カボチャの育て方

更新日 2025年03月28日

育てやすさ

育て方の難易度は普通レベルです。

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カボチャの基本情報

植物名カボチャ
学名東洋種:Cucurbita moschata
西洋種:Cucurbita maxima
ペポ種:Cucurbita pepo
和名南瓜(カボチャ)
英名squash
別名南京(なんきん)、ボウブラ、唐茄子(とうなす)
原産地南北アメリカ
科名ウリ科
属名カボチャ属
開花時期6~7月頃

カボチャは、つる性一年草の緑黄色野菜です。

カボチャの英名はpumkin(パンプキン)が馴染み深いですが、海外ではsquash(スクワッシュ)と呼ぶのが一般的です。

pumkin(パンプキン)は、ハロウィンの装飾で知られているオレンジ色のカボチャを指しています。

非常に栄養価が高く育てやすいカボチャは、家庭菜園の初心者におすすめの野菜です。

月別栽培カレンダー

種まき

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植え付け・植え替え

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肥料

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種類と品種

種類と品種

国内で栽培されているカボチャは、「西洋カボチャ」「日本カボチャ」「ペポカボチャ」の3種類です。

それぞれの代表的な品種を紹介します。

品種大きさ(㎝)甘味味の濃さフルーティ酸味さっぱり感
黒皮栗カボチャ約15cm×なしなし
坊ちゃんカボチャ約10cm×なしなし
ロロンカボチャ約20~25cm×なしなし
黒皮カボチャ約15cm×なしあり
小菊カボチャ約13~15cm×なしあり
バターナッツカボチャ約20~30cm×なしなし
そうめんカボチャ約20~25cmなしあり
ズッキーニ約20cmなしあり
プッチィーニ約10cm×なしなし

日本の食卓で最も馴染み深いのは西洋カボチャで、スーパーでよく見かける栗カボチャがその一種です。

西洋カボチャはほくほくとした食感に深い甘みを感じられます。

西日本を中心に栽培されている日本カボチャは、甘みが少なくしっとりした食感から、煮物などの日本料理に向いています。

ユニークな形やカラフルな品種が多いペポカボチャは、淡白でシャキッとした食感が特徴です。

かわいらしいサイズや見た目から、ハロウィンの飾りに使われることもあります。

料理に合わせてカボチャの種類を使い分けると、味や食感の違いがよく分かるでしょう。

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栄養成分と健康効果

栄養成分健康効果
β-カロテン免疫力向上、抗酸化作用、アンチエイジング効果
ビタミンCコラーゲン生成、美肌効果、免疫力向上
ビタミンE抗酸化作用、血管や細胞の健康維持、血行促進、悪玉コレステロールの減少
カリウム細胞の浸透圧調整、高血圧予防、むくみ予防
葉酸赤血球の生成、胎児の発育をサポート
食物繊維整腸効果、生活習慣病の予防
糖質エネルギーの生成

カボチャは野菜の中でも群を抜いて栄養価が高く、果肉・わた・皮・種のそれぞれに豊富な栄養が含まれています。

β-カロテンとビタミン類が特に豊富で、疲労回復や免疫力の強化に効果的です。

また、便通を良くする働きやアンチエイジングなど美肌効果も期待でき、体の健康を総合的にサポートしてくれます。

調理方法を工夫すれば皮から種まで余すところなく食べられるので、カボチャを適度に摂取して健康維持に役立てましょう。

旬の時期と味の違い

カボチャは6~9月の夏から初秋にかけて収穫しますが、旬を迎えるのは10~12月頃です。

収穫直後は甘みが少なくさっぱりとした味わいですが、1~2ヶ月ほど追熟させることで甘みがグッと増します。

夏は炒め物やサラダ、冬はポタージュやシチューなど、季節ごとの味わいの違いに合わせた料理が楽しめるでしょう。

カボチャの歴史と主な生産地

日本にカボチャが伝わったのは、1500年代中頃の戦国時代だといわれています。

渡来したポルトガル人が、カンボジアから持ち込んだカボチャの種を日本に献上したことが始まりです。

その後九州で栽培が始まり、現在は主に北海道、鹿児島県、長野県で生産されています。

カボチャの育て方

カボチャは栽培の難易度が低く、適切に管理をすれば初心者でも美味しく育てられます。

  • 土壌の準備と場所選び
  • 水やりの方法
  • 肥料の適切な与え方
  • 病害虫対策
  • 種まきと植え方
  • 栽培に必要な資材
  • カボチャの成長段階に応じたケア

