フィカス バーガンディの育て方

更新日 2025年02月05日

育てやすさ

初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。

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フィカス バーガンディの基本情報

観葉植物 フィカス バーガンディ曲がり

観葉植物 フィカス バーガンディ曲がり

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植物名フィカス バーガンディ
学名Ficus elastica ‘Burgundy
和名アカサヤネムノキ
英名Ficus burgundy
別名クロゴム
原産地インド北東部、マレー半島
科名クワ科
属名フィカス属
開花時期5~6月

フィカス バーガンディの「バーガンディ」はワインレッドという意味で、新芽が暗い赤色をしていることに由来しています。

フィカス バーガンディの葉っぱも黒みがかった暗い色で、全体的にダークな色合いの観葉植物であることから、部屋に飾ると大人っぽい雰囲気を演出できるでしょう。

フィカス バーガンディは、乾燥に強く耐陰性にも優れているため、初めて観葉植物を自宅に迎える方でも育てやすく、初心者にもおすすめです。

このように、多くの魅力があるフィカス バーガンディの基本情報を、次から詳しく紹介します。

月別栽培カレンダー

剪定

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挿し木

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肥料

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植え替え

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種類と品種

種類と品種
名前葉っぱの厚み葉っぱの色
フィカス バーガンディ厚い黒みがかった暗い色
フィカス ウンベラータ薄い薄い緑
ガジュマル(フィカス ミクロカルパ)厚い濃い緑

フィカス バーガンディは、ゴムの木(フィカス)の品種のひとつです。

フィカスには、ほかにも「フィカス ウンベラータ」や「ガジュマル(フィカス ミクロカルパ)」などがゴムの木(フィカス)に含まれます。

フィカス バーガンディ

フィカス バーガンディ

フィカス(ゴムノキ)の中でも、葉が黒い品種であることから、フィカス バーガンディは別名黒ゴムと呼ばれています。

フィカス ウンベラータ

フィカス ウンベラータ

フィカスの中でも、特に観葉植物としての人気の高い品種です。

ゴムの木の中でも葉っぱが薄く、ハート形をしています。

ガジュマル(フィカス ミクロカルパ)

ガジュマル(フィカス ミクロカルパ)

個性的なかわいらしい見た目で人気の高いガジュマルも、ゴムの木の一種です。

幹の細い「マルバガジュマル」や葉っぱが黄色い「オウゴンガジュマル」といった品種もあります。

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フィカス バーガンディはどんな花が咲く?

