ミニトマトの育て方

更新日 2025年03月31日

育てやすさ

初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。

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ミニトマトの基本情報

植物名ミニトマト
学名Solanum lycopersicum
和名小金瓜(こがねうり)、赤茄子(あかなす)、唐柿(からがき、とうし)、蕃茄(ばんか)
英名Cherry tomatoes
別名チェリートマト、プチトマト、マイクロトマト
原産地南アメリカ
科名ナス科
属名ナス属
開花時期6月下旬~9月中旬
収穫時期7月~10月初旬

ミニトマトとは、重さ10~30g程度の小さなトマトの総称です。

ミニトマトにはたくさんの品種があり、それぞれ色や形が異なります。

赤色だけでなく黄色やオレンジ色、緑色をしたもの、丸型や楕円形など様々です。

生で食べても調理しても美味しく、プランターでも育てられるので家庭菜園にもぴったりの野菜と言えます。

月別栽培カレンダー

種まき

1

2

3

4

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6

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植え付け(新苗)

1

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植え替え

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肥料

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開花

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収穫

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※中間地の場合

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種類と品種

種類と品種

ミニトマトは、小さなサイズと甘みが特徴のトマトで、栄養価が高く育てやすい野菜としても人気です。

種類としては、丸型、楕円型、プラム型があり、それぞれ風味や食感が異なります。

ミニトマトの代表的な品種は以下の通りです。

大きさ(cm)甘味味の濃さフルーティ酸味さっぱり感
千果3~4cm普通普通
アイコ3~4cmなし普通
ミニキャロル3~4cm普通やや高い
ピンキー2~3cm少ない高い
トスカーナバイオレット3~4cm強いやや高い
プチぷよ2~3cm普通普通
グリーンゼブラ3~4cm強い普通

代表的な品種には、鮮やかな赤色が特徴の「アイコ」、糖度が高い「プチぷよ」、酸味と甘みのバランスが良い「千果」などがあります。

色も赤、黄色、オレンジ、紫と多彩で、見た目の楽しさも魅力です。

栽培は比較的容易で、家庭菜園にも適しており、種や苗が広く販売されています。

甘み、酸味、さっぱり感など異なるので、お好みに合わせて品種を選んでみてください。

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栄養成分と健康効果

栄養成分健康効果
リコピン活性酸素を抑制し、生活習慣病などを予防する。
β-カロテン活性酸素を抑制し、生活習慣病などを予防する。皮膚や粘膜の健康を維持する。
クエン酸疲労回復効果や血流を改善する効果がある。
ビタミンC皮膚や粘膜の健康を保つ。抵抗力を強める働きがある。
カリウム水分のバランスをコントロールし、むくみ防止や、高血圧を予防する。

リコピンやβ-カロテン、ビタミンCなどを豊富に含むため、美容と健康に良いと言われる野菜です。

一般的なトマトに比べるとミニトマトの方が、β-カロテンやビタミンC、その他の栄養素を多く含んでいます。

β-カロテンは植物が持っているオレンジ色の色素成分のことで、体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜の健康を維持します。

また、有害な活性酸素を抑える「抗酸化作用」を持ち、生活習慣病の予防やエイジングケアに有効です。

トマトの赤い色素であるリコピンは、β-カロテンの倍以上の抗酸化作用を持っていると言われています。

旬の時期と味の違い

ミニトマトの旬は6月~10月です。

夏に採れるミニトマトは、実が早く色づくため、果肉が柔らかくすっきりした味になります。

春から初夏または秋から初冬に採れるものは、ゆっくりと熟していくため実は固く、味が濃く甘みも強いです。

ミニトマトの歴史と主な生産地

ミニトマトは、南米ペルーやエクアドルなどアンデス地方が原産のトマトを品種改良したものです。

日本には江戸時代に渡来し、昭和初期に「小さなトマト」「小型トマト」として出回るようになりましたが、当時は需要がありませんでした。

昭和50年代になると、マンションや団地で暮らす人が増え、ベランダで野菜や植物を育てる人が増えました。

そこでプランターで栽培できる小さいトマトとして「プチトマト」を発売したところ大ヒットし、全国に普及するようになりました。

日本国内でのミニトマトの主な生産地は、以下の通りです。

  • 熊本県
  • 愛知県
  • 北海道
  • 宮崎県

熊本県は、標高の差を活かして1年中ミニトマトが栽培できるため、圧倒的な収穫量を誇っています。

ミニトマトの育て方

美味しいミニトマトにするには、適切な育て方が重要です。

具体的には、次の7つのポイントを抑えましょう。

  • 土壌の準備と場所選び
  • 水やりの方法
  • 肥料の適切な与え方
  • 病害虫対策
  • 種まきと植え方
  • 栽培に必要な資材
  • ミニトマトの成長段階に応じたケア

