冬に植えるおすすめ野菜14選|家庭菜園

更新日 2025年02月19日

冬でも家庭菜園で野菜が育てられることをご存じですか?

寒い季節でも育てやすい品種であれば、冬でも家庭で美味しい野菜を作ることができます。

また、冬は雑草や害虫が発生しにくいというメリットもあり、 上手に管理することで無農薬栽培も可能です。

今回の記事では、初心者の方でも栽培がしやすい、冬におすすめの野菜を紹介します。

冬の家庭菜園で注意するべき点も併せて解説しますので、興味のある方はぜひ取り組んでみてください。

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冬に植える野菜の選び方

冬でも家庭菜園で育てられる野菜の選び方を説明します。

選ぶ際のポイントは次の3つです。

  1. 寒さに強い野菜を選ぶ
  2. 成長期間が短い野菜を選ぶ
  3. 寒さで甘みが増す野菜もおすすめ

それぞれ順番に解説します。

① 寒さに強い野菜を選ぶ

冬の寒さにも耐えられる特性を持つ野菜を選びましょう。

葉物野菜や根菜野菜の多くは、寒さに強いとされています。

具体的には次のようなものがあります。

  • 大根
  • カブ
  • ブロッコリー
  • ホウレンソウ
  • キャベツ
  • 玉ねぎ
  • そら豆

これらの野菜は、低い気温でもしっかりと成長する野菜です。

タマネギなどは、寒さに強い野菜の中でも特に耐寒性が強いため、真冬でも防寒対策は風よけ程度で良いでしょう。

そら豆やえんどう豆も、寒さに強く、冷涼な気候を好む野菜です。

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② 成長期間が短い野菜を選ぶ

次のような、成長期間が短い野菜を選ぶと、初心者でも比較的簡単に栽培が可能です。

成長期間が短い葉物野菜は以下の通り。

  • 小松菜
  • ほうれん草
  • レタス(リーフレタス、サニーレタスなど)
  • ルッコラ
  • 水菜
  • ベビーリーフ
  • 春菊

また、次のような小さめの根菜類も成長サイクルが早い傾向があり、育てやすいでしょう。

  • ラディッシュ
  • 小カブ
  • ミニ大根(紅芯大根)
  • ミニキャロット

種まきから収穫までの栽培期間が約2ヵ月以下のものを「早採り野菜」と呼びます。

生育期間が長い野菜に比べて、追肥の回数も少なくなるためコストもかかりません。

また、の環境変化などによる病気発生の可能性も低くなります。

一般的な早採り野菜でなくても、品種改良によって早く生育する品種「早生種」もおすすめです。

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③ 寒さで甘みが増す野菜もおすすめ

冬に育てるなら、寒さによって甘みが増す野菜もおすすめです。

野菜には水分が多く含み、氷点下を下回ると凍ってしまいますが、細胞内のデンプンを糖分に変えることで凍結から身を守ります。

寒さによって甘みが増す野菜は以下の通り。

  • ホウレンソウ
  • 白菜
  • ネギ
  • 大根
  • 人参

冬の冷たい空気にさらし、甘味を引き出した野菜を作ることを「寒締め」と言います。

冬に旬を迎える野菜は、糖分の他にビタミンやβ-カロテンも多く含むため栄養価が高いのも特徴です。

冬に植えるおすすめの野菜14選

これから冬に家庭菜園を始めるなら、育てやすい次の野菜がおすすめです。

  1. カブ
  2. ホウレンソウ
  3. じゃがいも
  4. タマネギ
  5. ニンジン
  6. カリフラワー
  7. ブロッコリー
  8. キャベツ
  9. ダイコン
  10. リーフレタス
  11. 行者にんにく
  12. エンドウ豆
  13. そら豆
  14. ルッコラ

それぞれ詳しく解説します。

① カブ|根と葉を食べられる冬の定番

① カブ|根と葉を食べられる冬の定番
種まき時期8月下旬~10月上旬
収穫時期10月〜12月
栽培期間40~60日
栽培温度15~20℃
栽培難易度
プランターのサイズ深さ:30cm以上
幅:30~50cm程度

