カラテア マコヤナの育て方

育てやすさ

育て方の難易度は普通レベルです。

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カラテア マコヤナの基本情報

植物名カラテア マコヤナ
英名Calathea makoyana
和名ゴシキヤバネバショウ
英名Jungle velvet
別名ピーコックプラント
原産地熱帯アメリカ、ブラジル
科名クズウコン科
属名カラテア属
開花時期6~8月

カラテア マコヤナは、カラテアの中でもっとも人気のある種類です。

種類によって葉の柄は様々ですが、そのどれもがインテリアとして映える見た目をしています。

カラテア マコヤナは、葉の表と裏で色が違うのが特徴です。

カラテアには休眠運動と言って、一日の中で葉を広げたり閉じたりする習性があります。

葉の色が表と裏で違うことは、その習性にも適しており観賞用としてぴったりです。

少し乾燥を嫌うところがあるので水やりには注意が必要ですが、部屋に飾るとオシャレで気分を高めてくれる植物になるでしょう。

月別栽培カレンダー

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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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*剪定は枯葉や風通しを悪くしている葉があれば通年に渡って適宜行う

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種類と品種

カラテアは南アメリカ原産で、300以上の種類があると言われています。

以下はカラテア マコヤナ以外の代表的な種類です。

種類と品種葉の色や模様の特徴
カラテア メダリオン深緑、緑、薄黄緑の3色からなる絵画のような繊細な模様
カラテア フレディ緑と薄黄緑からなる模様で、初心者にも育てやすい
カラテア オルビフォリア大きな葉に葉脈が凸凹とくっきり浮かび上がるのが特徴
カラテア ランキフォリア葉が波打った形状で細長く、インテリアとしての存在感が強い
カラテア ホワイトスター白の中にうっすらと桃色がグラデーションされて上品な印象を持つ
カラテア サンデリアーナ濃い緑と葉脈に沿った薄ピンクのコントラストが鮮やか
カラテア ノーザンライト葉の外周を濃い緑で覆い、その中に薄黄緑がある珍しい柄
カラテア ゼブリナ名前の由来ともなっている、濃い緑と緑のゼブラ柄が特徴
カラテア ドッティ濃い深緑に濃いピンクの模様がエキゾチックな印象を持つ
カラテア ビューティースター深緑と緑のコントラストと、大きくシャープな葉が印象的
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カラテア マコヤナの葉っぱの特徴

カラテア マコヤナは葉っぱの表と裏で色が違うのが特徴です。

表は緑と薄黄緑のコントラストがはっきりとした柄で、裏は柄はそのままで色が赤紫と薄黄緑になっています。

その独特でエキゾチックな模様のため、英語では「ピーコックプラント」とも呼ばれる植物です。

カラテアの休眠運動とは?

カラテアには、夜になると葉を閉じて昼間になると葉を広げる習性があり、これを休眠運動(就眠運動)と言います。

この休眠運動をしっかりするカラテアほど元気な証拠と言われていて、一日の中でいろんな表情を見せてくれるのでインテリアにぴったりです。

特にカラテア マコヤナは葉の表と裏で色が違うため、休眠運動は見る人を飽きさせません。

カラテア マコヤナは花が咲く?

カラテア マコヤナは夏になると白い花を咲かせます。

大きな葉とは対照的に、花は小さく小ぶりなサイズです。

カラテア マコヤナの花言葉

カラテア マコヤナの花言葉は、カラテア属の共通で「飛躍」「強い思い」「あたたかい心」です。

カラテア マコヤナの育て方

カラテア マコヤナは、一般的な観葉植物に比べると少し繊細な一面を持っているのでポイントをしっかり押さえて育てましょう。

  • 直射日光は避け、適度な日当たりを好む
  • 高温多湿が好きなので保水力のあるを使う
  • 乾燥が苦手なので水やりのタイミングが重要
  • 風が苦手なので屋内ではエアコンや扇風機に注意
  • 寒さに弱く冬場は早めに休眠期間に入る
  • カイガラムシやハダニに注意

これらのポイントを押さえることで、元気に成長し葉にツヤが出てでき、個性的な葉の柄がより鮮やかになります。

水やりの頻度

カラテア マコヤナの水やりで一番重要なのは、乾燥した状態が長く続かないようにすることです。

カラテア マコヤナは、高温多湿が好きで乾燥を嫌います。

春から秋にかけては吸水力も高く乾燥しやすいので、こまめに土の状態を観察してください。

ただし乾燥を恐れて水をやりすぎると、根腐れになるので注意が必要です。

また冬場は休眠期間に入り吸水力が一気に落ちるので、土も乾きにくく水やり頻度は少なくなります。

ただ冬場でも高温多湿の環境を好むのは変わらないので、葉水は通年を通して行いましょう。

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肥料のあげ方

肥料は4〜6月と9〜10月に与えてください。

真冬と真夏に与えると肥料焼けを起こしてしまうので注意です。

肥料には液肥と置き肥の2種類があり、用法用量を正しく守っていればどちらを使っても構いません。

病害虫・害虫対策

カラテア マコヤナには、カイガラムシやハダニが付きやすいです。

見つけたら柔らかい歯ブラシなどを使って落とすか、ティッシュなどで拭き取りましょう。

害虫対策には葉水が効果的です。

害虫は葉裏に付きやすいので、葉裏にもしっかりと水をかけてください。

土にオルトランのような殺虫効果のある薬剤を撒くのもおすすめです。

害虫によってダメージを受けた葉はそれ以上育つことはないので、剪定して他の葉に水分がいきわたるようにします。

種まきと植え方

種から育てる場合は、成長期が始まる5月ごろに種まきをします。

カラテア マコヤナは20度以上になると活発に成長するので、この時期に植えて芽が出るまでは常に土を湿らせた状態にしましょう。

鉢全体をビニールで覆い意図的に高温多湿の空間を作って発芽させやすくする方法もあります。

ただ、基本的にはカラテア マコヤナは株分けされたものを購入するのが一般的です。

葉が丸まってくる原因は?

