ディスキディア インブリカータの育て方

育てやすさ

育て方の難易度は普通レベルです。

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ディスキディア インブリカータの基本情報

植物名ディスキディア インブリカータ
学名Dischidia imbricata
和名ペクテノイデス、フクロカズラ
英名Dischidia imbricata
別名カンガルーポケット
原産地東南アジア~オーストラリア
科名ガガイモ科
属名ディスキディア
開花時期夏ごろ

ディスキディア インブリカータは、ぷっくりとした丸い葉っぱが特徴のつる性植物です。

つるには垂れ下がって伸びる性質があり、そこに連なるようにたくさんの葉っぱをつけることから、吊り下げて飾るとインテリアとしての魅力がアップします。

葉っぱに貯水嚢(ちょすいのう)をつくり、水分や養分を溜め込むことができるので、熱帯や乾燥地帯でも生き抜くことが可能です。

夏の初めには、甘い香りのするかわいらしいピンクの花が咲きます。

月別栽培カレンダー

種まき

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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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種類と品種

種類と品種

ディスキディア インブリカータは、東南アジアやオーストラリアに約80種類が自生するディスキディア属」に含まれる品種のひとつです。

ディスキディア インブリカータはほかの品種に比べて、より肉厚の葉っぱをつけます。

ディスキディア属のなかでは、赤色の花が美しい「ディスキディア・ペクテノイデス」や、ハートの葉っぱをたくさんつける「ディスキディア・ルスキフォリア」などが人気です。

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ディスキディア インブリカータはどんな花が咲く?

ディスキディア インブリカータはどんな花が咲く?

