フィカス ジンの育て方

更新日 2025年05月23日

育てやすさ

育て方の難易度は普通レベルです。

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監修者情報

株式会社HanaPrime|植物アドバイザー

覚張大季

覚張大季

植物と人との関わりに魅了され、日本各地の植物農園を見て回る。HanaPrimeの植物部門の立ち上げ後はオフィスや商業施設、個人宅など、幅広いシーンのグリーンコーディネートを数多く担当。植物の生態や特性を深く掘り下げ、それぞれの空間やライフスタイルに適したグリーン空間デザインを提案することが得意。観葉植物の世界に情熱を注ぎ、植物の価値を最大化することを使命としている。

フィカス ジンの基本情報

植物名フィカス ジン
学名Ficus elastica ‘Jin’
英名Ficus Jin、Ficus elastica ‘Shivereana’
原産地インド北東部、マレー半島、ブータン
科名クワ科
属名フィカス属

フィカス ジンは流通量の少ない希少な品種です。

海外でフィカス エラスティカ シベレアナとして流通していることが多く、フィカス エラスティカ シベリアの派生品種とも言われています。

日本でのフィカス ジンの葉っぱは1枚1枚の表情が異なり、細かくちりばめたような黄緑色の斑が入るのが特徴です。

新芽は赤く、成長する過程で色が白から緑へと変わり、色のコントラストが美しくインテリアグリーンとしても人気があります。

月別栽培カレンダー

剪定・株分け

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植え付け・植え替え

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肥料

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種類と品種

種類と品種
植物名葉っぱの形葉っぱの特徴斑の入り方育てやすさレア度
フィカス ジンやや細めの楕円形薄く、葉先にいくほど細くなる黄緑色の斑が霜降り肉のように入るやや高い
フィカス エラスティカ デコラ トリカラー厚みがある縁に太いクリーム色の斑が入るやや高い
フィカス エラスティカ アサヒ葉先が尖っている縁にクリーム色の斑が入る高い
フィカス エラスティカ ドリーミーアサヒ葉先にいくほど細くなる真ん中に大きくクリーム色や白の斑が入る高い

ゴムの木は世界に800種類以上の仲間がいて、葉っぱの大きさや質感、形状、色、樹形などもさまざまです。

以下のような斑入り品種は、フィカス ジンと同じく葉っぱの美しさから人気があります。

フィカス エラスティカ デコラ トリカラー

葉っぱの縁に太めのクリーム色の斑が入り、厚みとツヤも楽しめる品種です。

多湿に弱い性質があるため、やや上級者向きといえます。

フィカス エラスティカ アサヒ

ゴムの木の突然変異からできた品種で、葉っぱの質感は少し硬めで縁にクリーム色の斑が入ります。

フィカス エラスティカ ドリーミーアサヒ

フィカス アサヒよりも斑の入り方が大胆で、葉っぱの中心部に大きい斑が入ります。

フィカス属の中では、成長はゆっくりです。

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フィカス ジンの葉っぱの特徴

フィカス ジンの薄めの葉っぱにはツヤがあり、斑の入り方が1枚1枚異なっているユニークさが特徴です。

霜降り肉のような黄緑色の斑が細かく入るのが基本ですが、葉っぱの半分にだけ斑が入ることもあります。

新芽は赤い色で葉柄も赤みがかっているのが、成長するにつれて赤色から白色、緑色、濃い緑色へと変化していく様子も美しいです。

フィカス ジンはどんな花が咲く?

