アカシア フロリバンダの育て方
公開日 2025年04月16日
更新日 2025年04月22日
育てやすさ
初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。
監修者情報

覚張大季
植物と人との関わりに魅了され、日本各地の植物農園を見て回る。HanaPrimeの植物部門の立ち上げ後はオフィスや商業施設、個人宅など、幅広いシーンのグリーンコーディネートを数多く担当。植物の生態や特性を深く掘り下げ、それぞれの空間やライフスタイルに適したグリーン空間デザインを提案することが得意。観葉植物の世界に情熱を注ぎ、植物の価値を最大化することを使命としている。

アカシア フロリバンダの基本情報
植物名 | アカシア フロリバンダ |
英名 | Acacia floribunda |
学名 | Acacia floribunda |
和名 | ヤナギミモザ |
別名 | ホワイトサローワトル(white sallow wattle)、ゴッサマーワトル(gossamer wattle)、ウィーピングアカシア( weeping acacia) |
原産地 | オーストラリア |
科名 | マメ科 |
属名 | アカシア属 |
開花時期 | 3~4月 |
アカシア フロリバンダはアカシアの品種の一つでオーストラリア原産の常緑小高木です。
生育が旺盛で、地植えで何もしなければ樹高は8m前後とかなり大きくなります。
アカシア フロリバンダはたくさん分岐した枝に細長い繊細な葉をつけるのが特徴です。
サラサラと涼しげに枝垂れることからヤナギバアカシアとも呼ばれ、葉が密で細かい特徴を活かして庭の生垣や目隠しとしても利用されています。
学名のfloribundaはラテン語で「自由に花を咲かせる性質」「多花性」を意味し、春になるとクリーム色の花が枝いっぱいに咲きとても綺麗です。
月別栽培カレンダー
植え付け・植え替え
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肥料
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開花
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種類と品種
アカシアはとても品種が多い植物です。
世界で1000種以上の品種があり、多くはオーストラリアに分布していることから「オージープランツ」とも呼ばれています。
また、総称としてミモザと呼ばれることも多いです。
大きな花をつけるものや葉が三角のものなど、品種によって特徴が異なります。
代表的な品種や人気の品種は以下の通りです。
品種 | 樹高 | 葉形 | 葉の色 | 花の形 | 花の色 |
---|---|---|---|---|---|
アカシア フロリバンダ | 4~8m | 細長 | 緑色 | 円筒状 | クリーム色 |
ギンヨウアカシア | 5~8m | 細長 | シルバーグレー | 小さな球状 | レモンイエロー |
アカシア ブルーブッシュ | 2~10m | 細長 | シルバーブルー | 球状 | レモンイエロー |
三角葉アカシア | 2~4m | 三角形 | シルバーグリーン | 球状 | 黄色 |
パール アカシア | 3~5m | 丸 | 青白色 | 球状 | 黄色 |
ギンヨウアカシア プルプレア | 3~10m | 細長 | シルバーグレー、紫 | 小さな球状 | レモンイエロー |
ギンヨウアカシア

一般的に「ミモザアカシア」とも呼ばれるアカシアの代表的な品種です。
光に反射してキラキラ輝くシルバーグレーの葉をつけ、ポンポンとしたレモンイエローの花をたくさん咲かせます。
アカシア ブルーブッシュ

青みがかったシルバーの葉がとても綺麗で人気のアカシアです。
ブッシュ状に広がる性質があり、成長が早くすぐに大きくなります。
三角葉アカシア

アカシアの中でも珍しい三角形の個性的な葉をつけます。
真ん丸な黄色の花とシルバーグリーンの三角葉の組み合わせがユニークです。
他のアカシアに比べて生育が緩やかでコンパクトに育ちます。
パール アカシア

ボリュームのある鮮やかな黄色の花と、丸みを帯びた白っぽい葉が特徴です。
葉は少し起毛していてビロードのような独特の質感があります。
ギンヨウアカシア プルプレア

紫色の新芽が生えてくる品種です。
シルバーグレーの葉と新芽の紫色のコントラストが美しく、花が咲かない時期も楽しめます。
アカシア フロリバンダはどんな花が咲く?
