観葉植物の活力剤・栄養剤・肥料の違い|効果的なタイミング
公開日 2025年06月06日
更新日 2025年06月06日
監修者情報

覚張大季
植物と人との関わりに魅了され、日本各地の植物農園を見て回る。HanaPrimeの植物部門の立ち上げ後はオフィスや商業施設、個人宅など、幅広いシーンのグリーンコーディネートを数多く担当。植物の生態や特性を深く掘り下げ、それぞれの空間やライフスタイルに適したグリーン空間デザインを提案することが得意。観葉植物の世界に情熱を注ぎ、植物の価値を最大化することを使命としている。

INDEX
目次
観葉植物の活力剤・栄養剤・肥料の違いは?

観葉植物の成長を促し健康に育てるために、重要な役割を果たしてくれるのが活力剤や栄養剤、肥料です。
活力剤と栄養剤はどちらも同じものを指しますが、肥料とは異なる成分を含みます。
また、活力剤(栄養剤)と肥料は使用目的やタイミングなどにも違いがあるので、以下の比較表を参考にしてください。
違い | 活力剤と栄養剤 | 肥料 |
---|---|---|
主な栄養成分 | 窒素、リン酸、カリウムなど | ミネラル、アミノ酸、ビタミンなど |
使用する目的 | 健康を維持する、肥料成分を補助する、葉っぱや花を美しくする | 成長を促す、花や実つきを良くする、土壌の保水性を向上させる |
使用するタイミング | 成長期や休眠期問わず使用可能、肥料を与える時、弱っている時など | 成長期、花や実をつける前など |
効果の速効性 | △ | 〇 |
濃度 | 低い | 高い |
成長促進 | △ | 〇 |
回復力 | 〇 | △ |
活力剤と栄養剤の特徴
活力剤や栄養剤は、ミネラルやアミノ酸など観葉植物の代謝を助ける成分が含まれるのが特徴です。
植物の三大栄養素である「窒素」「リン酸」「カリウム」が肥料の規定量に満たないので、肥料の代わりとしては使用できません。
一般的には、観葉植物の健康を維持する目的で使用され、人間でいうと栄養素を補うサプリメントのような役割があります。
成長を促進させる作用はなく、あくまで肥料の成分を補助するものなので、単体で使用してもあまり効果がありません。
肥料の特徴
肥料は、植物の三大栄養素である「窒素」「リン酸」「カリウム」をそれぞれ0.1%以上、または2成分以上の合計で0.2%以上を含んだものです。
植物にとって生命維持に不可欠な成分を含み、人間でいうと生きるための食事のような役割があります。
肥料は成長期に与えるのが基本で、休眠期に与えたり適切に使用しなかったりすると肥料焼けを引き起こすので注意してください。
なお、肥料を与えて数日後に以下の変化が見られたら肥料焼けの可能性が高いです。
- 葉っぱが茶色く変色する
- 新芽が育たない
- 全体がしおれる
肥料焼けを起こしたまま放置すると枯れてしまうので、大量の水を与えて肥料成分を洗い流すか、新しい土に植え替えましょう。
活力剤や肥料を使用する際の注意点
活力剤や栄養剤、肥料を使用する際は、以下のポイントに注意してください。
- 活力剤・栄養剤は肥料の代わりにはならない
- 活力剤・栄養剤は肥料の補助として使用する
- 植物の元気がない時は活力剤・栄養剤を使用する
- 植物が弱っている時に肥料を与えるとさらに弱る可能性がある
- 違うメーカーの製品を併用すると化学反応を起こす危険性がある
同じメーカーの活力剤(栄養剤)と肥料を併用すると、それぞれの成分を補い合い、効率良く栄養を与えられるでしょう。
違うメーカーのものを併用するのは、化学反応が起こって危険な場合があるので、それぞれの推奨商品や成分を確認した上で使用してください。
活力剤・栄養剤の種類と目的
活力剤や栄養剤には「希釈剤」と「アンプル剤」があります。
それぞれのメリットとデメリットを理解したうえで、目的に応じて選びましょう。
活力剤・栄養剤は弱った植物の活性化だけでなく、定期的な使用で健康維持の効果も期待できます。
活力剤・栄養剤の種類
