種から育てるユッカ(青年の木)
公開日 2025年12月11日
更新日 2025年12月12日
監修者情報
覚張大季
植物と人との関わりに魅了され、日本各地の植物農園を見て回る。HanaPrimeの植物部門の立ち上げ後はオフィスや商業施設、個人宅など、幅広いシーンのグリーンコーディネートを数多く担当。植物の生態や特性を深く掘り下げ、それぞれの空間やライフスタイルに適したグリーン空間デザインを提案することが得意。観葉植物の世界に情熱を注ぎ、植物の価値を最大化することを使命としている。
ユッカ(青年の木)の種まき
観葉植物 青年の木 ユッカ
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ユッカは鋭い葉と力強いシルエットが特徴で、乾燥や暑さに強く、初心者でも育てやすい観葉植物です。
種から育てることも可能で、上手に管理すれば青く若々しい葉をぐんぐんと伸ばしていきます。
ただし、苗木から育てるよりも時間や労力を要するため、特性を理解しながらゆっくり育てていきましょう。
ユッカの種まきにおすすめの時期は6月以降
ユッカの種まきは、6月以降の暖かく湿度が高い時期にするのがおすすめです。
25℃以上の環境で発芽しやすくなるため、その気温を目安に種をまきましょう。
ただし、暑すぎる時期は植物のストレスになる場合があるので、そこには注意が必要です。
ユッカを種まきする際に準備するもの
ユッカを種まきする際は、次のものを準備しましょう。
- ユッカの種
- 活力剤
- 種を浸す容器
- 種まき用の鉢、鉢底石、ネット
- 種まき用の土
- 熱湯
- 底面吸水トレー
- スプレーボトル
ユッカは家庭で育てている株では採種は難しいため、ユッカの種は園芸店やネットショップから購入してください。
ユッカの種まきと植え方
- 活力剤に種を浸ける
- 植え付け用の鉢と土を準備する
- 種をまく
- 種まき後10日ほど様子を見る
- 発芽後は風通しのよい場所で管理する
① 活力剤に種を浸ける
種を活力剤に浸けておきます。
濃度や時間は使用する活力剤を参照してください。
活力剤に浸けることで発芽率が高まり、カビ予防にもつながります。
② 植え付け用の鉢と土を準備する
植え付け用の鉢にネットと鉢底石を敷き、種まき用の土を入れます。
次に、鉢底から透明な水が流れるまで、水をかけます。
さらに、熱湯をかけて土を消毒しておきましょう。
③ 種をまく
土が冷めたら、種が重ならないよう等間隔でまきます。
受け皿に水を入れ、蓋などをして湿度の高い状態で管理します。
この際、受け皿の水には活力剤を混ぜておくとよいでしょう。
④ 種まき後10日ほど様子を見る
種まきを終えたあとは、1日1回は発芽の様子やカビが生えていないかをチェックしてください。
発芽するまで、10日ほど様子を見ましょう。
⑤ 発芽後は風通しのよい場所で管理する
発芽したあとは明るく風通しの良い場所で、水やりをしながら管理しましょう。
本葉が数枚出てきたら、一回り大きな鉢へ植え替えます。
観葉植物用の土を使用し、通常の栽培環境で育てていきましょう。
ユッカを種から育てると大変?
種から育てるのは簡単ではありませんが、そこまで難しい作業が必要なわけではありません。
ユッカの種を入手できたら、以下のポイントを参考に種から育ててみてください。
- 6月以降の湿度が高い時期に種まきする
- 発芽しやすい気温25℃を目安にする
- 種まき前に土を熱湯消毒し、清潔にする
- 発芽までは湿度が高い状態で管理する
- カビが発生していないか1日1回はチェックする
早ければ1週間も経たずに芽を出すため、トライ&エラーを繰り返すことも比較的容易です。
ただ、気温が暑すぎたり寒すぎたりする場合は、発芽がうまくいかないこともあります。
温度管理に気をつける必要があるため、不安な方は苗木から育てましょう。
