ストレリチア ユンケアの育て方
育てやすさ
初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。
INDEX
目次
ストレリチア ユンケアの基本情報
| 植物名 | ストレリチア ユンケア |
| 学名 | Strelitzia jancea |
| 和名 | ノンリーフストレリチア |
| 英名 | Non-Leaf Strelitzia、Rush-Leaved Strelitzia、Narrow-Leaved Bird of Paradise |
| 別名 | ユンセア |
| 原産地 | 南アフリカ |
| 科名 | バショウ科 |
| 属名 | ストレリチア属 |
| 開花時期 | 5月～10月 |
ストレリチア ユンケアは南アフリカ原産で、南国のリゾート地を想起させる見た目をしています。
また、全体的にスリムでスタイリッシュな姿をしていることから、インテリア雑誌などにたびたび紹介されるほど人気が高い観葉植物です。
成長するにつれて葉っぱがなくなることがあるので「ノンリーフストレリチア」という和名がつけられました。
耐寒性や耐暑性に優れ、病害虫に強い性質から、比較的育てやすい植物だといわれています。
月別栽培カレンダー
種まき
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植え付け・植え替え
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肥料
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開花
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種類と品種
ストレリチア ユンケアは、ストレリチア属に含まれる品種のひとつです。
ストレリチア属には、ほかにも「オーガスタ（ストレリチア ニコライ）」や「ストレリチア レギネ（極楽鳥花）」などがあります。
なお、ストレリチア ユンケアはほかのストレリチア属の品種に比べて、葉っぱが格段に小さいのが特徴的です。
ストレリチア ユンケアはどんな花が咲く？
ストレリチア ユンケアの花はストレリチア レギネ（極楽鳥花）に似て、オレンジ色で鳥のような見た目をしています。
ある程度大きな株でなければ開花しないので、花を楽しみたい場合は10号以上のサイズを選びましょう。
また、開花させるためには、しっかりと日光に当てて栽培することが大切です。
ストレリチア ユンケアの葉っぱの形
ストレリチア ユンケアの葉っぱは、棒のように細長い形をしています。
なお、ストレリチア属のなかでも葉っぱが格段に小さく、成長するにつれてなくなっていくのが特徴です。
ストレリチアノンリーフとユンケアの違いは？
ストレリチアノンリーフとユンケアの違いはなく、どちらもストレリチア ユンケアを指します。
ノンリーフは、成長とともに葉っぱがなくなる性質からつけられました。
一方で、ユンケアは学名の「jancea」の読み方からきています。
ストレリチア ユンケアの花言葉
ストレリチア ユンケアの花言葉は「輝かしい未来」「気取った恋」「寛容」です。
いずれも、ストレリチア属のほかの品種に共通しています。
「輝かしい未来」は、美しく咲く花に”明るい未来”を感じられるとしてつけられました。
「気取った恋」は、人々をうっとりさせるような花を咲かせることが由来です。
「寛容」は、南国のリラックスした雰囲気を感じられるような植物であることに由来しています。
ストレリチア ユンケアの育て方
ストレリチア ユンケアは耐寒性や耐暑性に優れているだけでなく、病害虫にも強い性質があるので、比較的育てやすい観葉植物です。
適切な環境で育てれば、美しい姿をキープして元気に成長してくれるでしょう。
水やりの頻度
ストレリチア ユンケアの水やりは、季節問わず土をさわって完全に乾いていることを確認してから行い、鉢の底から流れ出るくらいたっぷりの水を与えましょう。
水やりの頻度の目安は以下のとおりです。
| 時期 | 頻度 |
| 温暖（春から秋にかけて） | 土の表面が乾いてから2、3日後 |
| 寒冷（冬） | 土の表面が乾いてから1週間後 |
常に土が湿った状態だと根腐れを起こしてしまうので、水の与えすぎには注意してください。
肥料のあげ方
ストレリチア ユンケアには、生育期の4月から10月に肥料を与えるようにしましょう。
冬の休眠期に肥料を与えると、肥料焼けを起こす危険性があります。
肥料は下記のいずれかのあげ方がおすすめなので、参考にしてください。
| 肥料の種類 | 頻度 |
| 置き肥 | 2ヵ月に一度 |
| 水に薄めた液肥 | 2週間に一度（水やりの代わりに与える） |
病害虫・害虫対策
ストレリチア ユンケアの健康のためには、病害虫の被害を抑えてあげることが重要です。
ここでは、主な病害虫の特長と害虫対策を紹介します。
| 病害虫 | 特徴 | 対策 |
| カイガラムシ | 葉っぱが黒くカビる、生育を妨げる | 殺虫剤やエアゾールを散布する |
