ユッカ グロリオサの育て方

更新日 2025年05月14日

育てやすさ

初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。

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ユッカ グロリオサの基本情報

植物名ユッカ グロリオサ
学名Yucca gloriosa
和名アツバキミガヨラン
英名Moundlily Yucca,Pendulous Yuccaなど
原産地アメリカ
科名リュウゼツラン科
属名ユッカ
開花時期4~6月、9~11月

ユッカ グロリオサは、アメリカを原産地とする観葉植物です。

「アツバキミガヨラン」という和名でも知られ、その名の通り分厚く力強い葉を放射状に生やします。

耐寒性に優れていて、とても丈夫で育てやすい植物です。

乾燥に強く地植えにも適しているため、ドライガーデンに好んで植えられます。

月別栽培カレンダー

種まき

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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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種類と品種

種類と品種

ユッカ グロリオサユッカ属に含まれる植物のひとつです。

ここにはユッカ グロリオサと近い品種の、「キミガヨラン」や「ユッカ グロリオサ バリエガータ」などが含まれています。

品種名葉の厚み葉の特徴
ユッカ グロリオサ分厚い放射状に生える
キミガヨランやや薄め下部の葉が垂れる
ユッカ グロリオサ バリエガータ分厚い白い斑が入る

ユッカ グロリオサ

ユッカ グロリオサ

ユッカ グロリオサは「アツバキミガヨラン」という和名でも知られる観葉植物です。

分厚くて大きな葉が最大の特徴で、先端はとても鋭くなっています。

ユッカのなかでも特に大きな花をつけるため、人気の高い品種です。

キミガヨラン

キミガヨランはユッカ グロリオサと非常に近い品種です。

似た見た目をしていますが、こちらの方が葉は薄めで幅も狭くなっています。

下部の葉が垂れ下がっていくのも大きな特徴のひとつです。

ユッカ グロリオサ バリエガータ

ユッカ グロリオサ バリエガータ

ユッカ グロリオサ バリエガータもユッカ グロリオサと非常に近い品種です。

ほとんど同じように見えますが、こちらは葉に白い斑が入ります。

見た目が好みであれば、バリエガータを選ぶのもよいでしょう。

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ユッカ グロリオサはどんな花が咲く?

ユッカ グロリオサはどんな花が咲く?

