ディッキアの育て方

更新日 2025年05月13日

育てやすさ

育て方の難易度は普通レベルです。

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監修者情報

株式会社HanaPrime|植物アドバイザー

覚張大季

覚張大季

植物と人との関わりに魅了され、日本各地の植物農園を見て回る。HanaPrimeの植物部門の立ち上げ後はオフィスや商業施設、個人宅など、幅広いシーンのグリーンコーディネートを数多く担当。植物の生態や特性を深く掘り下げ、それぞれの空間やライフスタイルに適したグリーン空間デザインを提案することが得意。観葉植物の世界に情熱を注ぎ、植物の価値を最大化することを使命としている。

ディッキアの基本情報

植物名ディッキア
学名Dyckia
英名Dyckia
原産地ブラジルの山岳地帯
科名ブロメリア科(パイナップル科)
属名ディッキア属
開花時期3〜4月ごろ

ディッキアは、ブロメリア科ディッキア属に分類される多肉植物の一種です。

原産地はブラジルの山岳地帯で、乾燥した岩場でも育つほどの強い生命力を備えています。

そのため、過酷な環境でも適応できる植物といえるでしょう。

トゲのあるロゼット状の葉の表面には「トリコーム」と呼ばれる白い毛が生えていて、強い日差しや乾燥から株を守る役割を果たしています。

さまざまな色や形をした品種があるため、コレクション目的で育てる人も少なくありません。

子株が出やすく、株分けによって増やす楽しさも味わえる点が魅力です。

月別栽培カレンダー

植え付け・植え替え

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種類と品種

種類と品種
品種名葉の形葉の特徴トゲの形状
ディッキア ガンダルフ狭長波打っている内外にランダムにウェーブ
ディッキア マルニエルラポストレイ幅広巻きが強い不規則にカール
ディッキア ジョーズ 縦長厚みがある大きく湾曲し鋭い
ディッキア エステベシー(STBC)扇形水平方向に広がる直線的でシンプル
ディッキア アンダマンロゼット状で曲線的色彩豊か細く柔らい
ディッキア マウンテン オブ ニードルス細長い鋭い葉非常に細かく密につく
ディッキア パラファントロゼット状でコンパクト斑入り柔らかい
ディッキア ゴエリンギ縦長ストレートに伸びる太くて強烈

このように品種ごとの特徴を見比べてみると、葉の形やトゲの付き方に多様な個性があることがわかります。

見た目のインパクトや珍しさで選ぶのも楽しいポイントであり、自分好みのディッキアを見つける楽しさも、コレクションの魅力のひとつです。

ディッキア ガンダルフ

鋭く白いトゲがランダムに内側・外側へと伸び、独特な波打つ葉姿を作り出すコンパクトな品種。

白いトリコームが印象的で、小型ながらも存在感のある一株です。

ディッキア マルニエルラポストレイ

葉幅が広く、ゆるやかに波打つシルエットが特徴の品種。

葉先のピンク色のトゲが美しく、葉の白いトリコームも魅力的です。

ディッキア ジョーズ

厚みのある縦長の葉に、鋭く湾曲したトゲが並ぶ迫力のある品種。

トゲのうねりが「ジョーズ(鮫)」の名にふさわしい印象を与え、重厚感のある姿が魅力です。

ディッキア エステベシー(STBC)