フィカス ジンは原産地でもほとんど開花することはありません。

開花した場合でもフィカス属の特徴である咽頭花序(いんとうかじょ)という咲き方で、一見すると実のように見えます。

そのため外からは花が咲いている様子は見えません。

フィカス ジンの花言葉

フィカス ジンの花言葉ゴムの木全体の花言葉と同じで、強い生命力や丈夫な様子から付けられた「永久の幸せ」です。

フィカス ジンの育て方

フィカス ジンの育て方のポイントを紹介します。

水やりの頻度、肥料のあげ方、病害虫対策、植え方について確認しましょう。

水やりの頻度

水やりは季節や気温などに合わせて頻度を調整しましょう。

季節水やりのタイミング避ける時間帯
春夏土が乾いていたら暑い時間帯
※根腐れ予防
秋冬土が乾いてから2~3日後寒い時間帯
※根へのダメージ予防

水の量は、鉢底から流れ出るくらいたっぷり水やりして、受け皿の水は必ず捨てましょう。

受け皿に水を残したままにしておくと鉢の中の湿度が高くなり、根腐れの原因になります。

また、基本的に葉水は毎日おこないます。

葉水による効果

  • 冷暖房からの乾燥を防げる
  • 病害虫予防になる
  • 葉っぱを清潔に保てる
  • 観察しながら葉水することで異変に早く気が付ける

葉っぱが乾燥してしまうと落葉や変色、害虫発生の原因になります。

葉水を避ける時間帯も水やりと同じです。

鉢の中の土が乾燥しているサイン

  • 土の表面が白っぽくなる
  • 鉢と土に隙間ができる
  • 土の表面にヒビが入る

見た目だけでなく、作業を繰り返すことで土の乾燥する間隔を見極める方法もあります。

  • 水やりのあとの鉢と土が乾燥している鉢の重さを比較する
  • 割り箸を鉢の縁に半日ほど挿し、引き抜いた割り箸に付いている土を触って確認する

肥料のあげ方

5〜10月の生育期に肥料を与えることで、さらに元気に育ちます。

肥料の種類によって頻度が異なります。

肥料の種類肥料のあげ方
緩効性肥料植え替えの時に土に混ぜ込んでおく
置き肥2ヵ月に1回
液肥2週間に1回

休眠期は成長が緩やかになるので、肥料は控えます。

この時期に肥料を与えると根焼けを起こす原因になるので、注意が必要です。

また、元気に育てたい箇所に合わせた肥料を使う方法もあります。

  • 葉っぱや茎は窒素が多めの肥料
  • 根っこはカリウムが多めの肥料
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病害虫・害虫対策

フィカス ジンに発生しやすい病害虫は、カイガラムシやハダニ、アブラムシです。

乾燥を好むハダニは葉っぱの裏に付着することが多く、カイガラムシやアブラムシは日当たりが悪く空気が留まっている場所を好みます。

枝が茂っている箇所を放置せずに剪定して、通気性が良く日当たりの良い場所で育てるのがおすすめです。

カイガラムシ

  • 排泄物が原因で「すす病」を引き起こす可能性がある害虫
  • 養分を吸汁してフィカス ジンを弱らせる

濃いコーヒーや殺虫剤を噴き付けて退治するか水で濡らした歯ブラシや布、ピンセットを使って取り除きます。

また、数が多い場合は枝や葉っぱを切り落としても問題ありません。

ハダニ

  • 繁殖力が強い害虫
  • 葉っぱや茎に白い糸がついている

見つけたらすぐに対処が必要で、テープに貼り付けるか水で洗い流しましょう。

ほかにも濃いコーヒーや10倍に薄めた酢、殺虫剤で駆除します。

ハダニは水が苦手なので、毎日の葉水のほかにも葉っぱの表裏を拭いておくことでも発生を防げるでしょう。

アブラムシ

  • 新芽に付きやすい害虫
  • 葉っぱや幹がベタベタしたり、葉っぱが縮れる

縮れてしまった葉っぱは取り除き、殺虫剤や濃いコーヒーなどを噴き掛けて退治します。

植え方|鉢植えの場合

寒さに弱いので、気温が10℃以下になる地域での地植えはおすすめできません。

鉢植えにして気温をキープできる場所で育てましょう。

用意するアイテム

  • 手袋
  • 剪定はさみ
  • エプロン
  • 観葉植物用の土(鉢植えの場合)
  • 腐葉土(地植えの場合)
  • シャベルやスコップ

鉢植え

  1. 好みの鉢に観葉植物用の土を1/3ほど入れる
  2. 株を取り出して根鉢を1/3取り除く
  3. 株を入れて土を隙間に入れて安定させる

① 好みの鉢に観葉植物用の土を1/3ほど入れる

鉢底ネットや底石を入れてから観葉植物用の土かオリジナルでブレンドした土を1/3ほど入れておきます。

水はけの良い土で育てましょう。

② 株を取り出して根鉢を1/3取り除く

優しく根っこをほぐしながら、根鉢を1/3ほど取り除きます。

痛んでいる根っこや腐っている根っこをそのままにしておくとフィカス ジンが弱ってしまう可能性があるので、取り除きましょう。

③ 株を入れて土を隙間に入れて安定させる

鉢に株を入れ隙間を土で埋めていきますが、水やりのときに土が流れ出ないように鉢の上から2〜3cm下までに土を留めておきましょう。

水やりでは鉢底から流れ出る水が透明になるまでたっぷり水をあげることで、根っこの隙間に土が入り込んで、安定します。

植え方|地植えの場合

地植え

  1. 株よりも一回り大きい穴を掘っておく
  2. 掘り出した土に腐葉土を混ぜる
  3. 穴に株を入れて水やりする

① 株よりも一回り大きい穴を掘っておく

フィカス ジンは日光を好むので、明るく温かい10℃以下にならない場所がおすすめです。

株よりも一回り大きい穴を掘りましょう。

② 掘り出した土に腐葉土を混ぜる

水はけの良い土を好むので、掘り出した土に3割ほど腐葉土を混ぜて、通気性や保水性を高めた土壌にしましょう。

③ 穴に株を入れて水やりする

堀った穴に株を入れて、土で周りを埋めてから軽く押さえて安定させてください。

最後にたっぷり水やりします。

フィカス ジンはどれくらい大きくなる?

