エバーフレッシュの育て方

更新日 2025年11月12日

育てやすさ

初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。

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監修者情報

株式会社HanaPrime|植物アドバイザー

覚張大季

覚張大季

植物と人との関わりに魅了され、日本各地の植物農園を見て回る。HanaPrimeの植物部門の立ち上げ後はオフィスや商業施設、個人宅など、幅広いシーンのグリーンコーディネートを数多く担当。植物の生態や特性を深く掘り下げ、それぞれの空間やライフスタイルに適したグリーン空間デザインを提案することが得意。観葉植物の世界に情熱を注ぎ、植物の価値を最大化することを使命としている。

エバーフレッシュの基本情報

観葉植物 エバーフレッシュ

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名称エバーフレッシュ
学名Cojoba arborea var. angustifolia
英名Pithecellobium
和名アカサヤネムノキ
原産地熱帯アメリカ、ブラジル
科名マメ科
属名コヨバ属

エバーフレッシュはさまざまなインテリアに合うスタイリッシュな見た目をした、人気が高い観葉植物です。

春から秋口にかけて花を咲かせ、その後は実をつけるので、一年を通して変化する見た目を楽しめます。

月別栽培カレンダー

植え付け・植え替え

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肥料

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種類と品種

エバーフレッシュには種類や品種がありません。

学名で「コヨバ・アルボレア・アングスティフォリア」と呼ばれる植物が、通称「エバーフレッシュ」と呼ばれる観葉植物として、広く知られるようになりました。

園芸店やホームセンターなどでは、仕立て方によって二種類に分けられることも多いので好みのタイプを選んでみてください。

ボサ造り

自然な樹形に仕上げられた仕立て方で、別名「ボサ仕立て」とも呼ばれています。

葉が鳥の羽のように美しく並んで見える点が魅力です。

曲がり

栽培の過程において、生育期に人の手でわざと幹を曲げて育てる仕立て方を「曲がり」と呼びます。

幹の曲がり方次第で非常に個性が出るためインテリアとしても注目度が高く、おしゃれな観葉植物です。

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エバーフレッシュの葉っぱの特徴

エバーフレッシュの葉っぱの特徴

エバーフレッシュの葉は非常に細長く、深い緑色をしています。

葉の一枚ずつは小さいものの、無数に連なっているため一見大きな葉に見える点が特徴的です。

昼間は葉を大きく広げ、夜間になると葉を閉じる「就眠運動(睡眠運動)」をするため、時間帯によって変化する姿が見る人を楽しませてくれます。

夜に葉っぱが閉じるのはなぜ?

夜に葉っぱを閉じる「就眠運動」は、別名「睡眠運動」とも呼ばれていて、夜間に葉の水分が蒸発するのを防ぐ役割を果たしています。

昼間は葉を広げてしっかりと光を浴び、夜になると少し下を向いているような姿で葉を閉じる姿が見られたら、水分を保持している証です。

昼間に葉を閉じている姿が見られたら「水分不足」のサインなので、土の乾きを確認してみてください。

エバーフレッシュはどんな花が咲く?

エバーフレッシュはどんな花が咲く?