フィカス バーガンディは、外側に花を咲かせる一般的な植物と異なり、花嚢(かのう)と呼ばれる実のようなものの中に小さな花を多く咲かせます

たとえば、イチジクを思い浮かべてみてください。

イチジクも果実の中に小さな花を多く咲かせていて、食べられる実の部分(可食部)が花に当たります。

イチジクと同じように、フィカス バーガンディの花も見えない部分に隠れているので、外からは見えません。

フィカス バーガンディの葉っぱの特徴

フィカス バーガンディの葉っぱの特徴

フィカス バーガンディの葉は、暗い赤色の新芽と黒みがかった葉の対比が美しく、くっきりとした色合いが特徴的です。

葉っぱの形は大きく丸みを帯びていて、光沢感があり、部屋に飾ると非常に映えます。

フィカス バーガンディの葉っぱは、夏場になると特に生命力が強まり、緑色に近づきますが、涼しい時期になると、また黒色に戻っていくのが特徴です。

明るく涼しい場所で育つと、フィカス バーガンディの葉っぱはより黒くなります。

フィカス バーガンディの花言葉

フィカス バーガンディの花言葉は「永遠の幸福」「すこやか」です。

高い生命力をもつことから「永遠」「すこやか」とつき、丸みを帯びた葉っぱが安らぎを感じさせることから「幸せ」とつけられました。

フィカス バーガンディの育て方

フィカス バーガンディの育て方

フィカス バーガンディは丈夫で育てやすい植物ですが、肥料のあげ方が悪かったり害虫対策ができていなかったりすると弱ってしまうため、育て方には注意が必要です。

そこで、フィカス バーガンディの育て方を次の順で紹介します。

  • 水やりの頻度
  • 肥料のあげ方
  • 病害虫・害虫対策
  • 植え方
  • フィカス バーガンディの曲げ方

育て方を理解することで、フィカス バーガンディをより立派に成長させられるでしょう。

水やりの頻度

フィカス バーガンディの水やりの頻度は、季節によって異なります。

春夏の季節は、フィカス バーガンディが成長する時期で多くの水分を吸収するため、の表面が乾いていることを確認できたらこまめに水やりを行いましょう。

鉢の底から水があふれ出るくらい、多めに水をあげてください。

秋冬の季節は、週に1〜2回の水やりで問題ありません

また、秋冬の時期は空気が乾燥しているため、水やりを行う際に、葉に水をかけてあげるのもおすすめです。

葉にも水をあげることで、害虫の予防対策にもなり、丈夫な状態を保てます。

観葉植物 フィカス バーガンディ曲がり

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肥料のあげ方

フィカス バーガンディは、気温差の少ない4月〜6月と9月〜10月の時期に肥料をあげるのがおすすめです。

ほかの時期に肥料をあげると、栄養を必要以上に吸収し、枯れてしまうことがあります。

液肥を使うときは、2週間に1度の頻度で水やりの代わりにあげてください。

置き肥の場合は、2ヶ月に1度の頻度で大丈夫です。

フィカス バーガンディは元々丈夫な植物であり、肥料をあげすぎることで逆に根が傷んでしまうことがあるので、気をつけましょう。

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病害虫・害虫対策

フィカス バーガンディは育てやすい植物ではありますが、春のはじめ頃や梅雨の時期は病害虫が増えやすいため、害虫の対策をしておくとさらに生育に万全です。

たとえば、フィカス バーガンディにつきやすい害虫に、カイガラムシがいます。

カイガラムシは、枝や葉っぱに住み着き、植物の汁を吸い取るのが特徴です。

カイガラムシの発生により、葉っぱがしなびたり変色したりする恐れがあります。

対策として、フィカス バーガンディを風通しの良い場所に置き、定期的に葉を間引いて水をあげるのがおすすめです。

すでに害虫がついてしまった際は、歯ブラシを使って取り除くか、殺虫剤を使いましょう。

植え方

フィカス バーガンディを植えるために、まずは鉢の底に鉢底ネットと鉢底石をしきつめて、水捌けの良いを入れます

の量は、鉢の高さの3分の1から3分の2ほどで大丈夫です。

フィカス バーガンディの株を鉢の真ん中に置き、株がしっかりと固定されるまでを積み上げましょう。

最後に、が乾燥しないように、水やりもしておきましょう。

フィカス バーガンディの曲げ方

フィカス バーガンディを曲げるのに使う道具として、紐や針金、支柱などがあります。

初心者でも曲げるのに使いやすいのは「支柱」です。

  1. の上に支柱を2本立てる
  2. 幹を柔らかくし支柱に固定する
  3. 枝や幹の位置を調整する

① 土の上に支柱を2本立てる

② 幹を柔らかくし支柱に固定する

幹を前後に動かして柔らかくしておき、1本の支柱に幹を紐などで固定し、残りの支柱にも幹を誘導して固定しましょう。

③ 枝や幹の位置を調整する

曲がったあとのフィカス バーガンディをイメージしながら、枝や幹の位置をずらして調整していくと完成です。

また、再び曲げるには、最初に曲げてから約半年後が最適で、長い目で見て希望の形へ近づけていくことで、最終的に綺麗な形になります。

フィカス バーガンディの栽培環境

フィカス バーガンディの栽培環境

フィカス バーガンディは、日当たりが悪いと葉っぱが変色してしまうなどするため、栽培環境にも気をつけなければなりません。

フィカス バーガンディの栽培環境について、次の順で紹介します。

  • 置き場所と日当たり
  • 適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?
  • 用土

最適な栽培環境を確認し、フィカス バーガンディを美しく健康的に成長させましょう。

置き場所と日当たり

フィカス バーガンディは、風通しと日当たりの良い場所に置くのが最適です。

ただし、夏場の暑い時期に強い太陽の光を浴び続けると、葉が焼けてしまう恐れがあります。

室内の場合は、レースカーテンなどのある窓際で、日光を適度に浴びられる位置に置くのがおすすめです。

フィカス バーガンディは耐陰性に優れているため半日陰でも育ちますが、日光不足によって葉っぱが緑色になったり、葉っぱが落ちたりすることがあります。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

