ペンデンスの育て方

更新日 2025年04月25日

育てやすさ

初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。

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監修者情報

株式会社HanaPrime|植物アドバイザー

覚張大季

覚張大季

植物と人との関わりに魅了され、日本各地の植物農園を見て回る。HanaPrimeの植物部門の立ち上げ後はオフィスや商業施設、個人宅など、幅広いシーンのグリーンコーディネートを数多く担当。植物の生態や特性を深く掘り下げ、それぞれの空間やライフスタイルに適したグリーン空間デザインを提案することが得意。観葉植物の世界に情熱を注ぎ、植物の価値を最大化することを使命としている。

ペンデンスの基本情報

植物名ペンデンス
学名Cotyledon pendens
和名なし
英名Cotyledon pendens
別名なし
原産地南アフリカ
科名ベンケイソウ科
属名コチレドン
開花時期春〜初夏

ペンデンスは南アフリカを原産地とするベンケイソウ科の多肉植物です。

丸みを帯びてぷっくりとした肉厚な葉は、白い粉に覆われています。

ペンデンスの生育適温は5〜30℃と幅広く、丈夫で手がかからないため、初心者でも栽培しやすいでしょう。

月別栽培カレンダー

植え付け・植え替え

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種類と品種

種類と品種
品種名葉の様子葉先の形状育ち方
ペンデンス肉厚で表面が白い粉で覆われている丸い下に垂れ下がる
熊童子(クマドウジ)ぷっくりとして表面に産毛が生えているギザギザ上に伸びる
福娘(フクムスメ)肉厚で白い粉が覆っている丸い上に伸びる
銀波錦(ギンパニシキ)白い粉に覆われているフリル状上に伸びる
紅覆輪(ベニフクリン)大きくて薄い赤い縁取り上に伸びる

ペンデンスはコチレドン属の1つです。

コチレドンには複数の品種があり、葉の様子や育ち方がぞれぞれ異なっています。

ペンデンスと同じコチレドン属の中で人気がある品種を以下の表にまとめました。

ペンデンスはコチレドンの中でも、茎が下に垂れ下がるように成長するのが大きな特徴です。

そのため、ハンギングにおすすめの品種といえます。

熊童子

熊童子

熊童子はぷっくりとした肉厚な葉に産毛が生えています。

葉の先が爪のようにギザギザしているのが特徴で、熊の手のような可愛らしい見た目です。

流通量も多く、園芸店や100円ショップ、雑貨店などで購入できます。

福娘

福娘はふっくらと厚みがある細長い葉が特徴的な品種で、葉の表面は白い粉に覆われていて銀色に見えます。

秋から冬にかけて、葉の縁をなぞるように赤く紅葉するのも特徴です。

銀波錦

銀波錦

銀波錦は、他のコチレドンと異なり葉が薄めで、葉の先端が波打ったようなフリル状になっているのが特徴です。

葉の表面は白い粉で覆われているため、銀白色に見えます。

また、葉が対になるようについていくのも特徴です。

紅覆輪

紅覆輪

大きくて薄い緑色の葉をしていて、紅葉の時期になると縁が真っ赤に染まります。

年数を重ねると茎が木質化するのも特徴の1つです。

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ペンデンスはどんな花が咲く?