アカシア フロリバンダは、枝垂れた枝にびっしりとクリーム色の花が咲くのが特徴です。
花穂は小花が密に集まった円筒形で、長いもので8cmほどあります。
花は乾燥後も色持ちがよく、ドライフラワーやスワッグ、リース作りに最適です。
また、花後にできる種をまいて新たに株を育てることもできます。
アカシア フロリバンダの葉っぱの特徴
アカシア フロリバンダは細くて繊細な葉をつけます。
別名ヤナギバアカシアとも呼ばれ、枝垂れた葉がサラサラと風にそよぐ姿が涼しげです。
成長が早く枝葉が茂るので、目隠しや生け垣としてもよく利用されています。
また、樹形が自然に整いやすくて乱れにくいのも特徴です。
アカシア フロリバンダの花言葉
アカシア フロリバンダの花言葉は「友情」「秘密の恋」「気まぐれな恋」「堅実」「優雅」「豊かな感受性」です。
アカシア フロリバンダの育て方
アカシア フロリバンダは乾燥にも強く耐暑性もあるため比較的育てやすい植物です。
ただし育て方が悪いと葉が落ちたり、枯れてしまったりすることもあります。
特にアカシアを含むマメ科の植物は植え替えによって元気がなくなった、枯れてしまったということが少なくありません。
以下で地植えの手順や注意点、水やりの頻度や肥料などについて詳しく解説します。
水やりの頻度
アカシア フロリバンダの水やり頻度は地植えと鉢植えで変わります。
地植え | 基本的に必要なし |
鉢植え | 土の表面が乾いたら |
水やりをするときは基本的にたっぷりと与えます。
また、夏場の水やりは、朝か夕方の涼しい時間帯に行いましょう。
地植えの水やり頻度
地植えしてから根付くまでは土の表面が乾いていたら水やりをします。
根づいた後は、降雨に任せて基本的に水やりは必要ありませんが、猛暑日が続き土が乾燥している場合などは水やりをしましょう。
鉢植えの水やり頻度
鉢植えの場合は季節によって水やり頻度が異なります。
- 春から秋は土の表面が乾いたら水やり
- 冬は乾燥気味にする
夏は特に乾燥しやすいため土の状態をこまめにチェックし、乾いていたらたっぷりと水やりをしましょう。
ただし水のやりすぎは根腐れの原因になり、生育不良を起こすので注意が必要です。
冬は休眠期で生育が緩慢になるため、秋の終わりごろから水やり頻度を少なくしていき乾燥気味に育ててください。
肥料のあげ方
アカシア フロリバンダを含むマメ科の植物は根粒菌と共生しています。
根粒菌の働きにより窒素成分を得られるため、基本的に肥料を必要としません。
痩せ地にアカシア フロリバンダが自生しているのをみても分かるとおり、栄養がなくても問題なく育てられます。
植え付け時に元肥として緩効性肥料を少量与える程度で充分です。
肥料の与えすぎに注意
逆に、肥料の与えすぎは窒素過多になり葉や枝ばかり茂って花が咲かない原因になります。
ただ、生育が良くない時や花付きが悪い時は、リン酸やカリなどの窒素以外の成分を多く含む肥料を与えてください。
また鉢植えの場合は、花が咲ききった後のサポートとして緩効性の化成肥料を与えるのもよいでしょう。
病害虫・害虫対策
アカシア フロリバンダはカイガラムシやうどん粉病に注意が必要です。
カイガラムシ
- 白くてベタベタした排泄物をつける
- 5~8月にかけて繁殖活動が活発になる
カイガラムシは2~10mmほどの小さな虫で、吸汁されると植物の生育に悪影響を及ぼします。
大量に発生した場合、黒いカビが増殖する「すす病」を引き起こすこともあるので、見つけたら早めに駆除しましょう。
駆除の方法は虫の成長段階で変わります。
卵 | 布で拭き取り除去する |
幼虫 | オルトランなどの殺虫剤を使用する |
成虫 | 蝋に覆われていて薬剤が効きにくいため、歯ブラシなどでこすり落とす |