ユッカ グロリオサは春か秋に花をつけることがあります。

1本の茎に丸みのある白い花が複数咲き、普段のエネルギッシュな見た目とは違った印象を与えてくれるでしょう。

ただ、開花条件などははっきりしておらず、咲かないこともあります。

適切な栽培環境で育てながら、じっくり開花を待ちましょう。

ユッカ グロリオサの葉っぱの特徴

ユッカ グロリオサの葉っぱの特徴

ユッカ グロリオサの葉はとても分厚く、鋭利なかたちをしています。

1枚1枚がかなり大きく、それを放射状に生やす姿はとてもワイルドです。

ただ、その頑丈さと鋭さゆえ、先端にさわると痛みを感じることもあります。

地植えする際は、人が近くを通らない場所に植えるとよいでしょう。

ユッカ グロリオサの花言葉

ユッカ グロリオサ花言葉「勇壮」「偉大」「颯爽」です。

ユッカ グロリオサの育て方

ユッカ グロリオサの育て方

ユッカ グロリオサは耐寒性が高く、とても丈夫で育てやすい植物といわれています。

鉢植えでも地植えでも育てられますが、豪雪地域での地植えは枯れる可能性があるため注意してください。

また、細かな手入れは必要ないものの、剪定などを怠ると虫がつく場合もあります。

葉の状態は定期的にチェックしましょう。

水やりの頻度

ユッカ グロリオサを育てる場合は、以下の表を参考に水やりをしてください。

育て方春から秋
鉢植え土の表面が乾いたら土が完全に乾いたら
地植え晴天が数日続いた時のみ基本的には必要なし

鉢植えの場合は水やりのタイミングでたっぷり水を与え、受け皿にたまった水はすぐに捨てましょう。

土の乾き具合がわからない場合は割り箸などを挿し、湿り方をチェックするのがおすすめです。

また、地植えの場合は基本的に水やりの必要はありません。

ただ、暑い時期に晴天が長く続いた場合は、水をたっぷり与えてください。

肥料のあげ方

ユッカ グロリオサは肥料がなくても育ちますが、与えないと成長スピードが遅くなることがあります。

肥料をあげる場合は、生育期にあたる5~9月に与えましょう。

置き肥なら2ヵ月に1度、液肥なら2週間に1度が目安となりますが、使用する肥料の用法・用量に従い与えてください。

冬場は成長が緩くなるため、肥料は与えず水のみで育てましょう。

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病害虫・害虫対策

ユッカ グロリオサはとても丈夫で、病害虫の被害を受けにくい植物です。

ただ、日当たりや風通しの悪い場所で育てたり、枯れた葉を放置したりすると虫がつくこともあります。

定期的に状態をチェックし、良好な環境を保ちましょう。

カイガラムシ

  • 葉や幹から汁を吸う害虫
  • 成長の阻害や葉の変色の原因となる

日当たりや風通しが悪いと、カイガラムシが発生する場合があります。

成長の阻害や葉の変色などを引き起こすため、見つけたらすぐに殺虫剤などで駆除しましょう。

貝殻を被ったような成虫には薬が効きにくいため、柔らかなブラシなどで直接除去してください。

また、葉にベタベタとした排泄物が残っている場合は、病気の原因になるのですぐに拭き取りましょう。

葉の変色や萎れ

  • 葉が変色したり萎れる場合がある
  • 複数の原因があるため要注意

ユッカ グロリオサの葉が変色したり、先の方から萎れることがあります。

前述したようなカイガラムシの他に、アブラムシやハダニが原因となる場合もあるため、見つけたら殺虫剤などですぐに駆除してください。

また、水不足が原因で葉が萎れる場合もあります。

虫が見当たらないのに葉が萎れる、そんな時は水やりの頻度を見直してみるのもよいでしょう。

植え方|地植えのやり方

  1. 苗よりひと回りからふた回りほど大きい穴を掘る
  2. 土に軽石などを混ぜ排水性を高める
  3. 穴にユッカ グロリオサを植え付け土で固定する
  4. 土を盛って高植えにするとなおよい

① 苗よりひと回りからふた回りほど大きい穴を掘る

日当たりと風通しのよい場所を探し、植え付ける箇所を選定しましょう。

葉が鋭利なので、人が近くを通らない場所に植えるのがおすすめです。

そこに苗よりひと回りからふた回りほど大きい穴を掘ってください。

② 土に軽石などを混ぜ排水性を高める

ユッカ グロリオサは乾燥した環境を好むため、排水性の高い土壌を作ります。

もともと水はけのよい庭であれば、そのまま植えても問題ないでしょう。

土に軽石などを混ぜ、水はけをさらに高めるのもおすすめです。

③ 穴にユッカ グロリオサを植え付け土で固定する

④ 土を盛って高植えにするとなおよい

地植えの場合は地面の高さに合わせて植えるのが基本ですが、ユッカ グロリオサの場合は土を盛り地面よりも高い位置に植える「高植え」がおすすめです。

高植えには水はけをよくする効果があります。

こうすることで、ユッカ グロリオサの栽培に適した環境になるでしょう。

剪定|枯れた葉っぱはどうする?

  • 成長が遅いため神経質なチェックは不要
  • 形を整えるための剪定は生育期の5~9月に

ユッカ グロリオサは成長が遅いため、こまめな剪定は必要ありません。

枯れた葉や傷んでいる葉を見つけた時に、その都度カットする程度で十分です。

先端が鋭利なので、作業の際は怪我に注意してください。

また、全体のかたちを調整するために剪定したい場合は、生育期の最中に行うとよいでしょう。

ユッカ グロリオサの栽培環境

ユッカ グロリオサの栽培環境

ユッカ グロリオサ耐寒性に優れるうえ、乾燥にも強いとても育てやすい植物です。

水や肥料を適切に与えれば、しっかり育ってくれるでしょう。

ただ、乾燥した環境を好むため、湿気が多い場所だとうまく育たない場合があります。

豪雪地域では雪により庭の湿気が上がるため、鉢植えでの栽培を検討しましょう。

置き場所と日当たり

  • 日当たりと風通しのよい場所に置く
  • エアコンの風が当たる場所を避ける

鉢植え・地植えともに、日当たりと風通しのよい場所で育ててください。

直射日光も苦にしないため、室内であれば窓際やベランダ、庭であればしっかり日の当たる場所を選ぶとよいでしょう。

ただ、エアコンの風で葉が傷むことがあるため、室内で育てる場合はエアコンの風が当たらない場所を選んでください。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