それぞれ順番に解説します。

土壌の準備と場所選び

土壌の準備と場所選び

ミニトマトを育てるには、適切な土壌準備と場所選びが重要です。

土壌は水はけと通気性が良く、栄養豊富なものを用意し、腐葉土や堆肥を混ぜたpHは6.0~6.8が最適です。

ミニトマトを育てる際には、日当たりが良く、風通しの良い場所を選びましょう。

庭やプランターでも栽培できますが、根がしっかり伸びるよう深さ30cm以上の鉢を選ぶと良いでしょう。

また、過密な環境を避け、成長に十分なスペースを確保することが大切です。

水やりの方法

水やりは、土の表面が乾いてからたっぷりとあげるようにしましょう。

畑で育てている場合は、土が乾いていてもその日の天気が雨であれば水やりはしなくて大丈夫です。

ポットからプランターや畑に定植した直後は、土の表面が乾かないように水やりをします。

午前中に光合成を行うので、水やりのタイミングは朝一番に行うといいでしょう。

水をあげすぎると根腐れを起こしたり、実が割れる原因となるので注意が必要です。

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肥料の適切な与え方

肥料の適切な与え方

肥料を適切に与えると、美味しいミニトマトが育ちます。

肥料を与えるタイミングは、元肥と追肥の2回です。

有機肥料と化成肥料の2種類ありますが、プランターで育てる場合は化成肥料を使いましょう。

有機肥料は畑で育てる場合におすすめの肥料です。

元肥

元肥とは、種まきや苗の植え付け前に、土壌に混ぜ込んでおく肥料のことを指します。

植え付けの3週間前から土壌に混ぜ込んでおくと、土全体にしっかり栄養が行き渡ります。

追肥

栽培の途中に与える肥料のことを追肥と言います。

元肥だけでは成長途中で栄養が足りなくなるので、栄養の補充を行います。

追肥は、最初に花がついた房「第一花房」の実が膨らんだ頃に与えます。

それ以降は、先端付近の茎や葉の状態を見て、栄養不足であれば追肥します。

肥料の与えすぎは、実がならない原因となったり、チッ素過多で害虫を引き寄せる原因となったりするので注意が必要です。

病害虫対策

ミニトマトに被害を与える病害虫とその対策を紹介します。

あっという間に広がって枯れてしまう病気もあり、適切な対策が必要です。

青枯病

  • 葉や株が緑色のまま、突然萎れてしまう病気
  • 主に根から侵入し、植物全体に影響を及ぼす
  • 花自体への直接的な被害は少ない。

対策は、畑で育てている場合は見つけ次第すぐに株ごと抜くこと。

抜き取った株は畑の外で処分をする。使ったハサミは必ず消毒しましょう。

チッ素過多で起こりやすいので、肥料のやりすぎに注意が必要です。

うどん粉病

  • 葉や茎に白い粉状のカビが発生する
  • 花にも感染し、白い粉状のカビが付着することがある
  • ひどくなると光合成をしなくなり成長を妨げる

対策としては、風通しが悪くなると起こりやすいので、葉が多い場合は剪定します。

発生した場合は、葉を取り、殺菌剤や木酢液を散布しましょう。

灰色カビ病

  • 花弁や花柄に灰色のカビが発生し、腐敗させる
  • 湿度が高い環境で発生しやすい

対策は、カビが発生した部分を取り除き、殺菌剤を散布すること。

風通しが悪いと発生しやすいため、剪定を行い風通しを良くします。

