小さくてかわいいサボテンおすすめランキング
小さくてかわいいミニサボテンの魅力
ミニサボテンは小さくてかわいらしい見た目に癒やされるだけでなく、置き場所に困らないことからも人気があります。
また、手間がかからず育てやすいことから、初心者の方にもおすすめです。
ミニサボテンは幼い苗や小さな鉢で栽培して大きくならないサボテンものを指す呼称で「ミニサボテン」という名前の品種は存在しません。
ですので、大きな鉢で育てると数十mまで大きくなる品種もミニサボテンとして販売されています。
なお、サボテンは世界に2,000以上もの種類がある植物です。
かわいい見た目に癒される
ミニサボテンは、かわいらしい見た目で癒してくれる植物として人気があります。
形は丸いものや細長いもの、個性的なものなど多種多様です。
なお、ミニサボテン用の鉢に関してもデザイン性が高くかわいらしいものがたくさん出回っているので、ぜひお気に入りを見つけてみてください。
置き場所を選ばず飾りやすい
ミニサボテンは、手のひらにおさまるくらい小さなサイズがほとんどです。
そのため、テーブルの上や窓辺などさまざまな場所に飾ることができます。
ただし、風水的に玄関や寝室、キッチンに置くと良運を遠ざけるとされているので注意しましょう。
複数種類の寄せ植えも楽しめる
サボテンは、少し大きな鉢に数種類の苗を植え込む「寄せ植え」を楽しむこともできます。
自分の好みに合わせて、サボテンを自由に組み合わせられるのがメリットです。
また、ひとつの苗よりも複数のほうが華やかな印象になるので、インテリアにも適しています。
ただし、間隔を詰めて植え込むと根詰まりを引き起こし、最悪の場合枯れてしまう危険性があるので注意してください。
小さくてかわいいサボテンおすすめランキング10選
サボテンはユニークな見た目が人気で育てやすいことから、たくさんの品種がミニサボテンとして販売されています。
そのため、どれを選べば良いか迷ってしまうことがあるかもしれません。
ここでは、ミニサボテンのおすすめランキング10選を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
① 白桃扇(はくとうせん)|うさぎみたいなかわいい形
名前 | 白桃扇 |
種類 | ウチワサボテン属 |
学名 | Opuntia microdasys v.albispina |
特徴 | うさぎの耳のような見た目、棘は柔らかいが刺さると抜けにくい |
棘の硬さ | 柔らかい |
花の咲き方 | 夏から秋にかけて黄色やオレンジの花が咲く |
育てやすさ | 風通しと日当たりの良い場所に置くと育てやすい |
白桃扇はオプンチア属に含まれるウチワサボテンの一種で、かわいらしい姿から雑貨屋でも手に入りやすい品種です。
別名の「バニーカクタス」は、ふわふわの白い棘で覆われたうさぎのような見た目をしていることからつけられました。
丈夫で育てやすく、日当たりの良い場所に置くことで次々に葉っぱを増やすほど成長が早いという特徴があります。
② 緋牡丹(ひぼたん)|個性的な真っ赤なサボテン
名前 | 緋牡丹 |
種類 | ギムノカリキウム属 |
学名 | Gymnocalycium mihanovichii var. friedrichii cv. |
特徴 | ロウソクのような見た目、葉緑素を持たないため単体での生育はできない |
棘の硬さ | 鋭くて硬い |
花の咲き方 | 春から秋にかけて淡いピンクや紫がかったピンクの花が咲く |
育てやすさ | 比較的育てやすいが長期的に生育できない |
緋牡丹は個性的な真っ赤な色をしていて、華やかかつなデザイン性の高い見た目が特徴的です。
水と二酸化炭素から酸素と栄養を作るための機能(葉緑素)を持たないことから、単体では生きられず大きくなることもありません。
そのため、ほかの柱状のサボテンを「接ぎ木(つぎき)」として繋げて、そこから栄養を取り込ませながら育てる必要があります。
なお、接ぎ木した姿が火の灯ったロウソクに似ていることから「キャンドルサボテン」とも呼ばれている品種です。
③ 象牙丸(ぞうげまる)|ピンと伸びた棘がかわいい
名前 | 象牙丸 |
種類 | コリファンタ属 |
学名 | Coryphantha elephantidens v. |
特徴 | 象牙のような棘をつける、てっぺんが白い綿毛に覆われている |
棘の硬さ | 硬い |
花の咲き方 | 夏から秋にかけてピンクや黄色の花が咲く |
育てやすさ | 耐暑性と耐寒性に優れ育てやすい |
象牙丸はピンと伸びた象牙のような棘をつける特徴があることから、ラテン語で「象牙」を意味する「elephantidens」が学名としてつけられました。
また、頂点に白くふわふわとした綿毛を付けるのも特徴的です。
耐暑性があるのはもちろんのこと、比較的寒さにも強いことから、育てやすいといわれています。