エバーフレッシュは春から夏頃に薄い黄緑色の小さな花を咲かせます。

気候や栽培環境によっては秋頃まで開花を楽しむことができるので、葉と一緒に花も長く楽しみたい方にもおすすめの植物です。

エバーフレッシュの花言葉

エバーフレッシュの花言葉「歓喜」「胸のときめき」です。

エバーフレッシュの育て方

エバーフレッシュの育て方

エバーフレッシュは、観葉植物を育てるのが初めての方でもお世話がしやすいです。

季節や時間に応じた水やりの頻度や、肥料を与える適切なタイミングなどを理解して、太くて丈夫な幹へと育ててみてください。

  • 土が乾くたびに水やりを実施し、水切れを防ぐ
  • 葉水を実施して葉の乾燥や害虫の発生を防ぐ
  • 春から秋頃の生育期に合わせて肥料を与える

水やりの頻度

水やりは、土の表面が乾いたタイミングで都度実施します。

土が乾いた状態が続くと葉が硬くなってしまったり、水切れを起こして落葉をしてしまったりするのでこまめな水やりが必要です。

とくに春や夏の気温が高い日には土が乾きやすく、同時にエバーフレッシュにとっては生育期でもあるので、この時期は水やりの量や頻度を増やすと良いでしょう。

日中の過度な水やりは土に与えた水が高温となり根を腐らせてしまう原因となるので注意が必要です。

通常の水やりとは別に一日一回は葉水を実施すると、葉の乾燥はもちろん害虫の発生が予防できます。

観葉植物 エバーフレッシュ

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肥料のあげ方

肥料は、生育期にあたる5〜10月頃に与えるのがおすすめです。

2か月に1回を目安に緩効性肥料の置き肥、または10日から2週間に一度のペースで液体肥料を与えてください。

生育期を過ぎた後の過度な栄養はエバーフレッシュを弱らせるため、肥料を与えるのは必ず生育期のタイミングのみにしましょう。

病害虫・害虫対策

エバーフレッシュを育てる際に気を付けるべき病害虫や害虫は、主に「ハダニ」と「カイガラムシ」の二種類です。

どちらも年間を通して発生しやすい害虫なので、しっかりと予防や対策を実施してください。

ハダニ

  • 細い糸や斑点、傷などが葉に見られるようになる
  • 葉が白っぽくなったり、色がかすれたりする

乾燥を好むハダニは、エアコンが稼働している部屋や、空気が乾きやすい冬場によく発生します。

発生すると葉が傷ついたり変色したりと、葉が多く集まるエバーフレッシュにとって大きなダメージを受ける恐れがあるので注意が必要です。

日常的に葉水を実施して乾燥を防ぎ、栽培環境にはなるべく風通しが良い場所を選びましょう。

非常に繁殖力が高いため、できる限り事前にしっかりと対策をしてハダニを寄生させないことが大切です。

カイガラムシ

  • 貝殻のような白い物体が葉や茎に付着する
  • すす病の原因となり、葉や茎が黒くなったりベタついたりする

カイガラムシは一年のなかでもとくに夏場に活発に動く病害虫で、エバーフレッシュの生育期とも重なるので、事前の対策を万全に実施しておくと良いでしょう。

カイガラムシが最も発生しやすいのは、風通しの悪い環境です。

夏場を中心に、気温が高くなりやすい昼の時間帯には、エバーフレッシュを積極的に風通しの良い場所へと移動してください。

万が一発生してしまったら、エバーフレッシュ全体に殺虫剤をかけ、布やブラシなどで取り除きます。

苗の選び方

エバーフレッシュを購入する際は、苗選びの段階から注目して元気な個体を選びましょう。

葉の緑色が鮮やかで生き生きとしており、なるべく葉の向きや形が均等に揃っている苗がおすすめです。

葉が抜け落ちていたり、枝が間延びしたりしている苗は弱っている状態なので、よく観察してください。

剪定|高さ・ボリュームを抑えるには?

エバーフレッシュが大きくなりすぎるのを防ぎたい場合は、定期的に剪定をしましょう。

一番背が高い部分を最初に整え、整えた部分に合わせて周りの高さやボリュームを揃えていくのが基本の手順です。

全体のバランスを見つつ、既に弱ってしまっている部分や枝分かれしている枝、または細い枝などを優先してカットすると良いでしょう。

とくに細い枝は、長く伸びるほどに葉の重さに耐えられなくなって下を向いてしまうので、剪定の際に早めに取り除くのがおすすめです。

剪定|葉っぱの入れ替え

葉っぱが豊富に茂ったら、新しく成長した葉だけを残して、先に生えた古い葉は全部カットしてしまいましょう。

思い切って短くカットしても、葉が2〜3枚残っていれば充分に光合成が可能なので、節の部分から再び新たな葉や茎が成長します。

葉っぱを入れ替えれば常に丈夫で美しい状態を保てるので、毎年実施してください。

葉っぱが枯れる・落ちる原因は?

エバーフレッシュの葉っぱは、日照不足や低温といった栽培環境が不適切であった場合に枯れたり落ちたりしてしまうことが多くあります。

日当たりや風通しを調整するために何度も置き場所を変えると、振動によって葉が落ちてしまうので注意しましょう。

気温が高い時間帯に水やりを実施した場合も、土に流した水が高温となり根や幹にダメージを与えるため、葉にも影響が出やすくなります。

エバーフレッシュの幹を太くするには?

幹を太く頼もしく成長させたい場合は、エバーフレッシュを一度外に出してみてください。

いきなり直射日光に当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうため、まずは日陰から始めて徐々に日の光を当てていきます。

しっかり光合成をさせてあげることによって植物全体が力強く成長していくので、生育期には積極的に鉢を外に出してみましょう。

エバーフレッシュの栽培環境

エバーフレッシュの栽培環境

元気なエバーフレッシュを育てるためには、適度な日当たりと風通しが欠かせません。

適した環境を理解し、季節や天候に応じて置き場所や設備を変えながら育ててください。

置き場所と日当たり

エバーフレッシュは多少耐陰性のある植物ですが、基本的には日光を好むのでよく日が当たる場所に置くと元気に育ちます。

しかし、強い直射日光に長時間当たると葉焼けを起こしてしまうため、定期的に様子を見て置き場所を変えましょう。

夏場の過湿や冬場のハダニの発生を防ぐため、適度な日当たりに加えてよく風が通る場所を選ぶのがおすすめです。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