窒素過多にならないよう肥料の与えすぎに注意しましょう。

トマトサビダニ

  • 花弁や花柄に灰色のカビが発生し、腐敗させる
  • ダニが葉や茎などを吸汁することで、葉や茎が枯れてしまう
  • 湿度が高い環境で発生しやすい

対策は、症状を発見した場合は農薬を散布すること。

乾燥を好むのでこまめに水やりし、症状がひどい場合は株を抜いて処分します。

オオタバコガ

  • 幼虫が花や果実を食害し、穴を開ける
  • 夜間に活動し、卵を産み付ける
  • 花が咲かなかったり、実がならないなどの被害がでる

対策は、虫が実の中に入ると薬剤が効かないので、食べられた果実は切り取り、処分すること。

木酢液や唐辛子を漬けた酢等を週1回のペースで散布すると防虫効果がある。

病気も害虫も、どちらも早期発見が大切です。

見つけた場合は速やかに、被害を受けた部分を切り落とし、薬剤を撒きます。

切り落とした部分は畑に放置せず、畑の外で処分をしてください。

薬剤を使う場合は、必ず指定の量を守りましょう。

また、切り落とす際に使ったハサミは消毒することも重要です。

害虫予防に薬剤を使いたくない場合は、木酢液や唐辛子を酢や焼酎に漬けたものを散布するのも効果的と言えます。

種まきと植え方

ミニトマトを初めて育てる人は市販の苗を購入して育てるのがおすすめですが、種から育てることも可能です。

発芽適温は20~30℃で、種をまく前に一晩水に漬けておくと発芽が揃いやすくなります。

今回は、ポットに種をまく「ポットまき」プランターに直でまく「直まき」の方法を説明します。

ポットまきの方法

ポットまきは2月下旬以降の気温が低い時期の種まきに適しています。

  1. ポット1つにつき2~3粒の種をまく。
  2. 種をまく深さは5~10mm。
  3. 土をかぶせ、軽く手で押さえる。
  4. 発芽するまでは、土の表面が乾いたら水をやる。
  5. 本葉が1~2枚になったら間引きする。
  6. 本葉が4~5枚になったら畑やプランターに植え替える。

直まきの方法

直まきは4月中旬以降の気温20℃を超えた時期に適しています。

  1. 瓶の底などでまき溝をつけ、1箇所に3~4粒の種をまく。
  2. 種をまく深さは5~10mm
  3. 土をかぶせ、軽く手で押さえる。
  4. 発芽するまでは、土の表面が乾いたら水をやる。
  5. 本葉が2~3枚になったら間引きする。

種まき後は、20℃以上をキープし、直射日光が当たらない場所で育てることがポイントです。

ミニトマトの種は、嫌光性のため土でしっかり覆うようにしましょう。

プランターへの植え替え方法

ポットまきした種が成長し、本葉が4~5枚になったらプランターへ植え替えます。

植え替えは、日中の気温が20℃を超えるようになってから行いましょう。

ホームセンターなどで購入した苗を植え替える場合も同様の方法になります。

  1. 鉢底石をプランターの底に入れる。
  2. 野菜用培養土をプランターの8分目まで入れる。
  3. 苗と同じくらいの大きさの穴を掘る。
  4. ポットから出した苗を土ごと植える。その際、苗の土1/5がプランターの土から出るくらいの浅さにする。
  5. 苗から5cmほど離したところに支柱をたて、紐でゆるく結ぶ。結ぶときは8の字に、輪を大き目にする。
  6. 軽く土をかぶせ、底から水が溢れるくらいたっぷりと水をやる。