カブは日本で古くから栽培されてきた、アブラナ科アブラナ属の野菜で、次のような品種があります。

  • 白カブ|柔らかく生食や漬物向き
  • 赤カブ|赤紫色で漬物に最適
  • 聖護院カブ|丸型で煮物や漬物向き
  • 小カブ|成長早く家庭菜園向き
  • 葉カブ|葉を楽しむ料理に最適

中でも、小カブはプランターでの栽培も可能で、収穫までの期間も短いため家庭菜園初心者にもおすすめです。

日当たりと風通しの良い、冷涼な環境を好むため、1日の半分程度は日光に当たるように工夫しましょう。

種まきは、春と秋に行いますが、涼しくなる秋に栽培を始めたほうが育てやすいです。

水やりは、プランター栽培の場合はが乾いたら、たっぷり与えます。

② ホウレンソウ|栄養価が高く寒さに強い

② ホウレンソウ|栄養価が高く寒さに強い
種まき時期9月上旬~12月下旬
収穫時期10月~11月
栽培期間30~60日
栽培温度15~20℃
栽培難易度
プランターのサイズ深さ:20cm以上
幅:30~40cm程度
  • 葉物野菜の中でも特に育てやすい
  • 寒さに強く、冬にはより甘みがある

ホウレンソウは寒さに強い野菜ですが、15℃より低いと発芽率が下がるため、不織布などをかけて保温してあげると良いでしょう。

根が下に向かって長く生えるため、プランターは深さのあるものを用意しましょう。

また、寒締めホウレンソウとして栽培する場合は、株と株の間は10~15cm必要になります。

③ じゃがいも|寒さに強く育てやすい根菜

③ じゃがいも|寒さに強く育てやすい根菜
種まき時期8月下旬~9月
収穫時期11月~12月
栽培期間90日
栽培温度15~20℃
栽培難易度
プランターのサイズ深さ:30cm以上
幅:40~50cm以上

様々な調理法で楽しめるじゃがいもは、育てやすいため家庭菜園で育てる野菜としても人気です。

品種による育てやすさにはそれほど差はなく、次のような代表的な品種から、好みに合わせて選んでみてください。

  • 男爵|ホクホクでコロッケに最適
  • メークイン|粘質で煮崩れしにくい
  • キタアカリ|甘味強く成長が早い
  • シャドークイーン|紫色で栄養価が高い
  • アンデスレッド|甘味豊富で赤い皮が特徴

初心者向けなのは春の植え付けですが、秋に植えることも可能で、その場合は種イモを半分に切らずに丸ごと植えます。

霜にあたると枯れてしまうので、ビニールなどをトンネル掛けして防ぐと良いです。

④ タマネギ|冬越し後に収穫し長期保存できる

④ タマネギ|冬越し後に収穫し長期保存できる
苗の植え付け時期11月中旬~12月上旬
収穫時期5~6月
栽培期間160日
栽培温度15~23℃
栽培難易度
プランターのサイズ深さ:20cm以上
幅:60cm以上

玉ねぎは、加熱調理はもちろん、生食でも美味しく食べられる人気の野菜です。

収穫後に、風通しの良い場所に吊るしておけば長期保存も効きます。

そんな玉ねぎを初めて育てるという方には、種からでなく苗から育てるのがおすすめです。

栽培期間は長めですが、プランターでも栽培ができるのでベランダでも育てることができますよ。

プランターで育てる場合は、4~5cm程底石を敷き、水はけを良くします。

さらに、苗の植え付け後はもみ殻を敷き詰めて、保温性を高めるのが苗の活着を早めるポイントです。

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⑤ ニンジン|根が甘くなり冬に収穫時期を迎える

⑤ ニンジン|根が甘くなり冬に収穫時期を迎える
種まき時期7月中旬~8月中旬
収穫時期12月~3月
栽培期間70~130日
栽培温度15~25℃
栽培難易度
プランターのサイズ深さ:30cm以上
幅:60cm以上

ビタミンやカロテンなどの栄養素を豊富に含んだ人参は、夏に種をまけば冬に収穫することが可能です。

太くて短いものや細長いものなど品種も様々ですが、家庭菜園では太くて短い西洋品種が多く育てられています。

の中に固いものがあると、又割れしてしまう場合があるので、はよく確認しておくことが大切です。

根の肩部がから露出していると寒さで痛む場合があるため、株元まで軽く寄せを行いましょう。

⑥ カリフラワー|栄養豊富で霜に強い

⑥ カリフラワー|栄養豊富で霜に強い
種まき時期7月~8月
収穫時期10月~2月
栽培期間70~85日
栽培温度15~25℃
栽培難易度
プランターのサイズ深さ:30cm以上
幅:40cm以上

