アガベ チタノタ ブラックアンドブルーの育て方
公開日 2025年02月17日
更新日 2025年03月04日
育てやすさ
育て方の難易度は普通レベルです。

INDEX
目次
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーの基本情報
植物名 | アガベ チタノタ ブラックアンドブルー |
学名 | Agave titanota ‘Black & Blue’ |
和名 | リュウゼツラン(竜舌蘭) |
英名 | Agave titanota black and blue、Black and Blue Titan Agave |
別名 | ブラックボール、BB(ビービー) |
原産地 | メキシコ |
科名 | キジカクシ科(クサスギカズラ科) |
属名 | リュウゼツラン属 |
開花時期 | 20~30年に一度 |
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーは、多肉植物である「アガベ」の仲間です。
青みがかった灰色の葉の周囲を黒い鋸歯(きょし)が縁取り、美しい色合いと野生的な佇まいが共存する外見は、愛好家を魅了してやみません。
適切な環境で育てると、葉が内側に巻き込んでボール状になり、均整の取れた姿を見せてくれます。
月別栽培カレンダー
種まき
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
植え付け・植え替え
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
肥料
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
種類と品種
名前 | 鋸歯 | 葉っぱ | 育てやすさ |
---|---|---|---|
アガベ チタノタ シーザー(凱撒) | 厚くうねる | 丸い葉 | ◎ |
アガベ チタノタ 白鯨 | 白くうねる | 牡丹葉 | ◎ |
アガベ チタノタ ハデス(黒帝斯/恐竜牙歯) | 黒く鋭い | 縦長の葉 | ◎ |
アガベ チタノタ フィリグリー(圓葉拇指) | 細長く繊細 | 丸い葉 | ◎ |
アガベ チタノタ レッドキャットウィーズル(赤猫) | 頑強 | 三角の葉 赤化しやすい | △ |
アガベの「チタノタ品種」は、希少種でありながら非常に高い知名度を誇ります。
その中でも特に人気が高いのが「ネームド」と呼ばれる種類です。
ネームドは、特定の形状を持つものにつけられた名前のことで、上記で紹介したような「シーザー」や「白鯨」など、数十種類も存在するといわれています。
ネームドは正式な品種ではありませんが、その魅力的な姿に惹きつけられる人も多く、ネームドではない株(ノーネーム/非ネームド)とは人気も価格も桁違いです。
ここでは、特に人気の5種類のネームドを紹介しましょう。
アガベ チタノタ シーザー(凱撒)
- 鋸歯自体に厚みがあり、葉から盛り上がるように生育する
- 鋸歯が強くうねり、葉の内側に巻き込むような形状になる
シーザー(凱撒)の鋸歯は葉から盛り上がるように立ち上がっていて、他の種類と一目で見分けがつくほど特徴的です。
特に鋸歯のうねりは早い段階で出現するため、生育初期から個性を楽しめます。
アガベ チタノタ 白鯨

- 鋸歯の白さとうねりが鯨のたてる水しぶきを彷彿とさせる
- 「牡丹葉」と呼ばれる幅の広い葉で、生育とともに枚数が増えてボール状になる
「白鯨」の名前の由来になっているのが、鋸歯の白さとうねりです。
鯨が海面に跳ねた際の豪快な水しぶきのように、白く力強い鋸歯。
ボール状に育つ牡丹葉の美しさと、初心者にも育てやすい丈夫さを兼ね備えています。
アガベ チタノタ ハデス(黒帝斯/恐竜牙歯)
- 葉の先端の鋸歯(トップスパイン)が長く、成熟株ではいっそう強調される
- 鋸歯が全体的に黒く、生育が進むと恐竜の歯のような力強さが見られる
ハデス(黒帝斯/恐竜牙歯)は、長いトップスパインと黒く力強い鋸歯の厳つさが名前にも表れている種類です。
成長の各段階で鋸歯のサイズのバランスが変化するため、育てる楽しみが味わえることで愛好家にも人気を博しています。
アガベ チタノタ フィリグリー(圓葉拇指)
- 細かく繊細な鋸歯が並び、生育とともに連刺が現れる場合もある
- 肉厚で丸みのある葉が生育とともにボール状になる
他の種類に比べて鋸歯が細く、数が多いのも特徴で、成長の状況によっては隣り合う鋸歯の根元がくっつく「連刺」ができることもあります。