栽培に必要な資材

ミニトマトの栽培に必要な資材は、以下のとおりです。

  • 野菜用培養土
  • 鉢底石
  • プランター・野菜鉢
  • 鉢皿
  • 支柱
  • 麻紐、ビニール紐
  • 化成肥料

それぞれ順番に解説します。

野菜用培養土

野菜用培養土は、野菜栽培に適した成分が調整されている土です。

保水性や排水性が良く、肥料成分も含まれており、初期生育を促します。

初心者でも手軽に扱える点が魅力で、ホームセンターや園芸店で入手可能です。

鉢底石

鉢底石はプランターや鉢の底に敷くことで、排水性を高めます。

根腐れを防ぎ、土の通気性を確保する役割があります。

再利用が可能な素材も多く、コストパフォーマンスが良いでしょう。

プランター・野菜鉢

プランターや野菜鉢は、家庭菜園で野菜を育てるための容器です。

軽量で移動しやすいものや、サイズが豊富で使いやすいものが多いです。

ミニトマトを育てる場合、高さ30cm以上×幅30cm以上のプランターを目安に選びましょう。

鉢皿

鉢皿はプランターや鉢の下に置き、水漏れを防ぐために使用します。

室内栽培やベランダ栽培に便利で、床や地面を汚さないためのものです。

鉢皿はサイズが合わないと安定性が低くなるため注意しましょう。

支柱

支柱は、成長した野菜が倒れないようにサポートする道具です。

トマトやナス、キュウリなど、つる性や背が高くなる野菜で使用します。

太さ16~20mm×長さ150cm~180cm程度のものを1~2本用意しましょう。

素材は金属やプラスチック製が一般的で、丈夫で長持ちするものが良いです。

麻紐、ビニール紐

麻紐やビニール紐は、野菜の茎を支柱に固定するために使います。

麻紐は自然素材で環境に優しく、ビニール紐は耐久性が高いです。

植物を傷めないように緩めに結びましょう。

化成肥料

プランター栽培の場合は化成肥料が選ばれます。

化学肥料は植物の成長に必要な栄養素をバランス良く含む肥料で、粒状や粉状があり、即効性が高く効果が持続します。

ただし、使用量を守らないと肥料焼けを起こすため注意が必要です。

ミニトマトの成長段階に応じたケア

ミニトマトの成長段階に応じたケアは、健康な苗からおいしい実を育てるために欠かせません。

ミニトマトの苗を購入して栽培する場合、成長段階に応じたケアは以下の通りです。

  1. 発芽期|乾燥に注意し、土壌を常に湿らせる
  2. 苗期|徒長を防ぐため、日光を十分確保
  3. 定植期|根を傷つけないように植える
  4. 開花期|花落ちを防ぐために水分を管理
  5. 収穫期|熟し過ぎる前に収穫する