ペンデンスは、ベル状の赤い花が下向きに咲きます。

葉の大きさに対して大ぶりな花をつけるため、豪快な印象を与えるでしょう。

明るくはっきりとした赤色の花は、葉とのコントラストが際立って目立ちます。

ペンデンスの葉っぱの特徴

ペンデンスの葉は、コロンと丸くぷっくりとした肉厚な葉が連なっているのが特徴です。

葉の表面は虫や紫外線から守るバリアのような役割を持つ白い粉に覆われているため、全体が白みがかって見えます。

また、冬には葉の縁が赤く紅葉するため、季節によって色の変化を楽しめるでしょう。

ペンデンスの花言葉

ペンデンスの花言葉は、コチレドンと同じで「枯れない愛」です。

しばらく放置していても滅多に枯れないことに由来しています。

ペンデンスの育て方

ペンデンスは丈夫で、初めて栽培する人でも育てやすい品種です。

しかし、水や肥料の与え方などを誤ると根腐れが起きたり、枯れたりする可能性があるため、ポイントを押さえて育てましょう。

水やりの頻度

ペンデンスは原産国が南アフリカのため乾燥に強いですが、根がよく張るため、水を与えすぎると根腐れを起こしてしまいます。

そのため、土がしっかり乾いてから水やりしましょう。

季節ごとの水やりの頻度を以下の表にまとめました。

季節水やりの頻度
土の表面が乾いたらたっぷりと与える
梅雨時期葉にシワが見られたら少量を与える
10日に1回程度、涼しい夕方に与える
土の表面が乾いたらたっぷりと与える
4週間に1回程度、葉にシワが見られたら少量を与える

特に、水の吸い上げが遅くなる休眠期や、湿度が高くなる梅雨の時期は、ペンデンスの様子を見ながら乾燥気味に与える必要があります。

また、葉の間に水が溜まるとそこから腐ってしまうため、必ず土に水を与えましょう。

肥料のあげ方

ペンデンスは根をしっかりと張り、土から栄養分を吸い上げます。

そのため、肥料がなくてもよく育ちますが、肥料を与えることでより元気に美しく育つでしょう。

成長期の春と秋に緩効性化成肥料または、液体肥料を少量2〜4週間に1回の頻度で与えるのがおすすめです。

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病害虫・害虫対策

ペンデンスは葉を覆う白い粉で病害虫から守られていますが、環境によっては病害虫の被害を受ける可能性があります。

主な害虫はカイガラムシ、アブラムシ、ハダニで、根腐れ、さび病なども発症しやすいので注意しましょう。

カイガラムシ

  • 養分を吸汁して生育に悪影響を及ぼす
  • すす病やこうやく病など新たな病気の原因になる

カイガラムシは乾燥を好むため、コチレドンを含む多肉植物は狙われやすいです。

葉や茎から養分を吸って成長を阻害するだけでなく、排泄物や分泌液によって、病気を引き起こす可能性もあるため、気づいたらすぐに対処しましょう。

数が少なければ筆やピンセットで取り除き、数が多い場合は濡れティッシュで拭き取りますが、被害が大きいと茎ごと切り落とす必要があります。

アブラムシ

  • 黄緑色の体色が多く新芽やつぼみに付きやすい害虫
  • 口針を茎や葉に刺して養分を吸い取る
  • 葉のねじれや落葉を引き起こす

アブラムシは成長サイクルが早く、10日ほどで卵から成虫になり、どんどん繁殖するのが特徴です。

重度になるとモザイク病やすす病などの病気が発生したり、株自体が枯れてしまったりするため、見つけたら粘着テープで取り除くか、薬剤で駆除しましょう。

ハダニ

  • 温暖で乾燥した環境を好む
  • 葉の裏側に付いて吸汁して繁殖する
  • 葉に白色や黄色の小さな斑点が現れ、進行するとしおれる

ハダニは、乾燥した環境で発生しやすく、春から秋にかけて活発に動きます。

ハダニは1匹でもどんどん繁殖するため、見つけ次第すぐに駆除することが大切です。

発生が少ない場合は、粘着テープを貼り付けることで駆除できますが、大量に発生している場合は、ハダニが付いている部分を切り落としたり、薬剤を使ったりして駆除しましょう。

