センペルビウム ゴールドナゲットの育て方
公開日 2025年09月17日
更新日 2025年10月31日
育てやすさ
初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。
監修者情報
覚張大季
植物と人との関わりに魅了され、日本各地の植物農園を見て回る。HanaPrimeの植物部門の立ち上げ後はオフィスや商業施設、個人宅など、幅広いシーンのグリーンコーディネートを数多く担当。植物の生態や特性を深く掘り下げ、それぞれの空間やライフスタイルに適したグリーン空間デザインを提案することが得意。観葉植物の世界に情熱を注ぎ、植物の価値を最大化することを使命としている。
INDEX
目次
センペルビウム ゴールドナゲットの基本情報
| 植物名 | センペルビウム ゴールドナゲット |
| 学名 | Sempervivum Gold Nugget |
| 和名 | なし |
| 英名 | Sempervivum Gold Nugget |
| 別名 | センペルビウム、ヤネバンダイソウ、ハウスリーク |
| 原産地 | ヨーロッパ中部、ロシア、モロッコ |
| 科名 | ベンケイソウ科 |
| 属名 | センペルビウム属 |
| 開花時期 | 7〜9月 |
センペルビウム ゴールドナゲットは、ヨーロッパ中部やロシア、モロッコを原産地とするベンケイソウ科の多肉植物です。
葉はロゼット状になっていて、花が咲いたような華やかな形をしています。
珍しい黄金色がベースになっている葉は、秋から冬にかけて先端が赤く染まっていき、紅葉も楽しめる品種です。
センペルビウムの中でもコンパクトな品種のため、単体での栽培だけでなく寄せ植えとしても人気があります。
月別栽培カレンダー
種まき
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植え付け・植え替え
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肥料
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開花
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種類と品種
| 品種 | 葉の色 | 葉の表面 | 葉の先端 | 紅葉 | 育てやすさ | レア度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ゴールドナゲット | 黄金色 | 滑らか | とがっている | ◯ | ◯ | 普通 |
| 巻絹 | 緑色 | 白い糸が巻きつく | 糸を出している | ◯ | △ | 低い |
| バニラシフォン | クリーム色 | 産毛が生えている | 丸みがある | △ | ◎ | 高い |
| ブロンコ | 緑色 | 産毛が生えている | 赤紫色でとがっている | ◯ | ◎ | 普通 |
| ガゼル | 緑色 | 白い糸が巻きつく | 糸を出している | ◯ | ◎ | 普通 |
ゴールドナゲットを含むセンペルビウム属には多くの品種があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
品種ごとの個性がわかりやすいため、コレクションとして楽しむ人も多い多肉植物です。
巻絹

巻絹は、白い糸が葉に巻きついているユニークな姿が魅力の品種で、冬になると葉が赤紫色に紅葉して季節ごとの変化を楽しめます。
小型で群生しやすいのも特徴で、寄せ植えにも人気の品種です。
ただし、糸が巻きつく特性によって蒸れに弱いため、夏場や梅雨時期の栽培には気をつけなければなりません。
バニラシフォン
バニラシフォンは、春になると白やピンク色の子株を出し、夏にかけて緑へと変化する様子を楽しめます。
成長過程による色のグラデーションが美しく、華やかな印象を与える品種です。
また、葉の表面には細かい産毛が生えているため、やわらかな雰囲気も感じられます。
ブロンコ

ブロンコは、鮮やかな緑の葉に赤紫色の縁取りが入り、落ち着いた印象を与える品種です。
冬になると株全体が赤紫色に紅葉するため、四季の変化を楽しめます。
他の品種と比べると耐陰性があるため、半日陰でも栽培が可能です。
ガゼル
ガゼルは、蜘蛛の巣のような白い繊維が葉に絡むように広がる、個性的な姿が魅力です。
通常時は鮮やかな緑色の葉ですが、秋から冬にかけて気温が下がってくると赤紫色に変化します。
子株が増えやすいため、群生させる楽しみも味わえる品種です。
センペルビウム ゴールドナゲットはどんな花が咲く?