それぞれ順番に解説します。

発芽期|乾燥に注意し、土壌を常に湿らせる

ミニトマトの発芽期は、種から芽が出る重要な段階で、土壌の乾燥を防ぐことが最も重要です。

発芽には適切な湿度が必要で、乾燥すると芽が出にくくなる可能性があります。

また、土壌が湿り過ぎているとカビが発生する恐れがあるため、水やりの量を適切に管理しましょう。

苗期|徒長を防ぐため、日光を十分確保

苗期はミニトマトの成長が加速する段階で、日光の確保が重要です。

日光不足になると徒長し、茎が細く弱くなる可能性があります。

この時期には風通しの良い場所で十分な日光を浴びせるようにしましょう。

また、肥料を与える際は適量を守り、必要に応じて支柱を用意することで、健全な苗の成長を促します。

定植期|根を傷つけないように植える

定植期は苗を本来の育成場所に移すタイミングです。

この時期には苗の根を傷つけないことが最優先で、根を壊すと苗の成長が大きく遅れることがあります。

植える前に土壌を空気が通るよう、ふかふかに耕し、苗が根付くための準備をしましょう。

また、植える間隔を適切に保つことで、苗が健康に育つためのスペースを確保します。

植え付け後はたっぷりと水を与えて、根の定着を促進しましょう。

開花期|花落ちを防ぐために水分を管理

開花期はミニトマトの生育にとって重要な時期で、水分管理が鍵を握ります。

花が落ちるのを防ぐために、土壌を適度に湿らせることが大切です。

特に乾燥すると花が枯れやすくなるため、早朝や夕方の涼しい時間帯に水やりを行うと効果的です。

また、この時期には追肥を行うことで、花の発育を促進し、果実の収穫量を増やすことができます。

収穫期|熟し過ぎる前に収穫する

収穫期はミニトマトが赤く色づき、食べ頃を迎える段階です。

ミニトマトの収穫適期は、実全体が品種特有の色に均一に変わり、ヘタが反り返り、適度な弾力が感じられるときです。

果実を収穫する際には、ハサミや手で丁寧に取り、果実を傷つけないように注意しましょう。

ミニトマトの栽培環境

ミニトマトを栽培するためには、次のような条件に配慮する必要があります。

  • 置き場所と日当たり
  • 温度と湿度の管理
  • 用土の選び方
  • 風通しと支柱設置

それぞれ順番に解説します。

置き場所・日当たり

ミニトマトをプランターで育てる場合は、日当たりと風通しの良いところに置くようにしましょう。

また、雨が直接当たらない場所に置くことも重要です。

室外機の近くも高温になるため避けましょう。

日光に当たる時間は、約5時間以上は必要と言われています。

長時間日の当たる場所に置きましょう。

温度と湿度の管理

適温20℃~30℃20℃前後

ミニトマトは、30℃以上10℃以下になると生育が悪くなります。

ベランダに置いてプランターで育てる場合、真夏はプランターの下にレンガやすのこを敷き、高温にならないようにしましょう。

冬場は5℃を下回ると生育が止まりますが、室内でも日光が当たるよう工夫することで栽培が可能です。

また多湿を嫌うので、水のやりすぎにも注意します。

用土の選び方

初めて育てる方は、市販の培養土を購入しましょう。

野菜用培養土と書かれているものを選べば、問題ありません。

リン酸、カリウムなどの栄養が入っているものであれば肥料は不要です。

次のものを混ぜ合わせて自分で作ることもできます。

  • 赤玉土小粒
  • 腐葉土
  • バーミキュライト
  • 苦土石灰
  • 化成肥料

土を弱アルカリ性にする必要があるので、植え付けの2~3週間前までに苦土石灰をよく混ぜておきます。

風通しと支柱設置

ミニトマトの栽培では、風通しを良くすることが重要です。

密集した葉や茎は病害虫の原因となるため、適切に間引き(わき芽かき)を行い、空気が通りやすい環境を作ります。

「わき芽」とは主枝と茎の間から出る新芽で、放置すると病気の原因になります。

わき芽かきは手や消毒したハサミで行い、切り口を清潔に保つため晴れた日に作業しましょう。

また、支柱を設置することで、茎や枝が地面に触れないように支えます。

ミニトマトの支柱の種類は1本立てと2本立てのいずれかです。

立て方特徴
1本仕立てメインの枝である「主枝」1本を伸ばして育てる方法です。わき芽は全て取り除きます。
2本仕立て「主枝」と「側枝」の2本を伸ばしていく方法です。最初に伸びてきたわき芽を伸ばし側枝とします。Yの字に育つのが特徴です。

適切に支柱を立てることにより、実が腐るのを防ぎ、収穫作業も簡単になります。

支柱はしっかりと固定し、茎が傷つかないよう柔らかい素材のひもで軽く結ぶと良いです。

ミニトマトの開花および収穫時期

ミニトマトは長く収穫が楽しめる野菜です。

開花と収穫時期について説明します。

ミニトマトの開花時期

植えた時期や品種によって開花時期は異なりますが、6月下旬~9月中旬に開花するのが一般的です。

苗の植え付け後、2~3週間ほどで開花していきます。

複数の花を房のようにつけるのが特徴で、下から順番に「第一花房」「第二花房」と呼びます。

一つの花房に12~20個の花を咲かせますが、花の数が極端に少ないようであれば栄養不足など弱っているサインです。

その場合は肥料を追加しましょう。

花が咲いたら軽く揺するなどして受粉を促します。

人工授粉は天気の良い日の午前中に行うのがポイントです。

収穫に最適な時期と見極め方

収穫に最適な時期と見極め方

ミニトマトは開花後、約40~50日で収穫できます。

ミニトマトの収穫タイミングは次の通りです。

  • 雨が降る前
  • 水やり前
  • 朝の涼しい時間

雨が降ると、水分を吸うことで実が割れてしまう可能性があります。

また、濃い味のミニトマトを作るために、収穫の2~3日前は水やりを控えるといいでしょう。

ミニトマトの完熟のサインは次の通りです。

  • ヘタの真下まで赤く色づいている
  • ヘタが反り返ってきている
  • 実を揺すると枝から簡単に取れる

ヘタがくるんと反り返り、真下まで色づいていれば完熟となります。

収穫時期による味の違い

ミニトマトは収穫時期により味が変わります。

冬春トマト夏秋トマト
大きさ約6~8cm約4~6cm
甘味
味の濃さ
フルーティ
酸味弱い強い
さっぱり感なしあり

夏に採れたミニトマトは瑞々しくあっさりとした味で、初夏や秋~初冬に採れたミニトマトは実が固く濃い味です。

気温や日差しの強さで成長スピードが変わるため、味に違いが生まれます。

気温が低くゆっくり育つ時期のミニトマトの方が、味が濃く甘いものが多いです。

ミニトマトの実がならない原因は?

