観葉植物をおしゃれに飾るためのアイテム
公開日 2025年01月14日
更新日 2025年01月14日
観葉植物をおしゃれに飾るコツ
飾るだけで、空間に彩りを添え、部屋をおしゃれに見せてくれる観葉植物。
最近は雑貨屋さんなどでも手軽に購入できるので、自宅に飾っているという人も多いかもしれません。
せっかく飾るなら、観葉植物とインテリアアイテムを組み合わせて、より魅力的に見せてみませんか。
これから挑戦したいという人も、センス良く見せるコツをおさえて、植物をおしゃれに楽しみましょう。
生育条件に合った場所で元気に育てる
観葉植物によって好む日当たり具合や温度が違うので、まずは植物に合った置き場所を選びましょう。
せっかく選んだ植物も、枯れていたり、ひょろひょろと元気がないようではおしゃれどころか残念な印象を与えてしまいます。
たとえば、美しい葉の艶を保つために日光は必要不可欠ですが、強すぎる直射日光は葉焼けの原因になってしまうことも。
綺麗な葉や健康的な幹を保つためには、育てる植物の生育条件を知り、ふさわしい場所で育てることがとても大切です。
植物のフォルムの魅力を引き出す
お気に入りの植物が見つかったら、「ここがかわいいな、素敵だな」と思えるポイントを探してみましょう。
その部分が引き立つような飾り方を選ぶことで、植物の魅力が最大限に活かされるはずです。
- フォルム全体が魅力的な植物(サボテンや多肉植物など)
→目線の少し下に飾ることでかわいらしさが引き立つ - ツル性の植物、葉が垂れ下がる植物
→ハンギングで上から垂らすとぐっとおしゃれに - 存在感のある大きな植物
→コーナーに飾ることで部屋に馴染むセンターグリーンに
部屋の雰囲気やインテリアに合わせる
植物と組み合わせるインテリアは、部屋の雰囲気やテイストに合ったものを選びましょう。
同じアイテムでも、選ぶ素材によって雰囲気はガラリと変わります。
飾る部屋のテーブルやチェストの質感と合った素材を選ぶことで、統一感が出ておしゃれにまとまるはずです。
■部屋の雰囲気とおすすめの素材
- ナチュラル、北欧、カントリーテイストには、木製のシェルフやプランターテーブル
- モダン、ラグジュアリーテイストには、アイアンのアイテム
観葉植物をおしゃれに飾るためのアイテム
インテリアアイテムを活用して、観葉植物をもっとおしゃれに楽しみましょう。
同じ植物でも組み合わせるアイテムを変えると、茎や葉の違った表情が見えてきます。
部屋の模様替えや気分を変えたいときに、新しいアイテムを取り入れてみるのもおすすめです。
① 鉢・鉢カバー|素材の特徴を生かそう
観葉植物をおしゃれに見せたいなら、鉢選びにもこだわってみましょう。
鉢を変えるには、植え替えを行う方法と、鉢カバーを使う方法があります。
鉢カバーは、いわば植木鉢の着せ替えアイテムで、季節や模様替えに合わせて雰囲気を手軽に変えられるのが魅力です。
■鉢と鉢カバーの違いは?
- 鉢 底に穴がある鉢、植物を直接植え込んで使う、水が漏れるので受け皿が必要
- 鉢カバー 底に穴がない鉢、植木鉢やポット苗にかぶせて使う植木鉢の着せ替えアイテム
観葉植物の品種に合わせて相性の良い鉢や鉢カバーを選ぶと、インテリア性が高まりおしゃれに見えます。
素材 | 植物との相性 | おすすめの植物 |
---|---|---|
素焼き | 湿気を好むシダ類などにはやや不向き | サボテンや多肉植物 |
陶器、テラコッタ | 安定感があるのでシンボルツリーに◎ | どんな植物とも相性が良い |
プラスチック | 軽量なのでハンギングに最適 | ポトスやアイビー、湿気を好むシダ類など |
木製、天然素材(かごなど) | 葉が広がる植物との相性が◎ | アレカヤシやオーガスタなど |
セメント(モルタル) | 背丈の高い植物、屋外で育てる場合に◎ | オリーブやユーカリ、ゴムの木など樹木系 |
金属(アルミ、ステンレス、ブリキ) | 小さな植物の寄せ植えにおすすめ | ぺペロミアやグリーンネックレスなど |
鉢・鉢カバーの素材と特徴
素材ごとのより詳しい特徴やデメリットは以下の通りです。
素材 | 通気性 | 水はけ | 特徴 | デメリット |
---|---|---|---|---|
素焼き | ◎ | 〇 | ナチュラルな雰囲気 | やや割れやすい |
陶器、テラコッタ | 〇 | 〇 | カラーバリエーション豊富 | やや割れやすい |
プラスチック | × | × | カラフルでポップな雰囲気 | 熱がこもりやすい |
木製、天然素材 | ◎ | ◎ | 天然素材で植物と好相性 | 湿気に弱く、腐りやすい |