ユッカ グロリオサは耐寒性に優れていて、-15℃近くまで耐えることが可能です。

ただ、これはあくまでも耐えられるというだけで、好ましい状態ではありません。

気温15℃を切ると生育が鈍化するため、寒い環境では成長スピードが遅くなってしまいます。

20~25℃あたりが栽培適温となるので、なるべく温暖な環境をキープしましょう。

用土

ユッカ グロリオサを育てる際は、水はけのよい土を使いましょう。

鉢植えの場合は、観葉植物用の土をそのまま使用すれば問題ありません。

そこに軽石などを3割ほど混ぜ排水性を上げる、もしくは観葉植物用の土2に対し鹿沼土と赤玉土を1ずつ混ぜるのもよいでしょう。

地植えの場合は庭の土次第となりますが、こちらも軽石などを混ぜて水はけのよい土壌にするのがおすすめです。

同じ量の庭の土・軽石・粗めの砂を混ぜると、ユッカ グロリオサに適した用土になります。

ユッカ グロリオサの開花時期

ユッカ グロリオサの開花時期

ユッカ グロリオサ春と秋、年に2回ほど開花時期があります。

ただし、その開花条件ははっきりとしていません。

しっかり育てていても花をつけない場合もあるため注意してください。

開花時期は春と秋の2回

ユッカ グロリオサ花が咲くタイミングは、4~6月と9~11月、春と秋に1度ずつあります。

丸みのある白い花はとても可愛らしく、下を向いて咲くのが大きな特徴のひとつです。

花をつける茎がにょきにょきと伸びていき、そこに複数の花が咲きます。

ユッカのなかでも特に大きな花をつけるため、それを目当てにユッカ グロリオサを育てる人も少なくありません。

ユッカ グロリオサの花が咲かない原因は?

前述したように、ユッカ グロリオサの開花条件は明確になっていません。

ただ、一説では日がよく当たると咲きやすくなるといわれています。

育てる際は日当たりのよい場所を選び、水や肥料を適切に与えましょう。

また、地植えの方が大きく育つため、鉢植えよりも花が咲きやすいという説もあります。

花が見たい方は、地植えで育てることを検討してみましょう。

ユッカ グロリオの増やし方

ユッカ グロリオの増やし方

ユッカ グロリオサ親株から子株を切り離す株分け、切った幹や枝を挿して発根させる胴切りや挿し木で増やすことができます。

どの方法もそれほど難しい作業はなく、準備品もそれほど多くありません。

ユッカ グロリオサは丈夫で生命力が高いため、しっかりと根を張ってくれるでしょう。

株分けの時期はいつがいい?

ユッカ グロリオサの株分けは生育期の5~9月頃、植え替えと合わせて行うのがおすすめです。

植え替えと同時にすることで、植物への負担を減らすことができます。

真夏に行うと成長が阻害される場合もあるため、春の段階で行うのがベストです。

また、寒い時期になると成長が鈍化し子株がうまく育たない場合もあるため注意しましょう。

株分けのやり方

株分けをする際は、以下のものを用意してください。

  • 鉢底石
  • 鉢底ネット
  • 観葉植物用の土
  • 清潔なノコギリやスコップ

株分けの手順

  1. 親株を取り出し子株を切り離す
  2. あたたかい日陰で子株の切り口を乾かす
  3. 鉢に鉢底ネット・鉢底石・土をセットする
  4. 子株を植える
  5. あたたかな日陰で水を与えながら様子を見る