活力剤や栄養剤は主に以下の2種類があり、それぞれの使用方法は異なりますが、基本的に成分や目的は同じです。
- 希釈剤:水に薄めて水やりや葉水で使用できる
- アンプル剤:アンプル容器に希釈したものが入っているのでそのまま使用できる
希釈剤とアンプル剤には、次のようなメリット・デメリットがあります。
種類 | 希釈剤 | アンプル剤 |
---|---|---|
メリット | 容量が多くコスパが良い | 土に挿すだけで使用できる |
デメリット | 水に薄める手間がある | コスパが悪い |
育てている観葉植物が多く、活力剤や栄養剤を普段から使用する方は「希釈剤」が向いています。
一方で、頻繁に使用しない方やできるだけ手間を省きたい方は「アンプル剤」を選ぶと良いでしょう。
なお、アンプル剤には速効性の肥料タイプがあり、活力剤(栄養剤)とは成分や与え方が異なるので注意してください。
誤って肥料タイプを活力剤として使用すると、最悪の場合枯れてしまう恐れがあります。
活力剤・栄養剤の目的
活力剤や栄養剤は、以下を目的として使用してください。
- 弱った植物を元気にする
- 健康を維持する(1~2週間に1回のペースで与えるのがおすすめ)
- 植え替えや植え付け、株分けなどのストレスを軽減する
- 葉っぱや花を生き生きとさせる
- 病害虫による傷を癒やす
- 肥料の栄養素の吸収を促す
活力剤や栄養剤は、植物を成長させる作用はありませんが、植物の健康を維持するのに効果的です。
観葉植物に活力剤・栄養剤を使うタイミング
活力剤や栄養剤は、以下のように観葉植物を元気な状態に戻したい時や、肥料の吸収を促したい時にも高い効果を発揮します。
- 観葉植物が弱っている時
- 梅雨に入る前
- 液肥を与えるのと同時に
- 剪定や植え替えをした後
- 挿し木・種まきをする時
- 病害虫の被害を受けた後
なお、活力剤や栄養剤は上記のような限られたタイミングだけでなく、年間を通していつでも与えることが可能です。
観葉植物の健康な状態を維持するには、1~2週間に1回のペースで与えると良いでしょう。
① 観葉植物が弱っている時
観葉植物が弱ってぐったりしてるなら、活力剤や栄養剤を与えると元気になる可能性があります。
活力剤や栄養剤が効果を発揮するのは、主に以下の3つの原因で観葉植物が弱っている時です。
- 乾燥によって水切れしている
- 日当たりが不足している
- 生育適温でない
ただし、根腐れによって元気がない場合、活力剤や栄養剤を使用しても健康な状態に戻すのは難しいでしょう。
根腐れを起こした株を健康な状態に戻すには、傷んだ根っこを切り落とし、新しい土に植え替えるのが適切な方法です。
また、肥料は弱った観葉植物に与えると、悪化させる恐れがあるので注意してください。
② 梅雨に入る前
観葉植物の活力剤や栄養剤は、梅雨に入る前に積極的に与えましょう。
梅雨の時期は日光不足や過湿が続くため、観葉植物が以下のような状態になる恐れがあります。
- 元気がなくなる
- 蒸れによって病気になる
- 葉っぱが徒長(必要以上に間延び)する
梅雨の環境による健康被害や病気を防ぐには、梅雨に備えて活力剤や栄養剤をしっかりと与えることが大切です。
また、梅雨に入る前に水に薄めた希釈剤で葉水をすると、葉っぱの細胞を固くして徒長を防ぐ効果も期待できます。
③ 液肥を与えるのと同時に
観葉植物の活力剤や栄養剤は、液体肥料(即効性肥料)と併用すると、肥料成分の吸収率をさらに高められるでしょう。
液肥と活力剤(栄養剤)を併用する場合は、成長期および1~2週間に1回のペースで両方を同時に与えるのが適切です。
ただし、休眠期の液肥は肥料焼けの原因となるので、休眠期には活力剤や栄養剤のみ与えてください。
なお、ゆっくり効果を発揮する緩効性の元肥や置き肥を使用するのと同時に与えてもOKです。
併用にはメリットと注意点がある
同じメーカーの液肥と活力剤(栄養剤)を併用すると、それぞれの成分を効率良く吸収させられるというメリットがあります。
一方で、液肥と肥料の併用には注意も必要です。