エバーフレッシュの栽培環境として適切な温度は、20〜25℃程度です。

春から秋頃が生育期であるエバーフレッシュは、暑さにはある程度耐えられるものの冬の寒には弱い傾向にあります。

冬はなるべく室内の暖かい場所で育てて、決して霜にあたらないようにしましょう。

用土

栽培に使用する用土は、水はけに優れた腐植質の土を選んでください。

さらに、ある程度保水性があるとなお最適で、乾燥を嫌うエバーフレッシュを守りつつ根腐れをはじめとした根のトラブルを予防することができます。

おすすめの配合

自分で配合するのが難しい場合は、園芸店やホームセンターなどで入手できる「観葉植物用」の培養土でも問題ありません。

充分に元気なエバーフレッシュが育つので、まずは安心して市販の土から挑戦してみてください。

エバーフレッシュの増やし方

エバーフレッシュの数を増やす際には、一般的に「挿し木」という方法を実施します。

剪定のタイミングで挿し木に使用する枝を選んでおき、そのまま挿し木や鉢替えを同時に済ませると非常にスムーズです。

剪定・挿し木の時期はいつがいい?

剪定や挿し木は、基本的に植物が元気な生育期に行うのが最適です。

エバーフレッシュの場合は、5月から8月頃までの間に実施すると冬に入る頃には樹形が整った状態になります。

葉や枝が弱ってしまわないように、あまり気温が高くなくて涼しい日や時間帯を狙ってなるべくスムーズに作業を進めましょう。

挿し木のやり方

「挿し木」は、生命力が強くて丈夫な植物にぴったりな増やし方のひとつです。

事前に使用する道具や、実際に挿すための「挿し穂」を剪定のタイミングで用意しておくと、スムーズに作業を始めることができます。

  1. 剪定時に、挿し木として使う「挿し穂」を用意しておく
  2. 挿し木用の容器に用土を入れ挿し穂を挿す
  3. 水を与えて日陰や半日陰で管理して発根を待つ

① 剪定時に、挿し木として使う「挿し穂」を用意しておく

エバーフレッシュを剪定するタイミングで、挿し木用に使う枝を選別しておきましょう。

元気で丈夫そうな枝を選び、15cmほどの長さで節の下を斜めにカットします。

上部2〜3枚の健康な葉だけを残し、他はすべて取り除いたら「挿し穂」の完成です。

残した葉が大きい場合は、葉本体を半分ほどにカットしてください。

② 挿し木用の容器に用土を入れ挿し穂を挿す

苗床となる鉢や容器に鉢底石や用土を入れておき、挿し穂を挿します。

挿す前には土の中心に棒を使って穴を開け、決して無理に枝を挿しこまないようにしましょう。

穴を開けずに土に入れようとすると、エバーフレッシュの枝が折れたり切り口が痛んだりしてしまうおそれがあります。

③ 水を与えて日陰や半日陰で管理して発根を待つ

挿し穂を挿した容器は、最後にたっぷりと水を与えて日陰や半日陰などに置いて管理します。

エバーフレッシュは乾燥に弱いので、発根を待つ間は決して水切れを起こしてしまわないように注意してください。

順調に成長すると2〜3か月ほどで発根するので、発根後は栽培用の鉢に植え替えてお世話を続けましょう。

植え替え時期はいつがいい?

エバーフレッシュの根や幹が窮屈そうに見えたら、根詰まりを起こしてしまう前に植え替えをします。

エバーフレッシュの植え替えは生育期のタイミングで実施しますが、真夏は避けてなるべく涼しい時間に作業をするようにしましょう。

目安としては1〜2年に一度ほど、幹や葉のボリュームや根の様子をよく観察して必ず実施してください。

鉢替えのやり方

  1. 大きな鉢を用意して、鉢底石や用土などを入れておく
  2. 土から株を取り出し、根についた余分な石や土を払い落とす
  3. 新しい鉢の中心に株を植え替え、水を与えて様子を見る

① 大きな鉢を用意して、鉢底石や用土などを入れておく

新しい鉢は、必ずこれまで使っていたサイズよりもひと回り以上大きなものを用意しましょう。

事前に鉢底石を敷き、鉢の半分ほどまで用土も入れておきます。

エバーフレッシュは、適切な管理をすればぐんぐん成長して幹が太くなり、葉が豊富に茂っていくので、成長を見越したサイズの鉢を用意してあげることが大切です。

② 土から株を取り出し、根についた余分な石や土を払い落とす

古い鉢から新しい鉢へと株を移動する際には、根や幹を傷つけてしまわないように注意して丁寧に株を取り出してください。

まずはしっかりと周りの土ごと一緒に根を掘り出して、優しく余分な石や土を払い落とします。

③ 新しい鉢の中心に株を植え替え、水を与えて様子を見る

株を植え替え先の鉢の中央に置いたら、しっかりと根が隠れるように鉢の上部近くまで新しい土をかぶせます。

幹が安定したことを確認したら、たっぷりと水を与えて日陰や明るい室内などで様子を見ながらお世話を続けましょう。

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