花桃(ハナモモ)の育て方

更新日 2025年10月30日

育てやすさ

初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。

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花桃(ハナモモ)の基本情報

植物名花桃(ハナモモ)
学名Prunus persica
英名Flowering peach
原産地中国
科名バラ科
属名サクラ属
開花時期3〜4月

花桃(ハナモモ)は、観賞用に改良されたモモの園芸品種です。

白や淡い桃色、濃い紅色など多彩な花色があり、春になると枝いっぱいに花を咲かせ、庭や公園を鮮やかに彩ります。

春の節句であるひな祭りには花桃が飾られ、季節の訪れを感じさせてくれます。

月別栽培カレンダー

植え付け・植え替え

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肥料

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種類と品種

品種花色花の形枝ぶり育てやすさレア度
矢口(やぐち)ピンク八重咲き(大輪)立性育てやすい普通
源平(げんぺい)白、ピンク、紅白の絞り八重咲き(大輪)立性育てやすい普通
菊桃(きくもも)濃いピンク八重咲き半開帳性育てやすい普通
照手(てるて)桃色、紅色(照手紅)、薄めの色(照手姫)八重咲き(大輪)ほうき型初心者におすすめ普通
寒緋桃(かんひとう)緋赤色八重咲き半開帳性育てやすいややレア
秀月(しゅうげつ)淡いピンク一輪咲き不明育てやすいレア
関白・寒白(かんぱく)八重咲き(大輪)立性初心者におすすめややレア
源平枝垂れ(げんぺいしだれ)白、赤、紅白の絞り八重咲き(大輪)枝垂れ性育てやすいややレア
残雪枝垂れ(ざんせつしだれ)純白八重咲き枝垂れ性育てやすい枝レア

花桃は古くから品種改良が盛んに行われ、日本だけでも50種類以上が存在するといわれます。

江戸時代には桃の節句に飾る習慣が広まり、庭木や切り花としても広く親しまれるようになりました。

品種ごとに枝ぶりや花色が異なるを、庭の景観に合わせて選ぶ楽しみがあります。

矢口(やぐち)

矢口(やぐち)

鮮やかな色とふんわりした花形が特徴的な、ひな祭りの定番の品種です。

源平(げんぺい)

源平(げんぺい)

一本の木から、白やピンク、紅白の絞り模様の花が咲き分けます。

菊桃(きくもも)

菊桃(きくもも)

花びらが細かく重なり、菊の花のように見えるのが特徴です。

寒緋桃(かんひとう)

寒緋桃(かんひとう)

紅色(緋色)の濃い八重咲きの花が特徴で、花桃の中でも早咲きに分類される品種です。

照手(てるて)

照手(てるて)

桃色や紅色の大輪八重咲きの花が直立する枝に咲き、華やかで存在感があります。

秀月(しゅうげつ)

淡いピンクの一重咲きの花が清楚に咲き、落ち着いた美しさを感じさせます。

関白・寒白(かんぱく)

関白・寒白(かんぱく)

雪のように純白で小ぶりな八重咲きの花を早春に咲かせ、控えめながらも清楚な魅力を持つ品種です。

源平枝垂れ(げんぺいしだれ)

源平枝垂れ(げんぺいしだれ)

一本の木に白、ピンク、そして紅白の絞りの花が咲き、枝が優雅に垂れる姿が美しい品種です。

残雪枝垂れ(ざんせつしだれ)

雪をまとったような純白の花がしなやかに枝垂れ、見る人に静かで幻想的な印象を与えます。

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花桃(ハナモモ)はどんな花が咲く?

花桃(ハナモモ)はどんな花が咲く?