上記段階に分けて、カボチャの育て方を解説します。

土壌の準備と場所選び

土壌の準備と場所選び

美味しいカボチャを育てるには、適切な土壌と環境が重要です。

以下のポイントを参考に、植え付けの準備を行いましょう。

  • 植え付けの2週間前に苦土石灰をまいて土を中酸性~中性に調整する
  • 植え付けの1週間前に堆肥と肥料をまいてよく耕す
  • 高さ10~15cm、幅90cm前後の畝を作る
  • 日当たりの良い場所で育てる

カボチャは土壌への適応力が高く、日当たりさえ確保できれば勢いよく成長します。

成長に伴ってツルが広がるため、畝はあらかじめ広めに作っておきましょう。

日照時間は最低でも6時間以上が望ましく、直射日光にも十分耐えられます。

プランター栽培の場合は、市販されている野菜用の培養土がおすすめです。

水やりの方法

カボチャは乾燥した環境を好むため、畑での栽培は水やりが必要ありません。

基本的に降雨のみで問題ありませんが、晴れの日が続いて土が完全に乾燥していれば水やりをします。

水を与えすぎると、害虫が発生して病気になってしまうので注意してください。

プランター栽培では、土の表面が乾いたタイミングで水やりをしましょう。

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肥料の適切な与え方

カボチャは肥料の吸収が非常に良いため、与えすぎには注意が必要です。

特に元肥を多くしすぎるとツルばかりが育ち、肝心の実がつきにくくなります。

以下の表では、カボチャ栽培における肥料の適切なタイミングや量、注意点をまとめました。

タイミング肥料の種類使用量の目安注意点
元肥(植え付け前)化学肥料・堆肥化学肥料:約50g
堆肥:約1kg(1穴あたり)
元肥は控えめにする(カボチャは吸収が良いため)
追肥①(植え付け約1ヶ月後)緩効性肥料または化学肥料約20~30gツルばかり伸びるのを防ぐため、量に注意
追肥②(追肥①から2週~1ヶ月後)緩効性肥料または化学肥料約20~30g株元から約40cm離して施肥(肥料やけ防止)

過剰な肥料を避けることで、実付きのよい元気なカボチャを育てやすくなります。

病害虫対策

カボチャは病害虫に強い野菜ですが、うどんこ病とウリハムシには注意が必要です。

それぞれの特徴と対策を紹介します。

うどんこ病

うどんこ病

うどんこ病の特徴は、以下の通りです。

  • 植物に寄生して栄養を吸い取るカビ菌
  • 感染すると葉に白いカビが広がる
  • 悪化すると植物全体に広がり、枯れてしまう

うどんこ病はジメジメと湿った環境に発生しやすいので、水はけの良い土壌と風通しの良い環境で育てましょう。

乾燥した環境も好むため、カボチャやその周辺に適度な水まきをすると効果的です。

ただ、カボチャは乾燥気味に育てる必要があるので、葉の表裏に薬剤を散布する予防方法が最も安心でしょう。

ウリハムシ

ウリハムシ

ウリハムシの特徴は、以下の通りです。

  • 体長約1cmのオレンジ色の虫で、すばしっこく飛び回る
  • 成虫は葉や実を円形状に食べ、幼虫は根を食べる
  • 成虫は春から秋頃、幼虫は夏に発生しやすい

ウリハムシは定期的な除草と薬剤の散布で予防するのがおすすめです。

寒冷紗で覆って、物理的にカボチャに近寄れないようにする方法もあります。

見つけた場合は速やかに駆除し、被害が広がらないようにしましょう。

種まきと植え方

カボチャの種まきは、以下の手順で行います。

  1. 育苗ポットに種まき用の土を入れる
  2. 穴に種をまいて土をかぶせる
  3. 水やりしつつ日当たりと風通しを確保して管理する
  4. 本葉の本数に応じて間引きを行う
  5. 本葉が4枚以上になったら植え替える

