クラッスラ(南十字星)の育て方

更新日 2025年12月05日

育てやすさ

初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。

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監修者情報

株式会社HanaPrime|植物アドバイザー

覚張大季

覚張大季

植物と人との関わりに魅了され、日本各地の植物農園を見て回る。HanaPrimeの植物部門の立ち上げ後はオフィスや商業施設、個人宅など、幅広いシーンのグリーンコーディネートを数多く担当。植物の生態や特性を深く掘り下げ、それぞれの空間やライフスタイルに適したグリーン空間デザインを提案することが得意。観葉植物の世界に情熱を注ぎ、植物の価値を最大化することを使命としている。

クラッスラ(南十字星)の基本情報

植物名クラッスラ(南十字星)
学名Crassula perforata var. variegata
英名Crassula perforata ‘Variegata’
別名パーフォレータ ヴァリエガータ
原産地南アフリカ 東アフリカ マダガスカル
科名ベンケイソウ科
属名クラッスラ
開花時期春〜夏

南十字星は、星形に並ぶ葉が魅力的なクラッスラ属の多肉植物です。

斑入りの葉は寒くなると赤紫に紅葉し、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。

乾燥には比較的強く、日光を好む性質ですが、高温多湿には注意が必要です。

剪定によって脇芽が増えやすいため、見た目を整えながら“モリモリ”に仕立てる楽しみもあるでしょう。

初心者にも扱いやすく、寄せ植えや単植どちらでも存在感を発揮する品種です。

月別栽培カレンダー

種まき

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植え付け

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植え替え

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肥料

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開花

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種類と品種

品種名葉の形状の特徴花の色草丈目安
南十字星星のように交互に重なる白〜淡いピンク約15〜30cm
星の王子葉が層状に並ぶ約20〜40cm
十字星葉が厚く濃い緑色約15〜30cm
舞乙女小さな葉が密に重なる約10〜20cm
小米星
(しょうまいせい)
極小の葉がらせん状に付く約10〜15cm

クラッスラ属の中でも、葉のつき方が星のように見える品種は「星シリーズ」と呼ばれ、寄せ植えやコレクションにも人気です。

南十字星をはじめ、いずれも剪定により脇芽が出やすく、立体的でボリュームのある姿に仕上げやすい特徴があります。

また、どの品種も比較的育てやすく、初心者にも扱いやすいのが魅力です。

クラッスラ 星の王子

淡い黄緑色の葉が縦に積み重なり、陽に当たると赤みを帯びることがあります。

育てやすく、差し芽でも増やせるため初心者にも扱いやすい品種といえるでしょう。

縦に伸びやすい性質があるため、好みの高さでカットして整えるのがコツです。

クラッスラ 十字星

クラッスラ 十字星

南十字星に似ていますが、葉に斑がなく濃い緑色が印象的な品種です。

日光によく当てることで引き締まり、コンパクトな姿に育ちます。

枝の伸び方はおだやかで、他の星シリーズに比べやや成長が遅めです。

クラッスラ 舞乙女

クラッスラ 舞乙女

小さな葉が密に連なり、可愛らしくまとまる姿が魅力の多肉植物です。

寄せ植えにも映えるサイズ感で、カットした部分からも芽吹きやすいため、増やしやすさにも優れています。

強健で環境への適応力も高く、多少の乾燥や寒さにも耐える点も人気の一つです。

クラッスラ 小米星(しょうまいせい)

クラッスラ 小米星(しょうまいせい)

極小の葉が螺旋状に重なり、幾何学的な美しさを感じさせるユニークな品種です。

草丈は低くまとまりやすく、小鉢や浅めの容器でも美しく育てられます。

日光が不足すると間延びしやすいため、明るい場所で管理しましょう。

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クラッスラ(南十字星)の葉っぱの特徴

クラッスラ(南十字星)の葉っぱの特徴

ラッスラ(南十字星)の葉は、交互に重なって星形を描くように展開する美しい形です。

その姿が南半球に浮かぶ「南十字星」を連想させることから、名付けられたといわれています。

葉はやや肉厚で、先端には丸みがあり、斑入り部分にはやさしい白色が入るのが特徴です。

日差しをたっぷり浴びると紅葉が進み、葉の縁が赤紫に色づく様子も見どころのひとつ。

見た目は繊細ですが、葉自体はしっかりとした質感があり、自然とコンパクトにまとまります。

クラッスラ(南十字星)はどんな花が咲く?