カラテア マコヤナの葉が丸まってくる原因は主に以下の3つが考えられます。

  • 日当たりが強すぎる
  • 乾燥
  • 根腐れ

これらの原因が複合的に絡んでいることもあるので、一つ一つ原因を探る必要があります。

乾燥や根腐れは水やりの仕方を適切に行えばどちらも対策できるので、水やりはとても重要です。

カラテア マコヤナは寒さに弱く、15度以上と15度未満とでは吸水力が大きく変わるので、それに合わせて土の乾燥具合も変わります。

特に温度変化の激しい春や秋は、土の状態をよく観察して適切な水やりを行うよう心掛けてください。

カラテア マコヤナの栽培環境

カラテア マコヤナは、少し繊細な植物です。

葉が丸まったり葉焼けしたりしないようにするためには、適切な栽培環境が必要になります。

ツヤのある個性的な色と柄を楽しむためにも、万全の環境を整えましょう。

置き場所と日当たり

カラテア マコヤナは風による乾燥を嫌います。

屋内では特にエアコンや扇風機の風が直接当たらないように注意してください。

直射日光が当たる場所には置かないでください。

それでも葉焼けするようであれば、少しずつ光量が少ないところに移動させましょう。

屋外なら半日陰、屋内ならレースカーテン越しの光くらいが適当です。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

カラテア マコヤナは15度未満になると休眠期間に入ります。

なかなか15度以上を日本で保つのは難しいですが、10度以上を保てていれば冬を越すことは可能です。

屋外で育てているならば、冬場は必ず屋内に移動させ10度以上を保てるようにしてください。

用土

カラテア マコヤナは高温多湿を好み、乾燥を嫌います。

この特性を満たす土づくりが必要です。

ピートモスや赤玉土のような保水力の高い土をメインに、パーライトやバーク堆肥のような通気性の高いものを少し混ぜると良いでしょう。

また有機質を好むので、この中ではピートモスやバーク堆肥がより適しています。

カラテア マコヤナを種から育てると大変?

カラテア マコヤナは一般的には株分けされたものを購入して育てます。

種から育てる方法があまり出回っておらず、参考にできる例が少ないという点では大変かもしれません。

観葉植物は基本的に気温が高く活発な時期に種まきをし、しっかりと土を湿らせ続けていれば発芽はします。

まだ株が小さい1年目の冬を越すことがもっとも難しく、室温が10度以下にならないように徹底した温度管理が必要です。

カラテア マコヤナの増やし方

カラテア マコヤナは株分けをすることで、比較的簡単に増やすことができます。

観葉植物は自由に増やせることが醍醐味です。

時期とやり方をしっかり押さえて、増やす楽しみを存分に味わいましょう。

剪定・株分けの時期はいつがいい?

剪定は、新しい葉の成長を妨げる葉が出た時に適宜行います。

害虫に蝕まれた葉や日光で葉焼けした葉、また新しい葉の光を遮るような葉などを適宜切り落とし、新しい葉を元気に育てることが大切です。

ただし湿度が高い日に剪定すると、切り口が乾かずカビの原因になるので注意しましょう。

株分けは4〜5月、もしくは9月ごろに行います。

カラテア マコヤナは20度以上になると活発に成長するので、毎日の気温を見て判断してください。

株分けのやり方

株分けの際には根についた土をしっかりと落とす必要がありますが、この際に根を傷つけないよう注意が必要です。

揉みほぐすだけでは土が落ちないようならば、バケツに溜めた水に浸すと土が落ちやすくなります。

ぶちぶちと不用意に根を引きちぎらないことが大切です。

土が落ちたら根が繋がっているところを見て、剪定ハサミで切り分けてください。

このとき古くなった根も剪定ハサミで切ります。

内側の根が古く外側ほど新しい根になるので、なるべく内側から、古そうなものがあれば切って整えて下さい。

ミルクタンクと呼ばれる膨らんだ根は、栄養を溜めている部分なので間違って切らないようにしましょう。

植え替え時期はいつがいい?

株分けと同様に4〜5月、もしくは9月ごろが最適です。

20度以上の活発に成長する気温であることが重要なので、毎日の気温の変化に注意して行います。

根詰まりすると成長が止まってしまうので、大きく育てたいなら植え替えは必要です。

鉢替えのやり方

今使っている鉢より一回り大きな鉢に変えます。

鉢底に鉢底石や鉢底ネットを置いて水はけをよくすることが大切です。

保水力の高い土や通気性の高い土、また有機質の土などを適切に混合させて植え替えます。

オリジナルの土づくりが難しいと感じたら、100均やホームセンターの観葉植物用の土を使用しても問題ありません。

植え替えた後は、たっぷりと水をやり土と根をなじませます。

【植え替え後の肥料について】

肥料については植え替え後すぐに与えるのはおすすめしません。

観葉植物は植え替えするだけでも大きなダメージを受けます。

そのダメージが回復していない時期に肥料を与えると、塩分過多で肥料焼けを起こす恐れがあるからです。

2週間後ぐらいに新しい鉢で成長が進んでいるのを確認してから肥料を与えるのが適切でしょう。


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