葉が内側に入るようにしてボール状に育てることもできるため、コンパクトな見た目が好みの方にもおすすめです。
アガベ チタノタ レッドキャットウィーズル(赤猫)
- 鋸歯が力強く、荒々しさや獰猛さを感じる雰囲気
- 環境ストレスによって葉が赤くなりやすく、特に子株の段階でその傾向が強い
荒々しい鋸歯が葉の周囲を取り囲んでいる様子が、他の種類とは一線を画します。
美しい形を保つには、光や風、水などの環境を常に適切に保つ必要がありますが、そのバランスが崩れると、ストレスを感じて葉が赤く変化するのも特徴です。
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーの葉っぱの特徴
葉っぱの周囲には黒く力強い鋸歯が並び、葉の本体は青みがかった灰色です。
この色味が「ブラック アンド ブルー」の名前の由来で、神秘的な色合いや優美な佇まいに魅了される愛好家も多くいます。
葉の形状は「牡丹葉」と呼ばれる幅広のタイプで、内側の葉を支えるようにしながらボール状に丸まって行くのが特徴で
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーの花言葉
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーの花言葉は、他のアガベと同一で「繊細」「気高い貴婦人」です。
数十年に一度だけ花を咲かせ、その後は枯れてしまう性質が繊細で儚く、気高さを感じさせることに由来しています。
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーの育て方
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーの美しい色合いや、ボール状の形を維持しながら育てるには、次のようなポイントを意識して管理する必要があります。
- 乾燥ぎみに育てる
- 枯れた葉は取り除く
- 生育期の肥料を与える
- 光と水のバランスを適正化する
- 病害虫には注意が必要
水やりの頻度
春~秋 | 土が完全に乾いてからたっぷりと水を与える |
冬 | 2~3週間に一度、控えめに水を与える 葉がしぼんでいたら多めに与える |
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーは湿度の高い環境が苦手なため、乾燥気味に育てます。
春~夏の生育期には土が完全に乾いてからたっぷりと水を与え、休眠期の冬には2~3週間に一度、少量を与えましょう。
冬に葉のしぼみが見られる場合は、水を多めにあげてみてください。
どの季節においても、植物本体に水がかからないよう、根元に水をかけるイメージで与えます。
剪定
剪定を積極的に行う必要はなく、枯れた葉を取り除く程度で問題ありません。
肥料のあげ方
肥料は基本的に必要ありませんが、与える場合は次のタイミングを意識しましょう。
タイミング | 肥料の種類 | 頻度 |
---|---|---|
春・秋 | 緩効性肥料もしくは 薄めの液体肥料 | 緩効性肥料:規定量 薄めの液体肥料:月に1回程度 |
植え替え後 | 緩効性肥料 | 少量 |
春と秋には、緩慢性肥料もしくは薄めの液体肥料を与えても問題ありません。
植物にとって負荷のかかる植え替え後に与えても良いでしょう。
夏と冬は生育が緩慢になるため、休止期として肥料を控えます。
ボール状に育てる方法
ボール状にするためには、内側にしっかり締まるように、短くて横幅の広い葉にすることが必要です。
生育段階ごとに次の内容を意識し、葉を最適な状態に育てましょう。
段階 | 各段階のポイント | 種から育てた場合の時期 | お世話の方法 |
---|---|---|---|
子株 | 根をしっかり伸ばしてほしい段階 | 約1年半後 | 粒の細かい用土を使用する |
中株 | 急に葉が大きくなる段階 | 約2年後 | 徒長したように感じても、お世話の内容を変更しない(水や肥料の量を減らさない) |
大株 | ボール状を維持する段階 | 約3年後 | 水はけの良い用土を使用する |
子株の段階では、根をしっかりと育てるため、根の張りやすい細かい土を使用します。
中株の段階では、葉が急激に成長し、一時的に徒長したような印象になって焦ることがあるかもしれません。
水や肥料のあげすぎだと感じて量を減らしてしまう方もいますが、ここはぐっと我慢して今まで通りのお世話を続けましょう。