花桃の花は、大きく一重咲きと八重咲きに分かれます。

一重咲きは花びらが少なく、清楚で繊細な印象が特徴です。

八重咲きは花びらが幾重にも重なり、丸みのある華やかな姿を楽しめます。

花桃の枝の特徴

花桃の枝の特徴

樹形にも立性やほうき立ち性などさまざまなタイプがあり、花の見え方や枝ぶりに違いがあるのも花桃の魅力です。

立性は枝が上向きに伸びてコンパクトにまとまり育てやすく、半開帳性は自然に枝が広がり、ほどよいボリューム感を楽しめます。

枝垂れ性は枝先に花がしなやかに垂れ、優雅で和風の雰囲気にぴったりです。

ほうき立ち性は枝がまっすぐ上に伸び、すっきりと整った樹姿で庭木や鉢植えにも向いています。

花桃(ハナモモ)の葉っぱの特徴

花桃(ハナモモ)の葉っぱの特徴

花桃の葉は細長い楕円形で、縁に小さなギザギザ(鋸歯)があるのが特徴です。

長さはおおよそ8〜12cm、幅は3〜5cmほどで、表面には光沢があります。

秋になると黄色や赤に色づき、花が終わった後も庭を美しく彩ります。

花桃(ハナモモ)の花言葉

花桃の花言葉は「気立てのよさ」「恋のとりこ」「あなたに夢中」で、花桃が見せる愛らしい姿や、人の心を惹きつける魅力を表現したものです。

花桃(ハナモモ)の育て方

花桃(ハナモモ)の育て方

花桃は地植えと鉢植えで管理の仕方が異なります。

環境に合った方法を選び、長く花を楽しめるようにしましょう。

水やりの頻度

栽培方法水やり
地植え根付いてからは基本的に不要
鉢植え土の表面が乾いたら水やりする

地植えの花桃は、一度根付けば水やりの手間はほとんどかかりません。

ただし、植え付け直後や猛暑が続く時期など、極端に乾燥している場合は水を与えましょう。

一方、鉢植えは地植えよりも乾燥しやすいため、こまめな管理が必要です。

土の表面が乾いたら、鉢底から水があふれるまで十分に水やりを行いましょう。

夏場は特に乾きやすいため、こまめに土の状態を確認しながら水を与えることがポイントです。

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肥料のあげ方

花桃には、緩やかに効く緩効性化成肥料や、土壌を豊かにする有機質肥料が適しています。

特に若木や苗木は、翌年の花芽を形成するため多くの養分を必要とします。

地植え

肥料を与えるのは冬(2〜3月頃)が基本です。寒肥として株元からやや離れた場所に施すと、根を傷めずに栄養を吸収できます。

鉢植え

冬(2〜3月頃)の寒肥に加え、9月頃に追肥を行います。

追肥は翌春の花つきを良くする効果があり、特に若木・苗木では花芽づくりに役立ちます。

また、肥料は多ければよいというわけではありません。

過剰に与えると枝葉ばかりが繁り、花が減るほか、病害虫の被害を受けやすくなるため、決められた量を守るようにしましょう。

病害虫・害虫対策

花桃は春の庭を彩る華やかな花木ですが、アブラムシやカイガラムシなどの害虫が発生することがあります。

放置すると樹木が弱り、花つきにも悪影響を与えるため、早期発見と迅速な対応が重要です。

風通しと日当たりを良く保つことが予防の基本です。

アブラムシ

  • 新芽や蕾に付きやすい小さな害虫
  • 葉が縮れたり、ベタつく液(甘露)が付着する

アブラムシは新芽や蕾に集まりやすく、体は小さいものの大量に発生することがあります。

少数であれば手でつまみ取るか水で洗い流して駆除しますが、発生が広がっている場合はオルトランなどの殺虫剤を用いて早めに対処しましょう。

甘露を放置するとさらに被害が拡大するため、見つけ次第きれいに取り除くことが大切です。

カイガラムシ

  • 幹や枝に付着する小さな害虫
  • 硬い殻をかぶっており、風通しや日当たりの悪い場所で発生しやすい

カイガラムシは放置すると枝枯れの原因になり、樹木全体の生育に悪影響を及ぼします。

少数なら柔らかいブラシや竹べらで削ぎ落とします。

大量発生時は殺虫剤や樹幹用防除剤を使い、早急の処理が必要です。

放置すると養分を吸われ続け、枝が枯れたり、木が弱ったりする原因となるため、見つけたらすぐに取り除きましょう。

