フィカス ティネケ(ゴムの木)の育て方

更新日 2025年03月04日

育てやすさ

初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。

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フィカス ティネケ(ゴムの木)の基本情報

名称フィカス ティネケ
英名Ficus elsstica ‘Tineke’
和名ゴムノキ
英名Indian rubber tree
別名斑入りインドゴム
原産地インド・東南アジア
科名クワ科
属名フィカス属
開花時期5~10月(ほとんど開花することはない)

フィカス ティネケは、黄色い斑(ふ)入りの美しい葉が特徴の観葉植物です。

耐陰性をもっているため、室内で育てることができます(ただし一切日光の入らない場所はNG)。

フィカス ティネケは、緑色の葉にクリーム色や白色の縁取りがあり、独特で美しいマーブル模様を持っているのが特徴的です。

この葉の模様がシックな雰囲気とおしゃれさを持つことから、フィカス ティネケはお部屋のインテリアとしても人気があります。

月別栽培カレンダー

種まき

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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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種類と品種

種類と品種
名前葉っぱの色
フィカス ティネケクリーム色や白色のふちどり
フィカス エラスティカ ルビー緑、赤、クリーム色のマーブル模様
フィカス エラスティカ ベリーズ赤色のふちどり

フィカス ティネケは、800種類以上もあるフィカス属に含まれる品種のひとつです。

フィカス属は、ほかにも「フィカス エラスティカ ルビー」や「フィカス エラスティカ ベリーズ」などがあります。

フィカス ティネケ

フィカス ティネケ

フィカス ティネケは、フィカス バーガンディの枝変わり品種となっています。

枝替わり品種とは、既存の枝や葉に突然変異が起こり、それによって誕生した観葉植物のことです。

つまり、フィカス バーガンディが突然変異し、生まれた観葉植物がフィカス ティネケです。

フィカス エラスティカ ルビー

フィカス エラスティカ ルビー

フィカス エラスティカ ルビーは葉っぱの色が緑、赤、クリーム色のマーブル模様になっているのが特徴です。

フィカス エラスティカ ベリーズ

フィカス エラスティカ ベリーズは、葉っぱの縁が赤く色づく品種で、別名「赤ゴム」とも呼ばれます。

耐陰性、耐寒性に強く、独特な見た目によらず初心者でも育てやすいです。

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フィカス エラスティカ ルビーとの違い

フィカス エラスティカ ルビーとの違いは葉の色です

フィカス ティネケは、緑色の葉に、クリーム色や白色の斑(ふ)によって縁取りがされた模様をしています。

対して、フィカス エラスティカ ルビーは葉の色に赤やピンクがかった色合いが入っており、そこにクリーム色の斑が入っています。

緑、赤、クリーム色のマーブル模様をしているのが、フィカス エラスティカ ルビーの特徴です。

フィカス ティネケはエレガントな雰囲気、フィカス エラスティカ ルビーはより華やかでエキゾチックな雰囲気があります。

フィカス ティネケはどんな花が咲く?