次第に葉の横幅が成長し、ボール状になるため準備が整ってきます。
大株になり生育が落ち着いたら、形を維持するために根の健康に気を付けてあげましょう。
水はけの良い土を使用して、根腐れしないように管理します。
病害虫・害虫対策
アガベの仲間は病害虫に強い性質を持っていますが、次のような病害虫には注意が必要です。
- アザミウマ
- カイガラムシ
- ナメクジ
- ハダニ
- メイガ
定期的に全体を確認し、被害があれば早めに対処しましょう。
アザミウマ
- 気温が高く燥期した時期に発生する
- 吸汁して葉に白い斑点や変色、奇形を発生させる
葉に白いかさぶたのような斑点を見つけたら、アザミウマの可能性があります。
専用の粘着テープで捕獲したり、殺虫剤で駆除したりしましょう。
カイガラムシ
- 吸汁して葉を枯らす
- 排せつ物が他の病害虫(すす病やアブラムシ)の原因になる
葉の表面に白くべたべたしたものが付いていたら、カイガラムシを疑いましょう。
幼虫は牛乳や木酢液、殺虫剤を吹き付けて駆除し、成虫は歯ブラシなどでこすり落とすのが効果的です。
ナメクジ
- 葉を食べて穴を開ける
- ナメクジが葉につけた傷からウィルス感染がおこる場合がある
ナメクジは夜行性のため、夜に葉に付いていないかをチェックしましょう。
あらかじめ木酢液を吹き替えて寄せ付けないようにし、見つけた場合は割り箸などでくまんで除去するか、殺虫剤で駆除します。
ハダニ
- 吸汁して葉を白くしたり枯らしたりする
- 蜘蛛の巣のような白い糸を張る
白色や褐色の小さな点を見つけたら、葉の裏などの見えづらい部分にハダニが潜んでいないかを確認しましょう。
筆や柔らかいブラシで除去するか、殺虫剤で駆除します。
メイガ
- 葉を食べ、生育を阻害したり被害箇所より上部が枯れたりする
- 一度発生すると数回繰り返す
春~秋にかけて複数回発生し、幼虫が葉を食べて植物を弱らせます。
葉の中に潜る前に殺虫剤で駆除するか、被害を受けた葉ごと剪定して除去しましょう。
株の選び方
健康で見栄えの良いアガベ チタノタ ブラックアンドブルーを育てていきたい場合は、購入段階で良い状態の株を選ぶことも大切です。
実物を見に行き、次の条件に当てはまるものを探してみてください。
- 葉が短くて横幅の広いもの
- 鋸歯がしっかりしているもの
- 葉が青いもの
葉が短く横幅が広ければ、美しいボール状に育つことが期待できます。
鋸歯がしっかりしていることで見栄えもよく、特にワイルドな雰囲気が好きな方には重要なポイントです。
葉の色は個体差が大きいため、青みの強いものを選んで、ブラックアンドブルーの特徴的な佇まいを楽しみましょう。
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーの栽培環境
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーを健康に美しく育てるため、以下の栽培環境について解説します。
- 置き場所と日当たり
- LED管理のポイント
- 適切な温度
- 用土
ひとつずつ確認し、適切な環境を整えてあげましょう。
置き場所と日当たり
屋内 | 風通しが良く、カーテン越しの光が十分に当たる場所に奥に置く |
屋外 | 風通しが良く、日当たりが良い場所に置く (夏は直射日光を避けられる半日陰に置く) |
乾燥を好む植物のため、風通しの良い場所に置きましょう。
日光が大好きで、青い葉を保つためにも十分な日光浴が必要なため、特に朝夕は日のあたる場所に置きます。
ただし、葉焼けを避けるために夏の直射日光には当てず、半日陰で管理しましょう。
屋内で育てる場合は、レースのカーテン越しに光が入る窓辺で育てるのがおすすめです。
LED管理のポイント
室内で育てる場合、場所によっては十分な日差しを確保できないこともあるでしょう。
そんな時にはLEDの育成ライトを活用するのがおすすめです。
アガベの仲間は強い光を好むため、育成ライトを選ぶ際には次の条件を参考にしてみてください。
明るさ | 3万~10万ルクス |
ライトの色 | 昼白色・白色 |
照射時間 | 10~13時間 |
照射距離 | 20~30cm程度 |
デザイン性の高いものや、消費電力を抑えたものなど、さまざまな種類のライトが販売されているので、ご自身の環境やお好みに合ったものを選ぶのも良いでしょう。
適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?