ミニトマトに実がならない原因は、主に次の通りです。

  • 肥料の与えすぎ
  • 日当たりが不足している
  • 着果不振
  • 栄養不足
  • 温度や湿度が不適切

それぞれ順番に解説します。

肥料の与えすぎ

肥料を与えすぎると、葉や枝が増えることにより、花に栄養が行きわたらず実がなりにくくなってしまいます。

適切な時期に、適切な量を与えましょう。

肥料過多の症状

  • 茎が太い、うねっている
  • 葉が濃い緑になっている
  • 茎に切れ目が入る「メガネ茎」になっている

上記のようになっていると、肥料過多の場合が多いです。

肥料過多の場合、あえてわき芽を取らず育てることで、過剰な栄養を消費させます。

症状が落ち着いたら、わき芽は取り除くようにしましょう。

日当たりが不足している

ミニトマトは成長に強い日差しが必要です。

日当たりが不十分では、株が弱く育ってしまいます。

直射日光が1日5時間以上当たる場所で育てるようにしましょう。

着果不振

ミニトマトは、一番初めに咲いた花にきちんと着果しなければ、その後も実がなりにくくなるという性質を持っています。

着果不振を防ぐために、人工授粉をさせるのも効果的です。

一番花が咲いたら、指で花をはじいたり、綿棒や筆でそっと擦るなどして受粉を手伝います。

栄養不足

肥料が不足することも実がならない原因となります。

葉の色が黄色に変わってきたり、葉が小さくなってきたり、反り返っていると栄養不足の可能性が高いです。

植え付け時の元肥だけでは、実をつけ始める時期に栄養が不足しますので、追肥が必要になります。

その後も葉の様子を見て、追肥をしましょう。

温度や湿度が不適切

ミニトマトは35℃以上の高温もしくは10℃以下の低温が続くと生育が止まります。

また、湿度85%以上の多湿が続くと気孔が閉じ光合成の妨げになるので湿度管理が必要です。

真夏はコンクリートに直接置かないように、すのこやレンガの上に乗せたり、高温になりすぎないよう対策しましょう。

梅雨時など湿気の多い時期は、株の下の方の葉・茎を取り、すっきりさせることで通気性がよくなります。

葉を取る場合は、光合成のため株の上の方の葉は残しましょう。

ミニトマトの増やし方

ミニトマトの増やし方のポイントは次の5つです。

  • 摘心と摘果の方法
  • 挿し木によるトマトの増やし方
  • 水耕栽培による増やし方
  • 植え替えの適期と手順
  • 鉢替えのやり方

それぞれ順番に解説します。

摘心と摘果の方法

摘心と摘果の方法

トマトの主枝の先端を摘み取ることを、摘心と言います。

摘心することで成長を抑え、既になっている花や実に栄養を回す方法です。

株の最先端に手が届かなくなってきた頃に行います。

摘果は、先端についた小さい実や病気の実をとることです。

摘果することで、栄養が分散するのを防ぎ、より美味しい実を作ることができます。

成長の様子を見ながら、生育の悪い実を取っていきましょう。

摘心、摘果ともに、消毒をした清潔なハサミで行います。

また、切り口が湿っていると病原菌が入り込みやすいので晴れた日に行いましょう。

挿し木によるミニトマトの増やし方

挿し木によるミニトマトの増やし方

ある程度成長したわき芽を使うと、挿し木して株を増やすことができます。

以下はミニトマトの挿し木による増やし方の手順です。

  1. 健康な親株から10~15cmの枝を切り取る
  2. 切り口を清潔にし、水に1~2時間つける
  3. 湿った土に3~5cmほど挿し植えする
  4. 日陰で管理し、土が乾かないよう注意
  5. 2~3週間後、根が出たら日向に移す