水平方向に広がるような扇形の葉を持つ原種系ディッキア。

白く繊細なトリコームに覆われた葉が特徴で、シンプルながら原種ならではの美しさが際立つ一株です。

ディッキア アンダマン

レインボーカラーのような色彩と、透明感ある発色が魅力の品種。

見る角度や光の当たり方によって表情が変わる、幻想的な美しさを持つ人気の高い一株です。

ディッキア マウンテン オブ ニードルス

日本人ブリーダーによって作出された、鋭い針のようなトゲが密に並ぶ品種。

全体に金属的な質感を持ち、シャープで洗練された雰囲気が特徴です。

ディッキア パラファント

ロゼット型のコンパクトなフォルムと、黄色の斑が入った葉が特徴。

整った柔らかめのトゲが美しく、インテリアとしても映える品種として人気を集めています。

ディッキア ゴエリンギ

直線的に伸びる縦長の葉と、太く主張のあるトゲが印象的な原種系ディッキア。

水をやや控えめに管理すれば、美しい姿を長く保てます。

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ディッキアの葉っぱの特徴

ディッキアの葉っぱの特徴

ディッキアの葉は、ロゼット状に放射線状に広がる硬くて肉厚な葉が特徴です。

乾燥に強い性質をもち、葉の表面には「トリコーム」と呼ばれる白い毛状の構造が見られます。

このトリコームは、直射日光から身を守る役割があり、葉の色合いに白みや銀色のニュアンスを加えるため、品種によっては金属的な質感を与えるのが特徴です。

葉の色やトゲの形状、密度、並び方なども多様で、コレクション性の高さにもつながっています。

ディッキアはどんな花が咲く?

ディッキアは、春から初夏にかけて花茎を立ち上げ、小さな筒状の花を咲かせます。

花の色は品種によって異なりますが、オレンジや黄色、赤などの鮮やかな色合いが一般的です。

一つひとつの花は小ぶりで控えめながら、長く伸びた花茎に多数の花を連ねて咲く姿は、ディッキアの荒々しい葉とは対照的な繊細さを感じさせます。

観賞価値は葉に比べてやや低いものの、開花時には新たな子株が発生しやすくなるため、繁殖のタイミングとしても重要です。

ディッキアの花言葉

ディッキアの花言葉は、「勇気」や「強さ」です。

鋭く硬いトゲをまとい、過酷な環境でもたくましく生き抜く姿から、このような意味が込められています。

ディッキアの育て方 

ディッキアの育て方 

ディッキアは、ブラジルの山岳地帯など、日差しが強く乾燥した岩場に自生する植物です。

同じブロメリア科の中でも珍しく、乾燥に強い性質を持っていて、日光と風通しの良い場所を好みます

原産地に近い環境で育てることで、トゲの美しさや葉の色味がより際立つでしょう。

水やりの頻度

春~夏、秋5日〜1週間に1度程度
土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと与える
1週間~10日に1度程度
土を手で触って、乾いたのを確認してから2~3日後