根腐れ

  • 根が水に浸った状態が続いて酸素が吸収できない状態
  • 根が茶色や灰色に変色したり溶けたりする
  • 土から栄養や酸素が吸収できなくなる

根腐れは、水やりのし過ぎや、土の水はけが悪い場合に起こる病気です。

水やりをした後に浸透が遅かったり、葉が黄色や茶色に変色している場合は、根腐れが起きている可能性があるため、注意しましょう。

排水できる穴を追加したり、排水性の高い土に植え替えて様子を見ることをおすすめします。

さび病

  • 初期は葉に白色や淡い黄色の斑点がつく
  • 徐々に赤サビのような色に変化するとともに斑点が盛り上がっていく

さび病が進行すると葉で光合成ができなくなるため、株が弱ってしまいます。

さび病が発生したら、症状が出ている部分を切り取ったのちに農薬をまいて殺菌しましょう。

仕立て直し

仕立て直しとは、剪定して株の形を整えることです。

日照不足や肥料のあげ過ぎによって植物がひょろひょろと伸びすぎる現象を「徒長」と呼びます。

徒長すると見た目が悪くなるだけでなく、免疫力が低下したり、栄養分に偏りが出たりと生育にも悪影響です。

仕立て直しする時期

ペンデンスの仕立て直しに適した時期は、3〜5月または9〜11月です。

いずれもペンデンスの成長期と重なるため、剪定後の成長が期待できます。

夏や冬は休眠期となるため、できるだけ避けましょう。

ただし、あまりに茎が伸び過ぎている場合や、葉がポロポロと落ちて葉の間隔がスカスカになっている場合などは、早めの仕立て直しがおすすめです。

仕立て直しの手順

ペンデンスの仕立て直しは、以下の手順でおこないましょう。

仕立て直しと同時に挿し木をおこなうと、株を増やしつつ美しい形に整えられるのでおすすめです。

  1. 切る茎を決める
  2. 茎を切る
  3. 切った茎を乾燥させる
  4. 元の株の手入れをする
  5. 1週間後に水を与える

① 切る茎を決める

伸び過ぎている茎や葉が少なくなっている茎を確認し、どの茎を切るか決めます。

葉がぷっくりとしており、葉と葉の間が詰まっている健康な茎はできるだけ残しておくと、見た目も美しく整えられるでしょう。

② 茎を切る

①で決めた茎を清潔なハサミやカッターで切ります。

切った茎を挿し穂にして増やす場合は、葉の付け根がある節の少し下あたりで切ると、発根しやすくおすすめです。

株の大きさにもよりますが、10〜15㎝ほど茎を残すようにして切るとバランスが取りやすいでしょう。

③ 切った茎を乾燥させる

ペンデンスを挿し木で増やす場合には、切り取った茎の切り口を乾燥させましょう。

切り口が湿ったまま土に挿すと、切り口から雑菌が繁殖する可能性があるためです。

日陰で1〜2日程度乾燥させたのち、排水性の良い土に挿すことでペンデンスを増やせます。

④ 元の株の手入れをする

元の株に古い葉や枯れた部分がある場合は、ピンセットなどを使って丁寧に取り除きましょう。

茎と茎の間や葉と葉の間を適切に整えて風通しをよくすることで、健康な株に育ちます。

株に対して鉢が小さい場合は、併せて植え替えをおこないましょう。

植え替えは2〜3年に1回程度おこなうことをおすすめします。

⑤ 1週間後に水を与える

仕立て直し直後は半日陰の場所で管理し、1週間程度水やりを控えます。

その後は、通常の管理と同じように日当たりのよい場所で管理し、土の表面が乾いてから水やりをします。

葉っぱを増やすにはどうしたらいい?

ペンデンスの葉を増やす方法は、以下の2つがあります。

  1. 茎がある程度伸びたら茎を切る
  2. 植え替える際に肥料を多めに与える

① 茎がある程度伸びたら茎を切る

茎が伸びてある程度の長さになった際に、全ての茎を切ると、切り口から枝分かれして茎が伸びていくため葉を増やせます。

野菜を育てる時と同じように、摘芯することで切った部分から新芽がどんどん出てくる仕組みです。

葉を増やし、見た目をもりもりにしたい人は、茎がある程度伸びたら摘芯してみるとよいでしょう。

② 植え替える際に肥料を多めに与える

植え替える際に、肥料を多めに混ぜた用土を使うのもおすすめです。ペンデンスは、他の多肉植物と比較して肥料を好むので、植え替え用の土に緩効性肥料を混ぜると、株が元気に育ち葉も増やせるでしょう。