ディスキディア インブリカータは、夏になると薄いピンク色をしたかわいらしい花を咲かせます。

花は比較的咲きやすいといわれていますが、日光の当たりやすい場所で育てることを意識することでさらに開花しやすくすることが可能です。

適切に育てることで、初夏の知らせとともに次々に花を咲かせてくれるでしょう。

ディスキディア インブリカータの葉っぱの特徴

ディスキディア インブリカータの葉っぱの特徴

ディスキディア インブリカータの葉っぱは、同属の仲間たちに比べて大きくてぷっくりとしています。

また、葉っぱがやや固めで、内側にくるっと巻いたような形も特徴です。

成長すると、葉っぱに水分や養分を溜め込む貯水嚢という袋をつくります。

ディスキディア インブリカータの花言葉

ディスキディア インブリカータの花言葉は「平和」です。

ぷっくりとしたハート型のような葉っぱのかわいらしい見た目に由来しています。

ディスキディア インブリカータの育て方

ディスキディア インブリカータの育て方

ディスキディア インブリカータは日光と水を好む植物ですが、直射日光やの過度な湿気を嫌うので注意してください。

ここでは、インブリカータの基本的な育て方について紹介していきます。

水やりの頻度

ディスキディア インブリカータは水を好みますが、の湿気が続くのを嫌う植物です。

水を与えるのに適した頻度を守り、水を与え過ぎないようにしてください。

時期水を与えるタイミング
春から秋にかけての表面が乾燥してから
の内部が乾燥してから1週間後

春から秋にかけての成長期は、が白っぽく乾燥したら鉢底から水が流れ出るくらいたくさんの水を与えましょう。

冬の休眠期は水を与える回数を少な目にし、ある程度乾燥した状態を保って育てるのが大切です。

水を頻繁に与えすぎてが湿気した状態が長引くと、根腐れを起こして枯れてしまう危険性が高まります。

肥料のあげ方

ディスキディア インブリカータは、春から秋にかけての成長期に肥料を与えるのが適切です。

冬の休眠期に肥料をあげると栄養過多の状態となり、弱ってしまうリスクが高まります。

また、成長期でも肥料をあげすぎると肥料焼けを引き起こすので、以下の頻度を参考にしてください。

肥料の種類与え方
固形肥料2ヶ月に一回
液体肥料2週間に一回

液体肥料は、水に薄めて水やりの代わりに与えると良いでしょう。

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病害虫・害虫対策

ディスキディア インブリカータを健康に育てたいなら、病害虫から守ってあげることが大切です。

ここでは、主な病害虫と対策について紹介します。

カイガラムシ

  • 吸汁によって葉っぱが痛む
  • 白い綿のような排泄物が付着し、葉っぱや茎がベタベタする
  • 黒くて粘り気のあるススのようなもので覆われる

ピンセットで直接虫を取り除き、濡らした布や歯ブラシで排泄物やカビをこそぎ落としましょう。

アブラムシ

  • 剪定後に新芽が出にくくなり、葉っぱが変形する
  • ベタベタしてカビが生える

ピンセットで直接虫を取り除き、日当たりと風通しの良い場所に移してください。

木酢液は、完全な駆除はできませんが、予防としては効果的です。

植え方

ディスキディア インブリカータは、少ないに植えても問題なく成長できる植物です。

次々につるが伸びて葉っぱが増える特徴があるので、小さめの鉢でもボリューム満点に成長してくれます。

直径10cmほどの鉢に植えてから、ハンギングバスケットに入れて天井に吊り下げてることで、つるが垂れる優雅な姿を楽しめるでしょう。

吊り下げるのであれば鉢の下に受け皿を敷いておくことで、水が下に垂れる心配がなくなります。

着生させて育てられる?

着生させて育てられる?

ディスキディア インブリカータは、本来木に根っこを着生させて成長する着生生物です。

そのため、に植えるだけでなく、コルクや水苔などに根っこを着生させて育てることもできます。

着生させて育てる場合は、コルクや水苔が乾いてから霧吹きなどで水を与え、1週間に1度のペースでコルクや水苔の全体を水に浸すようにしましょう。

水やりを管理するのが難しいと感じる方は、水はけの良い配合になっている多肉植物用の培養を使用するのがおすすめです。

ディスキディア インブリカータの栽培環境

ディスキディア インブリカータの栽培環境

ディスキディア インブリカータは、日の当たる場所と高温多湿な環境を好みます。

ですが、強い日差しに当たりすぎると葉焼けしたり、水を与えすぎると根腐れしたりしてしまうかもしれません。

ここでは、適した栽培環境について詳しく解説します。

置き場所と日当たり

ディスキディア インブリカータは、明るい室内かつ風が通りやすい場所で育ててください。

ただし、直射日光がずっと当たっていると葉焼けを起こすので、強い日差しはレースカーテンなどで遮断することが大切です。

日当たりが悪い場所で育てる場合は、植物用のライトで明るさを確保してあげると良いでしょう。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

ディスキディア インブリカータは、15℃以上の環境で育てる必要があります。

寒さに弱い性質があり、10℃を下回る環境では冬を越すことが困難です。

温度が低い環境が続くと、枯れてしまう危険性が高まるので注意しましょう。

用土・着生材

ディスキディア インブリカータの用土には、多肉植物用として販売されている水はけの良い培養が適しています。

また、コルクや水苔に着生させて育てることも可能です。

や着生材が劣化すると根っこが弱ってしまう危険性があるので、2~3年に1度は植え替えを行ってください。

ディスキディア インブリカータを種から育てると大変?

ディスキディア インブリカータは挿し木で増やすのが一般的ですが、種から育てることもできます。

しかし、インブリカータの種はほとんど流通していないので、そもそも手に入れることが困難です。

そのため、種から育てたい場合は、花が咲いた後で種を取りましょう。

採取した種は、水苔に乗せて霧吹きで水を与えると2~3日程度で発芽します。

ディスキディア インブリカータの開花時期

ディスキディア インブリカータは、比較的花が咲きやすい植物です。

夏ごろにはピンクの小さな花を咲かせ、良い香りを放ってくれます。

開花時期は夏

ディスキディア インブリカータの開花時期は、6~8月の初夏から夏にかけてです。

1年を通して室内の温度を15℃以上に保ち、日当たりを確保すれば、季節を問わず開花することもあります。

ディスキディア インブリカータの花が咲かない原因は?

ディスキディア インブリカータの花が咲かない場合、以下の原因が考えられるでしょう。

  • 気温が低すぎる(10℃以下)
  • 直射日光に当たりすぎている
  • 肥料を与えていない

花を咲かせるにはある程度大きく成長させなければならず、適切な方法や環境で育てないと成長が鈍り開花しなくなります。

ディスキディア インブリカータの増やし方

ディスキディア インブリカータの増やし方

ディスキディア インブリカータを増やす一般的な方法は「挿し木・挿し芽」です。

挿し木・挿し芽は、春から夏の成長期に行うことで植物への負担を軽減できます。

剪定・株分けの時期はいつがいい?