クラッスラ(南十字星)は、春から初夏にかけて小さな花を咲かせる多肉植物です。

白や淡いピンクの花は、1輪5ミリ前後と控えめなサイズで、葉の間からひっそりと顔をのぞかせるように咲きます。

開花の時期は4〜6月頃が目安となり、日照や風通しの環境によって多少前後することもあるでしょう。

クラッスラ(南十字星)の花言葉

クラッスラ(南十字星)の花言葉は、「希望の灯」と「静かな強さ」です。

クラッスラ(南十字星)の育て方

クラッスラ(南十字星)の育て方

クラッスラ(南十字星)は、見た目の美しさと丈夫さを兼ね備えた育てやすい多肉植物です。

星形の整った葉姿を保ち、紅葉も美しく楽しむには、日頃の管理が重要なポイントになります。

とくに水のやり方を間違えると、葉がしぼんだり根腐れを起こすため注意が必要です。

水やりの頻度

クラッスラ(南十字星)は、季節ごとにメリハリのある水やりを意識することが大切です。

乾燥には比較的強い反面、過湿状態が続くと根が弱ることがあります。

下の表を目安にしつつ、実際の株の様子を見ながら調整していきましょう。

季節頻度の目安水やりの量注意点
7〜10日に1回程度鉢底からしっかり出るまで与える成長期なのでやや多めでもOK
10〜14日に1回程度少なめで葉を濡らさないように蒸れを避け、風通しのよい場所で管理
7〜10日に1回程度春と同様にしっかりと冬に備えて体力をつける時期
月1回以下控えめまたは断水休眠期のため水は最小限に抑える

水やりは土が完全に乾いてから行うのが基本です。

鉢や用土の種類、置き場所によって乾き方も変わるため、表はあくまでも目安として参考にしてください。

肥料のあげ方

クラッスラ(南十字星)は、春と秋に元気よく育つ春秋型の多肉植物です。

生育期には緩やかに栄養を補い、休眠期には与えないことが基本となります。

肥料の過剰は根腐れの原因にもつながるため、控えめな施肥を意識してください。

以下の表では、季節ごとの施肥タイミングと注意点を整理しました。

季節肥料の有無頻度肥料の種類注意点
月1回緩効性肥料または液体肥料葉にかからないよう株元に与える
×与えない暑さによるダメージを防ぐため控える
月1回緩効性肥料または液体肥料春と同様の管理で問題なし
×与えない休眠中のため肥料は避ける

液体肥料を使う際は、水で10倍程度に薄めるのが目安です。

また、施肥後は風通しを良くし、株が蒸れないように配慮すると良いでしょう。

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病害虫・害虫対策

クラッスラ(南十字星)は比較的丈夫な多肉植物ですが、春から秋にかけては病害虫の被害に注意が必要です。

とくに多湿や風通しの悪さは、害虫の発生リスクを高めるため、通気性の良い環境づくりが欠かせません。

また、葉の隙間や茎の根元など、見えにくい部分もこまめにチェックし、早期発見を心がけることでトラブルを未然に防げます。

アブラムシ

  • 新芽や葉の裏に群がり、植物の養分を吸い取る
  • 吸汁により葉がねじれたり、変形・生育不良を引き起こす
  • 排泄物(甘露)が葉に付着すると、すす病の原因になる

アブラムシは、気温が高まる春〜夏にかけて特に増えやすくなります。

見つけた際は、ホースの水流で洗い流したり、粘着テープで取り除くとよいでしょう。

テントウムシなどの天敵を導入することで、薬剤を使わずに防除できる場合もあります。

カイガラムシ

  • 茎や葉の表面に付着し、ゆっくりと樹液を吸収する
  • 固い殻に覆われた成虫は薬剤が効きにくく、手作業での除去が基本
  • 風通しが悪く湿度が高い場所で発生しやすい傾向がある