センペルビウム ゴールドナゲットは、星型で淡いピンク色の花を咲かせます。
花の大きさは直径1〜2cmほどで、花茎の先端に密集して咲くのが特徴です。
ロゼットから花茎を伸ばした先にまとまって咲き、上品で美しい印象を与えます。
センペルビウム ゴールドナゲットの葉っぱの特徴

センペルビウム ゴールドナゲットの葉は、肉厚で滑らかな質感をしています。
名前の通り黄金色がベースになっていて、尖った葉先が秋から冬にかけて赤く紅葉していくのが特徴です。
また、気温が高い時期にはライムグリーンのような色にも変化するため、四季を通して葉色の変化を楽しめます。
ロゼット状に展開していくため、バラのような華やかな印象も与えるでしょう。
センペルビウム ゴールドナゲットの花言葉
センペルビウム ゴールドナゲットの花言葉は、他の品種と同様に「節約」です。
乾燥に強く、水を控えめに与えても十分に育つことから付けられたと言われています。
センペルビウム ゴールドナゲットの育て方
センペルビウム ゴールドナゲットを育てる際のポイントは、以下の通りです。
- 季節に合わせて適切に水やりする
- こまめな観察で病害虫を予防する
- 枯れ葉や傷んだ根を取り除いて形を整える
水やりの頻度
センペルビウム ゴールドナゲットは乾燥に強い多肉植物ですが、季節に応じて適切な水やりをすることで、美しい発色が期待できます。
| 季節 | 頻度 | 時間帯 | 量 |
|---|---|---|---|
| 春・秋 | 土の表面が乾いて2〜3日後 | いつでも | たっぷりと |
| 夏 | 土が完全に乾いたら | 朝や夕方 | 土の表面が湿る程度 |
| 冬 | 土が完全に乾いたら | 日中 | 土の表面が湿る程度 |
気温が高い夏は日中に水を与えると土の中が蒸れて根腐れの原因となる可能性があります。
そのため、比較的気温が下がる朝や夕方に与えるのが望ましいです。
一方、冬は暖かい日中に与えるようにしてください。
肥料のあげ方
センペルビウム ゴールドナゲットは肥料を与えなくても十分に育ちますが、適切な施肥をおこなうことでより健康な株に育ちます。季節や株の成長に応じて肥料を与えると、葉色がより鮮やかになるでしょう。
| 時期 | 肥料の種類 | 頻度 |
|---|---|---|
| 3〜5月 | 薄めた液体肥料 | 月に1〜2回 |
| 9〜11月 | 緩効性化成肥料 | 月に1回程度 |
植え付けや鉢替え時には、元肥として用土に緩効性化成肥料を混ぜ込んでおくのがおすすめです。
夏や冬の休眠期は栄養を必要としないため、肥料は与えないでください。
過度な施肥は、株を弱らせる原因となってしまいます。
病害虫・害虫対策
センペルビウム ゴールドナゲットは、比較的病気や害虫に強い多肉植物ですが、次の病害虫には注意してください。
- ハダニ
- カイガラムシ
- アブラムシ
病害虫の被害を防ぐためには、以下の点に気をつけて栽培しましょう。
- 風通しの良い場所で管理する
- 過湿を避けるために適切な水やりをする
- 定期的に観察する
- 清潔な用土を使用する
ハダニ
- 葉の表と裏の両面から汁を吸う
- 被害が進むと葉が色あせ、枯れることもある
ハダニはブラシでこすったり、セロハンテープを貼ったりして駆除できます。
大量に発生している場合は、被害の大きい葉や茎を切り取るのも有効です。