④ 白星 (はくせい)|まん丸ふわふわなビジュアル
名前 | 白星 |
種類 | マミラリア属 |
学名 | Mammillaria plumosa |
特徴 | ふわふわの雪をかぶったような見た目 |
棘の硬さ | 柔らかい |
花の咲き方 | 秋ごろに白い花が咲く |
育てやすさ | 耐暑性と耐寒性に優れ育てやすい |
白星は綿のような棘を放射状につける特徴があり、全体的にまん丸ふわふわとしていて雪をかぶったような姿が特徴的です。
秋ごろには、花弁にピンクの筋がとおった白くかわいらしい花を咲かせます。
耐暑性や耐寒性があり乾燥に強いことから、比較的育てやすい品種です。
⑤ 紫太陽(むらさきたいよう)|色鮮やかな棘が個性的
名前 | 紫太陽 |
種類 | エキノケレウス属 |
学名 | Echinocereus rigidissimus subsp. |
特徴 | 赤紫色の鮮やかな棘をつける、年中暖かい環境だと花付きが悪くなる |
棘の硬さ | 少し硬い |
花の咲き方 | 春から初夏にかけて濃いピンクの花が咲く |
育てやすさ | 耐暑性と耐寒性に優れ育てやすい |
紫太陽はエキノケレウス属の仲間「太陽」の変種で、赤紫色の鮮やかな棘をつけます。
春から初夏にかけて、美しく大きな濃いピンク色の花を咲かせるのが特徴です。
0℃まで耐えられるほどの耐寒性を誇り、冬の間に適度に寒い環境に置いてあげないと花付きが悪くなります。
⑥ 緋花玉(ひかだま)|赤い花をたくさん咲かせる
名前 | 緋花玉 |
種類 | ギムノカリキウム属 |
学名 | Gymnocalycium baldianum |
特徴 | 赤い花をたくさんつける、直射日光や乾燥に弱い |
棘の硬さ | 鋭くて硬い |
花の咲き方 | 春から秋にかけて赤い花がたくさん咲く |
育てやすさ | 直射日光や乾燥に注意すれば育てやすい |
緋花玉はアルゼンチンの標高2,000mの山に自生するギムノカリキウム属の代表的な品種で、日本でも古くから栽培されてきました。
春から秋にかけて、3cmほどの赤い花をたくさん咲かせます。
サボテンのなかでも珍しく直射日光や乾燥に弱い性質がありますが、日陰で育てれば問題ありません。
⑦ 玉翁(たまおきな)|ふさふさの白い毛とピンクの花
名前 | 玉翁 |
種類 | マミラリア属 |
学名 | Mammillaria hahniana |
特徴 | 花冠のように連なって花を咲かせる、成長が早い |
棘の硬さ | 柔らかい棘のなかに硬い棘がある |
花の咲き方 | 冬から春にかけてピンクの花が連なって咲く |
育てやすさ | 直射日光や寒暖差に強く育てやすい |
玉翁は白くてふわふわの綿毛に覆われた、小動物のような姿をしている品種です。
なお、ふわふわとした綿毛の奥に硬い棘が潜んでいるので、さわるときは注意しましょう。
冬から秋にかけて、まるで花冠をかぶっているかのように、頭頂部にピンクの花を連なって咲かせます。
⑧ 雪晃(せっこう)|長い期間花を楽しめるのが特徴
名前 | 雪晃 |
種類 | パロディア属 |
学名 | Parodia haselbergii |
特徴 | 雪玉のような見た目、開花時間が長い |
棘の硬さ | 柔らかい |
花の咲き方 | 冬から春にかけてオレンジの花が長期間咲く |
育てやすさ | 耐暑性と耐寒性に優れ育てやすい |
雪晃は白い綿毛のような棘を生やした見た目が雪玉に見えることから、別名「雪のヒカリ」と呼ばれる品種です。
一般的なサボテンの開花期間は長くとも3日程度ですが、雪晃の開花期間は2週間もあるので長く花を楽しめます。
耐暑性や耐寒性にも優れているので、比較的育てやすいのが特徴です。
⑨ 鸞鳳玉(らんぽーぎょく)|5角形のきれいな姿が魅力的
名前 | 鸞鳳玉 |
種類 | アストロフィツム属 |
学名 | Astrophytum myriostigma |
特徴 | 5角形の星のような見た目、棘座はあるが棘はない |
棘の硬さ | 棘は生えない |
花の咲き方 | 春から秋にかけて黄色い花が咲く |
育てやすさ | 耐暑性と耐寒性に優れ育てやすい |
鸞鳳玉は星に似た5角形のきれいな姿が魅力的な品種で、頭頂部から根元にかけて「陵(りょう)」と呼ばれる白い線が入っています。
棘を生やす器官(棘座)は存在しますが棘はなく、白く細かい斑点が全体を覆っているのが特徴です。
春から秋にかけて、黄色の大きな花を咲かせます。
⑩ 兜丸(かぶとまる)|ウニみたいな個性的なサボテン
名前 | 兜丸 |
種類 | アストロフィツム属 |
学名 | Astrophytum asterias |
特徴 | ウニの殻のような見た目、棘座はあるが棘はない |
棘の硬さ | 棘は生えない |
花の咲き方 | 春から秋にかけて黄色の花が咲く |