フィカス バーガンディは、寒さに弱い植物で、温度5度までの寒さが耐えられる限界となります。

また、フィカス バーガンディの栽培に適切な温度は20〜30度です。

最低でも常に10度以上の気温を維持して育てるようにしましょう。

用土

フィカス バーガンディは、水はけの良い用土が最適です。

市販の観葉植物用のでも問題ありませんが、自身で赤玉土小粒と腐葉を7対3の割合で混合して使うことでよりフィカス バーガンディに適したとなり、さらにたくましく成長します。

また、赤玉などの無機質の表面を覆うと、害虫の防止対策にもつながり安心です。

フィカス バーガンディを種から育てると大変?

一般的に、フィカス バーガンディを種から育てるケースはありません。

植物を専門的に管理している場所でなければ、根を出すのが難しく、フィカス バーガンディを種から育てるのは大変でしょう。

フィカス バーガンディを一から育てる場合は、後述する挿し木を使うのが一般的です。

フィカス バーガンディの増やし方

フィカス バーガンディは、挿し木をすることで増やせます。

挿し木をしてフィカス バーガンディを増やすことで、より観賞を楽しめます。

フィカス バーガンディの増やし方を確認して、ぜひ自宅での観葉植物ライフを満喫してください。

剪定の時期はいつがいい?

フィカス バーガンディの剪定は、4月〜10月の生育の時期がおすすめです。

特に、新芽の出る5月〜6月の時期に剪定しておくことで、後に美しい樹形になるのが期待できます。

フィカス バーガンディはゴムの木の一種なので、剪定する際には切り口からでる白い樹液で手が汚れないよう注意しましょう。

また、樹液に触れると肌にかゆみが生じることもあるため、剪定する際は必ず手袋をつけてください。

挿し木のやり方

挿し木は、剪定と同じ時期に行うのがおすすめです。

フィカス バーガンディの挿し木のやり方として、まずは枝を先端から10cmくらい切り取り、枝の切り取った所をV字に整えます。

枝についている葉を取り除き、コップに水を入れて、枝のV字部分を数時間水につけましょう。

水に数時間つけた後は、枝のV字部分に発根促進剤を塗り、新しい鉢に枝を植えたら挿し木は完成です。

挿し穂を挿したあとは、こまめに水やりをすることで、挿し木をした約2ヶ月後に根が出てきます。

植え替え時期はいつがいい?

フィカス バーガンディの植替えは、生育状態の良い4月〜5月や9月がふさわしい時期です。

寒い時期に植え替えを行うと、フィカス バーガンディの根に負担がかかってしまいます。

植替えの適切な時期に、水捌けの良いに植え替えてください。

植え替えは、葉が枯れていたり鉢の底から根が出ていたりするときに行います。

水やり後は根や茎がしなやかになりダメージを受けやすいため、傷を負わないしっかりとした硬さにを保てるよう、植え替えを行う1週間前から水やりは控えておきましょう。

鉢替えのやり方

  1. 新しい鉢の準備をする
  2. フィカス バーガンディを取り出し根をほぐす
  3. 新しい鉢の真ん中に植え付ける
  4. 水やりをする

① 新しい鉢の準備をする

鉢替えのやり方として、まずは新しい鉢の底に、鉢底ネットと鉢底石をしきつめて、水捌けの良いを鉢の3分の1〜2くらいまで入れます。

② フィカス バーガンディを取り出し根をほぐす

鉢替え前のフィカス バーガンディを取り出し、根の部分をほぐしてください。

③ 新しい鉢の真ん中に植え付ける

新しい鉢の真ん中にフィカス バーガンディの株を植えて、株がしっかりと固定されるまでを追加で入れましょう。

を多く入れすぎると、水やりをする際に水が溢れ出ることがあるので、の量は鉢よりも1〜2cmほど下までになるよう気をつけてください。

④ 水やりをする

鉢替えが終わったら、忘れずに水やりも行いましょう。

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