また、市販のハダニ専用殺虫剤を併用すると、より効果的に発生や被害を抑えられるでしょう。
カイガラムシ
- 葉や茎に取りついて植物の栄養を吸い取る
- 排せつ物がすす病などの原因になることもある
カイガラムシを見つけたら、筆や使い古しの歯ブラシで丁寧にこすり落としましょう。
特に成虫は硬い殻を持っていて殺虫剤が効きにくいため、物理的な除去が有効です。
数が多い場合は、湿らせたティッシュなどでふき取り、植物用の殺虫スプレーを併用することをおすすめします。
アブラムシ
- 新芽ややわらかい若葉に集まり栄養を吸収する
- 春の暖かい時期に急激に増える傾向がある
アブラムシは粘着テープで取り除いたり、天然成分を含む殺虫剤を使用したりして駆除してください。
繁殖力がとても高いため、発見し次第すぐに対応しましょう。
日常的に株元や葉裏を観察して早期発見に努めることが予防のカギです。
剪定・仕立て直し
センペルビウム ゴールドナゲットは育てやすい品種ですが、時間が経つと徒長したり、株が傾いて根が露出したりすることがあります。
その場合には、剪定や仕立て直しをおこなって株の形を整えるのがおすすめです。
- 株を丁寧に引き抜く
- 用土をやさしくほぐす
- 枯れ葉や傷んだ根を除去する
- 再び土に植えつける
① 株を丁寧に引き抜く
まずは鉢やプランターから株をそっと抜いてください。
株元を軽くつまみながら、根がちぎれないように気をつけましょう。
用土が乾燥しているタイミングでおこなうと、株が取り出しやすくなってスムーズに作業を進められます。
② 用土をやさしくほぐす
株を抜いたあとは、鉢の中の古い土をよくほぐしてください。
新しい用土を使う場合は、排水性と通気性のバランスが整っている多肉植物用の土に元肥を少量混ぜるとより元気に育てられます。
③ 枯れ葉や傷んだ根を除去する
株元には枯れた葉や、蒸れて変色した葉が残っていることがあります。
指やピンセットを使って丁寧に取り除きましょう。
黒ずんだ根や細く弱った根があれば、清潔な刃物で切り落としてください。
葉や根の風通しを良くしておくことで、病気予防にもつながります。
④ 再び土に植えつける
ピンセットなどで株の根元を軽く持ち、新しい土に挿し直します。
ピンセットをゆっくりと前後に揺らすようにして挿すと、根が土に馴染みやすくなります。
植えたあとは鉢の側面を軽くトントンと叩き、隙間にも土がしっかり入るようにしてください。
センペルビウム ゴールドナゲットの栽培環境
センペルビウム ゴールドナゲットをより健康に育てたい場合には、適切な栽培環境に整えることが大切です。
- 日当たりの良い場所で管理する
- 夏や梅雨時期の高温多湿に注意する
- 排水性と通気性の高い用土を使用する
置き場所と日当たり

センペルビウム ゴールドナゲットは日当たりと風通しの良い環境を好むため、屋外での栽培がおすすめです。
以下を参考にして置き場所を検討するとよいでしょう。
- 南向きまたは東向きの場所
- 1日4〜6時間ほど日光が当たる場所
- 雨が当たらない風通しの良い場所
日光が十分に当たらない環境下で栽培すると、葉が垂れ下がったり発色が悪くなる可能性があります。
ただし、夏場の強い日差しに当たり続けると葉焼けするため、午前中だけ日が当たる場所やレースカーテン越しに置くなどの工夫が必要です。
適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?
