胡蝶蘭の根腐れの原因は?対処・対策方法を詳しく解説
公開日 2024年12月23日
更新日 2025年01月26日
鉢植えの胡蝶蘭を飾るときに、注意するべきことの一つに「根腐れ」があります。
根腐れとはその名の通り根の部分が腐ってしまうことを言い、根腐れを起こすと胡蝶蘭は花がしおれ、枯れることがあるため、育てる際には根腐れを防ぐことが重要になります。
また、根腐れを起こしても対策次第では、元気がなくなってしまった胡蝶蘭を復活させることもできます。
そこで今回は、胡蝶蘭の根腐れについて、原因や対処法を詳しく解説していきたいと思います。
INDEX
目次
胡蝶蘭の根腐れとは?
胡蝶蘭の根腐れとは、胡蝶蘭の根の部分が黒く腐ってしまうことを言います。
根は植物にとって土から養分を吸収する大事な部分になるため、根腐れは植物にとって致命的です。
ここでは胡蝶蘭の根腐れの主な原因や、根腐れしてしまったときの対処法などをお伝えします。
胡蝶蘭が根腐れを起こす原因
根腐れの主な原因は、水のあげすぎです。
水をあげすぎると土が常に湿った状態になってしまい、根腐れを起こす原因になります。
胡蝶蘭の水やりの頻度はどれくらいが適切?
春 | 10日に1回程度 |
夏 | 7日に1回程度 |
秋〜冬 | 2〜3週間に1回程度 |
水やりの頻度はあくまで目安で、それよりも重要なのは植え込み材の乾燥具合をチェックすることです。
きっちり期間を決めるよりも、胡蝶蘭の鉢植えの水苔などが乾燥したら水やりをする、など、状態を見て水やりをする意識を持ちましょう。
受け皿の水を捨てることも忘れずに
胡蝶蘭の根腐れの主な原因は水のあげすぎですが、受け皿に水が残っていても根腐れが起こります。
受け皿の水を長い間そのままにしておくと、土の部分に湿気が残ってしまうからです。
根腐れを防ぐため、受け皿の水を捨てることも忘れないようにしましょう。
肥料のあげすぎが原因となる場合もある
胡蝶蘭が根腐れを起こすもうひとつの原因は、肥料のあげすぎです。
肥料をあげすぎると養分が多すぎて根腐れを起こしてしまうのです。
肥料をあげて育てる際は、胡蝶蘭の育成に適した肥料を適切な量分あげること、育ちやすい育成期にのみあげることなどを意識していきましょう。
根腐れしていると胡蝶蘭はどんな状態になる?
胡蝶蘭が根腐れしていると、その状態の悪さは胡蝶蘭の葉や花の部分に現れてきます。
状態の変化としては、主に以下のようなものが挙げられます。
葉にシワが出た
根腐れすると、最初に葉にシワが出たり、ツヤがなくなったりしてきます。
茎にシワが出てくることもあります。
これは、根が水分を吸い上げられず、末端まで水分が行き届かないことが原因です。
但し、葉の状態が悪くなるのは根腐れの初期の段階なので、対策すれば胡蝶蘭の状態を元に戻せることは多いです。
花が枯れた・咲かない
胡蝶蘭の根腐れが進行すると、花が咲かなくなったり枯れたりします。
胡蝶蘭は通常、長持ちしやすいため、そこまで気を遣ってお世話をしなくても花は長く咲きます。
にもかかわらず、すぐに枯れてしまったというときは、根腐れを疑ってみましょう。
カビのような臭いがする・臭いが変わった
根腐れを起こしていると、植え込み材(土)にカビが生えることがあります。
そのため「急にカビ臭くなった、変な臭いがするようになった」などの変化を感じたときは、根腐れの可能性を考えましょう。
特に胡蝶蘭は匂いの少ない花の一つなので、カビが生えるとそのカビ臭さは一層際立つかもしれません。
胡蝶蘭が根腐れにより傷んでしまったときは植え替えを
根腐れを起こした胡蝶蘭を復活させて、再びきれいな花の状態を楽しむためには、植え替えを行います。
ここからは、植え替えの方法や気をつけるべきポイントを解説していきます。
胡蝶蘭の植え替えに適した時期
胡蝶蘭の植え替えに適しているのは、胡蝶蘭が成長時期の春ごろ(4〜6月)です。
ただ、冬や秋などに根腐れを起こして枯れてしまっているのなら、春まで待たずに早めに植え替えを行いましょう。
胡蝶蘭を植え替える方法
- 胡蝶蘭を丁寧に鉢から取り出す
- 根腐れしている黒い根の部分をハサミでカットする
- 残っている健康な根を水苔に巻き付ける
- 新しい水苔を足して鉢に植え替える
① 胡蝶蘭を丁寧に鉢から取り出す
いきなりグイッと引っ張ってしまうと茎や根が傷ついてしまうため、ゆっくり出すことを意識してください。
② 根腐れしている黒い根の部分をハサミでカットする
このとき使うハサミは、あらかじめ火であぶって消毒しましょう。
根腐れしている根の見極め方は、黒ずんでいる根が目印で、健康的な根は白色の根をしています。
また、根腐れしている根は、触るとグズグズに崩れるため、触ってみた感覚で判断するのも良いでしょう。
③ 残っている健康な根を水苔に巻き付ける
根腐れしている根をすべてハサミでカットしたら、残っている健康な状態の根に水苔を巻き付けていきます。
④ 新しい水苔を足して鉢に植え替える
鉢は新しいものでも、今まで使っていた鉢を再利用しても構いません。
再利用する場合は、鉢をきれいに洗い、カビや細菌などが残っていない状態にしましょう。
植え替え後の水やり
植え替え後は、水やりはすぐに行わないようにしましょう。
水やりは、植え替えをしてから2週間前後に行います。
植え替え直後は、まだ新しい植え込み材・土に適応していないため、すぐに水やりをすると水をうまく吸い上げられず再び根腐れを起こす可能性があります。
まとめ
胡蝶蘭に突然元気がなくなってしまったときは、根腐れが起こっていると考えられます。
根腐れを起こすと花が咲かない、葉が乾燥するなどの症状が見られるため、胡蝶蘭の状態に違和感を覚えたときは根腐れの可能性を疑ってみましょう。
再びきれいな花を咲かせるためには、ぜひ植え替えにもチャレンジしてみてください。
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