発見したらアルコールを含ませた綿棒で優しくなでるように拭き取るのが効果的です。

固着が強い場合には、柔らかい歯ブラシなどで丁寧にこすり落とす方法もあります。

また、普段から剪定などで風通しを保ち、湿気のこもらない環境をつくることが大切です。

ハダニ

  • 葉の裏に細かく発生し、葉が白くかすれたように変色する
  • 乾燥した環境を好み、梅雨明け〜初秋にかけて増殖しやすい
  • 発生が進むと、光合成が妨げられ、全体的に元気がなくなる

ハダニは肉眼では見えにくいため、葉裏の観察を習慣づけることが大切です。

湿度を好まないため、霧吹きなどで葉に水分を与えるだけでも予防効果が期待できます。

初期段階であれば、石けん水スプレーや専用薬剤で十分に対処可能です。

ナメクジ

  • 粘液の通ったような銀白色の痕跡が残る
  • 葉に不規則な穴やかじられた跡が見られることが多い
  • ジメジメした鉢底や落ち葉の下など、湿った場所に潜みやすい

ナメクジ被害を防ぐには、夜間に懐中電灯を使って見回り、手で捕獲するのが効果的です。

あわせて、ビールトラップを設置する方法も、誘引と駆除両方に効果があります。

鉢の周囲を整理し余分な落ち葉や枯葉を取り除くことも、発生予防には欠かせません。

白色の班をきれいに出すにはどうしたらいい?

クラッスラ(南十字星)の魅力の一つは、葉に入る白色の斑(ふ)模様です。

この斑は育成環境により濃さや鮮明さが変化するため、きれいに保つためには適切な管理が欠かせません。

以下では、斑を美しく出すための育て方のポイントを詳しく解説します。

日照不足は斑が薄れる原因に

クラッスラ(南十字星)のを日陰や室内で管理していると、次第に斑が薄くなり、葉の緑が濃くなってしまうことがあります。

やわらかな日差しの当たる窓辺など、午前中に日光が入る場所に置くのが理想的です。

風通しを確保して蒸れを防ぐ

梅雨時期や風通しの悪い環境では蒸れやすく、葉にダメージが出やすくなります。

なるべく空気が循環する場所に置き、過湿を避ける工夫が必要です。

肥料は控えめに与えるのがコツ

過剰な肥料は葉緑素の発色を強め、白斑がぼやけてしまう原因となることがあります。

春と秋の生育期に月1回、少量の緩効性肥料を与える程度で、肥料は抑え気味に管理すると斑の美しさが際立ってきます。

鉢のサイズや土の水はけも見直しを

根詰まりした鉢や、水はけの悪い土を使っていると、根が弱り斑の発色にも影響します。

5〜7月上旬にかけての植え替えで、古い土を新しい用土へと更新するのがおすすめです。

通気性の高い土と、ひとまわり余裕のある鉢を選ぶと、株全体が元気を取り戻します。

クラッスラ(南十字星)の栽培環境

クラッスラ(南十字星)を健やかに育てるには、日照・温度・用土の3つの要素が特に重要です。

以下では、各項目ごとに押さえておきたい育成ポイントを詳しく解説します。

置き場所と日当たり

クラッスラ(南十字星)は、日光を好む性質を持っています。

午前中によく陽の当たる場所で管理すると、斑の発色が鮮やかになり、徒長も防ぎやすくなるでしょう。

一方で、真夏の直射日光には注意が必要で、葉焼けを防ぐためにレースカーテン越しなどの遮光が効果的です。

室内で育てる場合は、できるだけ明るい窓辺に置き、定期的に鉢を回して全体に光が当たるよう調整するとよいでしょう。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

南十字星は比較的寒さに強い多肉植物で、5℃以上あれば屋外越冬も可能とされています。

とはいえ、急激な温度変化や霜には弱いため、最低気温が5℃を下回る地域では室内へ取り込むのが安全です。

生育に適した温度帯は15〜25℃前後で、特に春と秋に旺盛な成長を見せます。

寒さだけでなく、夏場の高温多湿にも注意が必要です。

とくに梅雨~真夏にかけては、風通しのよい場所に置き、蒸れを避ける環境を整えましょう。

クラッスラ(南十字星)の土の配合比率(用土)

クラッスラ(南十字星)の土の配合比率

クラッスラ(南十字星)を元気に育てるには、水はけと通気性のよさを兼ね備えた用土が欠かせません。

市販の多肉植物専用土でも育成は可能ですが、より状態を整えたい場合は、用途に応じた配合土を自作するのもおすすめです。

特に梅雨時や真夏の高温期は根腐れしやすいため、通気性と保水力のバランスを意識しましょう。

用土の自作配合例

  • 赤玉土(小粒):5
  • 腐葉土:3
  • 鹿沼土(小粒):2

乾燥しやすい地域では、軽石(小粒)を1〜2割ほど加えると通気性がさらに向上します。

クラッスラ(南十字星)を種から育てると大変?

