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胡蝶蘭の寿命はどのくらい?花は何回咲く?

2020年4月28日

胡蝶蘭は高貴で美しい花を咲かせるだけでなく、長く楽しめる花であることからも人気ですが、寿命はどの位でしょうか。また、長く花を楽しむためにはどのようなお手入れをしたら良いのか解説します。

胡蝶蘭の寿命はどのくらいもつの?

胡蝶蘭は長く楽しめる花です。鉢植えの場合、花が枯れても、次のシーズンには再び花芽が延び新しい花が開きます。条件を整えれば、1年に2回咲かせることもできる花です。では、花が咲き続けている期間や、胡蝶蘭の株そのものの寿命はどのくらいでしょうか。

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胡蝶蘭の花の寿命は1〜3か月

胡蝶蘭の花は、一般的に開花してから1か月ほど、環境が良い場合には3か月ほど美しく咲いています。切り花にした場合でも環境が良好な場合2〜3週間程度と、他の花に比べると長い期間美しい花を楽しむことができます。

胡蝶蘭の花は10回ぐらいは咲く

胡蝶蘭の株の寿命は野生では50年ほどだと言われていますが、一般に販売されているような鉢植えの場合には、購入後10年ほどというのが目安です。

ただし、生育環境を整えながら上手に育てることで、さらに長く楽しむことができます。

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胡蝶蘭をを長く楽しむための育て方

胡蝶蘭を寿命まで長く楽しむためには、胡蝶蘭に合った生育環境を整えましょう。温度や日当り、水やりの頻度に注意すれば、胡蝶蘭は枯れてしまうことなく、何シーズンも花を咲かせてくれます。

温度管理

胡蝶蘭の生育に適しているのは15℃以上です。人間が快適に暮らせる環境であれば胡蝶蘭にも負担がかかりません。ただし、注意したいのが日当たりのために窓際に置いている場合です。冬場の窓際は意外と温度が下がっていますので、温度管理に注意しましょう。7℃を下回ると枯れてしまいますので、夜の冷え込む時には、段ボールや発泡スチロールなどを活用して冷気から守りましょう。エアコンの風が直接当たるのは負担になりますので注意してください。

直射日光を避ける

胡蝶蘭はジャングルの中に育つ植物ですので、直射日光は得意ではありません。しかし、光合成をする植物ですので全く当てないのもよくありません。ベストなのは、胡蝶蘭のもともとの生育環境に近い、木漏れ日があたる程度の日当りですので、カーテン越しや隙間越し程度に日光があたるようにすると良いでしょう。はっきりとした影ができないくらいのやわからかい日当りが適当です。

水をやりすぎない

胡蝶蘭は比較的乾燥に強い植物ですので、水やりは植え込み材が乾いてしまってから行います。水が多すぎると根が腐ってしまって枯れてしまうので、水をやりすぎないように注意しましょう。目安としては、春で10日に1回程度夏は7日に1回程度秋〜冬は2〜3週間に1回程度です。

必要になる水の量は気温によっても変化しますので、必ず様子を見ながらあげるようにしましょう。もし、鉢皿に水が溜まる場合にはそのままにせず捨てててください。蒸れて根腐れの原因になります

切り花を長持ちさせる方法

切り花の場合は、水を汚さないこと、延命材などを利用することで長持ちさせることができます。水温が高いと水に雑菌が繁殖して枯れる原因になるので、涼しい場所に飾るようにしましょう。また、花茎が水を吸い上げられなくなるとしおれますので、水の中で花茎を切ってください。水の吸い上げがうまくできていない場合には、茎の切り口を5~10秒お湯につけたあと冷水につける湯上げも効果があります。

来年も胡蝶蘭の花を楽しむために必要なお手入れ

花が終ったからといって、胡蝶蘭の寿命が来たわけではありません。葉や根が残っていれば、株をきちんとお手入れをすることで、胡蝶蘭は再び花を咲かせてくれます。次のお手入れを行って、再び美しい花を楽しみましょう。