多肉植物用の用土を使う代わりに、緩効性肥料が含まれた花の培養土を使うこともできます。

花の培養土は多肉植物用と比べると保水性が高いため、軽石、ボラ土、鹿沼土、パーライトをそれぞれ1割ずつの割合で混ぜるのがおすすめです。

ペンデンスの栽培環境

ペンデンスを健康に美しく育てるためには、置き場所や日当たり、気温などを整え適した栽培環境が大切です。

置き場所と日当たり

ペンデンスは日光と乾燥を好むため、日当たりと風通しがよい場所に置きましょう。

ペンデンスの葉に付いている白い粉は雨に当たると落ちてしまうため、屋外に置く場合は軒先などがおすすめです。

また、強い日差しが長時間当たると葉焼けを起こすため、真夏は半日陰の屋外やレースカーテン越しの場所に置くとよいでしょう。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

ペンデンスの生育適温は5〜30℃なため、春や秋は成長期となり、どんどん成長していきます。

耐寒温度は約5℃のため、霜や雪が当たらないように注意が必要です。

冬の寒さ対策

ペンデンスを元気に育てるためには、寒さの厳しい冬は室内で育て、5℃以上の気温を保ちましょう。

霜が降りる前に室内に移動させるのがおすすめです。

ただし、冬でもペンデンスの成長に日光は欠かせないため、日が当たる明るい場所に置きましょう。

用土

ペンデンスは乾燥を好むため、水はけや通気性のよい土を選ぶことが大切です。

初心者は、多肉植物用の培養土を購入するとよいでしょう。

園芸店やホームセンターで手に入れやすく、多肉植物に適した用土や肥料があらかじめ配合されているため、そのまま使える手軽さが魅力です。

自分で用土を作る場合は、赤玉土小粒3:鹿沼土小粒3:軽石2:腐葉土2の割合で配合するとよいでしょう。

ペンデンスの開花時期

ペンデンスの花は、赤く大ぶりで豪快な印象を与えます。

ここでは、ペンデンスの開花時期や花が咲かない原因と対策を紹介します。

開花時期は春〜夏

ペンデンスは春から初夏にかけて花を咲かせます。

花は赤く、ベル型で下向きに咲くのが特徴で、およそ3週間ほど咲き続けるため長く楽しめるでしょう。

花が終わる頃に緩効性肥料を与えると、花を咲かせるために消耗した体力を肥料で補い、回復力を高められます。

ペンデンスの花が咲かない原因は?

ペンデンスはコチレドンの中でも比較的花をつけやすい品種ですが、花が咲かない場合もあります。

ペンデンスの花が咲かない原因は、主に以下の2つです。

  1. 日光に当たる時間が短い
  2. 株が成熟していない

植物が花を咲かせるためには、体力が必要です。

そのため、ペンデンスが健康的に育っていることが開花には重要といえます。

日光に当たる時間が短い

ペンデンスは日光を好む品種のため、日光に当たる時間が短いと日照不足となり花をつけられません。

ペンデンスの開花時期である春から夏は、日照時間も長いため十分に日光に当てられます。

できる限り屋外に置き、屋内に置く場合も窓際に置いて日光浴させましょう。

株が成熟していない

ペンデンスが開花するためには、成熟した株であることも重要です。

茎が木質化する状態まで育っていると、花もつきやすいでしょう。株の成熟に特別なことは必要なく、十分な日光と適切な水やりを続け、長く育てることが大切です。

ペンデンスの増やし方

ペンデンスは挿し木で増やせます。

手軽にできるため、1株だけ購入した後に挿し木でどんどん増やしていくと、さらに栽培を楽しめるでしょう。

剪定・株分けの時期はいつがいい?

ペンデンスの剪定や株分けにおすすめの時期は、成長期と重なる3〜5月または9〜11月です。

剪定や株分けをした後、植物は新芽をつけ根を伸ばしますが、かなり体力を要します。

そのため、休眠期である真夏や冬に剪定や株分けをしてしまうと、植物が弱ってしまうでしょう。

成長期である春や秋に剪定や株分けをおこなうと、その後の回復も早く見込めます。

挿し木のやり方

ペンデンスは挿し木で簡単に増やせるので、以下の手順でぜひ試してみましょう。

挿し木に適した季節は、ペンデンスの成長期である春または秋です。

  1. 挿し穂にする茎を切り取る
  2. 切り口を2〜3日乾かす
  3. 新しい用土を鉢に入れる
  4. 挿し穂を挿す
  5. 1週間ほど経ったら水を与える