ディッキアは乾燥に強く、水やりの頻度も比較的少なくて済みます。

葉が内側に巻く、葉先が茶色くなるなどのサインが出たときは、水分が足りていない証拠です。

そうした変化を見逃さず、早めの水やりで対処しましょう。

肥料のあげ方

ディッキアは痩せた土地でも育つため、植え付け時に元肥を入れる必要はありません。

ただし、葉色やトゲの発色をより楽しみたい場合は、成長期に追肥を行うと効果的です。

春から秋にかけての生育期には、緩効性の固形肥料や薄めた液体肥料を月に1〜2回ほど与えましょう。

このとき、窒素分が多すぎると徒長の原因になるため、リン酸やカリ分のバランスに注意が必要です。

なお、冬の休眠期は肥料を控え、株をしっかりと休ませます。

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病害虫・害虫対策

ディッキアは比較的病害虫に強い植物ですが、乾燥や風通しの悪さが続くと、害虫が発生することがあります。

とくに注意したいのは、ハダニとアブラムシです。

被害が広がる前に、早期発見とこまめな予防を心がけましょう。

ハダニ

  • 乾燥した環境を好む
  • 葉の裏に寄生しやすい
  • 発生すると葉に白い斑点が出る
  • 進行すると葉が黄ばみ、枯れて落ちることもある

枯れてしまった葉は回復しないため、見つけたらすぐに取り除きましょう。

ハダニは乾燥が原因で増えるため、葉水をこまめに与えることで予防効果が期待できます。

アブラムシ

  • 春〜秋の成長期に発生しやすい
  • 若い葉や花茎に集まりやすい
  • 株の養分を吸って弱らせる
  • ウイルス病を媒介することもある

数が少なければ、布や歯ブラシなどでこすり取る方法が有効です。

数が多いときは、市販の殺虫スプレーや粒状のばらまくタイプの害虫駆除剤を使いましょう。

大きくし過ぎない育て方

ディッキアは鉢のサイズに応じて株が大きく育ちます。

コンパクトな姿を保ちたい場合は、小さめの鉢に植えて成長を抑えるのがポイントです。

また、肥料の量を控えめにし、直射日光の当たる時間を調整することで、締まった姿をキープできます。

トゲとトゲの間が間延びせず、詰まった美しいフォルムを目指すなら、光と水の管理が鍵になるでしょう。

冬場は光量が不足するため、水やりを控えて徒長を防ぐのも効果的な方法です。

葉先が枯れる原因は?

ディッキアの葉先が枯れてしまう原因としては、水切れや根詰まり、日照不足などが挙げられます。

特に水やりの間隔が空いてしまうと、葉先から少しずつ茶色く変わることが多いです。

また、根詰まりや古くなった用土も水の吸収を妨げるため、2年に1回を目安に定期的に植え替えを行いましょう。

原因をしっかり見極めて、水と光を最適なタイミングで与えることが、元気な株を育てるためのポイントです。

ディッキアの栽培環境

ディッキアはブラジルの乾燥した岩場や高山地帯に自生している植物で、日当たりと風通しのよい場所を好む性質があります。

非常にタフな環境でも育つ強健な品種ですが、室内で栽培する場合は少しだけコツが必要です。

置き場所・日当たり

ディッキアは日光が大好きな植物です。

屋外で育てる場合は、風通しのよい日なたに置くのが理想です。

室内で育てるときは、南〜東向きの窓際など、できるだけ明るい場所を選びましょう。

日照不足が続くと、発色が鈍くなったり株の成長が緩慢になることがあります。

屋外で管理する際は、真夏の直射日光に当てすぎると葉焼けの原因になることがあるため、夏場は遮光ネットなどで調整するのが効果的です。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

ディッキアは暑さに非常に強く、夏場の高温にも耐えることができます。

ただし寒さには弱いため、10℃を下回る環境では屋内へ取り込むのが安心です。

20〜30℃あたりが、植物にとって快適な温度帯といえるでしょう。

冬場の室内管理では、エアコンの風が直接当たらないようにし、乾燥を防ぐために葉水を軽く与えると健康な状態を保ちやすくなります。

用土

ディッキアは水はけのよい乾燥気味の土壌を好みます。

サボテン用の培養土や、軽石・赤玉土を中心にブレンドした土がおすすめです。

市販の多肉植物用培養土を使う場合は、軽石やパーライトを加えるとより安心して使えます。

保水性の高すぎる用土は根腐れの原因となるため避けましょう。

ディッキアに適した配合例

  • 赤玉土4:軽石3:腐葉土2:パーライト1
    軽石は鹿沼土に、腐葉土はバーク堆肥などに置き換えることもできます。

ディッキアの開花時期

ディッキアの開花時期

ディッキアはトゲのある葉が美しく、観葉植物としての印象が強いですが、実は花もとても個性的です。

開花にはある程度の年数がかかりますが、花を見ることで成熟した証としての喜びも感じられます。

開花時期は3〜4月

一般的にディッキアの開花時期は春先の3〜4月ごろ。

生育環境や品種によって前後しますが、多くは気温が安定してくる春に花芽を付けはじめます。

花は細長い茎の先に小さな花を連ねて咲かせ、赤やオレンジ、黄色など品種によって色彩もさまざまです。

ただし、葉に比べるとやや控えめな印象で、咲いている期間もそれほど長くありません。

ディッキアの花が咲かない原因は?

