フィロデンドロン バーキンの育て方

育てやすさ

初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。

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フィロデンドロン バーキンの基本情報

植物名フィロデンドロン バーキン
学名Philodendron ‘Birkin’
和名ビロードカズラ
英名Philodendron birkin
別名ホワイトウェーブフィロデンドロン、ホワイトストライプフィロデンドロン
原産地中南米
科名サトイモ科
属名フィロデンドロン属
開花時期生育状況により異なる

フィロデンドロン バーキンは芸術的な斑入り模様の葉が魅力の観葉植物です。

フィロデンドロンという名は、ギリシャ語で愛するという意味の「フィロ」と、木という意味の「デンドロン」に由来します。

多くのフィロデンドロン種が幹から気根を伸ばし、木に絡みつくように成長することから、この名前が付けられました。

気根の強さと耐陰性が備わっているため丈夫に育ちます。

葉の美しい模様と比較的簡単な育て方から、観葉植物の中でも特に人気が高いです。

月別栽培カレンダー

種まき

種はほとんど流通しない

植え付け・植え替え

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肥料

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開花

生育状況により異なる

種類と品種

フィロデンドロン属の代表的な品種を紹介します。

種類・品種特徴
フィロデンドロン バーキン比較的新しい品種で、白い斑入りの美しい葉を持つ
フィロデンドロン セローム深い切れ込みのある葉を持ち、葉のサイズは大きいもので1mになるものもある
フィロデンドロン フロリダ和名を「ヤッコカズラ」といい、葉の形が江戸時代のヤッコという髪型に似ている
フィロデンドロン グラジエラエ鮮やかな黄緑色が美しく、葉の形がハート形をしている
フィロデンドロン ピンクプリンセスハート型の葉にピンク色の斑が入っている
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フィロデンドロン バーキンの葉っぱの特徴

フィロデンドロン バーキンの葉っぱの特徴

葉っぱの最大の特徴は、白い斑点模様です。

まるで絵に描いたような白い斑が葉に入っています。

同じフィロデンドロン バーキンでも、個体によって斑の入り方が異なり個性を楽しむことが可能です。

成長とともに斑入り模様の葉は減少する傾向にあります。

フィロデンドロン バーキンの花言葉

フィロデンドロン バーキンの花言葉「壮大な美」「華やかな明るさ」です。

どちらの花言葉もフィロデンドロン属の植物全体に共通しています。

フィロデンドロン属のなかでも、フィロデンドロン バーキンは白い斑と緑のコントラストがひときわ美しく「壮大な美」と「華やかな明るさ」がぴったりです。

フィロデンドロン バーキンの育て方

フィロデンドロン バーキンは丈夫で育てやすい植物ですが、以下のポイントに注意する必要があります。

  • 直射日光を避ける
  • 葉水で葉の水分を保つ
  • 暖かい場所で管理する
  • 水は土が完全に乾いてからあげる
  • 肥料は生育期の5~8月に与える

水やりの頻度

水やりの頻度は、土が完全に乾いたタイミングです。

春から秋の生育期にかけては、土の表面が完全に乾いたら行います。

鉢の土を手で触って、水分を感じなくなったら水やりのサインです。

冬は土を手で触って水分を感じなくなった2~3日後が、水やりのタイミングに適しています。

1回の水やりで、鉢底から水が流れる程度の水の量が必要です。

受け皿に溜まった水はこまめに捨てます。

フィロデンドロン バーキンは多湿を好むため、水やりのタイミングで葉水も行うのがおすすめです。

肥料のあげ方

5~8月の生育期に肥料を与えます

植え替えのタイミングで元肥を混ぜ込むか、緩効性の置き肥を置くだけで十分です。

水で希釈した液体肥料でも問題ありません。

肥料の与えすぎは根が傷む原因になるため注意が必要です。

休眠期である冬には肥料を与える必要はありません。

病害虫・害虫対策

フィロデンドロン バーキンのおもな病害虫と対策を紹介します。

病害虫特徴対策
すす病葉の表面に黒いすす状のカビが生える患部を剪定、新しい鉢や土に植え替え、風通しを良くし殺菌スプレーをかける
ハダニ葉の裏に寄生し白い斑点やクモの巣のようなものを生じさせる全体を水洗いし、症状が酷い場合は殺虫剤を散布する
カイガラムシ葉の裏に寄生し白い埃のようなものを生じさせる寄生部分をふき取り、症状が酷い場合は殺虫剤を散布する
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種まきと植え方