季節 | 夏 | 冬 |
---|---|---|
適温 | ~38℃ | 0℃以上 |
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーは高温に強いため、夏は38℃程度まで問題なく耐えることができます。
一方、寒さには弱く、5℃を下回ると弱りはじめ、0℃になると枯死する可能性があるため危険です。
屋外で育てている場合でも、冬は室内に取り込み、夜は窓からの冷気を避けるようにしましょう。
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーの土の配合比率(用土)

水はけが良く、弱酸性~中性の土壌を好みます。
自分で土を調整する場合は、例えば赤玉土:軽石:腐葉土を7:2:1の割合に配合するのもおすすめです。
市販の多肉植物用の土でも問題なく育つため、使い勝手が良いものを準備してみてください。
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーの種まき
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーを種から育てたい方のために、種の入手方法やおすすめの時期、具体的な種まきの方法を紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーの種を入手する方法
種は次の方法で購入することができます。
購入方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
オンラインショップで購入 | 状態の良い種を入手できる | 種の数が多すぎる場合がある |
フリマアプリで購入 | 相場よりも安い場合がある 小分けした状態で買える | 種の状態や配送方法に不備がある場合がある |
個人輸入 | 相場よりも安い場合が多い | 証明書発行に手数料がかかる |
大手のオンラインショップでの購入は、保存状態が良く配送方法も配慮された種を購入することができるのが最大のメリットです。
個人が出品するフリマアプリで購入すれば、相場よりも安く購入できたり、必要な粒数を交渉できたりする場合もあります。
海外から輸入する場合は、相場よりもかなり安く購入することができますが、「植物検疫証明書」という書類を発行する必要があるため、手間や手数料が気になるところです。
それぞれの購入方法にはメリット・デメリットがあるため、ご自身が納得できる方法で購入するのが良いでしょう。
種まきにおすすめの時期は3~6月頃
種まきは気温が上がってくる3~6月頃がおすすめです。
具体的には15〜25℃程度の気温の時期に行うのが良いでしょう。
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーは温暖な環境を好むため、気温が低すぎると発芽することができません。
気温の予報などを確認し、十分に暖かくなってから実行するようにしましょう。
種まきのやり方
【用意するもの】
- 小さめの鉢(底に穴が開いたもの)
- 受け皿(水を溜められる深めのもの)
- 用土(肥料が入っていない細かいもの)
- 種
- ラップ
【種まきのやり方】
- 鉢に用土を入れ、たっぷりと水をかける
- 受け皿に鉢を置いて水を張る
- 土の上に種を乗せてラップをかける
- 1週間前後で発芽する
- ラップを外して生育を進める
やり方の各手順を詳しく見ていきましょう。
① 鉢に用土を入れ、たっぷりと水をかける
鉢の8分目程度まで用土を入れたら、土全体を湿らせるイメージでたっぷりと水をかけます。
鉢底から出る水が透明になるまで続けましょう。
② 受け皿に鉢を置いて水を張る
受け皿に鉢をセットし、受け皿の中に水を貼ります。
これを「腰水」といい、鉢の下から常に吸水させるための管理方法です。
水は1~2日に1回交換し、清潔な状態を保つようにしましょう。
③ 土の上に種を乗せてラップをかける
土の上に種を置きます。
鉢の上からラップをかけ、発芽に必要な湿度を保ちましょう。
④ 1週間前後で発芽する
数日で根が出て、1週間前後で発芽します。
日数は環境によって変化するので、焦らず見守りましょう。
なかなか発芽しない場合は、種にカビが生えていないかをチェックし、カビの付いている種は取り除きます。
⑤ ラップを外して生育を進める
発芽した後はラップを外し、生育を進めましょう。
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーを種から育てると大変?
