ベンジャミン スターライトの育て方

更新日 2024年12月25日

育てやすさ

育て方の難易度は普通レベルです。

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ベンジャミン スターライトの基本情報

植物名ベンジャミン スターライト
学名Ficus benjamina ‘starlight’
和名シダレガジュマル、フイリシダレヨウジュ
英名Variegated Weeping Fig
別名斑入りベンジャミン、ベンジャミナ、スターライツ、スターライト、ベンジャミンゴムノキ
原産地インド、マレーシア
科名クワ科
属名フィカス属
開花時期めったに咲かない

ベンジャミン スターライトはインドやマレーシアを原産とするゴムノキの一種です。

インドでは縁起の良い木とされ、お寺などに植えられています。

葉っぱのふちに入った白色の模様が特徴的で、星の光をイメージさせる柔らかな色合いであることから「スターライト」と名付けられました。

斑入りの葉っぱと白っぽい色合いの幹をしているため、部屋に飾ると爽やかな印象を演出できます。

基本的には初心者でも育てやすいですが、斑入りの植物は繊細で葉っぱが焼けて落ちやすいので、日光に直接当たらないよう置き場所に気をつけましょう。

月別栽培カレンダー

種まき

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剪定

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植え付け・植え替え

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肥料

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種類と品種

植物名葉っぱレア度育てやすさ
ベンジャミン スターライト白い斑入り柔らかいやや高い普通
フィカス ベンジャミンツヤがある太くなる低い簡単

ベンジャミン スターライト

ベンジャミン スターライトは「ゴムノキ」や「ガジュマル」と同じクワ科フィカス属の一種です。

フィカス属は熱帯から温帯の地域にかけて約800種類と数多く生息しています。

フィカス属の植物はどれも耐陰性があり、室内でも栽培しやすいです。

ベンジャミン スターライトは、卵型でツヤのある葉っぱが特徴的な、フィカス ベンジャミンが突然変異してできた品種で、全体的に淡い色合いのものが多く流通しています。

フィカス ベンジャミン

フィカス ベンジャミン

フィカス ベンジャミンはベンジャミン スターライトの元となった品種で、幹は太く葉っぱはツヤのある緑色をしています。

比較的手に入りやすく、インテリアとしても人気が高いです。

丈夫で枯れにくいので初心者の人にも育てやすいでしょう。

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ベンジャミン スターライトの葉っぱの特徴

ベンジャミン スターライトの葉っぱの特徴

ベンジャミン スターライトは葉っぱのふちに白色の模様が大きく入っているのが特徴的です。

葉っぱの大きさは5〜10cmで枝に対し交互に生えるよう密集してつくため、見た目にボリューム感があります。

ほかのゴムノキと比べて葉緑素が少なく、暗い場所で管理すると光合成ができず枯れる恐れがあるので、直射日光に気をつけながらも明るい場所で育てるようにしましょう。

ベンジャミン スターライトは花が咲く?