それぞれ注意点を含めて挿し木による増やし方を解説します。

① 健康な親株から10~15cmの枝を切り取る

ミニトマトの挿し木には、健康な親株を選びましょう。

病害虫に侵されていない元気な株から、10~15cm程度の若々しい枝を切り取りま

枝の先端部分は柔らかく成長力が高いため、挿し木に適していている部位です。

切り取りには清潔なはさみやナイフを使い、切り口にキズがつかないよう注意してください。

雑菌が入ると腐敗する恐れがあるため、よく切れる刃物できれいに切断しましょう。

② 切り口を清潔にし、水に1~2時間つける

切り取った枝の切り口は、清潔に保つことが大切です。

切り口に付着した土や不純物を洗い流し、雑菌の侵入を防ぎます。

また、切り取った枝を水に浸けておくことで、失った水分を補給できます。

そして、水に1~2時間つけることで切り口が安定し、挿し木後の発根がスムーズに進むでしょう。

③ 湿った土に3~5cmほど挿し植えする

挿し木を行う際には、清潔で水はけが良く、保湿性のある土を使用しましょう。

少し湿らせた土に、枝を3~5cm程度の深さまで挿し植えします。

深すぎると腐敗しやすく、浅すぎると安定しないため指す深さを測って調整しましょう。

挿した後は軽く押さえて枝が動かないように固定してください。

④ 日陰で管理し、土が乾かないよう注意

挿し木した直後は直射日光を避け、少し明るめの日陰で管理します。

ミニトマトは強い光や高温にさらされると、枝が乾燥して枯れる可能性があるためです。

土が乾燥しないように適度に水を与え、常に湿り気を保ちましょう。

ただし、水を与えすぎると根腐れを起こすこともあるため、適量にします。

⑤ 2~3週間後、根が出たら日向に移す

挿し木をしてから2~3週間ほどで新しい根が出てきます。

根が出たら、ポットやプランター、畑などに植え替えつつ、徐々に日光に慣らしながら日向に移動させます。

急に強い光にさらすと、枝が弱ってしまう可能性があるため注意してください。

成長が確認できたら、通常の育成管理に切り替えることで、ミニトマトの挿し木は順調に育ち始めます。

水耕栽培による増やし方

ミニトマトは水耕栽培でも増やすことが可能です。

土を使わず、水と肥料だけで栽培できるため、手軽に育てることができます。

水耕栽培の手順は以下のとおりです。

  1. 種の選定と発芽の準備
  2. 水耕栽培容器の準備
  3. 苗の移植
  4. 栄養液の管理
  5. 成長促進と収穫

それぞれ手順や注意点について順番に解説します。

① 種の選定と発芽の準備

ミニトマト栽培には発芽率の高い種を選びましょう。

具体的には「アイコ」「千果」「フルティカ」などが初心者にもおすすめです。

これらの品種は発芽率が高く、病気への耐性もあるため安定した栽培ができます。

発芽には湿らせたペーパータオルや専用のスポンジを使用し、容器に種を入れ、暗く温度が20~25℃程度の場所に置きます。

数日で発芽が確認できるので、その後の育成に備えましょう。

② 水耕栽培容器の準備

水耕栽培用の容器はポリタンクや専用キットを使用します。

2Lのペットボトル等での育成もできますが、専門の容器に比べると少し難易度が上がります。

容器には水と適切な栄養液を混ぜて用意しておきましょう。

また、ポンプで酸素を供給する装置を設置すると、ミニトマトの成長が促進されます。

そして、日光が十分に当たる場所に置くか育成用LEDライトを設置し、温度管理も行ってください。

③ 苗の移植

発芽した種が2~3枚の葉をつけたら苗として移植します。

ネットポットやスポンジを使って根が栄養液に触れるように設置しましょう。

このとき、根の部分が常に湿る状態を維持することが重要で、容器の中に栄養液を十分に循環させます。

また、根の酸素供給が途絶えると枯れるので、酸素を消費する藻の手入れや、エアポンプを設置するなどの配慮が必要です。

④ 栄養液の管理

ミニトマトの成長には栄養液の濃度(EC値)とpHを適切に保つことが大切です。

EC値は1.5~2.5ds/m 、pHは5.5~6.5が目安で、1週間に1回程度、栄養液を交換して新鮮さを保ちます。

もし水位が下がった場合は補充し、根が乾かないように注意しましょう。

⑤ 成長促進と収穫

日光が6~8時間当たる場所で育成すると、ミニトマトの成長が促進されます。

また、育成用のLEDライトを使用すれば光の供給を補うことが可能で、室内でも育成可能です。

ミニトマトが赤く色づき、柔らかくなったら収穫時期です。

実の周囲を軽く押し、簡単に外れる状態で収穫し、収穫した後も栄養管理を行い、次の収穫を目指しましょう。

植え替えの適期と手順

ミニトマトが成長すると鉢が植え替えを行います。

手順は以下の通りです。

  1. 植え替え適期は本葉2~2.5枚が目安
  2. 適切なポットと培土の準備
  3. 植え替えは根を傷めず丁寧に行う
  4. 適切な水やりと温度調整を行う
  5. 本葉7枚で定植への準備する

