える
  2. 土は鹿沼土または発芽用の土を使う
  3. 土をスリットが入った鉢に入れ、茎を固定する
  4. 土は根が出るまで常に湿った状態にする

挿し木のポイントは下記の通りです。

  • 軍手またはゴム手袋を使う
  • よく切れる清潔なハサミで茎を切る
  • 土は常に湿っている状態を保つ
  • 直射日光は避ける
  • 鉢が常に水に浸かっている状態にしない
  • 節がついた茎を使う

茎伏せのやり方

茎伏せも茎を切るまでは水挿しや挿し木と同じ手順です。

水苔を使う場合はしっかりと吸水させてふわふわにしておきます。

小さめの鉢を使い、できるだけ茎が動かないよう水苔で固定すると良いでしょう。

茎伏せのポイントは下記の通りです。

  • 軍手またはゴム手袋を使う
  • 節がついた茎を使う
  • 水苔や土が常に湿った状態を保つ
  • 常に水に浸かっている状態は避ける
  • よく切れる清潔なハサミを使う
  • 直射日光を避ける

植え替え時期はいつがいい?

モンステラ デュビアの植え替えは一般的なモンステラの植え替え時期と同じ5~9月が良いでしょう。

この時期は成長が活発で根がつきやすいので、植え替えを考えているならこの時期がおすすめです。

鉢替えのやり方

モンステラ デュビアはつる性のため、大きく育てたい場合は鉢の真ん中にモスポールを立てるのがおすすめです。

今回は水苔と塩ビパイプを使ったモスポールの作り方を鉢替えの方法と一緒に紹介します。

モスポールはネットでも販売しているので、作る時間がない方は購入しても良いでしょう。

必要な物

モスポール用の道具

  • 水苔
  • 塩ビパイプ
  • 電動ドリルや手動ドリル(塩ビパイプに穴を開ける際に使用)
  • 結束バンド(モスポールと鉢を固定する際に使用)

鉢替え用の道具

  • 鉢(モスポールがぐらつかないよう、少し深めの鉢を選ぶと良い)
  • 無機質の土
  • 手袋
  • 釣り糸や結束バンド(葉をモスポールに添わせるときに使用)

苗が成長してきたときに使用する道具

  • モスポールを支える支柱(モスポールを高くした際傾くのを防ぐ)
  • 輪ゴム(モンステラ デュビアが成長した際モスポールにつける時に使用)
  • 塩ビパイプの継手
  • 結束バンド(モスポールと支柱をつなぐ際に使用)

鉢替えのやり方

  1. 塩ビパイプの下から3㎝位の部分に穴を開ける
    穴は2ヶ所、向かい合わせになるように開け、鉢に固定しやすくします。
  2. 塩ビパイプに水苔を巻きつける
    うまく巻けない場合は、結束バンドや釣り糸を使います。
    土と水苔の間が開くようにたまに塩ビパイプを鉢に入れて位置を確認しながら巻きつけましょう。
  3. 塩ビパイプに開けた穴に結束バンドを通して鉢と固定する
  4. 土を鉢に少し入れる
    土の量は植える苗の根の大きさに合わせましょう。
  5. 苗の根についている土を優しく取り除き、鉢に入れて土を入れながら茎を固定する
  6. 結束バンドや釣り糸で茎をモスポールに添わせる
  7. 茎が成長してきたら、輪ゴムを使いモスポールにとめる
  8. モスポールの長さが足りなくなったら、塩ビパイプの継手を使い長さを追加するのもおすすめ
    モスポールが高くなると傾きやすくなるため、支柱をモスポールの横に立て結束バンドで留め、補強しましょう。
  9. 水はモスポールの上からあげる
    常にモスポールを湿った状態にすると、上に登るように成長していきます。

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