剪定・切り戻し

剪定は翌年の花数や樹形を左右する重要な作業です。

特に花後すぐの剪定は、新枝の成長を促し、花芽の形成を助けます。

切り戻し方

花が終わった枝は、基部から2〜3芽を残して切り戻しましょう。

残した芽から複数の新枝が伸びやすくなり、翌年の花数が増えます。

剪定の時期

花桃の剪定は、基本的に春と冬の2回行います。

春の剪定は、花が終わった直後の3月下旬から4月上旬にかけて行うのが最適です。

この時期に剪定することで、古い枝や不要な枝を整理し、新しい枝を伸ばすとともに、夏から秋にかけて作られる花芽を残せます。

剪定が遅れると、翌年の花芽を切ってしまい、花つきに影響するので注意しましょう。

冬の剪定は、12月から2月の落葉期に行い、混み合った枝や枯れ枝を整理することで風通しや日当たりが良くなるため、病害虫の予防にもつながります。

苗の選び方

花桃の苗を選ぶときは、日当たりが良く、水はけのよい場所にしましょう。

枝ぶりや花の色、咲き方などで庭のどの場所に置くかを考えると、植えた後の景観がイメージしやすくなります。

  • 枝が丈夫で締まりがあること
  • 芽がしっかりしていること
  • 葉や枝に病害虫の跡がないこと
  • 庭の広さや好みに合わせた樹形であること

枝垂れ性や立性は華やかな姿になりますが、狭いスペースでは剪定や管理に手間がかかることがあります。

手軽に育てたい場合は、ほうき立ち性の品種が管理も簡単でおすすめです。

植え付け方

花桃を植えるときのポイントは次の通りです。

  • 植える時期:落葉期の11月〜3月(ただし真冬の厳しい寒さは避ける)
  • 場所:日当たりがよく、水はけの良い場所
  • 植え穴:苗よりひと回り大きく掘る
  • 土:腐葉土を混ぜて柔らかく整える
  • 水やり:植え付け直後は土が乾かないよう注意

地植えの場合

植えつける場所の周囲を広めに掘り返し、腐葉土を混ぜて土を柔らかくしておきましょう。

こうすることで根が広がりやすくなり、苗が安定して育ちます。

植え付け直後は、土が乾きすぎないよう根元にたっぷり水を与えましょう。

鉢植えの場合

鉢底に軽石を敷いて排水性を確保し、その上に用土を入れて苗を植え付けます。

植え付け後は根元に十分に水を与え、土が落ち着くのを確認しましょう。

根が安定するまでは、強い日差しを避けてやわらかい光が当たる場所で管理し、土の表面が乾いたら十分に水を与えます。

花桃(ハナモモ)の栽培環境

花桃(ハナモモ)の栽培環境

花桃を美しく咲かせるためには、日当たりと風通し、そして水はけが良い場所で育てることが大切です。

日々のお手入れポイントを見ていきましょう。

置き場所・日当たり

日当たり屋外のみ
  • 地植え:日当たりと風通しがよく、水はけの良い場所
  • 鉢植え:明るく風通しのある場所に置き、夏の強い日差しを避ける

花桃は過湿を嫌うため、土は少し乾燥気味に管理するのがポイントです。

植え付けの前に、土をしっかり掘り起こして柔らかくしておきましょう。

腐葉土や肥料を混ぜて土を改良することで、根張りが良くなります。

また、水はけを良くするため、高畝(たかうね)に植え付けると根腐れのリスクを抑えられます。

鉢植えでは、土が乾き始めたら根元にたっぷり水を与え、鉢底から水が出るまで注ぎます。

ただし、鉢の通気性が悪いと根腐れの原因になりやすいので注意が必要です。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

花桃は耐寒性と耐暑性に優れた樹木です。

 -10℃程度の寒さであれば耐えられますが、長期間の霜や気温の急な変化には注意が必要です。

特に植え付けから間もない若木は寒さに弱いため、寒冷地では防霜対策をして守ってあげましょう。

また、夏の高温にも比較的強いものの、蒸し暑く風通しの悪い環境では病害虫が発生しやすくなります。

地植え・鉢植えいずれも、風通しがよく湿気がこもらない場所を確保することが、健康に育てるポイントです。

花桃(ハナモモ)の土の配合比率(用土)