各手順について、詳しく解説します。

育苗ポットに種まき用の土を入れる

育苗ポットに種まき用の土を入れる

カボチャの育苗に適した育苗ポットは3~3.5号で、市販されている種まき用の土を用意し、ポットへ入れます。

育苗ポットの使用は、畑やプランターへ直接種まきするよりも管理がしやすいのでおすすめです。

穴に種をまいて土をかぶせる

穴に種をまいて土をかぶせる

直径約4~5cm、深さ約1cmの穴に、カボチャの種を4~5粒ほど撒き、土をかぶせて優しくおさえ、水を与えましょう。

25℃~30℃の気温で管理する必要があるため、必要であればホットキャップをかぶせて保温してください。

水やりをしつつ日当たりと風通しを確保して管理する

水やりをしつつ日当たりと風通しを確保して管理する

育苗期は乾燥させないようにこまめに水やりを行います。

日当たりと風通しを確保できる場所で、25~30℃の気温を保って管理すれば、3~5日ほどで発芽します。

本葉の本数に応じて間引きを行う

本葉の枚数に合わせて間引きを行います。

1~2枚の状態では株が2つになるようにし、2~3枚の状態では育苗ポットに対して株が1つになるようにしてください。

間引きを行うことにより十分な栄養とスペースが確保でき、丈夫で大きな株に成長できます。

本葉が4枚以上になったら植え替える

本葉が4枚以上になったら植え替える

育苗期間は約30日で、本葉が4枚以上になったら植え替えのサインです。

プランターや畑に植え替える際は、以下のポイントをおさえましょう。

畑に植え替える場合

  • 地這い栽培は株間を1m空ける
  • 支柱や誘引ネットを使った栽培は株間は60cm以上空ける

プランター栽培の場合

  • 60cm以上の深さがあるプランターに植え付ける
  • 株間は50cm以上空ける

植え替えの2週間前に土づくりを済ませます。

根が育っていることを確認しながら、傷つけないように優しく植え替えましょう。

栽培に必要な資材

カボチャの栽培に必要な資材は、以下の通りです。

  • カボチャの苗や種
  • ホースリールやじょうろ
  • 肥料と堆肥
  • 苦土石灰
  • プランターや鉢
  • 育苗ポット
  • 支柱や誘引ネット
  • 不織布やホットキャップなどの防寒グッズ
  • クワ
  • 剪定ばさみ

育てる地域や栽培方法によって必要な資材は異なります。

寒冷地は防寒グッズ、種から育てる場合は育苗ポットがあると便利です。

環境や栽培方法に合わせて資材を揃えましょう。

カボチャの成長段階に応じたケア

カボチャの成長段階ごとに必要なケアは、以下の通りです。

  1. 寒さに注意しながら本葉が4枚になるまで育苗する
  2. 定植後は整枝と摘心を行う
  3. 開花したら人工授粉を行う
  4. 実が大きく育つように摘果を行う
  5. 実全体が色付くように玉直しをする

