ユッカ(青年の木)の増やし方
公開日 2025年12月12日
更新日 2025年12月12日
監修者情報
覚張大季
植物と人との関わりに魅了され、日本各地の植物農園を見て回る。HanaPrimeの植物部門の立ち上げ後はオフィスや商業施設、個人宅など、幅広いシーンのグリーンコーディネートを数多く担当。植物の生態や特性を深く掘り下げ、それぞれの空間やライフスタイルに適したグリーン空間デザインを提案することが得意。観葉植物の世界に情熱を注ぎ、植物の価値を最大化することを使命としている。
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目次
ユッカ(青年の木)の増やし方は挿し木がおすすめ

ユッカは、剣のようにまっすぐ伸びる葉とスタイリッシュな樹形が魅力の観葉植物で、丈夫で育てやすいことから初心者にも人気があります。
ユッカは挿し木で簡単に増やすことができ、最もおすすめの方法です。
挿し木とは、植物の枝などを切り取り、それを土や水に挿して発根させる繁殖技術を指します。
また、株分けなどで増やすことも可能です。
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ユッカの挿し木をする時期はいつがいい?
ユッカを挿し木する時期は、生育期のピークにあたる、5~8月あたりに行うと負担を軽減できます。
湿度が高い時期は発根しやすいため、特に梅雨時期に挿し木をするとよいでしょう。
一方、寒い時期はユッカの成長が止まるため、挿し木には適していません。
ユッカを挿し木する際に準備するもの
ユッカを挿し木する際は、以下のものを準備してください。
- 新しい鉢(挿し木する数と同数)
- 鉢底ネット、鉢底石
- 観葉植物用の土
- 発根促進剤
- 枝をカットするための清潔なハサミやノコギリ
ユッカの挿し木のやり方
- 挿し木用の枝を切る
- 新しい鉢に挿し枝を植え付ける
- 植え付け後1か月は日陰で管理する
① ユッカの挿し木用の枝を切る

ユッカの成長した枝を8cmほどの長さに切り、挿し木用の枝を用意します。

枝の切り口に発根促進剤を塗布するとよいでしょう。
②ユッカの 葉っぱが多い場合は切る

葉っぱが多すぎる場合は、蒸散量が多くなるので、切って取り除きます。

このくらいが目安です。
③ ユッカを新しい鉢に挿し枝を植え付ける

新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石を設置します。
土を入れて水で湿らせておき、挿し枝を植え付けます。
④ 植え付け後1か月は日陰で管理する
植え付け後は日陰に置き、水やりをして約1か月様子を見ます。
発根するまでは土が乾かないように注意してください。
発芽したら新しい鉢へ移し、通常通りの栽培環境で管理するようにしましょう。
ユッカの挿し木を成功させるポイント
ユッカはほかの植物に比べて挿し木が簡単です。
以下のポイントを意識して行えば、初心者でも成功させることができます。
- 生育期の5~8月に行う(特に梅雨時期がおすすめ)
- 挿し穂の枝に発根促進剤を塗る
- 植え付け後、発根するまでは土を湿らせておく
- 植え付け後約1か月は日陰で管理する
挿し木から発根まではおよそ1か月ほどなので、変化を観察しながら成長の過程をぜひ楽しんでみてください。
すぐに育て始めたい方や丈夫な親株を探している方は、状態の良いユッカを迎えるのもおすすめです。