成虫は蝋に覆われて薬剤が効きにくいですが、幼虫には効くので、オルトランなどの殺虫剤をスプレーして駆除しましょう。
カイガラムシは湿度が高い環境を好むので、サーキュレーターを使用したり、茂った枝葉を剪定したりして、風通しを良くして発生を予防しましょう。
うどん粉病
- 葉や茎、花に白い粉のような斑点が発生する
- 症状が進むと葉全体が白いカビに覆われる
葉の表面がカビに覆われると光合成が阻害され、花が咲かない原因になるばかりか、症状が広がると最悪の場合枯れることもあります。
一般的なカビと違い、うどんこ病のカビは湿度が低くて涼しい環境を好み、真夏を除く春から秋に発生しやすいです。
うどん粉病が発生した場合は以下のように対処しましょう。
白い部分が少ない初期段階 | 水で薄めた重曹や酢をスプレーする |
広範囲に及んでいる場合 | うどんこ病に効く殺菌剤を散布する |
重曹は500~1000倍、酢は100倍程度に希釈してスプレーします。
被害がひどい葉や茎は切り取って拡大を抑え、殺菌剤は「ベニカXスプレー」などを使用するのがおすすめです。
予防のポイント
- 株を健康に保つ
- 日当たりや水はけ、通気性が悪い環境を作らない
- 窒素過多の状態にしない
うどんこ病は抵抗力が弱った株に感染しやすいため、株を健康な状態にしておくことが予防になります。
地植えの植え付け方
アカシア フロリバンダを植え付ける時は、根を傷つけないように注意しましょう。
マメ科の植物は直根という太い根が傷つくと回復が難しく、上手く根付かずに枯れてしまいます。
植え付け時は根鉢(鉢から抜いた時の根と土が一体となった塊)をほぐさず、極力根を触らないようにしてください。
植え付けのポイント
- 水はけのよい場所に植える
- 土壌改良材を充填する
- 必ず支柱を立てる
- 植え付け後は根付くまで水やりをする
一度地植えにしたら基本的に植え替えはできないと考えて、場所は慎重に選びましょう。
また、幼木のうちは寒さに弱く枯れることがあるため、鉢替えをして少し大きく育ててある程度成長してから植えつけるのがおすすめです。
地植えの手順は以下の通りです。
- 鉢から株を抜く
- 穴を掘る
- 穴に株を置く
- 隙間に土壌改良材を充填する
- 掘った土を被せる
- 支柱を立てる
- たっぷりと水やりをする
① 鉢から株を抜く
根を傷つけないように注意しながら鉢から株を抜きます。
② 穴を掘る
水はけのよい場所に、根鉢より少し深い程度、幅は倍くらいの穴を掘ります。
③ 穴に株を置く
鉢から抜いた株を穴に置きます。
根鉢の土は崩したりほぐしたりせずにそのまま植えてください。
根をいじると枯れることがあるので注意しましょう。
④ 隙間に土壌改良材を充填する
穴と株の隙間に土壌改良材に黒土もしくは赤玉土を2割ほど混ぜたものを充填し、一緒に緩効性の化成肥料も適量まきます。
⑤ 掘った土を被せる
掘った土を株に被せるようにかけていきますが、株元にはあまり被せないようにしてください。
⑥ 支柱を立てる
株が倒れないようにしっかり支柱を立て固定します。
⑦ たっぷりと水やりをする
植え付けが完了したらたっぷりと水やりをしましょう。
株の周りに土手を作り水を溜めて土にしみ込ませる「水極め」を行うと根が広がりやすくなります。
植えつけた株が根付くまでは、土の表面が乾いたら水やりをすることを徹底してください。
アカシア フロリバンダの葉が落ちる原因は?
アカシア フロリバンダの葉が落ちるのは、水切れもしくは水のやりすぎが原因です。
水のやりすぎは根腐れを引き起こし、葉が落ちることがあります。
土の乾燥も落葉の原因になるので、状態をチェックし表面が乾いていたら水やりをするのを目安にし、過不足がないように管理しましょう。
また、日光不足も葉が落ちる要因なので日当たりがよい場所で育ててください。
アカシア フロリバンダの成長速度は?