センペルビウム ゴールドナゲットの栽培に適した気温は、およそ10~25℃です。
寒さには強く、−15℃程度の気温でも枯れずに耐えられます。
冬場に霜や積雪があっても大きなダメージを受けにくいため、屋外管理をしやすい点が特徴です。
風通しの良い場所を選べば年間を通じて屋外で元気に育てられるでしょう。
夏越しのコツ
センペルビウム ゴールドナゲットは比較的丈夫な品種ですが、夏の高温多湿な環境は苦手です。
特に梅雨から真夏にかけては湿気が蒸れや根腐れの原因になるため、無事に夏越しするためにも以下の3つのポイントを押さえましょう。
- 水やりを控えめにする
- 真夏の直射日光を避ける
- 風通しのよい場所で育てる
水やりを控えめにする
夏場の水分過多は、過湿に弱いセンペルビウム ゴールドナゲットを弱らせる原因になります。
暑さが厳しい時期は月1回ほど霧吹きで用土の表面を湿らせる程度にとどめ、しっかりと乾いてから次の水やりをおこないましょう。
水分は、基本的にやや控えめを意識してください。
真夏の直射日光を避ける
真夏の強烈な日差しを浴び続けると葉焼けするため、夏場は遮光ネットやすだれを使って日光を軽減しましょう。
新たに遮光ネットを購入する場合、遮光率50%程度のものが適しています。
暗すぎると徒長してしまうため、明るい日陰で管理するのが理想です。
風通しのよい場所で育てる
センペルビウム ゴールドナゲットを空気の流れが滞る場所で栽培すると、蒸れて傷みやすくなるため、夏は特に風通しを意識しましょう。
強い日差しに気を付ける必要はありますが、屋外での栽培がおすすめです。
屋内で育てる場合は扇風機やサーキュレーターを活用して空気の流れを作るほか、定期的に枯葉を取り除いて手入れするのも、風通しを保つうえで効果的です。
センペルビウム ゴールドナゲットの土の配合比率(用土)

- 多肉植物用の土:5
- 赤玉土(小粒):3
- 川砂:2
センペルビウム ゴールドナゲットの用土は、排水性と通気性を意識して用意してください。
水はけが悪いと蒸れて根腐れしやすいため、適度な保水性を保ちつつも、湿りすぎないようにしましょう。
市販の多肉植物用の土を使う場合は、赤玉土と川砂を混ぜ込むと排水性と通気性がよくなります。
センペルビウム ゴールドナゲットの開花時期
センペルビウム ゴールドナゲットは観葉植物として楽しむことが一般的ですが、適切な環境で栽培して株が成熟すると花も楽しめます。
開花時期は夏~秋
センペルビウム ゴールドナゲットの開花時期は、7〜9月頃です。
毎年咲くわけではなく、株が十分に成熟して準備が整うと花を咲かせます。
花が咲いた後は枯れる?
センペルビウム ゴールドナゲットは、花を咲かせるとその株自体が寿命を迎える「一稔性」の性質を持っています。
開花後は親株が枯れ、その周囲の子株が育っていくことで次の世代へとバトンを渡す仕組みです。
そのため、株を長く楽しみたい場合は、花茎が伸び始めた段階で早めに切除しましょう。
花を楽しみたい場合は、開花前にあらかじめ子株を分けておくのがおすすめです。
センペルビウム ゴールドナゲットの増やし方
センペルビウム ゴールドナゲットは、株分けや挿し芽で簡単に増やせます。
株分けや挿し芽は株に負担を与える作業のため、生育期におこなうのがおすすめです。
植え替え・株分けの時期はいつがいい?