カボチャの成長段階に応じたケアを詳しく解説します。

寒さに注意しながら本葉が4枚になるまで育苗する

寒さに注意しながら本葉が4枚になるまで育苗する

カボチャの育苗には、25℃~30℃の暖かい環境が適しています

地域や種まきの時期によって気温が低い場合は、ホットキャップをかぶせて管理しましょう。

加えて、日当たりと風通しの良い環境も育苗には欠かせない要素です。

環境が整っていれば育苗期間はおよそ30日間で、本葉が4枚になったら畑やプランターへの植え替えを行ってください。

定植後は整枝と摘心を行う

定植後の成長期には、つるが勢いよく伸びていきます。

放置すると葉やつるばかりが茂り、実付きが悪くなるため、整枝や摘心を行って形を整えましょう。

整枝と摘心を行うことで、栄養が全体にバランス良く行き渡り、実の成長を促せます。

開花したら人工授粉を行う

開花したら人工授粉を行う

カボチャは自然受粉が難しいため、開花を確認したら人工授粉を行うのが効果的です。

花が開いている早朝に、雄しべを雌しべに優しく押し当てて受粉させます。

雌しべは花の下部がぷっくりとふくらんでおり、それが見分けるポイントです。

人工授粉は収穫率を上げるうえで欠かせない大切な工程です。

実が大きく育つように摘果を行う

花がたくさん咲いた状態は、実の生育不良につながります。

1本のつるに花が3つまでになるように、不要な花を摘み取ってください。

株元付近に咲いた花は早めに摘み取り、栄養が偏らないようにしましょう。

実全体が色付くように玉直しをする

実全体が色付くように玉直しをする

収穫目前になったら、色付きを良くするためにカボチャの向きを動かす玉直しを行います。

地面に接した部分は太陽に当たらないため、そのままにしておくと色が付きません。

色付きが悪くても味に変化はありませんが、キレイなカボチャへ仕上げるために必要なケアです。

カボチャの栽培条件

カボチャが育つ栽培条件は、以下の通りです。

  • 置き場所と日当たり
  • 温度と湿度の管理
  • 用土の選び方
  • 風通しと支柱設置

それぞれ詳しく解説します。

置き場所と日当たり

かぼちゃを育てるには、十分な日当たりが必要です。

直射日光になっても問題ないので、日当たりが良い場所で育てましょう。

プランターで育てる場合は、全体にしっかりと日が当たるように、場所の移動や向きの変更をしてください。

温度と湿度の管理

育苗期は25~30℃、成長期には最低でも17~20℃の気温が必要です。

気温が10℃を下回ると生育が悪くなり、枯れてしまうことがあります。

カボチャは湿気に弱いため、ジメジメした環境を避けて乾燥気味に管理してください。

特に梅雨のような湿度の高い時期には、水の与えすぎに注意が必要です。

用土の選び方

カボチャは土質を問わず良く育つため、市販の野菜用培養土でも十分に栽培できます。

自作する際は、赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1の割合です。

ほかの野菜では栽培が難しい土壌でも、カボチャはしっかり成長してくれます。

何かを栽培した後の土を使う場合は、苦土石灰で酸性度を調整し、適量の元肥や堆肥を混ぜ合わせて土づくりをしましょう。

風通しと支柱設置

風通しが良い環境は、病害虫の発生を防ぐ効果があります。

カボチャはつるを伸ばして成長するため、葉が密集しやすいため、収穫まで適度に剪定を行い、風通しを確保しましょう。

限られたスペースで育てる際は、支柱とネットを使ってつるを誘引すると効率的です。

カボチャ栽培に適した支柱の設置方法と、それぞれの特徴を紹介します。

合掌仕立て

合掌仕立て

合掌仕立ては、2本の支柱を上部で交差させる形状で、カボチャの栽培において効率的な方法です。

中央部分で固定し、つるが左右に広がるよう配置します。

これにより、日光を均一に当てることができ、果実が大きく健康に育てることが可能です。

合掌仕立ては特に省スペースでの栽培に適しており、見た目も美しく、家庭菜園や商業栽培の両方で人気があります。

壁掛け

壁掛け

壁掛け栽培は、限られたスペースでもカボチャを効率良く育てられる方法です。

垂直に設置したネットや網に、つるを誘引して壁面へ広げていきます。

壁掛け栽培は通気性が良く、病害虫を抑制できるなどメリットも多く、果実が壁面から垂れるため、見た目にも楽しめる要素があります。

壁掛けは都市部やベランダ菜園に適しており、インテリア効果も期待できます。

カボチャの開花および収穫時期

カボチャが開花したら収穫まであと少しです。