液肥と肥料を併用する場合の注意点
- 液肥と活力剤(栄養剤)を混ぜてから与えると、効果が発揮されない恐れがある
- 異なるメーカーの液肥と活力剤(栄養剤)を混ぜると、化学反応を起こして植物にダメージを与える恐れがある
液肥や栄養剤といった化学肥料は、使い方によっては人体に悪影響を及ぼします。
例えば、硫酸アンモニウムが含まれる即効性肥料と、消石灰が混ざると有毒なアンモニアガスが発生することは良く知られています。
異なるメーカーの液肥と活力剤(栄養剤)を併用する場合は、それぞれが推奨する商品および成分を確認してください。
推奨されていない限り、異なるメーカーの液肥や栄養剤を混ぜるのは止めましょう。
④ 剪定や植え替えをした後
観葉植物を健康に育てる上で、剪定や植え替えは必要不可欠ですが、ストレスを与えてしまう作業であることも忘れてはいけません。
剪定や植え替えをした後は、ダメージを軽減させる目的で活力剤や栄養剤を与えましょう。
ストレス軽減だけでなく、剪定後の切り口の傷を癒やし、植え替え後の発根を促進する効果も期待できます。
⑤ 挿し木・種まきをする時
観葉植物の挿し木や種まきをする時は、活力剤や栄養剤を使用すると発根を促進でき、発根後も健康に育つでしょう。
活力剤や栄養剤は、挿し木と種まき直後の根っこが出ていない状態であっても効果が得られます。。
⑥ 病害虫の被害を受けた後
病害虫の被害を受けた観葉植物は、株が弱っていることがほとんどです。
病害虫の被害に遭った場合は、以下の手順で活力剤や栄養剤を使用してください。
- 病害虫を取り除く
- 葉っぱに木酢液を散布する
- 活力剤や栄養剤を水やりで与える
木酢液は病害虫や菌を除去する働きがあり、活力剤は観葉植物の内部から傷を癒やすのに効果的です。
被害が大きい場合は、活力剤(栄養剤)を与える前に変色したり枯れたりしている葉っぱを取り除いてください。
観葉植物の活力剤・栄養剤の効果を出すためのポイント
活力剤や栄養剤の効果を最大限に発揮させるには、以下のポイントが重要です。。
- 肥料と併用する
- 土が乾いた状態で朝の内に与える
- 育て方の基本をしっかり守る
- 根腐れしている時はまず植え替える
活力剤や栄養剤は誤った方法で使用すると、観葉植物を弱らせてしまう危険性があるので注意してください。
① 肥料と併用する
観葉植物の活力剤や栄養剤は、肥料のように成長を促す作用はなく、あくまで植物の健康状態を維持するのに効果的です。
人間でいうと、肥料は生きる上で欠かせない食事で、活力剤や栄養剤は栄養素を補うサプリメントのような役割があります。
活力剤や栄養剤は、肥料と併用すると高い効果を期待できるでしょう。
肥料には、以下のようにゆっくり効果を発揮する緩効性肥料と、すぐに効果が表れる速効性肥料があります。
肥料の種類 | 緩効性肥料(置き肥) | 速効性肥料(液肥) |
---|---|---|
効果の速効性 | 遅い | 速い |
効果の持続 | 2~3ヵ月 | 1週間ほど |
与える頻度 | 2ヵ月に1回 | 1~2週間に1回 |
与え方 | 土に置く(混ぜる) | 水やりの代わりに |
活力剤や栄養剤は、置き肥とも併用できますが、液肥を使用するペースに合わせて同時に与えるのが効果的です。
ただし、異なるメーカーの肥料と併用すると、化学反応を起こしてしまう恐れがあります。
植物を健康に保つためには、できるだけ同じメーカーの肥料と活力剤(栄養剤)を使用しましょう。
② 土が乾いた状態で朝の内に与える
観葉植物に活力剤や栄養剤を使用する場合は、土が乾いた状態で朝の内に与えましょう。
土が乾いたタイミングや朝に与えるのが良い理由は、以下のとおりです。
タイミング | 理由 |
---|---|
朝 | 日中の光合成がより一層しやすくなる |
土が乾いている | 活力剤(栄養素)の成分を吸収しやすくなる |
土が濡れている状態だと、活力剤や栄養剤の成分が水に薄まってしまい、吸収率が下がってしまうので注意してください。