センペルビウム ゴールドナゲットの植え替えや株分けに最適な時期は、3〜5月または、9〜10月です。
この時期は生育期と重なるため、植え替えや株分け後の根付きが良く、株の早い回復が期待できます。
植え替えのサイン
- 鉢底から根が出てきている
- 株が鉢よりも大きくなっている
- 水を与えても吸収しない
上記のサインが見られたら早めに植え替えをおこないましょう。
鉢替えのやり方
センペルビウム ゴールドナゲットを元気に育て続けるためには、1〜2年に1回程度の鉢替えが効果的です。
古い用土の劣化を防ぎ、根詰まりを回避すると株の健康が保てます。
- 新しい鉢と用土を準備する
- 株をやさしく取り出す
- 根を整理する
- 新しい鉢に植え替える
- 数日間は明るい日陰に置く
① 新しい鉢と用土を準備する
植え替え前に、通気性の良い鉢と水はけに優れた用土を用意しておきます。
鉢は素焼きなどの蒸れにくい素材で、古い鉢より一回り大きなものを選んでください。
② 株をやさしく取り出す
鉢から株を取り出す際は、根元を押さえながら土ごと丁寧に引き抜いてください。
子株がある場合は、無理に引っ張らず慎重に扱いましょう。
取り出しにくい場合は、鉢の縁を軽く叩くと、鉢と土の間に隙間ができて取り出しやすくなります。
③ 根を整理する
根鉢を手で軽くほぐしながら、根の状態を確認してください。
黒ずんだ根や傷んでいる根は清潔な刃物で取り除きます。
細かな根を無理に切る必要はありませんが、根腐れ予防のためにも通気性を意識して整理してください。
④ 新しい鉢に植え替える
新しい鉢の底にネットと軽石を敷いて新しい用土を入れましょう。
鉢の中央に株を置いて根が自然に広がるようにしたら、用土を少しずつ被せていきます。
隙間にも用土がしっかりと入るように指や竹串で軽く押さえながらおこなってください。
⑤ 数日間は明るい日陰に置く
植え替え直後は水やりを控え、風通しのよい半日陰に3〜4日ほど置いておきます。
根が落ち着いたタイミングで、軽く水を与えて様子を見ましょう。
根が安定して株のぐらつきが軽減したら、日当たりの良い場所に移動させて通常の水やりに戻します。
株分けのやり方
- 水やりを止めて用土を乾燥させる
- 親株と子株を丁寧に分ける
- 新しい鉢に植え替える
- 発根まで水を控えて育てる
① 水やりを止めて用土を乾燥させる
株分けの数日前から水やりを控え、土をある程度乾かしておきましょう。
土が湿っていると株が抜けにくく、根を傷つけるリスクが高まります。
完全に土を乾かす必要はありませんが、水分が少ない状態が理想的です。
② 親株と子株を丁寧に分ける
鉢から株全体を取り出し、土をやさしく落として子株を見つけましょう。
根がついた子株を選んだら、無理に引きちぎらず必要に応じて清潔な刃物で切り分けます。
根が短いものは、株分け後に液体の発根促進剤を与えると発根しやすくなります。
③ 新しい鉢に植え替える
新しい鉢に多肉植物用の土を入れ子株を植え付けたら、株を安定させるために、株元や周りの土を指で軽く押さえてください。
素焼きの鉢を使うと、通気性をさらに高められます。
④ 発根まで水を控えて育てる
植えた直後は水を与えず、明るい日陰で数日〜1週間ほど休ませます。
その後は、霧吹きなどで表土を軽く湿らせる程度にしましょう。
株が安定し始めたら発根したサインなので、通常の水やりに戻して大丈夫です。
挿し芽(挿し木)のやり方
- 健康な子株を切り取る
- 切り口を乾燥させる
- 新しい用土に挿す
- 発根するまで待つ
① 健康な子株を切り取る
親株の周囲にできた子株の中から、形が整っていて葉にハリのあるものを選んで、清潔なハサミやカッターを使って、株元から丁寧に切り離しましょう。
発根していない子株でも挿し芽として使用できます。
② 切り口を乾燥させる
切り取った子株は、風通しの良い日陰で2〜3日程度乾かします。
切り口が湿っていると雑菌が繁殖しやすくなるため、しっかり乾燥させることが成功のポイントです。
③ 新しい用土に挿す
挿し芽の切り口が乾燥したら、新しい用土を入れた鉢の中心に挿しましょう。
挿し芽は深く植えすぎず、葉の下部が軽く土に触れる程度を目安に挿してください。
用土は多肉植物用の土をベースに、赤玉土や川砂を少し混ぜておくと通気性が高まります。
④ 発根するまで待つ
挿したあとは水やりを控えて風通しの良い場所で、蒸れに注意して育てます。
気温が安定していれば2〜3週間ほどで根が張り始めるので、少しずつ日当たりのよい場所へ移動させ水やりも様子を見ながら再開しましょう。