アカシア フロリバンダは成長が早く、1年で40cm枝が伸びます。
寒地でなければすぐに大きくなり、何もしなければ地植えで8m前後になるほど生育が旺盛です。
高さも幅もどんどん大きくなるため、コンパクトに育てるには定期的な剪定や、鉢植えで管理する必要があります。
なるべく小さく育てたいという方には、成長しても1m未満ほどのアカシア フロリバンダ「リトル フロリ」という矮性種がおすすめです。
剪定に適した時期とやり方
アカシア フロリバンダの剪定は花後すぐに行ってください。
アカシアは、翌年咲く花芽が6、7月頃から枝先にできはじめます。
夏を過ぎてから剪定をすると花芽を切り落としてしまうことになり、翌年の花が咲きません。
剪定は花後すぐ、遅くても6月までには終わらせましょう。
剪定のやり方
剪定は主に、切り戻し剪定と透かし剪定、芯止めの3種類の方法があります。
アカシア フロリバンダの剪定は、枯れた枝をカットし伸びすぎた枝を切り戻して理想の樹形に整え、透かし剪定で風通しをよくするのが基本です。
切り戻し剪定 | 伸びすぎた枝をカットし樹形を整える |
透かし剪定 | 混みあった枝を根元からカットしボリュームを抑える |
芯止め | 主幹をカットし樹高を抑える |
花が咲いた後、株がマメを作って体力を消耗する前に花を枝ごと剪定します。
枝の一番下についている花の根元をカットしましょう。
ボリュームを出したい時は切り戻し剪定を多く行うと枝数を増やすことができます。
理想の高さになったら芯止めをして樹高を抑えましょう。
病害虫の予防や強風の対策にもなるので、剪定は毎年定期的に行いましょう。
剪定した枝は挿し木に利用できます。
株を増やしたい方は後述する「挿し木のやり方」を参考にしてください。
アカシア フロリバンダの栽培環境
アカシア フロリバンダは自生地のオーストラリアでは、太陽の光をたくさん浴び乾燥した場所で生育しています。
そのため、日当たりと風通しが良い環境を好み乾燥に対してもある程度強いです。
一方で、寒さには比較的弱いので注意しましょう。
置き場所と日当たり
アカシア フロリバンダは風通しがよく日当たりの良い場所に置きましょう。
置き場所のポイント
- 日当たりと風通しが良い場所に置く
- 広い場所に植える
- 強風や冬の寒風が当たらない場所を選ぶ
- 水はけの悪い場所は避ける
鉢植え、地植えともに南向きで遮るものがなく、一日最低でも6時間以上日光が当たる場所が基本的におすすめです。
大きく成長したとき邪魔にならないように高さ、幅に充分なスペースがある場所に植えます。
また普段水たまりになっている場所は避け、水はけのよいところを選びましょう。
鉢植えは雨が当たらない場所のほうが水やりの管理がしやすいので、日が充分に差し込む軒下などがおすすめです。
適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?
アカシア フロリバンダの耐寒温度はマイナス6℃程度となっています。
関東以西の暖地では地植えでも越冬が可能ですが、寒さには比較的弱いのでワラを敷いたりマルチを張ったりして寒さ対策をしましょう。
鉢植えの場合は冬場は室内に取り込むのが無難です。
関東以北では霜や寒さにやられて越冬は難しいので地植えは避け、鉢植えで管理してください。
用土
アカシア フロリバンダは土質を選ばない丈夫な植物ですが、基本的には水はけのよい環境を好みます。
地植えと鉢植えそれぞれの栽培に適した用土は以下の通りです。
地植え | 土壌改良材に黒土もしくは赤玉土を2割ほど混ぜたもの |
鉢植え | 赤玉土、腐葉土、川砂を混ぜたもの |
地植えの用土
地植えの際に土壌改良材に黒土もしくは赤玉土を2割ほど混ぜたものを掘った穴に充填します。
植え付けの際に一緒に緩効性の化成肥料を適量まきましょう。
鉢植えの用土
赤玉土、腐葉土、川砂を混ぜた用土を使用します。
水はけがよければ用土にこだわる必要はないので、一般的な市販の培養土でも大丈夫です。
アカシア フロリバンダの開花時期
アカシア フロリバンダは春に開花する品種ですが、環境によっては花が咲かない場合もあります。
以下で、開花時期や花が咲かない原因について解説するので是非参考にしてください。
開花時期は3~5月
アカシア フロリバンダの開花時期は3~5月です。
満開時は枝にたくさんのクリーム色の丸い花がつきます。
アカシア フロリバンダの花が咲かない原因は?