カリフラワーには、次の3つの品種があります。

  • 早生種
  • 中生種
  • 晩生種

家庭菜園であれば、早生種が最も育てやすくおすすめです。

寒さに強く、半日陰でも育つので、ベランダでの栽培にも適しています。

カリフラワーを秋冬に育てる場合は、9月上旬には苗の植え付けを完了させるよう準備を整えましょう。

苗が小さいうちはできるだけ寒冷紗の中で育て、害虫から守ることが重要です。

花蕾が生育したら、太陽の日によって黄色く焼けてしまわないよう、外側の葉を花蕾に被せるように折り、白く保ちましょう。

⑦ ブロッコリー|ビタミン豊富で寒さに強い

⑦ ブロッコリー|ビタミン豊富で寒さに強い
種まき時期7月~8月
収穫時期11月上旬~12月下旬
栽培期間70~80日
栽培温度15~20℃
栽培難易度
プランターのサイズ深さ:30cm以上
幅:40~50cm程度

冬に旬を迎えるブロッコリーは、ビタミンAやCが豊富で、さらに抗酸化作用のある成分や抗ガン作用成分も含むと言われています。

冬季は寒さに強い植物でも水やりに注意が必要で、水が凍らないよう、気温が高くなる午前中に行うことをおすすめします。

また、加湿にも弱いためが乾いてから水やりをするようにしましょう。

⑧ キャベツ|冬に甘味が増す育てやすい

⑧ キャベツ|冬に甘味が増す育てやすい
種まき時期10月初旬~11月下旬
収穫時期4月下旬~5月中旬
栽培期間110~140日
栽培温度15~20℃
栽培難易度
プランターのサイズ深さ:25cm以上
幅:60cm程度
※ミニキャベツの場合

キャベツは、育てる時期やサイズにより次のような種類があります。

  • 冬キャベツ丨春に種を撒き、冬に収穫
  • 春キャベツ丨秋に種を撒き、春に収穫
  • ミニキャベツ丨小ぶりなサイズのキャベツ

春キャベツの方が害虫の発生も少なく、管理もしやすいため家庭菜園初心者の方におすすめです。冬越しさせることで甘みが増します。

ミニキャベツであれば、プランター栽培も可能なので、マンション住まいでも育てることができるでしょう。

乾燥を好むため、水やりは晴れた日の午前中に行い、冬は不織布のトンネルで寒さ対策が必要です。

⑨ ダイコン|大きく育ち寒い季節に甘味が増す

⑨ ダイコン|大きく育ち寒い季節に甘味が増す
種まき時期8月下旬~9月中旬
収穫時期10月下旬~12月上旬
栽培期間60~90日
栽培温度15~20℃
栽培難易度
プランターのサイズ深さ:20cm以上
幅:30~40cm程度
※ミニ大根の場合

冬野菜の代表格とも言える大根も家庭栽培が可能な野菜です

プランターや鉢で育てる場合は、ミニ大根や短形種がおすすめです。

また、の中に固いものがあると又割れの原因となるため、大根栽培に適した培養があると安心です。

冬は害虫発生の少ない季節ですが、トンネル状にネットやビニールで覆うことでしっかりと虫の発生を防ぐことができます。

⑩ リーフレタス|冬のサラダ向け柔らかな葉が特徴

⑩ リーフレタス|冬のサラダ向け柔らかな葉が特徴
種まき時期9月~10月
収穫時期11月~12月
栽培期間60日
栽培温度15~20℃
栽培難易度
プランターのサイズ深さ:20cm以上
幅:30~40cm程度