クラッスラ(南十字星)は種からの栽培も可能ですが、環境の変化に敏感なため失敗しやすい傾向にあります。

また、発芽後も成長はきわめてゆっくりで、斑入りの模様が安定して出るとは限りません。

栽培の手間や成功率を考慮すると、種からの育成は中〜上級者向けといえるでしょう。

クラッスラ(南十字星)の開花時期

クラッスラ(南十字星)は、普段は葉の美しさが注目される多肉植物ですが、春〜夏にかけて小さな花を咲かせることもあります。

開花は育てている環境や株の状態によって左右されるため、毎年必ず見られるとは限りません。

とはいえ、葉の間からそっと咲く控えめな花は、南十字星ならではの魅力の一つです。

開花時期は春〜初夏

クラッスラ(南十字星)は斑入り種のため、もともと花つきが控えめですが、環境が整えば春〜初夏にかけて咲くのが一般的です。

例年、4〜6月頃に小さな白〜淡いピンクの花を咲かせますが、栽培環境によって多少前後することがあります。

ただし、斑入り種は花つきがやや不安定な傾向があるため、葉の観賞を中心に楽しみながら、花が見られたらラッキーくらいの気持ちで向き合うのがよいでしょう。

クラッスラ(南十字星)の花が咲かない原因は?

以下の表に、クラッスラ(南十字星)の花が咲かないよくある原因と具体的な対策をまとめました。

原因対策①対策②
日照不足明るい場所に置く朝日を充分に当てる
肥料の偏りリン酸を含む肥料を与える肥料は月に1回に制限
湿気による根のダメージ通気性を確保する水はけを改善する
成長不足の若い株株の充実を優先させる様子を見守る
剪定のタイミング生育期は強剪定を避ける春~初夏に軽く枝を整理する

花が咲かない主な理由には、光不足や栄養バランスの乱れ、過湿による根のトラブルなどが挙げられます。

また、株がまだ若い場合や、剪定で花芽を落としてしまった場合も、開花が見送られることもあるでしょう。

クラッスラ(南十字星)の増やし方

クラッスラ(南十字星)は、葉挿し 株分け 鉢替えによって比較的かんたんに増やせる多肉植物です。

特に元気に育った株は自然と子株が増える傾向があるため、定期的なメンテナンスと組み合わせて増やしていくと良いでしょう。

葉挿しのやり方

クラッスラ(南十字星)は、葉や茎の節から発根しやすいため、葉挿しでの増殖も十分可能です。

以下の手順で、初心者の方でも安心してチャレンジしてみましょう。

  1. 健康な葉をカットする
  2. 切り口を乾燥させる
  3. 水はけの良い土に
  4. やさしく土をかける
  5. 明るい日陰で管理する

① 健康な葉をカットする

親株からよく育った健康な葉や茎を、清潔なハサミで丁寧に切り取りましょう。

葉が変色していたり、しなびているものは避けて、張りのある部分を選ぶと発根しやすくなります。

② 切り口を乾燥させる

切り取った葉や茎は、風通しのよい日陰に1〜2日置いてしっかり乾燥させます。

湿ったまま土に挿すと雑菌が入りやすく、腐敗やカビの原因になるので注意しましょう。

③ 水はけの良い土に挿す

乾燥させた葉や茎を、多肉植物用の培養土や自作の用土に軽く挿し込みます。

葉だけの場合は、土の上に軽く置いておくだけで根が出るため、無理に埋め込む必要はありません。

④ やさしく土をかける

挿した部分がグラつかないよう、ふんわりと土をかけて軽く押さえておきます。

覆土が厚すぎると空気が通らず、湿気がこもって根腐れを招くため注意してください。

⑤ 明るい日陰で管理する

根が出るまでは直射日光を避け、風通しの良い明るい日陰で静かに管理します。

乾燥気味の環境を保ちつつ、根が出るまでの間は水やりを極力控えることが大切です。

株分けの時期はいつがいい?