ディッキアがなかなか花を咲かせない場合、以下のような原因が考えられます。

日光不足

ディッキアは強い日差しを好む植物なので、光量が足りないと花芽が形成されにくくなります。

株の未成熟

開花にはある程度の年数(3〜5年)と株の充実が必要です。

小さな株や子株の状態では花は咲きません。

水やり・肥料の偏り

水が多すぎたり、窒素成分が多い肥料を与えすぎると、葉ばかりが成長して花芽がつきにくくなります。

花を咲かせるデメリット

ディッキアは基本的に、開花しても枯れずに育ち続けますが、開花によって体力を消耗し、株が一時的に弱ることがあります。

特に梅雨時期や湿度の高い環境で咲いた場合、花茎やその周囲にカビが発生するリスクが高まるため注意が必要です。

花芽が出た時、花が咲いたあとの処理について

開花が目的でなければ、花芽や花茎は早めにカットするのがおすすめです。

花を観賞したい場合は数日楽しんだ後、花茎が伸び切る前のタイミングで切除することで、カビや株の衰弱を防ぎやすくなります。

とくに風通しの悪い場所では湿気がこもりやすく、花の部分から病気が広がる恐れがあるため注意が必要です。

そのため、花を残すかどうかは、栽培環境や管理のしやすさを踏まえて判断しましょう。

ディッキアの種まき

ディッキアは株分けで増やすのが一般的ですが、種でも増やすことができます。

ただし、発芽までに時間がかかるうえ、交配種の場合は親株と異なる姿に育つ可能性もあるため、観賞用としては手間がかかる方法です。

ディッキアの種の採取

ディッキアは、開花後にうまく受粉が成功すれば、種をつけることが可能です。

自然受粉だけでなく、人工授粉を行うと確実性が高まります。

花が咲いたら、綿棒などを使って別の花に花粉を移し、受粉させましょう。

数週間〜数カ月後、果実が膨らんできたら、中に黒くて小さな種子が現れます。

乾燥しすぎないように果実を割って種を取り出し、陰干しして保管してください。

ディッキアの種まきと実生

採取した種はできるだけ新鮮なうちにまくと、発芽率が高まります。

種まきの手順

  1. 水はけのよい用土を用意する
  2. 用土の表面を湿らせる
  3. 種をまんべんなくまく
  4. ラップやビニールで覆う
  5. 明るい日陰で管理する

① 水はけのよい用土を用意する

ピートモスとパーライトなどをブレンドし、浅めの容器に入れます。

② 用土の表面を湿らせる 

霧吹きなどで表面を軽く湿らせておきます。

③ 種をまんべんなくまく

できるだけ均一に散らすように配置します。土はかぶせません。

④ ラップやビニールで覆う

容器をラップや透明ビニールで覆い、湿度を保ちます。

⑤ 明るい日陰で管理する

直射日光は避け、風通しのよい明るい場所に置きましょう。

通常、発芽までは2週間〜1カ月程度かかります。

発芽後は徐々に明るい環境に慣らし、双葉が展開したら個別に鉢上げします。

ディッキアを種から育てると大変?

実生での育成は発芽させるまでも手間がかかりますが、それ以上に大変なのが育苗の段階です。

成長が非常にゆっくりで、株としての見栄えが出るまでに2〜3年ほどかかることも珍しくありません。

また、交配種の場合は親株と違った特徴を持つ個体が出るため、思い通りの姿にならないこともあります。

その一方で、「唯一無二のディッキア」を育てるというロマンがあるのも実生ならではの魅力です。

ディッキアの増やし方

ディッキアの増やし方

ディッキアは、子株が自然と発生しやすく、株分けで手軽に増やせる観葉植物です。

トゲが鋭いため、扱う際は十分に注意しましょう。

剪定・株分けの時期はいつがいい?