フィカス ジンは地植えでは20mほど、鉢植えでは2〜3mほどに大きくなります。

大きく育てたくない場合は、好みの大きさに剪定して育てましょう。

フィカス ジンの栽培環境

フィカス ジンの栽培環境

フィカス ジンは寒さや急な環境の変化に弱い性質があります。

明るく温かい場所で管理し、置き場所の移動はあまりせずに育てましょう。

栽培について詳しく解説します。

置き場所と日当たり

フィカス ジンは明るくて日当たりが良く、風通しの良い環境を好みます。

中程度以上の明るさを必要とするため、朝夕の直射日光にも耐えられるでしょう。

やや耐陰性があり室内でも育てられますが、日光不足になると葉っぱが垂れ下がって落葉したり斑がぼやけたりします。

美しい葉っぱを維持するために、2〜3週間に1回は鉢を回転させて全体に日光が届くようにしましょう。

急な環境の変化に弱い

フィカス ジンの置き場所を急に変えたり、移動ばかりしていると環境の変化に弱いので、落葉や枯れる可能性があります。

置き場所を変える場合は、温度や日光の量に少しずつ慣らしてから移動させましょう。

最適な環境でできるだけ移動のない場所がおすすめです。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

フィカス ジンは寒さに弱いので、10℃以上をキープする必要があります。

寒いと葉っぱが丸くなったり、しわが入ったりして落葉や枯れる原因になるためです。

また、冬の窓辺は外と同じくらい冷え込むので、窓から少し離れた明るくて温かい場所で管理しましょう。

夜間に暖房を消してしまう寒い部屋に置いている場合は、10℃以上をキープできる場所へ移動させるか植物用のヒートマットを使うなどの寒さ対策が必要です。

フィカス ジンの土の配合比率(用土)

フィカス ジンの土の配合比

フィカス ジンは、水はけの良い土を好みます。

一般的な観葉植物用の土で育てられますが、オリジナルでブレンドしても問題ありません。

配合比率は赤玉土3:鹿沼土1:軽石1がおすすめです。

オリジナルブレンドの土は、使う前にふるいにかけておくと余分な粉塵などが取り除け、より水はけが良くなります。

ピートモスやパーライトなどを使用しても良いでしょう。

フィカス ジンの増やし方

生育期に挿し木や取り木で増やせます。

5〜7月であれば気温も高く活発に成長する時期なので、ダメージの回復も早く新芽が育ちやすくておすすめです。

剪定の時期はいつがいい?

新芽が出やすい5〜7月(生育期)に剪定します。

枝を切り落とすのでフィカス ジンにストレスがかかりますが、生育期であれば回復も早いので問題ありません。

好みの樹形や通気性を良くするために剪定しましょう。

おすすめの剪定箇所

  • 葉っぱが多く茂っている箇所
  • 新芽が出ている上
  • 枝の分かれ目や根元
  • 黄色い葉っぱや痛んでいる葉っぱ

剪定する時は、鉢の下に新聞紙などを引いておくと樹液が落ちても安心です。

樹液が服に付くと取りづらく、肌に付くとかぶれる可能性があるので、剪定時には必ず手袋やエプロンを付けておこないましょう。

もしも肌や服に樹液が付いた場合はすぐに水で洗い流します。

挿し木のやり方

フィカス ジンを挿し木するタイミングは、5〜7月(生育期)がおすすめです。

用意するアイテム

  • 剪定はさみかナイフ
  • 手袋
  • 水の入った容器かコップ(挿し木に水を吸わせるため)
  • 挿し木用の土
  • 必要であればエプロン
  1. 10cmの挿し穂をつくる
  2. 挿し穂を水の入ったコップに1時間挿す
  3. 土に植えて、土が乾かないように管理する
  4. 発根したら植え替える

