フランスゴムの木の育て方
育てやすさ
初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。
INDEX
目次
フランスゴムの木の基本情報
植物名 | フランスゴムの木 |
学名 | Ficus rubiginosa cv.‘Australis’ |
和名 | コバノゴムビワ(小葉のゴム琵琶) |
英名 | Ficus rubiginosa |
別名 | フィカス ルビギノーサ |
原産地 | オーストラリア |
科名 | クワ科 |
属名 | フィカス(イチジク)属 |
開花時期 | 春ごろ |
フランスゴムの木はオーストラリアが原産地ですが、フランス人の植物学者が広めたことからその名がつきました。
一般的に日本で流通しているものは樹高1mくらいの小ぶりなサイズで、原産地では数mから数十mくらいにまで成長するものもある植物です。
ゆるやかに曲がった幹と光沢のある濃い緑の葉が美しく、どんなインテリアとも見事に調和します。
栽培方法が比較的簡単なので、初心者にもおすすめです。
また、フランスゴムの木は風水的に、恋愛運や金運をアップさせる効果もあるといわれています。
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月別栽培カレンダー
種まき
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植え付け・植え替え
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肥料
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開花
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種類と品種
フランスゴムの木は、一般的にゴムの木と呼ばれるフィカス属の品種のひとつです。
他にも「ガジュマル」や「フィカスベンジャミン」など、世界中に800以上もの種類があるといわれています。
フランスゴムの木は一般的なゴムの木に比べて、葉っぱが小さくて丸みを帯びているのが特徴です。
品種によって葉っぱの色や形が異なるので、好みの品種を探してみてください。
フランスゴムの木の花は咲く?
フランスゴムの木は「花嚢(かのう)」といわれる実に似た黄色の花を咲かせますが、一般的な花のつけ方ではありません。
花軸が袋状に膨らみ、その内側に花びらのない小さな花をたくさんつけます。
葉っぱと茎の境目に黄色い実がついていれば、開花したサインといえるでしょう。
フランスゴムの木の葉っぱの形
フランスゴムの木の葉っぱは楕円形で、一般的なゴムの木に比べて小さくて丸いのが特徴です。
また、葉っぱは裏面に鉄さびのような産毛をびっしりと生やします。
なお、この特徴から学名や英名に「鉄さび」を意味する「rubiginosa」がつけられました。
フランスゴムの木の花言葉
フランスゴムの木の花言葉は「永遠の幸せ」「すこやか」です。
強い生命力をもつ性質から「永遠」が、丸い葉っぱの形から「幸せ」がつけられました。
フランスゴムの木の育て方
フランスゴムの木は、初心者でも簡単に育てることができる観葉植物だといわれています。
耐暑性には優れていますが寒さにはやや弱いため、できれば15℃以上をキープしてください。
また、日当たりと風通しの良い場所に置き、直射日光やエアコンの風は避けるようにしましょう。
適切な環境で育てなければ、葉っぱが落ちたり病害虫がついたり、最悪の場合は枯れたりする危険性があります。
水やりの頻度
フランスゴムの木の水やりは、土の表面が乾いたことを確認してから行いましょう。
基本的に多湿な環境を好む植物なので、鉢の底から水が流れ出るくらいたっぷり与えてください。
なお、水やりの頻度の目安は、時期によって異なります。
時期 | 頻度の目安 |
---|---|
春から夏にかけて | 月3~4回 |
冬 | 月1回 |
また、霧吹きなどで葉っぱに水をかける「葉水」も効果的なので、乾燥する時期には毎日行ってください。
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葉が落ちる原因と対処法
フランスゴムの木の葉っぱが落ちる原因はさまざまです。
ここでは、葉っぱが落ちる主な原因と対処法を紹介します。
日光が不足している