③ 育て方の基本をしっかり守る
活力剤や栄養剤は、観葉植物の健康をサポートする効果がありますが、それだけでは育ちません。
観葉植物を元気に育てたいなら、以下の育て方の基本を守りながら、補助的な役割として活力剤や栄養剤を与えましょう。
- 直射日光を避けて日当たりの良い場所に置く
- 定期的に剪定して風通しを良くする
- 土が乾いてからたっぷりの水を与える
- 毎日葉水をする
- 2~3年に1回は鉢替えする
- 栽培適温をキープする
観葉植物を健康に育てるための基本は、環境づくりといわれています。
観葉植物の状態や栽培環境に気を配りながら、適切に育てることが大切です。
④ 根腐れしている時はまず植え替える
観葉植物が根腐れを起こしている場合は、活力剤や栄養剤を使用しても健康な状態には戻りません。
根腐れしている時は、以下の方法で植え替えをすることで、復活する可能性が高まります。
- 根腐れしている観葉植物を鉢から優しく引き抜く
- 変色した根っこや茎をハサミで切り落とす
- 新しい土に植え替える
- 2~3日後に水と活力剤を与える
根腐れによって根っこを切り落とした直後は、吸水力が弱まっている状態です。
ですので、数日経ってから活力剤(栄養剤)の希釈剤を水やりの代わりに与えましょう。
なお、株が健康な状態で行う通常の植え替えは、作業直後に水と活力剤を与えても問題ありません。
観葉植物におすすめの活力剤・栄養剤

ここからは、観葉植物を健康に育てるのにおすすめの活力剤(栄養剤)を紹介します。
活力剤 | リキダス | メネデール |
---|---|---|
成分 | コリン、フルボ酸、アミノ酸、カルシウム、各種ミネラル | 二価鉄イオン |
適用作物 | 野菜、草花、花木、観葉植物、盆栽など | 野菜、草花、花木、観葉植物、盆栽など |
価格 | 605円~ | 473円~ |
容量 | 160ml、450ml、800ml、720ml(詰め替え用) | 100ml、200ml、500ml、2L、5L、20L |
特徴 | 弱った植物を回復させるのに効果的 | 植物の発根を促すのに効果的 |
各活力剤の特徴や配合されている成分などについて、詳しく解説するので参考にしてください。
リキダス|微量元素で活力アップ
リキダスは、水で薄めて使用する希釈タイプの活力剤で、株式会社ハイポネックスジャパンの商品です。
コリンやフルボ酸などの成分が観葉植物本来の力を引き出し、健康に育てる効果があります。
リキダスの主な成分と効果は、以下を参考にしてください。
成分 | 効果 |
---|---|
コリン | 根っこの張りを良くしたり光合成を促したりする |
フルボ酸 | 肥料の栄養素を行き渡らせる |
アミノ酸 | 栄養を分解して吸収率を上げる役割を担う、土の微生物を活性化する |
カルシウム | 葉っぱの青々とした綺麗な色味をキープする |
リキダスは、以下の場面で使用するのが効果的です。
- 水切れや夏バテによって葉っぱがへたっている時
- 寒さに当たって葉っぱの色味が悪くなった時
- 植え替えや植え付けによるダメージを受けている時
- 液体肥料を与える時
- 健康を維持したい時
肥料の栄養素の吸収を助ける効果があるので、同じメーカーの液体肥料「ハイポネックス原液」と併用するとより高い効果を発揮します。
観葉植物が元気な時は、定期的に液肥(ハイポネックス原液)をメインに使用し、補助的な役割としてリキダスを与えましょう。
ただし、植物が弱っている場合、肥料は使用しないでください。
メネデール|二価鉄で根の成長を助ける
メネデールは、根っこから吸収しやすい「二価鉄イオン」を配合している活力剤です。
二価鉄イオンは、切り口を保護しつつ発根を促し、元気な株に成長させる効果があります。
観葉植物を健康に育てるために、メネデールを使用して効率良く二価鉄を補ってあげましょう。
メネデールは、以下の場面で使用するのが効果的です。
- 挿し木や種まき直後で発根を促したい時
- 植え替えや株分けによるダメージを受けている時