花桃(ハナモモ)の土の配合比率

花桃を植える際は、根がしっかり呼吸でき、水はけの良い土壌環境を作ることがポイントです。

地植えの場合

地植えの場合は、植えつけ予定地の土を事前に掘り返し、腐葉土や堆肥を混ぜてよく耕しておくと、根張りが良く健康に育ちます。

水はけの良い土に植え付けることで、根腐れを防ぐことが可能です。

植え付けの際は、株元が地表から出ないように注意しましょう。

鉢植えの場合

花桃を鉢植えにする場合は、鉢の底に軽石や砕石を入れて排水性を高めます。

通気性と排水性を高めるために、培養土に腐葉土を全体の約3割加えましょう。

根が窮屈にならないゆとりのある鉢を選ぶことも大切です。

水やりは、土の表面が乾いたのを確認してから適宜行いましょう。

花桃(ハナモモ)の開花時期

花桃(ハナモモ)の開花時期

花桃は、春の訪れを告げる可憐な花です。

品種によって淡いピンク、純白、濃い紅色など多彩な花色が楽しめます。

ここからは、花桃の開花時期と花が咲かない主な原因について解説しますので、参考にしてください。

花桃(ハナモモ)の開花時期は3~4月

花桃は3月から4月にかけて開花し、葉が出る前の枝いっぱいに花を咲かせます。

品種によって開花時期が違うため、早咲きから遅咲きまで長く楽しめるのも花桃の魅力です。

見頃はおよそ2週間ですが、枝いっぱいに咲きそろう姿は存在感があり、春の景色を印象的に彩ります。

花桃(ハナモモ)の花が咲かない原因は?

花桃の花が咲かないのは、主に以下の原因が考えられます。

  • 日照不足
  • 水はけの悪い土壌
  • 剪定の失敗
  • 肥料の過不足
  • 若木や移植直後の木
  • 病害虫による影響

日照不足

花桃は日光を好む植物です。

日当たりが不足すると花芽が十分に育たず、花つきが悪くなることがあります。

水はけの悪い土壌

土の排水性が悪いと根の働きが低下し、花芽に十分な栄養が届きません。

その結果、花の数が少なくなったり、咲かない場合があります。

適度に水はけの良い土壌を保つことが重要です。

剪定の失敗

花桃は夏の時期に翌年咲く花芽を作ります。

開花後に剪定を遅らせると、形成済みの花芽を切ってしまい、翌年の花つきに影響することがあるので注意しましょう。

剪定のタイミングや切り方には注意が必要です。

肥料の過不足

肥料を与えすぎると、、花芽がつかずに葉や茎ばかりが育ってしまいます。

逆に肥料が足りなくなると、木全体の生育が弱り、花を咲かせる力が十分に得られません。

適量の肥料を与え、与える時期にも気を配ることが大切です。

若木や移植直後の木

植え付けたばかりの若木や移植した直後の木は、根の生育に栄養が使われるため、花への養分が不足し、開花が遅れることがあります。

木が環境に慣れるまで、焦らず丁寧に育てましょう。

病害虫による影響

花桃は病気や害虫によって葉や枝の栄養が奪われ、花芽の成長や開花に悪影響が出ます。

広がると株全体の元気も低下し、花つきが悪くなるため、日ごろから観察し、早期に対処することが大切です。

花桃(ハナモモ)の増やし方

花桃(ハナモモ)の増やし方

花桃は、挿し木で手軽に増やすことが可能です。

挿し木を行うタイミングと鉢植えへの植え替え方法を詳しく解説します。

挿し木の時期はいつがいい?