フィカス ティネケの花は、隠頭花序(いんとうかじょ)と呼ばれる非常に特徴的な形をしています

隠頭花序は、隠頭(いんとう)と呼ばれる閉じた袋状の構造の中に、小さな花がびっしりと集まっている花序のことです。

花が実の中に隠れているため、外からは見えません。

加えて、花が実の中に隠れているため、受粉がしにくく、フィカス ティネケが花を咲かせるのは非常に稀です。

尚、花の形態としては、小さな球体で淡いクリーム色の緑色の花を咲かせます

フィカス ティネケの葉っぱの特徴

フィカス ティネケの葉っぱの特徴

フィカス ティネケの葉の特徴は、その美しい模様と独特の色合いが魅力的です。

葉は長さ20~30㎝で、楕円形をしています。

葉の色は中心部が深い緑色、縁はクリーム色をしており、中には淡い緑色が混ざることもあって絶妙なコントラストが綺麗です。

質感は光沢があり、またつやつやした表面で、厚みがあり丈夫な感触をしています。

新芽を咲かせたときにはピンクや赤みを帯びていますが、成熟すると緑とクリーム色に変化するのも特徴です。

フィカス ティネケの花言葉

フィカス ティネケの花言葉は「永久の幸せ」「すこやか」です。

フィカス ティネケの生命力の強さや、ゴムの木ならではのしなやかさを持っていることから「永久の幸せ」「すこやか」という花言葉を表しています。

フィカス ティネケの育て方

フィカス ティネケの育て方

フィカスティネケは比較的簡単に育てられる植物で、初心者にぴったりの観葉植物です。

フィカス ティネケの育て方について以下に説明します。

水やりの頻度

春~秋にかけての成長期では、週に1~2回、が乾いたらたっぷりの水をあげましょう

水やりの際には、鉢底から水が流れでるまでたっぷり与え、余分な水分を必ず排水します。

また、秋~冬にかけての休眠期は成長が緩やかになる時期なので、2週間に1度くらいの頻度で水をあげましょう。

が乾いてからもう2~3日空け、の半分くらいが湿る程度の水をあげるのがおすすめです。

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肥料のあげ方

肥料は、春~夏の成長期にかけて緩効性の固定肥料を1~2ケ月に1回程度与えるか、薄めた液体肥料を月に1~2回与えると良いでしょう。

この時期は成長が活発なので、適度な肥料を与えると元気に育ちます。

一方、秋~冬の休眠期においては、肥料は基本的に与えません

成長が緩慢になるため、肥料を控えることで過剰な栄養を防ぐことができます。

病害虫・害虫対策

フィカス ティネケは比較的病害虫や害虫に強い植物ですが、ハダニやカイガラムシなどの病害虫には注意が必要です。

ここでは、主な病害虫と、害虫対策を紹介します。

ハダニ

  • 空気が乾燥しすぎると発生しやすくなる
  • 葉の裏に細かい蜘蛛の巣状のものが見えたらハダニが原因

葉をこまみに拭いたり、葉の裏に水を霧吹きでかけて湿度を保つことで予防になります。

カイガラムシ

  • 葉や茎に付着して汁を吸う

発見したら、柔らかい布やティッシュで取り除いたり、アルコールを含ませた綿棒でピンポイントで拭きとったりしましょう。

それだけで、除去しきれないときは殺虫剤を使います。

フィカス ティネケの曲げ方

フィカス ティネケは枝がしなやかで柔らかいため、枝を好みの形に曲げることで、デザイン性のあるシルエットを作ることが可能です。

以下に基本的な曲げ方のポイントを説明します。

  • なるべく若い枝を用意する
  • 少しずつ慎重に力を加える
  • 定期的に取り外して調整する

光の方向に成長するフィカスの特徴を活かして、鉢を回転させながら螺旋状に形を作っていくこともできます。

フィカス ティネケの栽培環境

フィカス ティネケの栽培環境

フィカス ティネケは耐陰性を持っていて、性質を生かして栽培環境を整えてあげることが重要です

そこで次から、どのような栽培条件で育てるのが良いのか、詳しく見ていきましょう。

置き場所と日当たり

置き場所と日当たりを考えて、レースカーテン越しの窓際の日差しが届く室内に置くのが良いでしょう。

フィカス ティネケは、直射日光に長時間当たると葉焼けを起こす恐れがあるためです。

耐陰性があるため、適度な明るさがあれば生育できます。

葉色を鮮やかに保つためにも、直射日光を避けた、室内で適度な明るさがある場所に置くのがよいでしょう。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

フィカス ティネケは、最低5℃までの気温に耐えられると言われています。

寒さに弱く温暖な環境を好むため、15~24℃が理想的な温度帯です。

また、乾燥には強いですが、湿度が40~50%くらだと葉が元気に育ちます。

エアコンやヒーターの風が直接当たらない場所に置くのがポイントです。

フィカス ティネケの土の配合比率(用土)

フィカス ティネケの土の配合比率

根腐れを防ぐため、フィカス ティネケは水はけの良い培養を使用しましょう。

水はけが良いを使うことで、余分な水が根の周りに溜まらず、根の酸素供給が妨げられないようにできます。

自分で配合する場合は、培養50%、パーライト20%、ピートモス20%、腐葉10%の割合で混ぜてみてください。

フィカス ティネケを種から育てると大変?