| ハダニ | 葉っぱにクモの巣のような糸がつく、斑点のような傷がつく、色が薄くなる | 傷んだ葉っぱを摘み取る、殺虫剤や木酢液を散布する |
種まきと植え方
ストレリチア ユンケアは、種から育てることが可能です。
ここでは、種まきと植え方を紹介します。
- 種からオレンジ色の綿のような房を手で取り除く
- 種を水に24時間以上浸す
- 水はけの良い土に種を植えて上から1cmほど土をかぶせる
- 早ければ10日前後で発芽する
種まきするときは、発芽適温の18℃から28℃をキープしてください。
ストレリチア ユンケアの栽培環境
ストレリチア ユンケアは日当たりと風通しの良い場所を好むので、室内の窓辺に置いてください。
寒さに強い性質がありますが、健康に育てるためには5℃を下回らないように注意しなければなりません。
用土は水はけの良いものが適していて、観葉植物用の土を用意しましょう。
置き場所と日当たり
ストレリチア ユンケアは日当たりと風通しの良い場所を好む観葉植物なので、室内で育てる場合は窓際に置きます。
屋外で栽培するのであれば半日陰に置き、気温が下がってきたら室内に入れてあげましょう。
また、葉焼けの原因となるので、直射日光に当たらないように注意してください。
適切な温度｜どれくらいの寒さまで耐えられる？
ストレリチア ユンケアは、0℃以上あれば耐えられるほどの耐寒性がある植物です。
ただし、雪や霜に当たると枯れてしまうので注意してください。
健康に育てるためには、最低でも5℃以上はキープしましょう。
用土
ストレリチア ユンケアには、水はけの良い観葉植物用の土がおすすめです。
自分で土をつくる場合は、赤玉土50％、パーライト30％、腐葉土20％の割合で配合しましょう。
ストレリチア ユンケアの種まき
ストレリチア ユンケアは、種から育てることが比較的簡単な植物です。
種についたオレンジの綿のような房を取り除き、24時間以上水に浸した後に土に植えます。
種まきにおすすめの時期は6～8月
ストレリチア ユンケアの種まきは、6月から8月の暖かい時期がおすすめです。
上手に栽培することで、極楽鳥に似た美しい花を咲かせてくれることもあります。
ストレリチア ユンケアを種から育てると大変？
ストレリチア ユンケアの発芽率は90％を超えるとされていて、ストレリチア属のなかでも比較的種から育てやすい品種です。
発芽適温の18℃から28℃を保てば、10日前後で芽を出します。
ストレリチア ユンケアの開花時期
ストレリチア ユンケアの開花時期は、5月から10月の生育期です。
極楽鳥に似た美しい花姿は一見の価値があるので、健康に育てて開花させましょう。
開花時期は5月～10月
ストレリチア ユンケアの開花時期は、5月から10月です。
葉っぱがギザギザになると開花のサインといわれています。
花を咲かせるためには、しっかりと日光に当てて大きく育てることが大切です。
ストレリチア ユンケアの花が咲かない原因は？
ストレリチア ユンケアの花が咲かないのは、以下の2つが主な原因といわれています。
- 日光が不足している
- 生育が不十分である
ストレリチア ユンケアは、ある程度大きな株でないと開花しにくい植物です。
購入するときには10号以上のサイズの株を選び、しっかりと日光に当てて健康に育てましょう。
ストレリチア ユンケアの増やし方
ストレリチア ユンケアを増やしたい場合は、株分けがおすすめです。
株分けはある程度成長した株を植え替えて増やす方法で、種まきで増やすよりも簡単だといわれています。
剪定・株分けの時期はいつがいい？
ストレリチア ユンケアの剪定・株分けをする場合は、5月から7月の暖かい時期がおすすめです。
また、株が増えすぎて鉢の底から根っこが出ている場合も、株分けに適したタイミングといえます。
植え替え時期はいつがいい？
ストレリチア ユンケアの植え替えに適した時期は5月から7月で、1年から2年に一度のペースで行いましょう。
また、以下の場合も植え替えを行ったほうが良い目安となります。
- 鉢の底から根っこが出ている
- 土の吸水が悪くなった
ストレリチア ユンケアの根っこは多肉で根詰まりを起こしやすいので、必ず定期的に植え替えを行ってください。
鉢替えのやり方
ストレリチア ユンケアの鉢替えには、以下のものを用意しましょう。
- 古いものより一回り大きい鉢
- 鉢底石
- 観葉植物用の土
- 根切りばさみ
- レーキ（根っこをほぐすときにあれば便利）
- 割りばしなど棒状のもの（土を追加するときにあれば便利）
続いて、鉢替えの手順を紹介します。
- 新しい鉢に鉢底石を敷き、その上から観葉植物用の土を浅めに入れる
- 古い鉢から株を取り出す（鉢と土の間に隙間をつくるとやりやすい）
- 根っこをほぐしながら土を落とし、枯れた根っこを根切りばさみで切り取る（レーキがあれば根っこをほぐすときに使用する）
- 株を新しい鉢に置く
- 割りばしなどでザクザクと土を刺しながら、株の周りに観葉植物用の土を入れる
- 鉢の底から流れ出るくらいの水を与え、日当たりと風通しの良い場所に置く
鉢替えは植物にとって大きなストレスとなるので、慎重かつ丁寧に行うことが大切です。