花茎を切る

胡蝶蘭は何度も花を楽しむことができる花ですが、来シーズンも咲かせるためには花茎をカットし、株の体力を残してあげることが必要です。次々と咲くからといって、そのまま咲かせておいたら弱ってしまい、来年には花芽が出なくなります。一般的に、1年に2度咲きまでに留めて花茎を切ります。

花茎を切るタイミングは、花が弱ってきたときです。胡蝶蘭は茶色になって枯れていくというよりも花が落ちてしまう花で、落ちる前には花びらにしわがあらわれるなどの終わりの兆候が見られます。落ちるまで待たずに少し弱ったところで根元からカットすると、株の体力を残すことができます。

2度咲きさせたい場合は2~3節カットしましょう。しかし、2度咲きは株には負担がかかりますので、花は小さくなります。長く胡蝶蘭を楽しみたいなら、2度咲きさせずに次のシーズンまで休ませた方が良いでしょう。

複数の花芽は間引く

胡蝶蘭は1つの株からいくつも花芽が出てくることがあります。しかし、複数や枝分かれした花芽があると、栄養が行きわたらなくなり、どれも咲かなかったり、悪の場合枯れてしまったりすることもあります。大きな花の咲く胡蝶蘭の場合には、1株に複数の花芽がついた場合、元気なものを残してカットしてください。

植え替えをする

鉢植えの胡蝶蘭は、植え替えをすると寿命を延ばすことができます。植え替えをすることで、根の部分の蒸れによるカビや根腐れを防ぐことができるからです。植え替えの目安は2年に1回程度、4~6月の温暖で気候の良いタイミングに行うのが株に負担を与えません。ただし、すでに根腐れが起こっている場合には、時期を考えずすぐに植え替えを行ってください。

胡蝶蘭が寿命前に枯れてしまう!注意したいトラブルと対処法

胡蝶蘭は健康なら何度も花が咲いて長い期間楽しめる植物です。しかし、適切でないお手入れや病気で寿命を迎える前に枯れてしまうこともあります。日頃から胡蝶蘭の状態をよくチェックしましょう。トラブルが起こっても、早めの対処で長持ちさせることができます。

全体の葉が枯れる

根元の葉が黄色くシワになるのは葉の寿命ですので取り除くだけで良いのですが、全体の葉がシワになったり枯れたりしている場合は、根腐れが起こっている可能性があります。根が黒くなっていないか、植え込み材にカビが生えたりしていないか確認してください。根腐れの原因の多くは、水のやり過ぎです。水やりを控えめにしながら、腐った根を切り落とし、早めに植え替えを行いましょう。

葉が黒色や白く色が抜ける

葉が黒くなる葉焼けや部分的な葉の色の白抜けは、日光が強過ぎて葉が傷むことで起こる「葉焼け」という症状です。すぐに日陰に移動させましょう。傷んでいる部分が少なければそのままにしておいて構いません。しかし、葉の大部分が黒くなっているといった場合には、そこから病気にかかる可能性もあるため、葉をカットするのがおすすめです。

葉に黒い斑点があらわれる

葉に斑点があらわれ、大きくなるようであれば炭そ病の可能性があります。カビの胞子が原因で、葉焼けをしているときなど、葉が弱っているときにかかりやすいです。斑点の部分を周囲から切り取り、殺菌剤を塗ります。

まとめ

胡蝶蘭は華やかで「幸せを届ける」花であるうえ、寿命が長くお手入れをきちんと続ければその美しさを長く楽しむことできるのが魅力です。繊細な花で育てるのは難しいというイメージがありますが、ポイントを押さえると実は簡単です。

HanaPrimeでは、お祝いにぴったりの華やかな胡蝶蘭から、手頃なミディタイプの胡蝶蘭まで多数取り揃えています。1つ1つ状態を確認した状態の良い胡蝶蘭をお客様にお届けしていますので、美しいだけでなく長く花を楽しめるという喜びも一緒に贈ることができます。ギフトに胡蝶蘭をお考えなら、ぜひHanaPrimeをご利用ください。

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