生食できる野菜の中でも人気な野菜のリーフレタスは、短期間であれば-3℃の気温にも耐えられる野菜です。

リーフレタスとは非結球レタスの総称で、家庭菜園に適したリーフレタス品種は次の3つが有名です。

  • グリーンリーフ|柔らかく生食に最適
  • レッドリーフ|赤紫色で彩り豊か
  • サラノバ|小型で食感が良い

リーフレタスは夜間に光が当たると味が落ちてしまうので、置き場所に注意が必要し、光が当たらないように配慮が必要です。

涼しい環境を好む野菜ですが、冬は不織布やビニールで覆って防寒対策をして、葉が痛むのを防ぎましょう。

⑪ 行者にんにく|香りが特徴的で冬に栽培が可能

⑪ 行者にんにく|香りが特徴的で冬に栽培が可能
苗の植え付け時期10月~12月
収穫時期4月~5月
栽培期間3年~5年
栽培温度20℃前後
栽培難易度
プランターのサイズ深さ:20cm以上
幅:30~40cm程度

山菜の王様とも呼ばれている行者にんにくは、ネギ科ネギ属の多年草です。

にんにくと同様にアリシンを多く含むので、強い香りが特徴で疲労回復の効果があります。

プランター栽培も可能ですが、種から育てようとすると発芽に1年以上かかるので、苗から栽培するのがおすすめです。

苗からであれば翌春に収穫も可能で、比較的簡単に育てることができます。

植え付け時は、ある程度密植させて乾燥を防ぎましょう。

基本的に防寒対策は不要ですが、乾燥した畑で育てていたり、発芽したばかりの苗の場合は腐葉や落ち葉でマルチングを行います。

⑫ エンドウ豆|冬の寒さに耐え、春に収穫が可能

⑫ エンドウ豆|冬の寒さに耐え、春に収穫が可能
種まき時期10月中旬〜11月上旬
収穫時期4月~6月
栽培期間180日
栽培温度15~20℃
栽培難易度
プランターのサイズ深さ:20cm以上
幅:40cm以上

シャキシャキとした食感が美味しいエンドウ豆も、冬の寒さに強い野菜です。

エンドウ豆には収穫時期によって次のような名前が付いています。

  • さやえんどう|柔らかく甘味が強い
  • スナップエンドウ|肉厚でシャキシャキ食感
  • グリーンピース|実が甘く煮物に最適

プランターで育てるなら、さやえんどうやスナップエンドウがおすすめです。

また、次のように「つるの種類」でも分かれています。

  • つるあり種丨つるが伸びる品種
  • つるなし種丨つるが伸びない

つるのありなしによって、必要となる栽培スペースが変わるため確認しておきましょう。

苗が大きくなるにつれて寒さに弱くなるので、不織布をトンネル掛けして寒さと風から苗を守ります。

⑬ そら豆|冬に植え春から収穫できる豆

⑬ そら豆|冬に植え春から収穫できる豆
種まき時期10月下旬~11月上旬
収穫時期5月~6月
栽培期間200日
栽培温度15~20℃
栽培難易度
プランターのサイズ深さ:30cm以上
幅:60cm程度

加熱するとホクホク美味しいそら豆は、冬に植えれば春に食べられる野菜です。

寒さに強く、プランターでも気軽に育てられる野菜の一つで、多湿を嫌い、日当たりのいい場所を好みます。

水やりはが乾いてから与えて、加湿にならないようにしましょう。

霜に直接あたると傷んでしまうので、不織布でトンネル掛けします。

成長には寒さも必要なので、ビニール製のトンネルでは内部が高温になるため避けた方が無難です。

⑭ ルッコラ|寒さに強くサラダに最適

⑭ ルッコラ|寒さに強くサラダに最適
種まき時期9月~10月
収穫時期10月~12月
栽培期間30~40日
栽培温度15~20℃
栽培難易度
プランターのサイズ深さ:20cm以上
幅:60cm程度

ルッコラを育てるのであれば、虫が少なくなる秋から栽培を始めるのがおすすめです。

発芽率が高く、成長速度も早いので、初心者の方でも気軽に育てることができます。

プランターで栽培する場合、幅60cm程度の標準サイズであれば5~10株育てることが可能です。

2株程であれば、5号サイズの植木鉢でも育てることができます。

虫が寄ってきやすい野菜なので、網目が0.8㎜以下の目が細かい防虫ネットを張りましょう。

新芽を残し、外葉から収穫すれば、繰り返し収穫が可能です。

冬の家庭菜園で注意すること

寒さに強い野菜でも、霜や雪で葉や株が傷んでしまうこともあるため注意が必要です。

途中で枯らさないためにも、次の5つ項目に気を付けてみてください。

  1. 霜や雪対策を徹底する
  2. マルチや不織布で保温する
  3. 水やりを控えめにしてを乾燥させない
  4. 害虫と根菜の病気対策を行う
  5. 日当たりを確保する