ベンジャミン スターライトはめったに花を咲かせませんが、ごくたまに開花することがあります。

しかし、イチジクのように「花嚢(かのう)」と呼ばれる実の中で小さな花を咲かせるため、外から見ても花がついているのか分かりません。

まれに実をつけた時は内側で花が咲いているかもしれないので、割って中身を確認してみると良いでしょう。

ベンジャミン スターライトの花言葉

ベンジャミン スターライトの花言葉は「永遠の愛」「家族の絆」「夫婦の愛」です。

幸福を感じられるような前向きな花言葉がついているので、結婚や新築などのお祝いとして贈るのに適しています。

ベンジャミン スターライトの育て方

ベンジャミン スターライトの育て方

ベンジャミン スターライトは初めて植物を迎え入れる方でも育てやすいです。

しかし、枯らさず立派に育てるためには、水やりの頻度や肥料のあげ方など詳しい育て方を知っておく必要があるでしょう。

以下、ベンジャミン スターライトの詳しい育て方を解説するので、ぜひ参考にしてください。

水やりの頻度

ベンジャミン スターライトの水やりは生育期と休眠期で頻度を変えるのが大切です。

生育期

生育期にあたる4〜10月の時期は、の表面が乾いたら鉢から溢れ出るくらい水をかけてあげましょう。

春から秋の初め頃にかけては水をよく吸うので、水が切れて枯れることのないよう注意します。

ただし、受け皿に溜まった水を放置すると根腐れする恐れがあるので、こまめに捨てておきましょう。

休眠期

休眠期の11〜3月の時期は、の表面が乾いているのを確認できてから1週間後に軽く湿らせる程度の水やりで大丈夫です。

冬は少し乾燥した状態にさせることで、耐陰性を高められます。

空気中の湿度を好む傾向があるので、霧吹きで葉水をするのもおすすめです。

肥料のあげ方

ベンジャミン スターライトは生育期の春から秋にかけて肥料をあげることで、より大きく成長します。

2ヶ月に1〜2回、葉や茎の成長を促進させる窒素が含まれた緩効性化学肥料をに混ぜ込ませてください。

ただし、日当たりの悪い場所で肥料を多くあげると間伸びした形に成長することがあるため、日照の加減や肥料のあげすぎには十分注意しましょう。

なお、休眠期の冬の時期や植え替え後は根が弱っているため、肥料をあげるのは控えてください。

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病害虫・害虫対策

ベンジャミン スターライトを病害虫から守ることで、より元気に育てられます。

ここでは、病害虫の特徴と対策を紹介するので、参考にしてください。

ハダニ

  • 葉っぱに傷や斑点がつく
  • 葉っぱの色が薄くなり枯れる
  • 葉っぱの裏にクモの巣のような糸がつく

こまめに霧吹きや葉っぱのふき取りを行って、被害の拡大を防ぎましょう。

コナカイガラムシ

  • カビが生える
  • 葉っぱの密集している部分や幹の裏に白い綿のような塊がつく

見つけたら、綿棒にアルコールをつけて拭き取りましょう。

アブラムシ

  • 新芽や葉っぱの裏につき樹液を吸う

捕食者(テントウムシ)を利用して取り除く他、石鹸水を吹きかけても効果があります。

種まき

ベンジャミン スターライトの種まきは、4〜5月に行いましょう。

以下、種まきの手順です。

  1. 種を水に浸す
  2. 用土に種をまく
  3. 日陰で管理する
  4. 発芽したら日向へ移動させる

① 種を水に浸す

種まきをする前に、種を1日中水に浸しておきます。

② 用土に種をまく

用土に種をまいて上からを5mmほどかぶせます。

③ 日陰で管理する

発芽するまでは日陰に置いて管理し、の表面が乾かないよう水やりを続けましょう。

④ 発芽したら日向へ移動させる

種まきから約2週間後に発芽するので、日向へ移動させてください。

植え方

植え付けは草丈が10cmほどになった5〜8月頃に行います。

以下、植え付けの手順です。

  1. の表面を乾燥させる
  2. 株を植え付ける
  3. 株をに定着させる

① 土の表面を乾燥させる

植え付けを行う2〜3日前から水やりを控えて、の表面を乾燥させておきましょう。

② 株を植え付ける

鉢に鉢底石を敷き、鉢全体の3分の1の高さまで用土を入れて株を植え付けます。

③ 株を土に定着させる

最後に水やりをして、株をにしっかりと定着させましょう。

ベンジャミン スターライトの栽培環境

ベンジャミン スターライトの栽培環境

ベンジャミン スターライトを栽培する際は、置き場所や気温などの環境を整えてあげるのが大切です。

適した栽培環境を詳しく紹介するので、把握してより逞しく成長させてください。

置き場所と日当たり

ベンジャミン スターライトは日当たりの良い場所を好むので、明るい窓際に置くのがおすすめです。

ただし、直射日光に当てると葉が焼けて落ちる可能性があります。

直接光が当たらないよう、レースカーテンをつけるなどして工夫しましょう。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