フィロデンドロン バーキンの種は、ほとんど流通しないため一般家庭での入手は困難です。

そのため種からフィロデンドロン バーキンを育てるのは、あまり一般的ではありません。

フィロデンドロン バーキンは挿し木や株分けで増やすのが一般的です。

フィロデンドロン バーキンの栽培環境

フィロデンドロン バーキンの栽培環境を以下の項目から解説します。

  • 置き場所と日当たり
  • 適切な温度
  • 用土

置き場所と日当たり

フィロデンドロン バーキンは風通しの良い半日陰に置くのが最適です。

春から秋にかけては、日当たりの良いレースカーテン越しの窓辺が適しています。

耐陰性のあるフィロデンドロン バーキンは、本が読める程度の明るさがあれば、日の当たらない室内でも育てることは可能です。

直射日光に当てると葉焼けの恐れがあります。

冬は窓辺が冷え込むため、窓から離れた場所に置きましょう。

空調の風がフィロデンドロン バーキンに直接当たらないようにするのも大切です。

葉っぱの白い斑が少なくなってきた時の対処法

白い斑が少なくなった場合は、適度な日光に当てる、根の大きさを制限して負荷をかけるなどの方法で対処すると斑入りの葉が生えてくる可能性が高いです。

日光を当てる場合、直射日光は避けましょう。

半日陰といわれる、直射日光の当たらない明るい場所が適しています。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

フィロデンドロン バーキンにとって最適な温度は、25~30℃です。

中南米を原産とするため、耐暑性があります。

耐え得る最低気温は10℃のため、冬でも10℃を下回らない環境で育てましょう。

できれば15℃以上を保ち、冬は暖かい室内で育てるのがおすすめです。

用土

フィロデンドロン バーキンに適した用土は、水はけと通気性の良い土です。

軽石にマグァンプKを混ぜたものや、市販の観葉植物用の土を使用します。

市販の用土にパーライトや軽石をブレンドするのもおすすめです。

室内で育てる場合は、無機質の土のみで構成された観葉植物用の土を使用すると、虫の発生を予防しやすくなります。

フィロデンドロン バーキンを種から育てると大変?

フィロデンドロン バーキンは種が市場にほとんど出回らないため、種から育てることは難しいです。

一般的にフィロデンドロン バーキンは、挿し木や株分けなどの栄養繁殖方法で増やされます。

フィロデンドロン バーキンの増やし方

フィロデンドロン バーキンの増やし方

フィロデンドロン バーキンは挿し木と株分けで増やすことが可能です。

フィロデンドロン バーキンを含む、フィロデンドロン属の植物の樹液には毒性のあるシュウ酸カルシウムという成分が含まれています。

挿し木や株分けを行う際には、手袋などを着用して手を保護しましょう

服などに樹液が付着すると、洗濯では落ちないシミになる場合があるため注意が必要です。

剪定・株分けの時期はいつがいい?

剪定・株分けを行う時期に適しているのは、生育期間の5~8月頃です。

生育状況を見ながら行いましょう。

剪定や株分けで根を切る際は、刃物を加熱殺菌して冷ましてから使用します。

セラミック素材の刃を消毒する場合は、ハイターなどの塩素系の漂白剤の使用が最適です。

株分けで傷ついた根の部分は、アロンアルファで傷口をふさいだ後、霧吹きで水をかけて固めると根腐れ防止に効果を発揮します。

挿し木のやり方

挿し木に適した時期は、梅雨時期である6月頃です。

気温が15℃以上続く日を目安として挿し木を行います。

挿しに使用する挿し穂は、株元の茎を斜めにカットして使いましょう。

  1. 挿し穂から出る樹液を水で洗い流す
  2. 用土に挿し穂を挿す
  3. 土の表面が乾いたら水を与える
  4. 半日陰で保管する

処置後、1ヵ月程度で発根します。

肥料が発根の妨げになってしまうため、挿し穂を挿す用土に肥料は必要ありません

植え替え時期はいつがいい?

植え替えに適した時期は5月~10月です。

根が鉢いっぱいに広がってきた、土が劣化してきた、生育が悪くなってきたなどの現象が起きたら植え替えを検討します。

年に一度程度植え替えを行うのがおすすめです。

鉢替えのやり方

鉢替えのやり方は以下のとおりです。

  1. 新しい鉢(排水穴のあるもの)を用意する
  2. 新しい鉢の底に鉢底ネットや鉢底石を入れる
  3. 水はけと通気性の良い用土を鉢の3分の1程度まで入れる
  4. 鉢からフィロデンドロン バーキンを外し、根を優しくほぐす
  5. フィロデンドロン バーキンを鉢に入れて用土を上から入れる
  6. たっぷりの水を与える

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