① 挿し穂にする茎を切り取る

まずは、元の株から挿し穂にする茎を切り取りましょう。

しっかりと葉がついていて元気な茎を選ぶと、挿した後の成長も期待できます。

また、残った株の回復を早めるために、茎を切り取る際には、脇芽が出ている少し上の位置を切るとよいでしょう。

② 切り口を2〜3日乾かす

挿し穂にする茎を切ったら、日陰に2〜3日ほど置いて切り口を乾かしましょう。

ペンデンスは葉や茎に水分を貯めているため、切ったばかりの茎は湿った状態です。

湿った状態の茎を土に挿してしまうと、切り口から雑菌が発生し、発根しなかったり枯れたりする可能性があります。

③ 新しい用土を鉢に入れる

鉢に新しい用土を入れ、挿し木の準備をしましょう。

市販の多肉植物用の培養土をそのまま使うのがおすすめです。

用土を入れる際には、途中で鉢を地面に軽くトントンと落とすと、鉢の中の空気が抜けてしっかりと土を入れられます。

土が空気を含んでいると、挿し穂が倒れたり土の中に入り込んだりしてしまう可能性があるため、適度に空気を抜くのが大切です。

④ 挿し穂を挿す

用土に挿し穂を挿して、周りの土を少し指で押さえましょう。

挿した後に周りの土を軽く押さえることで、ぐらつき防止になり挿し穂が立ちやすくなります。

根がしっかり張るまでは少しの衝撃で倒れる可能性が高いため、ぐらつく場合には割り箸などで支えを作るとよいでしょう。

⑤ 1週間ほど経ったら水を与える

挿し木をした直後は水やりをせず、1週間ほど経ってから与えます。

最初は土の表面が濡れる程度の量を与えましょう。

挿し木をして1週間程度ではまだ根が張っていないため、水をたっぷり与えると、切り口や土に埋もれた葉っぱが腐ってカビが生える可能性があります。

鉢の大きさにもよりますが、1ヶ月くらいは土の表面が乾いたら土を湿らせる程度の水やりを繰り返しましょう。

植え替え時期はいつがいい?

ペンデンスの植え替えにおすすめの時期は、3〜5月と9〜11月の年に2回です。

植え替えは株の成長に応じて2〜3年に1回程度おこなうとよいでしょう。

ペンデンスは根が伸びるのが早いため、植え替えをしないと根詰まりや土壌が痩せる可能性があります。

元気に育てるためにも、成長に応じて植え替えましょう。

鉢替えのやり方

ペンデンスの鉢替えは、以下の手順でおこないます。

  1. 断水して土を乾燥させる
  2. 新しい鉢に用土を入れる
  3. 元の鉢から株を抜いて植え替える

成長期と重なる春か秋に鉢替えをおこなうと、早い回復が見込めるためおすすめです。

① 断水して土を乾燥させる

鉢替えの1週間ほど前から水やりをやめて、土を乾燥させましょう。

土が湿った状態だと、株を鉢から取り出す際に根を傷つける可能性があるためです。

また、根に土がまとわりついてしまい、根の状態を確認しづらくなってしまいます。

スムーズに鉢から取り出せるように、適度に乾燥させましょう。

② 新しい鉢に用土を入れる

新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷き、用土を入れます。

ペンデンスは程よい乾燥を好むため、排水がスムーズにおこなえるように穴の空いた鉢を使いましょう。

用土を入れる際には、鉢の底を地面に軽く打ち付けたり、手で軽く押さえながら入れることで、しっかりと土が入ります。

鉢替え後に成長を促したい場合は、用土に緩効性肥料を混ぜるとよいでしょう。

③ 元の鉢から株を抜いて植え替える

元の鉢から株を抜き、根の周りについている土を軽くほぐします。

その際に、根の状態も確認し、茶色く変色している根は切り落としましょう。

根を過剰に傷つけると枯れる原因となるため、株を抜いたり土を落としたりする際は丁寧におこなうことが大切です。

株を新しい鉢に入れ、用土の量や株の位置を調整しましょう。


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