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーは、他のアガぺに比べると生育がゆっくりだといわれています。
温度や水の管理を十分に行い、焦らずに成長を見守りましょう。
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーの増やし方
アガベ チタノタ ブラックアンドブルーを増やすには、子株を分ける「株分け」という方法があります。
株分けの具体的なやり方を確認していきましょう。
株分けの時期はいつがいい?
株分けは生育期の3~6月ごろに行いましょう。
9~10月も生育期に該当しますが、株分け後にしっかりと根付くよう、生育期前半に作業するのが理想的です。
株分けのやり方
【用意するもの】
- 鉢(底に穴が開いたもの)
- 受け皿(水を溜められる深めのもの)
- 用土(肥料が入っていない細かいもの)
【株分けのやり方】
- 子株を外す
- 子株を植える
- 腰水で水やりをする
- 半年ほどで腰水をやめて通常に水やりを行う
やり方の各手順を詳しく見ていきましょう。
① 子株を外す
作業性を良くするため、2~3日前から水やりを控え、鉢の内部を乾燥した状態にしておきます。
親株ごと鉢から引き抜き、根を傷つけないようにしながら子株を指でつまんで、左右に揺らすようにして優しく外しましょう。
このとき、根に付いた余分な土を丁寧に落とし、枯れた葉や傷んでいる根があれば清潔なハサミで剪定しておきます。
この後は子株を植える手順を説明していきますが、親株も同時に植え替えを行うため、後述の「植え替えのやり方」を参考にしてください。
② 子株を植える
外した子株を植えていきましょう。
鉢の3割ほどの高さまで用土を入れ、子株を置いて周囲に用土を入れていきます。
割りばしで土の中をつついたり、鉢の周囲を叩きながら行うと、しっかりと用土が中まで入るのでおすすめです。
用土を入れ終えたら、根元にたっぷりと水をかけて土全体を濡らし、底から出る水が透明になるまで続けましょう。
③ 腰水で水やりをする
鉢を受け皿に置いて水を注ぎ、腰水で管理します。
水は1~2に1回は交換し、清潔な状態を保ちましょう。
乾燥気味に育てる親株とは異なり、子株は水を多く必要とするため、水を切らさないようにすることが大切です。
④ 半年ほどで腰水をやめて通常に水やりを行う
半年ほどで葉が数枚出てくるので、その状態になったら腰水をやめて、一般的な株と同様の水やりを行います。
植え替え時期はいつがいい?
植え替えは、株分けと同様、生育期前半の3~6月頃(気温15~25℃の時期)に行います。
根詰まりをおこさないよう、1~2年に1回程度の植え替えが必要なため、タイミングを逃さないよう早めに準備をしておきましょう。
通常の植え替えはもちろん、子株を外した親株の植え替えも同様の時期に行います。
鉢替えのやり方
【用意するもの】
- ひとまわり大きい鉢
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- 用土
【鉢替えのやり方】
- 鉢から株を引き抜く
- 根に付いた土や傷んだ根を取り除く
- 新しい鉢に植える
- 2~3日後に水やりをする
やり方の各手順を詳しく見ていきましょう。
① 鉢から株を引き抜く
作業性を良くするため、2~3日前から水やりを控え、鉢の内部を乾燥した状態にしておきます。
株を鉢から優しく引き抜きましょう。
鉢の周囲を数回叩くと、鉢と土に隙間ができて抜けやすくなるため、試してみてください。
② 根に付いた土や傷んだ根を取り除く
抜いた株の値を傷つけないよう、古い土を落とします。
茶色くなってスカスカしている根は傷んでいるため、清潔なハサミで剪定しましょう。
③ 新しい鉢に植える
新しい鉢に、鉢底ネットと鉢底石を敷き、用土を3割ほど入れます。
鉢底の穴が小さかったり、スリットタイプの穴が開いていたりする場合は、鉢底ネットと鉢底石は割愛しても問題ありません。
株を置き、周囲に用土を入れましょう。
割りばし優しくつついたり、鉢の周りを軽く叩きながら入れると土が入りやすくなります。
④ 2~3日後に水やりをする
根の剪定箇所から雑菌が入るのを防ぐため、植え替え後は2~3日経ってから水やりを行います。
その後は通常どおりの水やりを行い、適切な環境で生育を進めましょう。