クラッスラ(南十字星)の株分けは、春または秋に行いましょう。

理由としては、気温が安定していて根の発育が活発になりやすく、環境の変化にも耐えやすいからです。

とくに3〜5月の春先や9〜10月の秋口は、気温が15〜25℃前後に保たれやすく、根付きやすい条件がそろいます。

株分けの成功率を高めるためには、このような穏やかな気候の時期に行うことがポイントです。

株分けのやり方

クラッスラ(南十字星)の株分けは、根詰まりや株が混み合ってきたタイミングで行うと、株全体のリフレッシュにつながります。

元気な子株を適切に分けることで、親株・子株ともに健康を保ちやすくなるでしょう。

  1. 鉢から株を優しく取り出す
  2. 根の絡まりをほぐす
  3. 子株を切り離して分ける
  4. 切り口を風通しの良い場所で乾かす
  5. 新しい鉢と用土で植え付ける

① 鉢から株を優しく取り出す

鉢の縁を軽く叩いて土をゆるめながら、株全体をそっと抜き出します。

無理に引っ張ると根が切れる恐れがあるため、土の状態を見ながら慎重に行いましょう。

② 根の絡まりをほぐす

固まった根を手でほどきながら、不要な古い土を軽く落としてください。

根に空気を含ませることで、新しい用土への適応力が高まります。

③ 子株を切り離して分ける

根付きのよい子株を選び、やさしく引き離すか清潔な道具で切り分けます。

分ける際は、親株と子株のダメージを最小限に抑えるよう意識しましょう。

④ 切り口を風通しの良い場所で乾かす

風通しの良い場所で半日から1日程度乾燥させ、切り口を落ち着かせます。

乾燥不足のまま植えると雑菌が侵入しやすく、腐敗の原因になるためのです。

⑤ 新しい鉢と用土で植え付ける

乾いた子株は、新しい用土の中心に置き、隙間を埋めるように植えてください。

ぐらつかないよう軽く押さえ、水やりは数日後から始めるのが安心です。

植え替え時期はいつがいい?

クラッスラ(南十字星)の植え替えに適した時期は、春(5〜7月上旬)です。

気温が15〜25℃前後で安定している時期は、根が活発に動きやすく、植え替え後の根付きも良好です。

また、成長の勢いが落ち着く秋(9〜10月)も冬の寒さが来る前にしっかりと根を張らせる必要があるので、やや慎重な管理が求められるでしょう。

2年に1回を目安に植え替えることで、土の劣化や根詰まりを防ぎ、株全体の健康維持につながります。

鉢替えのやり方

クラッスラ(南十字星)は、2年に1回程度の鉢替えを行うことで、根詰まりや用土の劣化を防ぐことができます。

適切なタイミングで環境を整えてあげると、株がいっそう元気に育ち、葉の斑も鮮やかになります。

  1. 鉢から丁寧に株を取り出す
  2. 鉢底に石を敷いて排水性アップ
  3. 鉢に新しい土を入れる準備
  4. 株を中心に植えて優しく固定
  5. すぐに水を与えず1週間待つ

① 鉢から丁寧に株を取り出す

鉢の縁を軽く叩きながら、株をゆっくり引き抜きます。

根を傷めないように注意しながら、絡みついた古い土をやさしく払いましょう。

② 鉢底に石を敷いて排水性アップ

新しい鉢の底には、通気性と排水性を高めるための軽石や鉢底石を敷いておきます。

これにより、根腐れや加湿トラブルの予防にもつながります。

③ 鉢に新しい土を入れる準備

水はけのよい多肉植物用の培養土を、鉢底に軽く入れてから植え付け準備をします。

株が安定するように土台を軽く整えておくと植えやすくなります。

④ 株を中心に植えて優しく固定

株を中央に据え、周囲に新しい土を少しずつ加えていきましょう。

ふんわりと土を押さえる程度に留めると、根の呼吸が妨げられません。

⑤ すぐに水を与えず1週間待つ

植え替え後すぐの水やりは避け、明るい日陰で1週間ほど静かに管理します。

その後、根の様子を見ながら少しずつ水やりを再開してください。

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