フランスゴムの木は耐陰性がありますが、基本的に日当たりの良い場所を好む植物です。
室内で育てる場合は、日の光が入る窓辺に置くようにしましょう。
ただし、直射日光に当たり続けると葉焼けしてしまうので注意してください。
水やりをしすぎている
フランスゴムの木は多湿な環境を好む植物ですが、水のやりすぎによって根腐れを起こし、葉っぱが落ちる原因になります。
土の表面が乾いてから水を与えるようにしましょう。
なお、水やりの目安は夏場で月に2〜3回程度、冬場で月に1回程度です。
気温(室温)が低すぎる
フランスゴムの木は寒さに弱く、10℃以下の環境が続くと葉っぱが落ちていき、最悪の場合枯れてしまいます。
ですので、できるだけ15℃以上を保って育てるのがおすすめです。
風通しが悪い
フランスゴムの木は風通しの悪い環境に長期間置かれると、葉っぱが落ちて変色する危険性があり、病害虫の発生も免れません。
室内で育てる場合は、積極的に窓を開けて風の通り道を確保してください。
肥料のあげ方
フランスゴムの木に肥料をあげる場合は生育期の4月から10月ごろが適していて、以下のいずれかの方法がおすすめです。
方法 | 頻度の目安 |
---|---|
置き肥 | 2ヶ月に1回 |
液肥 | 10日に1回 |
なお、冬場に肥料を与えると、肥料焼けを起こしてしまうので注意してください。
病害虫・害虫対策
フランスゴムの木を健康に成長させたい場合は、病害虫を防ぐことが大切です。
ここでは、発生しやすい病害虫の特徴と対策を紹介するので参考にしてください。
ハダニ
特徴:葉っぱが変色したり著しく生育が衰えたりする
対策:こまめに剪定し風通しを良くする、殺虫剤を吹きかける
アブラムシ
特徴:白い斑点やクモの巣のような糸がつく
対策:葉水する、殺虫剤や殺ダニ剤を吹きかける
カイガラムシ
特徴:葉っぱがカビたりベタベタしたりする
対策:殺虫剤を吹きかけながら布やブラシでこそぎ落とす
種まきと植え方
フランスゴムの木の種まきは、5月から9月の暖かい時期に行いましょう。
種は24時間以上水に浸した後、観葉植物用の土にまきます。
そして、芽が出るまでの数ヵ月から数年もの間、高温多湿の状態をキープしなければなりません。
ですので、日本の一般家庭で種から育てるのは困難といえます。
なお、フランスゴムの木は種から育てにくいため、日本ではあまり流通していません。
フランスゴムの木の栽培環境
フランスゴムの木は寒さに弱く、10℃以下の環境に長期間さらされると枯れてしまう危険性があります。
ですので、一年を通して15℃以上をキープして生育しましょう。
日当たりと風通しの良い場所を好みますが、直射日光やエアコンの風は避けてください。
置き場所と日当たり
フランスゴムの木は日光を好む観葉植物なので、日当たりの良い窓辺に置くのがおすすめです。
ただし、直射日光に当たると葉焼けしてしまう恐れがあるので注意しましょう。
また、定期的に窓を開けて風通しを良くしてください。
適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?
フランスゴムの木は寒さに弱いため、最低でも5℃くらいまでしか耐えられません。
なお、10℃を下回ると葉っぱが落ちたり枯れたりする恐れがあります。
健康に生育したいのであれば、最低でも15℃以上の環境で栽培するのがおすすめです。
用土
フランスゴムの木は、水はけの良い土で栽培しましょう。
一般的な観葉植物用の土で問題ありませんが、腐葉土を少量混ぜたり、赤玉土と鹿沼土を混ぜてつくるのもおすすめです。
ただし、赤玉土と鹿沼土を混ぜただけの用土では栄養が足りなくなるので、4月から10月ごろに肥料を活用してください。
フランスゴムの木の花が咲かない原因は?
フランスゴムの木は、日本では花を咲かせにくいといわれる観葉植物です。
そもそも、フランスゴムの木は一般的な植物と違い、実に似た「花嚢(かのう)」の内部に花びらをもたない花を咲かせます。
ですので、仮に花が咲いていても、気付かない場合が多いかもしれません。
葉っぱと茎の境目に黄色い実をつけたときが花を咲かせたサインなので、じっくり観察してみてください。
フランスゴムの木の増やし方
フランスゴムの木を増やすには挿し木または水挿しが簡単で、活発に成長する5月から7月ごろが適しています。
挿し木と水挿しは挿し穂を水に浸けて発根させるシンプルな方法で、初心者にもおすすめです。
なお、挿し木と水挿しは、水に浸ける期間が異なります。
剪定の時期はいつがいい?