セメント(モルタル) | 〇 | 〇 | 耐久性が高い | 熱がこもりやすい |
金属(アルミ、ステンレス、ブリキ) | × | × | アンティークな雰囲気 | 直置きすると設置面がサビる |
布、不織布(鉢カバーとして使用) | – | – | どんなサイズにも対応可 | 水に弱い |
紙素材、クラフト素材(鉢カバーとして使用) | – | – | 安価でデザインが豊富 | 耐久性に欠ける |
② プランタースタンド|高さを変えつつ素材感もプラス
「床置きするには小さいけど、テーブルに飾るには大きすぎる…」
そんなときには、プランタースタンドを活用して高さを出すと、小さな植物でも存在感が増すはずです。
植物専用のスタンド以外に、スツールやステップ(踏み台)、子ども用の小さめのチェアなども活用できます。
木製やアイアンなど、部屋の雰囲気に馴染む素材のものを選びましょう。
③ ラグ・絨毯|鉢と揃えるとさらにおしゃれ
鉢の下に敷くと、植物にアクセントを加えてくれるのがラグや絨毯です。
特に小さな鉢をグルーピングして飾るときにラグや絨毯を使うと、ごちゃついた印象を与えずすっきりと見えます。
ラグや絨毯の上にオブジェなどを組み合わせて世界観を出すことで、素敵なお気に入り空間に仕上がることでしょう。
■ラグや絨毯と合わせたいおしゃれアイテム
フォトフレーム、洋書、ドライフラワー、お気に入りの花瓶など
④ トレー|卓上に飾る時に活用しよう
「木製の棚の上に鉢を飾るときに、水漏れが心配…」
そんなときは植物をトレーに載せて飾ってみましょう。
また小さな植物はごちゃごちゃと散らかって見えるので、トレーにまとめるとすっきりおしゃれに飾ることができます。
ステンレス製はアンティークな雰囲気に、木製はナチュラルな雰囲気に。
植物やキッチン用のトレー以外に、大きめのお皿を活用しても素敵に飾ることができるでしょう。
⑤ ハシゴ・ラダーシェルフ|ツル性の植物を巻きつけても◎
複数の植物をまとめて飾るなら、ハシゴやラダーシェルフを活用したディスプレイに挑戦してみましょう。
アイテム自体もおしゃれで、飾り方の自由度が高く、細かいものを集めて飾ることで、部屋をすっきり見せることもできます。
ツル性の植物やエアプランツを巻き付けたり、フックを使って鉢を吊り下げたりと使い方は無限大です。
配置に悩んだときには、ハシゴやシェルフの中にあえて空間を残すのがおしゃれに見せるコツ。
空間が生まれることでそれぞれの植物が引き立ち、洗練された印象を与えることができます。
⑥ グリーンフレーム(額縁)|省スペースかつおしゃれに飾れる
限られたスペースで観葉植物の置き場所に困ってしまうときには、グリーンフレームが活躍します。
グリーンフレームとは、植物を植え込むことができる額縁のことです。
壁にかけて飾るので、生活の中で自然と目に入り、癒しの空間を生み出してくれます。
グリーンフレームに飾る植物は、多肉植物やエアプランツなど、水やり頻度が低い種類を選ぶと管理がしやすいです。
フレームは壁掛けだけでなく、棚の上やイーゼルに立てかけて飾ることもできます。
⑦ テラリウム|多肉植物をかわいく飾ろう
テラリウムとは、ガラスなどの透明な容器の中に、小さな植物を寄せ植えしたディスプレイのことです。
植物だけではなく、自分の好きなフィギュアなども飾ることができ、小さな容器の中に癒しの空間が広がります。
育てるだけでなく、作るのも癒し時間になるので、ぜひお気に入りを集めて手作りのテラリウムにチャレンジしてみましょう。
透明の容器であればサイズなどに制限はないので、電球など容器自体がおしゃれなアイテムも活用してみてください。
■テラリウムにおすすめの植物
コケ、サボテン、多肉植物、エアプランツなど
⑧ マルチング材|気になる土を隠せる
マルチングとは、観葉植物の土の上をおしゃれなウッドチップや飾り石で覆うことを言います。
マルチング材を使って土の上を覆うことでインテリア性が高まるだけではなく、植物に嬉しい効果も期待できます。
マルチング材には、以下のような素材があります。
マルチング材 | 特徴 |
---|---|
化粧石 | 高級感が感じられる 通気性が良く内部が蒸れにくい |
ココヤシファイバー | ナチュラルな雰囲気 まとまりがあるので扱いやすい |
ジュート材 | 通気性、吸水性、保温性に優れている |
ウッドチップ・バークチップ | 天然素材で植物に馴染む スギやヒノキを選ぶと害虫除けに |
⑨ プランツテーブル|おしゃれなサイドテーブルに変身!