① 10cmの挿し穂をつくる

好みの枝を10cmに切り取るか、剪定時に出た枝を使っても大丈夫です。

挿し穂になる枝に葉っぱが多く付いていると過剰に蒸散するので、葉っぱは1〜2枚だけ残して他は取り除きます。

② 挿し穂を水の入ったコップに1時間挿す

挿し穂が吸水しやすいように剪定はさみかナイフで枝の切り口を斜めにカットして、水に1時間挿します。

③ 挿し木用の土に植えて、土が乾かないように管理する

水はけの良い挿し木用の土に植えて、明るい日陰で管理します。

土が乾かないよう湿った状態をキープしましょう。

土が湿っていると水分と酸素のバランスが良く発根しやすくなるので、湿気の多い梅雨の時期におこなうのもおすすめです。

また、切り口に発根促進剤を塗っても良いでしょう。

④ 発根したら植え替える

発根したら、好みの鉢に観葉植物の土を入れて植え替えます。

オリジナルブレンドの土でも問題ありません。

このとき鉢底から流れ出る水が透明になるまで水やりしましょう。

根っこの間に土が入り込むことでフィカス ジンが安定します。

取り木のやり方

取り木は挿し木よりも少し手間がかかりますが、親株から栄養を貰いながら成長できるので成功率が高くなります。

用意するアイテム

  • 湿らせた水苔
  • ラップかビニール
  • 紐かテープ
  • 剪定はさみかナイフ
  • 手袋
  • 必要であればエプロン
  • 鉢(発根後)
  • 観葉植物の土かオリジナルブレンドの土(発根後)
  1. 育てたい好みの枝の一部の樹皮を剥がす
  2. 樹皮を剥がした箇所に水苔を巻き付ける
  3. 水苔が乾燥しないように水やりする
  4. 発根したら切り取り鉢に植え替える

① 育てたい好みの枝の一部の樹皮を剥がす

好みの枝を選び、節と節の間を剪定はさみかナイフで切り込みを入れて樹皮を剥がします。

② 樹皮を剥がした箇所に水苔を巻き付ける

樹皮を剥がした箇所に湿らせた水苔を巻き付けます。

水苔が落ちないようにラップかビニールで覆い、紐やテープで縛ります。

水やりがしやすいように、水苔の上の部分は強く縛らないようにしておきましょう。

③ 水苔が乾燥しないように水やりする

親株は、通常の間隔で水やりします。

さらに取り木部分の水苔が乾燥しないように水やりが必要です。

④ 発根したら切り取り鉢に植え替える

1ヵ月ほどで発根するので、取り木部分を親株から切り取って好みの鉢へ植え替えましょう。

大きく育てたくない場合は、ビニールから根っこが見えるくらいになるまで育ててから切り取ります。

鉢底から流れ出る水が透明になるまで水やりすると根っこの隙間に土が入り、安定します。

植え替え時期はいつがいい?

5〜7月(生育期)の気温が20度以上の日に植え替えることで、フィカス ジンへのダメージが少なく回復も早いのでおすすめです。

1〜2年に1回、植え替えると新しい土の栄養分を吸収できるので元気に育ちます。

根詰まりや根腐れの症状がある場合は、健康を維持するためにも早めに植え替えましょう。

  • 水はけが悪い
  • 水が浸透しない
  • 土の乾燥に時間がかかる
  • 鉢にヒビが入っている
  • 土にカビが生えている
  • 幹が柔らかい

鉢替えのやり方

鉢替えはダメージの回復が早い、5〜7月(生育期)におこないます。

用意するアイテム

  • 好みのサイズの鉢
  • 新しい土(観葉植物の土かオリジナルブレンドの土)
  • 根がほぐれない時に使用する細い棒やピンセット
  • 剪定はさみ
  • 手袋
  • エプロン
  1. 好みの鉢を準備する
  2. 鉢を軽く叩いて株を抜く
  3. 優しく根っこをほぐして、古い土を落とす
  4. 新しい鉢へ植え替える

① 好みの鉢を準備する

一般的に鉢替えは現在使用している鉢よりも一回り大きな鉢を用意します。

より大きく育てたいからと鉢を二回りも大きくしてしまうと、土の乾燥に時間がかかり根腐れを起こす可能性があるので、少しずつ大きく育てていきましょう。

大きく育てたくない場合は、現在の鉢を綺麗に水洗いしてから使用しても問題ありません。

② 鉢を軽く叩いて株を抜く

株が抜けにくい場合は、鉢の縁に沿って細い棒などでほぐしながら取り出してみましょう。

また、植え替え前の水やりは控えておくと鉢から取り出しやすくなります。

③ 優しく根っこをほぐして、古い土を落とす

根っこを痛めないように古い土を1/3ほど落とします。

腐っている根っこやぶよぶよとした柔らかい黒い根っこも取り除きましょう。

また、大きく育てたくない場合は、健康な根っこだけを残すように剪定すると良いです。

④ 新しい鉢へ植え替える

鉢の上から2〜3cm下までに土を留めておくことで、水やりの時に土が流れ出ることを防ぎます。

最後に鉢底から流れ出る水が透明になるまで水やりしましょう。

根っこと根っこの隙間にしっかり土が入り、安定します。

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