育てやすさ | 成長は遅いが辛抱強く育てやすい |
兜丸はウニの殻のような見た目をしていて、規則的に並んだ棘を生やす器官(棘座)が美しい品種です。
春から秋にかけて、全体が黄色で底が赤い花を咲かせます。
成長スピードはゆっくりですが、辛抱強い性質があるので比較的育てやすいといえるでしょう。
サボテンの管理方法
サボテンは乾燥に強く、比較的耐暑性や耐寒性に優れているので、初心者の方でも育てやすい植物です。
しかし、正しく管理して生育しなければ枯れてしまうこともあるので注意しましょう。
購入後は新しい土に植え替える
サボテンを100円ショップやホームセンターで購入した場合、基本的には新しい土に植え替える必要があります。
理由は、土がこぼれないようにしっかりと固められた状態で販売されることが多いからです。
ここでは、植え替えの手順とおすすめの土を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
なお、サボテンの基本的な植え替え頻度は、1〜2年に一回程度です。
植え替えの手順
植え替えの手順を紹介します。
- 土を完全に乾かすために水やりをストップする(乾燥したら鉢から引き抜きやすい)
- 新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷く
- 底から1/3程度の高さになるように土を入れる
- 古い鉢からサボテンを優しく引き抜く(回転させながらするとやりやすい)
- 根っこをほぐしながら古い土を落とす
- 新しい鉢にサボテンを入れる
- サボテンがぐらつかなくなるくらいまで新しい鉢に土を追加する
植え替え後はサボテンに大変な負荷がかかっている状態なので、2週間程度日陰に置いて安静にしましょう。
2週間以上経過してサボテンが新しい鉢に慣れてきたら、鉢から流れ出るくらいたっぷりの水を与えてください。
おすすめの土
サボテンには、水はけと通気性の良い土がおすすめです。
基本的には、多肉植物用もしくはサボテン用の土で問題ありません。
自分でつくる場合は、小粒の赤玉土60%、腐葉土20%、小粒の軽石20%を配合したものでもOKです。
水やりの頻度に気をつける
サボテンは乾燥に強い性質があり、常に土が湿った状態だと根腐れを起こしてしまいます。
ですので、土がしっかりと乾いた状態か確認したうえで水を与えましょう。
なお、時期によって水やりの頻度が異なるので、以下を参考にして水やりを行ってください。
時期 | 適切な水やりの頻度 |
春、秋(成長期) | 土の表面が乾いてから2~3日後 |
夏(停滞期) | 土の表面が乾いてから1週間後 |
冬(休眠期) | 1ヵ月に一回 |
日当たりと風通しを考慮して置く
サボテンは、日当たりと風通しの良い場所を好む植物です。
そのため、温かい日には積極的に屋外に置くことで元気に育ちます。
ただし、屋外では直射日光による葉焼けを引き起こしたり、病害虫が発生したりすることもあるので注意が必要です。
サボテンに関するよくある質問
最後に、サボテンに関するよくある質問をまとめました。
ぜひ、本項目を参考にしてサボテンの知識を深めてください。
サボテンの花を咲かせる方法は?
サボテンの花を上手に咲かせるためには、日光に当てて適切に水やりを行うことと休眠期に休ませてあげることが重要です。
成長期にはしっかりと日光に当て、土が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりの水を与えてください。
また、休眠期には水やりの頻度を抑えて、しっかりと休ませてあげましょう。
そうすることで、成長期がより活発になり、花が咲きやすくなります。
サボテンの寿命はどれくらい?
サボテンの一般的な寿命は、10~20年程度です。
なお、自生地での平均寿命は10〜200年といわれています。
日当たりと風通しの良い場所に置き、適切な頻度で水やりをすることで、長い期間元気に育ってくれるでしょう。
ユーフォルビアとサボテンの違いは?
ユーフォルビアとサボテンはどちらも多肉植物でよく似た見た目をしていますが、以下のようにいくつか違いがあります。
- 棘座の有無:サボテンには棘座があり、ユーフォルビアにはない
- 耐えられる温度:サボテンは0℃から45℃くらいまで耐えられるが、ユーフォルビアは5℃から35℃くらいまでしか耐えられない
- 粘着質のある液体の有無:ユーフォルビアの葉っぱや茎を傷つけると毒性のある液体を出すが、サボテンからは出ない
ユーフォルビアとサボテンは同じような環境を生き抜きながら、異なった進化を遂げた植物です。
サボテンって何種類くらいあるの?
サボテンは北アメリカや中央アメリカを中心として、世界に2,000以上もの種類があるといわれています。
なお「サボテン」はサボテン科に属する植物の総称で、大きさや形は品種によって多種多様です。