花桃の挿し木は、5月から6月頃の春から初夏にかけて行うのが最適です。

この時期はその年に伸びた柔らかい新枝を使えるため、根が出やすく成功率も高くなります。

逆に、夏の強い日差しや冬の寒さが厳しい時期に行うと、枝が傷みやすく根付きが悪くなるので避けましょう。

挿し木のやり方

  1. 枝を準備する
  2. 切り口を斜めにして水につける
  3. 枝を土に挿す
  4. 風通しの良い場所で管理する
  5. 根が生えたら植え替える

① 枝を準備する

挿し木用の枝は、前年に伸びた元気で節のしっかりした枝を使います。

枝を10~15cmほどに切り、先端の2~3枚の葉を残して、他の葉はすべて取り除いてください。

切る前に、枝の病害虫をチェックしておきましょう。

② 切り口を斜めにして水につける

挿し木に使う枝は、切り口が斜めになるようにカットしたら、すぐに水に浸しましょう。

水に浸す時間は1〜2時間が目安です。

あまり長時間浸すと、枝が傷みやすくなるため注意しましょう。

③ 枝を土に挿す

水を吸わせた枝を、水はけのよい清潔な土に挿します。

枝の深さや角度に気をつけて植え、根が土にしっかりと定着するように、軽く押さえて固定しましょう。

④ 風通しの良い場所で管理

挿し木をした後は、根が土にしっかりと定着するまで、直射日光の当たらない、風通しの良い場所で管理します。

土が乾燥しすぎないようにこまめに水をやり、葉がしおれないよう観察しましょう。

根が出るまでには数週間かかりますが、この間は株を動かさず、静かに見守ることが大切です。

⑤ 根が生えたら植え替える

根がしっかり張ったら、いよいよ鉢や庭へ植え替える時です。

根を傷つけないよう注意しながら土から優しく掘り上げ、根鉢より一回り大きな植え穴に移しましょう。

植え替え後はたっぷりと水をやり、根が新しい環境に馴染むまで、強い日差しを避けた場所で様子を見ます。

植え替え時期はいつがいい?

鉢植えで育てている花桃は、2〜3年に一度を目安に、ひと回り大きめの鉢へ植え替えると生育が安定します。
植え替えを行うのに最適な時期は、休眠期にあたる11月から3月上旬です。

この時期は株の活動が鈍るため、植え替えによる負担を最小限に抑えられます。

ただし、極端に寒い1月〜2月上旬や、花や葉が活動している時期の植え替えは避けましょう。

鉢替えのやり方

  1. 植え付け用の鉢と土を準備する
  2. 鉢から株を取り出す
  3. 根を整理する
  4. 新しい鉢に植えつける
  5. 水やりと日常管理

① 植え付け用の鉢と土を準備する

花桃を植え替える際には、まず今使っている鉢より一回り大きな新しい鉢を用意しましょう。

鉢の底には、水はけを良くするための軽石や砕石を忘れずに敷いてください。

土は、通気性を高めるために培養土に腐葉土を全体の3割ほど混ぜておくと、根が健康に育ちます。

② 鉢から株を取り出す

鉢の縁を軽く叩きながら、土と根を傷つけないように慎重に株を取り出します。

もし根が鉢底に張り付いていたら、指先でやさしくほぐしてあげてください。

③ 根を整理する

鉢から出した株は、根を軽くほぐし、古い土を3分の1ほど落とします。

その際、傷んでいたり、黒ずんでいたりする根は切り取り、絡まっている根もほどいてあげましょう。

④ 新しい鉢に植えつける

根の整理ができたら、新しい鉢に土を入れ、根が落ち着くようにそっと植え付けます。

根と根の間に隙間ができないよう、土を丁寧に入れていきましょう。

最後に、鉢の縁から2〜3cmほど下まで土を入れ、根元を軽く押さえて安定させてください。

⑤ 水やりと日常管理

植え替え後は、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れるまでたっぷりと水を与えましょう。

その後は、日当たりと風通しの良い場所に置くことで、病害虫の発生を予防できます。

成長期には2か月に1度ほど液体肥料を与えますが、秋以降は量を減らし、冬の休眠期に備えましょう。

枝が混み合ってきた場合は、翌年の花芽を傷めないよう注意して剪定してください。


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