プランツテーブルは、上に載せるだけで植木鉢をサイドテーブルに変身させてくれる便利でおしゃれなアイテムです。
使い方は、2枚の板を観葉植物の幹を挟むように設置するだけ。
土を隠してくれるので、幼い子どもやペットがいるおうちでも安心です。
植物を置く場所にディスプレイする空間が生まれるので、カフェのような雰囲気を手軽に楽しめるアイテムとして人気があります。
⑩ フェイクグリーン|手軽にボリュームを出したい時に
フェイクグリーンは、グリーンが部屋いっぱいに広がる空間を手軽に楽しむのに役立ちます。
「たくさん飾りたいけれど、複数の植物を管理をするのはちょっと大変そう…」
そんな人でもフェイクグリーンを活用すれば安心して、まるで温室のような部屋も楽しむことができます。
マルチング材として、植物の上を覆うこともできるので、自分だけのお気に入りの組み合わせを楽しんでみてください。
フィカス ウンベラータ(フェイクグリーン)
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ハンギングで飾る方法、注意点とおすすめアイテム
ハンギングとは観葉植物を吊るして飾る楽しみ方で、特にツル性の植物の良さが引き立つ方法です。
ただし天井や壁に吊り下げるので、取り入れる際には以下の点に注意して飾りましょう。
賃貸の場合は壁を傷つけない方法で
身近なアイテムを活用すれば、賃貸でも壁を傷つけずにハンギングを楽しむことができます。
■壁を傷つけないハンギング方法
- カーテンレールにS字フックをひっかけて飾る
- マグネットフックを活用する(玄関のドア、冷蔵庫の側面など)
- 突っ張り棒を取り付けて吊るす
玄関のドアなど、マグネットを直接張るのが心配なときには、貼り付ける面にマスキングテープを貼っておくと傷が付きづらくなります。
どうしても釘を使いたいというときには、ピンの刺し跡が目立ちづらいニンジャピンなどを活用すると良いでしょう。
観葉植物の重さを考えて飾る
ハンギングで植物を吊るす際には、飾る植物の重さとフックの耐荷重も確認しておきましょう。
植物のサイズにもよりますが、植物と鉢、土の重さを考えて、1〜2キロ程度耐荷重のあるフックを選ぶと良いでしょう。
水やり後は重くなるので、余裕を持ったサイズで取り付けておくと安心です。
また、地震などでの落下リスクも考えて、寝室のベッドの上などに飾るのは避けましょう。
ハンギングで使えるおしゃれなアイテム
便利なアイテムを取り入れて、ハンギングをもっと楽しみましょう。
ハンギングバスケット
植物を吊るして飾れるように、フックや持ち手がついている鉢。
水やりの際にはバスケットから鉢を取り出し、十分に水を切ってから戻します。
ハンギングポール
植物を飾ることに特化した突っ張り棒のこと。
賃貸でも穴を空けずに飾ることができ、植物を置くためのプレートを組み合わせることができるタイプも販売されています。
植物を縦に並べて飾ることができるので、狭いスペースでも安心です。
スカイプランター
鉢を逆さまにして吊り下げるスカイプランター。
逆さにしても、土がこぼれない特殊なプランターで、貯水ポットから吸水するので水やりの手間も減らすことができます。
葉は重力で下に向かって生えてくるので、いつもとは違った観葉植物の魅力にも気が付くはずです。
ヒンメリ
北欧の国、フィンランドで生まれた多面体の装飾品のこと。
中に空間があり、エアプランツや小さなサボテン、多肉植物を入れてインテリアとして楽しむことができます。
いくつか縦につなげて、省スペースにお気に入りを集めて飾っても◎。
おしゃれなアイテムで観葉植物をグレードアップさせよう
便利でおしゃれなアイテムを取り入れて、観葉植物との暮らしをもっと楽しみましょう。
長く育てているお気に入りの植物も、組み合わせるアイテムを変えることでまた新しい魅力を発見できるはずです。
HanaPrimeでは、育てやすい観葉植物を豊富なラインナップで取り揃えています。
お気に入りの植物を選んだら、部屋の雰囲気に合わせた好みの鉢を選んで購入することも可能です。
ぜひHanaPrime公式サイトから、部屋をおしゃれにグレードアップしてくれる観葉植物をチェックしてみてください。