それぞれ具体的なやり方と注意点を解説します。

植え替え適期は本葉2~2.5枚が目安

ミニトマトの植え替え適期は、本葉が2~2.5枚出た頃が理想のタイミングです。

この時期は苗の根が十分に発達しており、植え替え後の成長がスムーズに進むためです。

早すぎると根が未発達で植え替えに耐えられず、逆に遅すぎると根がポットの中で絡まりやすくなり、傷みやストレスを受けやすくなります。

適期に植え替えることで、根が新しい培土にしっかりと張り、成長が促進されるでしょう。

適切なポットと培土の準備

ミニトマトの植え替えには、直径7~10cm程度のポットを選ぶと良いです。

このサイズは苗が成長するスペースを確保でき、根が絡まりにくくなります。

ポットはプラスチック製や紙製など素材を問わず、底に排水用の穴があるものを選んでください。

培土には水はけが良く、通気性のある市販の野菜用培養土やトマト専用土を使用し、土はポットの上1cmほど残します。

自作する場合は、腐葉土と赤玉土を7:3の割合で混ぜると良いです。

植え替えの際には、土が乾燥しすぎないよう事前に少し湿らせておくと、苗が根付きやすくなります。

植え替えは根を傷めず丁寧に行う

ミニトマトの植え替えでは、苗を根から外す際に極力傷をつけないように注意が必要です。

ポットから苗を取り出すときは、苗の茎を優しくつまみながら、ポットの底を軽く押して取り出します。

根が絡んでいる場合は、無理に引っ張らずに、軽く土をほぐして解きましょう。

植え替える際は、新しいポットの中央に苗を置き、根を広げながら周囲に土を優しく詰めます。

最後に、根が土にしっかり接触するよう、軽く押さえると良いです。

適切な水やりと温度調整を行う

植え替え後は、苗が順調に根付くよう、適切な水やりを心掛けます。

植え替え直後にはたっぷりと水を与え、土全体を湿らせ、その後は表面の土が乾いたら水をやる程度に調整してください。

また、苗は直射日光を避け、風通しの良い明るい場所に置きます。

室内で育てる場合は、15~25℃の温度を保ち、特に夜間の冷え込みを防ぐことが大切です。

本葉7枚で定植への準備する

本葉が7枚程度になったら、ミニトマトの定植時期が近いです。

この段階では、苗は根が十分に発達し、茎も太く丈夫になっています。

定植に向けて、苗が慣れるよう日中に少しずつ屋外に出し、直射日光や風に慣れさせる「順化」を行います。

また、植え付け先の土壌を事前に準備し、肥料や有機物を混ぜておくと良いでしょう。

鉢替えのやり方

ポットで育てた苗をプランターに植え替えるやり方です。

購入した苗を植えつけるときと同様の方法になります。

  1. プランターに鉢底石を入れる
  2. プランターに培養土を入れる
  3. 植える穴を掘る
  4. 苗を植える
  5. 支柱を立てて水やり

それぞれ手順とやり方を解説します。

① プランターに鉢底石を入れる

鉢底石はプランターの底に敷いて、通気性や排水性を向上させる役割があります。

ミニトマトのように根が成長する植物では、余分な水分を排出して根腐れを防ぐことが重要です。

鉢底石は2〜3cm程度の厚さを目安に均等に敷き詰めましょう。

専用の鉢底ネットを使うと、土が流れ出るのを防ぐことも可能です。

② プランターに培養土を入れる

野菜用培養土はミニトマトに必要な栄養を豊富に含んでおり、健全な成長を促します。

プランターに培養土を入れる際は、鉢底石の上から8分目までを目安にしましょう。

土が多すぎると水やり時に溢れやすく、少なすぎると苗の固定が難しくなるので注意が必要です。

培養土を均一に入れた後、表面を平らに整え、植える準備を整えましょう。

③ 植える穴を掘る

培養土を均一に整えたら、苗の大きさに合わせた植え穴を掘ります。

穴の深さは苗の土が1/5程度プランターの外に出るように浅めにするのがポイントです。

深く植えすぎると根が窒息する恐れがあり、浅すぎると倒れやすくなります。

スコップや手を使って丁寧に掘り、周囲の土が崩れないように形を整えましょう。

植える位置がずれないよう、苗の中心がしっかり固定される場所を選んでください。

④ 苗を植える

ポットから苗を優しく取り出し、土を崩さないように植え穴に入れます。

苗を植える際は、苗の土の高さがプランターの土より少し上目安です。

植えた後、周囲の土を軽く押さえて苗を固定し、根がしっかりと地中で広がる環境を作りましょう。

植え替え時に根を傷つけないよう慎重に作業してください。

⑤ 支柱を立てて水やり

苗のすぐ近くに支柱を立てて、風や重みで倒れないようサポートします。

支柱に苗を固定する際は、紐を8の字に結び、茎に余裕を持たせましょう。

支柱の高さはミニトマトの成長を見越して選ぶことが重要です。

支柱を立てた後、プランターの底から水が溢れるくらいしっかりと水を与えます。

また、定期的な水やりも忘れないでください。


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