フィカス ティネケを種から育てることは可能ですが、かなり大変と言われています。

市場に出回っているほとんどが挿し木やクローンで増やされた個体であり、種の入手が難しいためです。

また、発芽まで数カ月かかり、温度や湿度の管理がかなり大変であることもフィカス ティネケを種から育てることが難しい理由として挙げられます。

さらには、種から育てることで、成長速度が遅くなり、実用的なサイズになるまで数年かかることからも、種から育てるのは現実的にかなり困難でしょう。

フィカス ティネケの増やし方

フィカス ティネケは、挿し木による増やし方が非常に簡単で、成功率も多いのでおすすめです。

挿し木を行うことで、同じ特徴を持った個体を簡単に増やすことができ、また比較的短期間で成長させることができます。

剪定の時期はいつがいい?

フィカス ティネケは春から夏にかけて成長期なので、この時期が剪定に最適です。

具体的には、5月から9月がベストタイミング

剪定を通して、元気な枝や葉を増やすことができます。

挿し木のやり方

挿し木の時期も、剪定と同じ5~7月がおすすめです。

挿し木のやり方は以下の通りです。

  1. 元気な枝を切り取る
  2. 樹液を拭き取り、切り口を乾かす
  3. 湿った培養に切り口を挿し込む
  4. 日陰で管理して発根を待つ

① 元気な枝を切り取る

健康で元気な枝を選び10~15㎝程の長さに切りましょう。

水分を吸いやすくするために、切り口は斜めにカットしておきます。

② 樹液を拭き取り、切り口を乾かす

カットした切り口から出てくる白い樹液は拭きとりましょう。

根腐れを防ぐため、切り口は1~2日間かけてしっかり乾かします。

③ 湿った培養土に切り口を挿し込む

④ 日陰で管理して発根を待つ

植えた後は、直射日光が当たらない場所に置いて、が乾かないように注意する

1~2ケ月ほどで根が出始めることが多いです。

白い樹液は素手で触るとかぶれるなどがあるので、必ず手袋などをして作業しましょう。

植え替え時期はいつがいい?

植え替え時期は5~9月が適しています。

鉢底から根が出ていたり、水やり後にの吸水が悪くなったりしていると、植え替えが必要なサインです。

鉢替えのやり方

根が張りやすいように、一回り大きい鉢を選びましょう。

小~中鉢は毎年、大鉢は2年に1回の頻度で鉢替えを行うと、木もストレスなく成長することができるのでおすすめです。

また、排水性も大事なので、必ず排水穴がある鉢を選び、も排水性の良いを選んでみてください。

以下に鉢替えのやり方について説明します。

  1. 新しい鉢の準備をする
  2. 古い鉢から引き抜き、根っこを整理する
  3. 新しい鉢の中央に植え付ける
  4. たっぷり水をやる

① 新しい鉢の準備をする

新しい鉢に鉢底石を敷き、その上に3㎝ほど新しいを入れておきます。

② 古い鉢から引き抜き、根っこを整理する

古い鉢からフィカス ティネケをゆっくり引っ張り出し、根に付いたを優しく落とします。

根がぐるぐると鉢の形に沿って巻きついている場合は、巻きついた部分を少しほぐし、必要であれば古い根を少し切り取りましょう。

③ 新しい鉢の中央に植え付ける

フィカス ティネケを新しい鉢の中央に置き、周りに新しいに詰めます。

空気が入らないよう、特に根の周りにはをしっかり詰めてください

④ たっぷり水をやる

鉢替えが終わったら水が鉢の底から流れ出るくらいしっかりと水やりをします。


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