ディスキディア インブリカータの剪定・株分けに適した時期は、春から夏にかけての成長期です。

冬の休眠期に行うと、植物へのダメージが大きくなり弱ってしまいます。

切り口の下から新芽を出すので、葉っぱがついている箇所であれば、どこを切っても問題ありません。

つるを伸ばし過ぎてしまうと株元の葉っぱが少なくなるので、定期的に剪定して株元から新芽を出せるよう促しましょう。

挿し木・挿し芽のやり方

ディスキディア インブリカータは、挿し木・挿し芽で増やせます。

一般的に発根しやすいとされる、晩春から夏にかけてが適した時期です。

挿し木・挿し芽で増やす場合、まずは以下の道具を用意してください。

挿し木・挿し芽に必要なもの

  • 挿し木用の鉢
  • 培養(水を含んだ水苔でもOK)
  • 鉢底石
  • 剪定ばさみ
  • 発根促進剤
  • 水揚げ用の器(水を入れておく)

挿し木(挿し芽)で増やす手順を紹介します。

  1. 挿し穂にする茎を10cmくらいの長さで切り取る
  2. 水揚げ用の器に半日ほど入れておく
  3. 鉢に鉢底石を敷いて上からを入れる
  4. 挿し穂の切り口に発根促進剤をなじませ、に挿す

① 挿し穂にする茎を10cmくらいの長さで切り取る

挿し穂にするための元気な茎を選んで切り取ります。

切る際に、切り口が斜めになるようにカットしてください。

切り口から5cmくらいの箇所についている葉っぱはすべて摘み取っておきましょう。

② 水揚げ用の器に半日ほど入れておく

切り口が水に浸かるようにできれば、どんな容器でも構いません。

③ 鉢に鉢底石を敷いて上から土を入れる

の表面を霧吹きなどで湿らせておきましょう。

④ 挿し穂の切り口に発根促進剤をなじませ、土に挿す

細い棒でに穴を開けてから、挿し穂を挿します。

を押さえて挿し穂が倒れないように固定してください。

鉢底から流れ出るくらいたくさんの水を与えたら完了です。

植え替え時期はいつがいい?

ディスキディア インブリカータの植え替えに適した時期は4~5月ごろで、2~3年に1度は行うようにしましょう。

鉢底から根っこが出てきていたり、根詰まりが原因と思われる以下のような症状が出てきたりした場合も植え替えてください。

植え替えのサイン

  • 葉っぱが落ちるようになった
  • の吸水が悪くなった

鉢替えのやり方

ディスキディア インブリカータは、鉢いっぱいになるくらいまで成長したら、少なくとも2~3年に1度は鉢替えをしましょう。

冬の休眠期に行うとダメージが大きくなるので、春から夏にかけての成長期に行います。

鉢替えにあたって、以下のものを用意しましょう。

鉢替えに必要なもの

  • 一回り大きな鉢
  • 培養(水を含んだ水苔でもOK)
  • 鉢底石
  • 根切りばさみ

鉢替えの詳しい手順を紹介します。

  1. 一回り大きな新しい鉢に鉢底石と少量のを入れる
  2. 株を抜き取り根っこを整理する
  3. 新しい鉢のなかに株を入れて固定するようにを足す
  4. 鉢底から流れ出るくらいたくさんの水を与える

① 一回り大きな新しい鉢に鉢底石と少量の土を入れる

② 株を抜き取り根っこを整理する

株を回しながら、鉢から優しく抜き取ります。

根っこについた古いや傷んだ根っこは、手や根切りばさみを使って落としてしまってください。

③ 新しい鉢のなかに株を入れて固定するように土を足す

④ 鉢底から流れ出るくらいたくさんの水を与える

鉢替えをしてから1週間程度は安静にする必要があるため、明るい日陰に置いて動かさないようにしましょう。

が完全に乾燥したら、再度水をあげてください。


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