① 親株を取り出し子株を切り離す

親株を鉢から取り出し、根をやさしくほぐしてください。

清潔なノコギリなどを使用し、子株を切り離しましょう。

地植えの場合はスコップを使い、慎重に掘り上げて作業を進めてください。

② あたたかい日陰で子株の切り口を乾かす

切り離した子株をあたたかな日陰に置き、切り口を乾燥させてください。

そうすることで、切り口からの腐敗を予防することができます。

動物などにふれられない場所を選び、子株が傷付かないよう注意しましょう。

③ 鉢に鉢底ネット・鉢底石・土をセットする

④ 子株を植える

⑤ あたたかな日陰で水を与えながら様子を見る

あたたかな日陰に置き、水を控えめに与えながら様子を見ましょう。

根付いた後は通常通りの管理で問題ありませんが、成長に合わせて鉢替えを行ってください。

胴切り・挿し木のやり方

胴切り・挿し木は生育期の5~9月頃に行うのがおすすめです。

寒くなると発根しづらくなるため、生育期の早い段階、5月頃に行うのがベストでしょう。

胴切りや挿し木をする際は、以下のものを用意してください。

  • 鉢底石
  • 鉢底ネット
  • 挿し木用の土
  • 清潔なハサミやノコギリ

胴切り・挿し木の手順

  1. 太い枝、もしくは幹をカットする
  2. 枝や幹の下部にある葉を取り除く
  3. 鉢に鉢底ネット・鉢底石・土をセットする
  4. 枝もしくは幹を鉢に植える
  5. あたたかな日陰で水を与えながら様子を見る
  6. 根付いたら新しい鉢に植え通常通りに管理する

① 太い枝、もしくは幹をカットする

挿し木の場合は太い枝、胴切りの場合は幹をカットします。

切る前に枯れた葉や邪魔な葉を剪定しておくと、作業がしやすくなるのでおすすめです。

切断する際は清潔なハサミやノコギリを使用してください。

親株の切り口には樹木用の傷口癒合剤を塗り、雑菌感染などを予防しましょう。

② 枝や幹の下部にある葉を取り除く

植える枝や幹を20~30cm程度の長さに調整します。

下部に余分な葉が生えている場合はそれを落とし、上部の葉だけ残しましょう。

こうすることで植物への負担が軽くなり、根を伸ばしやすくなります。

また、土に植える箇所の樹皮を剥がすことで、発根を手助けすることも可能です。

③ 鉢に鉢底ネット・鉢底石・土をセットする

④ 枝もしくは幹を鉢に植える

植える際は発根促進剤を断面に塗るのがおすすめです。

なくても根付く場合が多いですが、促進剤を使うことで発根の成功率を上げることができます。

⑤ あたたかな日陰で水を与えながら様子を見る

あたたかな日陰に置き、水を与えながら様子を見ましょう。

土が乾くと根が育たないため、土が乾き切らないように水やりをしてください。

1ヵ月ほどすると発根し、新しい葉が育ち始めます。

⑥ 根付いたら新しい鉢に植え通常通りに管理する

根がしっかり張ったら、新しい鉢に植え替えましょう。

それ以降は通常通りに管理してください。

植え替え時期はいつがいい?

ユッカ グロリオサの植え替えは5~9月頃に行うのがおすすめです。

生育期の最中であれば、植え替えたあともすくすく育ってくれるでしょう。

地植えで育てている場合は、植え替える必要はありません。

鉢替えのやり方

ユッカ グロリオサ3~4年に1度くらいの周期で鉢替えが必要です。

成長速度が遅いため、頻繁に鉢を替えなくても問題ありません。

ただ、鉢の大きさが明らかに合っていない、あるいは鉢底から根が飛び出している場合はすぐに植え替えましょう。

放置すると根腐れの原因になってしまいます。

鉢替えをする際は、以下のものを用意してください。

  • 一回り大きい鉢
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • 観葉植物用の土 
  • 軽石などの排水性を高める土壌改良材

鉢替えの手順

  1. ユッカ グロリオサを鉢から取り出す
  2. 新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石を設置し、土を1/3程度入れる
  3. ユッカ グロリオサを植え、土を足しながら固定する
  4. 水を軽く与え通常通りの環境で管理する

① ユッカ グロリオサを鉢から取り出す

ユッカ グロリオサを取り出し、根をやさしくほぐして土を落としましょう。

萎れた根や黒ずんだ根があった場合は、ここで剪定してください。

根をカットする場合は清潔なハサミなどを使用しましょう。

② 新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石を設置し、土を1/3程度入れる

植え替える鉢を用意してください。

観葉植物用の土をそのまま使用すれば問題ありませんが、軽石などを混ぜ水はけをよくするのもよいでしょう。

③ ユッカ グロリオサを植え、土を足しながら固定する

④ 水を軽く与え通常通りの環境で管理する

植え替えた後に、通常よりも少なめに水を与えてください。

また、植え替え直後のユッカ グロリオサはストレスを受けているので、数日のあいだは水を与えずに様子を見ましょう。

日当たりと風通しのよい場所に置き、良好な環境をキープしてください。


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