- 水切れによって葉っぱが枯れた植物を養生している時
- 液体肥料を与える時
- 健康を維持したい時
観葉植物の活力剤・栄養剤の使い方
ここからは、観葉植物の活力剤や栄養剤の使い方を紹介します。
希釈剤とアンプル剤、それぞれの使用方法や注意点についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
希釈剤は水やりや葉水で使う
観葉植物の活力剤や栄養剤の希釈剤は、水で薄めて水やりや葉水で使用しましょう。
希釈する倍率は製品によって異なるので、しっかり確認してください。
人間でいうと、活力剤や栄養剤を水やりの代わりに与えるのはサプリメント、葉水として与えるのは化粧水や乳液の役割を果たします。
水やりで使用する頻度とメリット
観葉植物の活力剤(栄養剤)の希釈剤を水やりで使用する場合、1~2週間に1回ほどのペースかつ土が乾いたのを確認してから与えましょう。
希釈剤を水やりとして与えると、以下のようなメリットがあります。
- 肥料の栄養素の吸収を促す
- 植物全体を元気にしてストレスを軽減する
- 健康状態をキープする
葉水で使用する頻度とメリット
観葉植物の活力剤(栄養剤)の希釈剤を葉水で使用する場合、1週間に1~2回ほどの頻度で与えましょう。
希釈剤を葉水として与えると、以下のようなメリットがあります。
- 葉っぱが艶やかになる
- 葉っぱが肉厚になる
- 葉っぱが固く丈夫になる
- 葉柄(葉っぱと茎をつなぐ部分)が間延びしない
葉水として与える場合は、霧吹きを使用するのがおすすめです。
葉っぱから滴るくらい、両面にたっぷりと吹きかけてください。
アンプルは株元から離して挿す
観葉植物の活力剤(栄養剤)のアンプルは、株元から離して鉢の縁に沿って挿すようにしましょう。
株元の近くに挿すと、成分が根っこにダイレクトに当たり、肥料焼けを起こしてしまう危険性があります。
アンプル剤を挿した後は、そのまま放置してOKです。
なお、アンプル剤を使用する場合は、倒れないように土の奥までしっかりと挿してください。
栄養剤・活力剤に関する良くある質問
ここからは、観葉植物の活力剤や栄養剤に関する良くある質問に回答していきます。
観葉植物に活力剤や栄養剤を与えたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
アンプルの活力剤が減らないけど大丈夫?
観葉植物のアンプルの活力剤(栄養剤)は、土の状態や生育環境などによって異なりますが、土に挿してから1週間以内になくなるのが正常です。
数日経ってもアンプル剤が減らない場合は、以下の原因が考えられます。
- 切り口が潰れてしまっている
- 切り口に土が詰まっている
- 土の水分が多すぎる
アンプル剤は、切り口が潰れたり詰まったりなどの異常がある場合、液体が上手く排出されません。
その場合は、アンプル剤を土から抜いて切り口を確認し、必要に応じてアンプル剤を使用してください。
また、水分を多く含む土に挿すと活力剤が浸透しにくいです。
ですので、アンプル剤を使用する前に、土がしっかりと乾いているか確認しましょう。
100均やダイソーの栄養剤って効果あるの?
100均やダイソーの栄養剤(活力剤)は、有名なメーカーの製品もあり、高い効果を発揮するものが多く売られています。
中には海外製のものもあるので、購入時にパッケージの裏に記載されている製造元や原産国を確認しましょう。
より安全性に優れ、高い効果を発揮する栄養剤や活力剤を使用したい場合は、日本製のものを選ぶのがおすすめです。
観葉植物の活力剤・栄養剤は使い方が肝心
観葉植物の活力剤や栄養剤は適切に使用することで、健康を維持したり栄養の吸収率を高めたりする効果が期待できます。
肥料の代わりにはならないため、肥料と併用しながら肥料成分を補助することを目的として使用しましょう。
HanaPrimeで購入した観葉植物にも、活力剤や栄養剤を上手に取り入れて、健康状態を意識しながら栽培してください。