フランスゴムの木の剪定は、5月から9月にかけてが適した時期です。
休眠期に入る5℃以下の環境で剪定すると、新芽が出なくなったり枯れたりするので注意しましょう。
なお、少しずつ寒くなる10月以降に剪定する場合は、暖房器具を活用して15℃以上を保ってください。
剪定を行うことで見栄えを良くするだけでなく、病害虫や生育不良の予防効果も期待できるでしょう。
挿し木・水挿しのやり方
フランスゴムの木を増やすには、挿し木・水挿しがおすすめの方法です。
ここでは、挿し木・水挿しの方法を紹介します。
- 剪定して挿し穂を用意する
- 挿し穂を水に浸ける
- 挿し木の場合は1時間後、水挿しの場合は発根してから土に植える
① 剪定して挿し穂を用意する
挿し穂をつくるため内側に向いている枝を付け根から剪定します。
樹液にさわるとかぶれる恐れがあるので、作業の際は手袋をするなどして直接さわらないようにしましょう。
挿し穂の葉っぱが多い場合は、2~3枚になるよう取り除きます。
② 挿し穂を水に浸ける
挿し穂の切り口をコップなどにいれた水に浸けます。
この際、容器の底に挿し穂をつけず少し浮くようにするといいでしょう。
③ 挿し木の場合は1時間後、水挿しの場合は発根してから土に植える
挿し木の場合は水に浸けて1時間程度したら、水挿しの場合は発根後に土に植えかえます。
水挿しで発根するまでには1ヶ月程度かかるので、気長に待ちましょう。
直射日光に当たらない明るい場所に置けば、土に植えかえるまでほとんどほったらかしで問題ありません。
ですので、挿し木・水挿しは初心者にもおすすめの方法です。
取り木のやり方
フランスゴムの木を増やすには取り木という方法もあり、5月から6月ごろが適しています。
- 幹の節と節の間の皮を取り除く
- 湿らせた水苔を巻き付ける
- 水苔が乾燥しないようにビニールで包む
① 幹の節と節の間の皮を取り除く
皮を取り除く際には、清潔なカッターやハサミを使います。
できるだけ太い枝を選び、作業の際に折れないよう注意しましょう。
② 湿らせた水苔を巻き付ける
皮を取り除いた部分に湿らせた水苔を巻きつける
③ 水苔が乾燥しないようにビニールで包む
湿度を保った状態でおいておくと、2ヶ月ほどで発根します。
取り木も比較的簡単な方法ですが、幹の皮を取り除くのが人によっては難しいかもしれません。
ですので、初心者には挿し木や水挿しで増やす方法がおすすめです。
植え替え時期はいつがいい?
フランスゴムの木の植え替えの時期は、5月から9月ごろが適していて、2年から3年に一度行うのがベストです。
また、鉢の底から根っこが出たり葉っぱが落ちたりするときも、植え替えが必要なタイミングといえるでしょう。
寒い時期に植え替えすると、傷んでしまう危険性があるので注意してください。
鉢替えのやり方
フランスゴムの木の鉢替えをするときは、以下のものを用意しましょう。
- 古いものより一回り大きい鉢
- 鉢底石
- 観葉植物用の土
- 箸などの細長い棒
- 根切りバサミ
- レーキ(熊手)
ここでは、フランスゴムの木の鉢替えのやり方を紹介します。
- 鉢の底から出ている根っこをハサミでカットする
- 株を抜き取る
- 根っこをほぐす
- 新しい鉢の準備をする
- 新しい鉢に植え替える
- 株がぐらつかなくなるまで土を足す
① 鉢の底から出ている根っこをハサミでカットする
鉢が狭くなっていると、底から根っこが出ている場合があります。
株を抜き取りやすいように先にカットしておきましょう。
② 株を抜き取る
鉢と土の間に空間をつくって、回しながら株を抜き取ります。
引っ張ると傷んでしまうので注意してください。
③ 根っこをほぐす
根っこをほぐしながら土を落とし、細い根っこはハサミでカットしましょう。
土を落とす際にはレーキがあると便利です。
④ 新しい鉢の準備をする
新しい鉢の底に、底が見えなくなるぐらい鉢底石を敷きます。
さらに上から、観葉植物用の土を敷いて土台をつくります。
土の量は鉢底石が見えなくなるぐらいで大丈夫です。
⑤ 新しい鉢に植え替える
取り出しておいた株を、根っこが飛び出ないようにしっかり入れます。
株の周りに観葉植物用の土をふわっと入れ、箸など細長い棒を突き刺しながら根っこに土をなじませましょう。
⑥ 株がぐらつかなくなるまで土を足す
株の幹を持ち上げたときに、鉢から抜けなければ問題なく植え替えできているということになるので、最後に確認しておきましょう。
植え替えができたら、たっぷり水をやってください。
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