ディッキアの剪定や株分けに適した時期は、春から秋にかけての生育期、とくに4〜6月または9〜10月の暖かい晴れた日がおすすめです。

寒さに弱いため、冬に根や切り口が冷えると回復が遅れることがあります。

作業は室内でも室温に注意し、10℃以上を目安にしましょう。

株分けのやり方|子株の外し方

ディッキアの子株は、親株の根元に自然と現れます。

用土の中や葉の隙間から小さな株が顔を出すので、成長を見守りながら、十分なサイズになったタイミングで外しましょう。

トゲが鋭いため、必ず手袋を着用して作業します。

子株の外し方

  1. 鉢から株を引き抜く
  2. 子株の位置を確認する
  3. 古い葉や傷んだ根を取り除く

①  鉢から株を引き抜く

株元をしっかり持ち、鉢を傾けながら丁寧に抜き出します。

② 子株の位置を確認する

根元やわきから出た子株を見つけ、接続部分をゆっくりと動かして外します。

うまく取れない場合は、殺菌したカッターなどで切り離しても構いません。

③ 古い葉や傷んだ根を取り除く

取り出した子株は、乾いた葉や黒くなった根をカットして整理します。

株分けのやり方|発根管理

根のない子株を発根させるには、湿度と通気性を保ちながら、ゆっくりと根を育てる環境づくりが大切です。

以下の水苔で包んで管理するか水耕栽培で管理するか、いずれかの方法で管理を行いましょう。

方法Ⅰ:水苔で包んで管理する

  1. 水苔を湿らせる
  2. 子株を包み込む
  3. 風通しのよい半日陰で管理

① 水苔を湿らせる

ぬるま湯で軽く湿らせた水苔を手で絞って、水が滴らない程度の状態にします。

② 子株を包み込む

子株の根元を優しく水苔で包み、トレーや小さなポットにセットします。

③ 風通しのよい半日陰で管理

直射日光は避け、湿度が保たれる環境に置きます。

毎日霧吹きで軽く加湿し、乾燥を防ぎましょう。

方法Ⅱ:水耕栽培で管理する

  1. 清潔な容器に水を用意
  2. 子株をセットする
  3. 毎日水を交換する

① 清潔な容器に水を用意

殺菌したコップやビンなどに、水を少なめ(1〜2cm程度)に張ります。

② 子株をセットする

根元が軽く水に浸かるように子株を入れます。

茎全体を浸けすぎないよう注意しましょう。

③ 毎日水を交換する

雑菌の繁殖を防ぐために、水は1日1回交換します。

植え替え時期はいつがいい?

ディッキアの植え替えに適したタイミングは、春から秋にかけての生育期(4月~6月、9月~10月)です。

気温が安定し、株が活発に成長する時期に行うことで、ダメージからの回復も早くなります。

特に4月~6月の春先は、根の動きが活発になる前に植え替えを済ませるのが理想的です。

9月以降は気温の低下に注意し、遅くとも10月中には作業を終えるようにしましょう。

逆に真夏の猛暑期や冬の寒冷期は避けるべきです。

気温の急変が株にストレスを与え、根腐れや生育不良を引き起こす可能性があります。

植え替え後は、数日間は直射日光を避けて安静に管理しましょう。

鉢替えのやり方

ディッキアは成長に伴って根詰まりを起こしやすいため、2年に1回を目安にひと回り大きな鉢へ鉢替えを行いましょう。

株のサイズや成長スピードに応じて、根が鉢いっぱいに広がってきたタイミングが目安です。

  1. 株を鉢から取り出す
  2. 根を整理する
  3. 新しい鉢に植え付ける
  4. 用土を足す
  5. 水やりと管理

① 株を鉢から取り出す

株元を支えながら、鉢をゆっくり傾けて根を傷つけないように丁寧に引き抜きましょう。

根が鉢に密着している場合は、鉢の縁を軽くもんでほぐすと取り出しやすくなります。

② 根を整理する

白く健康な根は残し、黒ずんだり腐敗した根は清潔なハサミでカットします。

古い土も軽くほぐしながら落とし、根の状態を整えましょう。

③ 新しい鉢に植え付ける

現在より一回り大きな鉢に、排水性の高い土を敷き、株を中央に配置します。

高さが合わない場合は鉢底に軽石を敷いて調整しましょう。

④ 用土を足す

株の周囲に用土を流し込みながら、割りばしなどで軽くつついて隙間を埋める方法が一般的です。

鉢上部は1〜2cm空けておくことで、水やり時のあふれを防げます。

⑤ 水やりと管理

植え替え後は鉢底から水が出るまでしっかりと水を与え、風通しの良い半日陰で1~2週間養生させましょう。

落ち着いてから通常の管理に戻します。

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