ベンジャミン スターライトは寒さに弱い植物で、10℃を下回る温度になると耐えられません。

温度が10℃を下回ると寒さに耐え切れず葉がポロポロと落ちてしまいます。

20〜30℃の適切な温度で育てるようにしましょう。

なるべく日の当たる暖かい場所で管理するのが大切です。

ただし、暖房の風に直接当たると枯れる恐れがあるので注意しましょう。

用土

ベンジャミン スターライトは水はけと通気性の良い用土を好みます。

赤玉土とピートモスとパーライトを5:3:2の割合で配合したを利用しましょう。

観葉植物用の培養を使用しても問題ありません。

耐寒性が弱く地植えに向かないため、室内で鉢に植えて育てるのがおすすめです。

ベンジャミン スターライトを種から育てるのは大変?

ベンジャミン スターライトは比較的種から育てやすい観葉植物です。

ただし、日本では種自体があまり売られていないため、成長の初期段階から世話をしたい場合は苗から育てると良いでしょう。

ベンジャミン スターライトの増やし方

ベンジャミン スターライトの増やし方

ベンジャミン スターライトは夏の時期に挿し木をすると増やせます。

剪定と同じ時期に行うと、枝葉を無駄にせずおすすめです。

剪定・株分けの時期はいつがいい?

ベンジャミン スターライトの剪定は5〜10月頃が最適な時期です。

茂りすぎたり傷んだりした枝葉を刈り、形を整えましょう。

ゴムノキの一種であることから、枝葉を剪定すると白い樹液が出てくるため、手がかぶれないようゴム手袋を着用して剪定してください。

株分けは大きく成長する4〜10月の生育期にするのがおすすめです。

生育期に株分けを行うことで新しい根や葉っぱが出やすくなり、活き活きとした状態に育てられるでしょう。

挿し木のやり方

10cm剪定した枝の断面を斜めにカットし、実がついている場合は取り除いて数枚の葉っぱだけ残しておきます。

枝の断面を水の中に1〜2時間ほど浸した後、準備した用土に枝を挿してください。

が乾かないように水やりしつつ、明るい日陰に置いて管理します。

新芽が出てくれば根も成長しているため、通常の育て方と同じように日の当たる風通しの良い場所に移動させて育てましょう。

取り木のやり方

ベンジャミン スターライトは取り木でも増やせます。

大きくなりすぎたベンジャミン スターライトを管理しやすいサイズにして増やしていきたい方におすすめのやり方です。

幹の中央の表皮を5〜10cm切り取り、水苔を幹の剥き出しになった部分に巻きつけます。

水苔の上から養生テープも巻きつけて固定し、湿った状態を保ってください。

発根したら根の真下にある幹を切り、新しい鉢に親株として植え替えましょう。

取り木をするとやがて親株からも新芽が出てきます。

植え替え時期はいつがいい?

ベンジャミン スターライトの植え替え時期は生育期にあたる5〜8月がいいです。

生育期に大きくなりすぎると鉢の中で根がいっぱいになり、以下のような症状があらわれます。

  • 鉢の底から根が出てくる
  • 葉っぱが黄色くなる
  • 鉢がひび割れする

対処法として、使用している鉢よりも1サイズ大きいものに植え替えすることで解決するでしょう。

鉢替えのやり方

  1. 鉢からベンジャミン スターライトを取り出す
  2. 新しい鉢に植え替える
  3. 一週間ごとに水をあげる

① 鉢からベンジャミン スターライトを取り出す

鉢から取り出したベンジャミン スターライトの傷んだ根を切り取り、無事な部分を新しい鉢に植え替えます。

根のほかにも腐っている枝や葉があればカットしましょう。

② 新しい鉢に植え替える

根腐れや水はけの対策で用土には赤玉を入れておきましょう。

③ 一週間ごとに水をあげる

鉢替え後は1週間ごとに水をあげるほか、風通しの良い明るい日陰で管理してください。


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