それぞれ順番に解説します。

① 霜や雪対策を徹底する

① 霜や雪対策を徹底する

冬に野菜を育てる場合、大敵となるのは霜と雪です。

たった一度でも直接霜にあたることで、葉が傷んだり、枯死につながってしまう場合があります。

寒冷紗や不織布をかけて、直接霜が作物に当たらないように徹底しましょう。

敷き藁や、落ち葉を利用したマルチングも効果的で、地温を保ち、根の凍結を防ぎます。

大根や人参などの中で育つ野菜の場合、から出ている株の肩部にを被せる「寄せ」を行い、直接雪や霜に当たらないようにしましょう。

雪が降る日は、プランターを軒下に移動させたり、傘を立てたりし、被害を受けないように工夫します。

② マルチや不織布で保温する

② マルチや不織布で保温する

ビニールや落ち葉・藁などでを覆うマルチングや、不織布のトンネル掛けなどで保温しましょう。

マルチングは地温を保ち、の凍結を防ぐ効果があります。

ビニールシートを使ったマルチングの場合は、冬場は黒色のシートを使うことが一般的で、雑草の抑制も可能です。

落ち葉や藁など自然素材をつかったマルチングの場合は、保温だけでなく、づくりにも役立つでしょう 。

不織布や寒冷紗を使った覆いは、霜や風、虫の被害なども防げる防寒対策です。

アーチ状の支柱に被せる「トンネル掛け」や、野菜の上にそのまま被せる「べた掛け」という方法があります。

③ 水やりを控えめにして土を乾燥させない

③ 水やりを控えめにして土を乾燥させない

冬場は水やりの頻度やタイミングも重要です。

厳しい寒さが予想される日に水やりを行うと地面の凍結の原因になるため、気温の高い日の午前中に行います。

水やりのタイミングは、の表面が乾いてからが基本です。

冬はが乾きにくいため、夏場と同じ頻度で行うと根腐れを起こす可能性もあるので頻度は控えめにします。

葉の状態をチェックし、葉がピンと張っており萎れていなければ、水不足の心配はありません。

乾燥が気になる場合は、マルチングを行うことで地面の乾燥を防ぐことができます。

④ 害虫と根菜の病気対策を行う

④ 害虫と根菜の病気対策を行う

秋冬は害虫が少なくなりますが、全くいなくなるわけではありません。

次のような虫は葉を食べたりするため、注意が必要です。

  • コガネムシの幼虫
  • アブラムシ
  • ハクサイダニ

苗を植え付けたらすぐに細かい目合いの防虫ネットや寒冷紗で覆って、防虫対策を行いましょう。

また、アブラナ科の野菜は「根こぶ病」にかかりやすいため注意が必要です。

根こぶ病に感染すると根にこぶを作り、栄養吸収が阻害され、枯れてしまいます。

病原菌は酸性の環境を好むので壌のpHを7.2以上に調整したり、アブラナ科専用の培養を使うなどして対策しましょう。

⑤ 日当たりを確保する

⑤ 日当たりを確保する

植物の成長には日当たりは欠かせません。

冬は日照時間が短く、日光も弱くなるため、プランターや鉢の置き場所を工夫し十分な日照時間を確保するようにしましょう。

置き場所以外にも、反射材や透明のプラスチックフィルムを利用し、光量を確保することができます。

LEDライトなど人工照明を使うのも一つの手です。

ただし、すべての野菜が日当たりを必要としているわけではないので、それぞれの野菜にあった光の量を確認し、管理を行いましょう。

冬に最適な野菜を選んで家庭菜園を楽しもう!

今回は、冬に家庭で栽培できる野菜14品種と、その育て方について解説しました。

適切な管理を行えば、冬のベランダでもプランターで育てることが可能です。

また、冬は虫も少なくなるため、夏に比べるとオーガニックな栽培ができたり、管理の手間がかからないというメリットがあります。

冬の寒さによって栄養素や甘み、独特の風味が増す野菜が多いのも魅力です。

冬の特性を生かした美味しい野菜を、ぜひ家庭で育ててみてください。


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