アカシア フロリバンダの花が咲かない場合は以下の原因が考えられます。
- 日照不足
- 夏以降の剪定
- 窒素肥料が多い
- 水やりが適切でない
日照不足
アカシア フロリバンダの生育には十分な日当たりが必要です。
日照不足では光合成が行われなくなり花を咲かせるのが難しくなります。
夏以降に剪定をした
夏以降の剪定は花が咲かない原因です。
アカシア フロリバンダの花芽は6~7月ごろからに枝先に付きはじめるので、夏以降の剪定は花芽をカットしてしまうことになります。
剪定は花後すぐに行うか、遅くとも6月までには終わらせましょう。
窒素肥料の与えすぎ
マメ科の植物は根粒菌と共生により窒素肥料を得られるので肥料は基本的に不要です。
肥料のやりすぎで窒素過多になると枝葉ばかり茂って花が咲かない原因になります。
水やりが適切でない
適切な水やりができていない場合も花の生育に悪影響を及ぼします。
水やりは多すぎると根腐れを起こし、足りないと乾燥して落葉するため、土や株の状態の見極めが大切です。
特に鉢植えは水切れを起こしやすいので注意し、土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。
土が常に湿った状態になるため水が溜まった受け皿はこまめに捨ててください。
アカシア フロリバンダの増やし方
アカシア フロリバンダは挿し木で増やすことができます。
以下で、挿し木や鉢替えの手順とポイントを紹介します。
挿し木のやり方
挿し木とは、カットした枝(挿し穂)を土に植えて根や芽を出させて成長させる方法です。
一つのアカシアから挿し穂の数だけ株を増やすことができます。
春から初夏の成長期は、挿し木が根を張りやすいので花後に剪定した枝を挿し穂に使用するのがおすすめです。
ポット | 鹿沼土(細粒タイプ)を入れます |
プラ箱やバケツ | 鉢底から水分を吸わせる水やり方法(腰水)に使用する |
挿し木のやり方
- 挿し穂を作る
- 挿し穂を植え、水やりをする
- ポットを腰水にする
- 明るい日陰で管理する
① 挿し穂を作る
上部の葉を10枚ほど残して他は取り除き、先端部を含む枝は上から5cmほどカットしてください。
挿し穂は20cmくらいの長さになるよう、水中で斜めにカットし、そのまま水に浸けておきましょう。
② 挿し穂を植え水やりをする
鹿沼土をいれたポットに挿し穂を植え、たっぷりと水やりをします。
③ ポットを腰水にする
プラ箱にポットを置き、ポットの3分の1が浸るくらいで腰水にします。
④ 明るい日陰で管理する
明るい日陰に置き、毎日水換えをして根が出るまで清潔に保ちましょう。
植え替え時期はいつがいい?
アカシア フロリバンダの植え替え適期は11月か3~5月です。
水をやってもすぐに土が乾いてしまう場合や、鉢底から根が飛び出していたら根詰まりのサインなので植え替えましょう。
アカシア フロリバンダは成長が早いので、1~2年に1回は植え替えが必要です。
鉢替えのやり方
植替えの際は一回り大きい深めの鉢を用意します。
マメ科の植物は根が繊細なので根を傷つけないように注意しながら鉢替えを行いましょう。
① 鉢から株を抜く
根を傷つけないように鉢から株を抜きます。
② 新しい鉢に用土を入れる
新しい鉢に3分の1ほど用土を入れます。
充填する用土は、赤玉土、腐葉土、川砂を混ぜたもの混ぜたものがおすすめです。
③ 株を鉢に置く
用土を入れた鉢の中央に株を置きます。
根鉢の土は崩さずにそのままの状態にするのがポイントです。
④ 用土を充填する
株と鉢の隙間に用土を充填し、軽く押さえながら隙間なく用土をいれましょう。
⑤ 水やりをする
植えつけが終わったら鉢底から溢れるくまでたっぷりと水やりをします。
植え替えした直後は、直射日光が当たらない風通しの良い場所で管理しましょう。