  • カボチャの開花時期
  • 収穫に最適な時期の見極め方
  • 収穫時期による味の違い

開花時期や収穫するタイミングの見極め方を解説します。

カボチャの開花時期

カボチャの開花時期

カボチャは植え付けから約1.5ヶ月後の、6~7月頃に黄色の花を咲かせます。

自然に受粉しにくいので、収穫率を上げるためにも開花を確認したら人工授粉を行いましょう。

花は日中になると閉じてしまうため、早朝に行うのがポイントです。

また、雌花が多すぎると実が育ちにくないので、着果は1本のツルに3つまでとなるように、余分な花を取り除きましょう。

収穫に最適な時期の見極め方

収穫に最適な時期の見極め方

カボチャは開花から約40日後が収穫の目安とされています。

表面が硬くなっていれば収穫のタイミングですが、まだ柔らかい場合は少し待ちましょう。

さらに、ヘタがコルク状に乾燥し、色が褐色に変わってきたら収穫のサインです。

収穫後は剪定ばさみでヘタを切り、湿度の低い風通しの良い場所で乾燥させることで甘みが増します。

収穫時期による味の違い

収穫時期による味の違い
特徴夏カボチャ秋冬カボチャ
大きさ約15~20cm約15~20cm
甘味
味の濃さ×
フルーティ×
酸味なしなし
さっぱり感ありなし

夏に収穫したばかりのカボチャは甘みが控えめで、さっぱりとした味わいが特徴です。

この時期のカボチャは、サラダや炒め物といったさっぱり系の料理に適しています。

一方、甘みがしっかりと感じられる濃厚なカボチャは、収穫後に1ヶ月ほど追熟させたものです。

追熟によって甘みが増し、風味が豊かになるため、秋から冬にかけてのカボチャは特に濃厚で美味しくなります。

収穫直後のさっぱり感と、追熟後の甘みの違いをぜひ食べ比べてみてください。

カボチャの実がならない原因は?

カボチャの実がならない場合は、以下の原因が考えられます。

  • 肥料の与えすぎ
  • 日当たりが不足している
  • 着果不振
  • 栄養不足
  • 温度や湿度が不適切

1つずつ詳しく解説します。

肥料の与えすぎ

根を広く張るカボチャは、肥料の吸収が非常に良いです。

そのため、肥料をたくさん与えすぎると、つるや葉ばかりが育って実が付かない「つるぼけ」になります。

元肥は1㎡につき化学肥料が約50g、堆肥は1穴につき約1㎏が適切です。

追肥は約20~30gが適量ですが、葉やつるが良く育っている場合は量を減らしましょう。

元肥や追肥が適正量を超えていると、肥料過多によるつるぼけが発生するため、注意してください。

日当たりが不足している

カボチャの栽培には十分な日当たりが欠かせません。

日当たり不足は生育不良を招くため、1日6時間以上は日光が当たる場所で育てましょう。

着果不振

着果がうまくいかないときは、つるに対して雌花が多すぎることが原因かもしれません。

つる1本あたり、雌花は3つ程度に抑えるのが理想的です。

成長に伴って花が次々と咲くため、特に株元に出た雌花は早めに摘み取って調整しましょう。

栄養不足

カボチャの栽培では、適切なタイミングで肥料を施し、栄養不足を防ぐことが大切です。

土づくりの段階で元肥や堆肥をしっかりと混ぜ、栄養豊かな土壌に整えておきましょう。

植え付け後1ヶ月を目安に追肥を行い、さらに2週間から1ヶ月後にもう一度追肥します。

栄養不足の多くは、土壌の栄養バランスや施肥の方法に問題があることが原因です。

丁寧な土づくりと、適切なタイミングでの施肥が健やかな成長につながります。

温度や湿度が不適切

カボチャは温暖な気候を好み、気温が10℃を下回ると枯れるおそれがあります。

栽培には、20℃前後の気温が保たれる暖かい時期を選ぶと安心です。

さらに、高湿でジメジメした環境もカボチャには向いていないため、日当たりと風通しの良い場所を選び、乾燥気味に育てましょう。

カボチャの増やし方

カボチャを増やす方法と、その手順を解説します。

  • 摘心と摘果の方法
  • 挿し木によるカボチャの増やし方
  • 水耕栽培による増やし方
  • 植え替えの適期と手順
  • 鉢替えのやり方

増やし方やその後の手順を知って、収穫量アップに役立ててみてください。

摘心と摘果の方法

脇芽の成長を促すために、葉や芽が出る成長点のすぐ上を切り取る摘心を行います。

カボチャの摘心のポイントは、以下の通りです。

  • 日本種:最も太い親づるをカットする
  • 西洋種:親づるは残してほかの余分なつるや枝をカットする
  • 種類を問わず、着果後の実の元から伸びるツルは早めにカットする

摘心を行うと株のボリュームが増し、花や実が豊富につくため収穫量アップにつながるでしょう。

ただし、花が多すぎると肝心の実が上手く成長しないことがあるため、不要な雌花を摘み取る摘果を行います。

1本のツルに対して花は3つまでとし、それ以外は摘み取りましょう。

挿し木によるカボチャの増やし方

挿し木とは、剪定した脇芽を土に挿して増やす方法です。

挿し木の具体的な手順は以下の通り。

  1. 脇芽を水に挿して発根を待つ
  2. 発根したら育苗ポットに挿す
  3. 本葉が4枚以上になったら畑やプランターに植え付ける

カボチャを挿し木する際の手順を1つずつ解説します。

脇芽を水に挿して発根を待つ

いきなり土に挿すと失敗しやすいため、最初は水に挿して発根を促しましょう。

水に挿している間は雑菌が繁殖しやすくなるため、毎日清潔な水に取り替えるのが基本です。

発根までは、数日から1週間程度が目安です。

発根したら育苗ポットに挿す

根が数本に増えた段階で、土を入れた育苗ポットへ植え替えます。

管理は通常の育苗と同様に、日当たりの良い環境で気温は25℃~30℃を保ちましょう。

発芽後から植え替えまでの育苗期間は、およそ30日です。

本葉が4枚以上になったら畑やプランターに植え付ける

本葉が4枚以上になったら、畑やプランターへ植え付けのタイミングです。

土づくりは植え付けの2週間前までに済ませておくと安心でしょう。

植え付け後は、病害虫に注意しつつ整枝・摘心・人工授粉・摘果などの手入れを行えば、約2ヶ月で収穫が見込めます。

水耕栽培による増やし方

土を使わず根を水に浸して育てる水耕栽培は、病害虫が発生しにくく管理がしやすい栽培方法です。

種や子株から始める際は、水を良く吸わせたスポンジにセットし、十分に発根するまで栽培します。

定期的に水を入れ換えて、雑菌が発生しないように注意してください。

成長に合わせて大きな容器に移し替えますが、市販の水耕栽培キットを使うと失敗しにくいでしょう。

植え替えの適期と手順

植え替えは5~6月頃の温かい時期に、本葉が4枚以上になったら行います。

カボチャの苗の植え替え手順は、以下の通りです。

  1. 植え替えの2週間前に土づくりをする
  2. 根の長さに合わせて穴を掘り、土壌に植え付ける
  3. 摘心や摘果をしながら管理する

植え替えの手順を1つずつ解説していきます。

植え替えの2週間前に土づくりをする

土づくりは植え替えの2週間前に完了させておきます。

土づくり直後に植え替えても、土の栄養状態が不安定で上手く育ちません。

植え替える2週間前に土づくりを行うことで、元肥や堆肥が馴染み、カボチャに適した土壌に変化します。

根の長さに合わせて穴を掘り、土壌に植え付ける

根が丁度隠れる深さで穴を掘り、株を植え付けましょう。

つるを広く伸ばすので、支柱やネットを使わない地這い栽培は、株間を約1m空けます。

植え替え時点で根が黒く傷んでいると上手く成長しないため、根の状態をよく確認してください。

摘心や摘果をしながら管理する

定植後は、成長に合わせて摘心や摘果などのケアを行います。

好きなように成長させると、つるや葉のみが育って実が育ちません。

つるの長さや量を調整する整枝、脇芽を切る摘心、余分な雌花を摘み取る摘果などのケアをすることで、収穫量が向上します。

鉢替えのやり方

鉢に植え替える場合は、60cm以上の深さがあるものを選びます。

カボチャは根を広く伸ばすので、標準より大きめの鉢やプランターが必要です。

鉢は水不足になりやすいため、土に水を入れてから植え替えます。

植え替え後は日当たりと風通しが良い場所で管理し、つるを伸ばし始めたら支柱に誘引して葉の密集を防ぎましょう。


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