アガベの育て方

育てやすさ

初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。

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アガベの基本情報

植物名アガベ
学名Agave americana
和名リュウゼツラン(竜舌蘭)
英名Agave
別名Century Plant(世紀の植物)
原産地メキシコ
科名キジカクシ科(ユリ科、リュウゼツラン科で分類される場合もある)
属名アガベ属
開花時期数十年に一度

アガベは、肉厚な葉がロゼット状に美しく広がる多肉植物です

その無骨なたたずまいとワイルドな見た目で、小型の観賞用から庭に植える大型種まで高い人気があります。

地際から放射線状に展開する葉が特徴で、葉の形、棘の有無、斑の入り方などで違いが出る植物です。

アガベはメキシコや中南米、南アフリカなどの砂漠地帯や山岳地帯など乾燥した場所に自生していて耐久性に優れています。

耐暑性に加えて耐寒性も強いため、日本でも育てやすく地植えにも適していると言えるでしょう。

アガベは「センチュリープラント」とも呼ばれ、その生涯の終わりに全てのエネルギーを使い一度だけ美しい花を咲かせます。

観葉植物 アガベ ベネズエラ

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月別栽培カレンダー

種まき

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植え付け・植え替え

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肥料

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種類と品種

種類・品種特徴
アオノリュウゼツラン株幅が2〜3mにもなる大型種日本では30〜50年に一度だけ開花する
アガベ・アテナータ滑らかな質感の葉を持ち爪がない草丈は50cm〜1mの中型サイズ
アガベ・チタノタ草丈は30cm程度で鉢植えでも育てやすい白くて荒々しい爪が特徴代表的な品種で人気が高い
アガベ・ホリダ丸みを帯びた葉と小型のシルエットから可愛らしさがある赤や白のとげを持つ
アガベ・吉祥冠日本生まれの園芸品種赤茶色の短い鋸歯に加え、葉の先端に伸びる長い爪が特徴
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アガベはどんな花が咲く?

アガベの花は黄色や緑色をしていて、細長く複数の細長い花が密集しているのが特徴です。

長くて細いアスパラガスのような茎を伸ばして複数の花茎を展開し、下部から順にその穂先に多くの蕾を付けて開花します。

花といっても一般的な花とは違い、花びらがなく雄しべと雌しべが剥き出しになっている珍しい花です。

アガベの葉っぱの形

アガベの葉は多肉質で厚みがあります。

これは乾燥地帯で育つために必要な水分を蓄えるためです。

そして多くは葉の縁に「爪」と呼ばれる棘があり、個体の印象を大きく左右する要素にもなっています

葉の形は細長いものから大きいものまで幅広く、色も鮮やかな緑色や青色みがかった灰色など様々です。

アガベの花言葉

アガベの花言葉「繊細」「気高い貴婦人」です。

アガベは一生の最後に花を咲かせた後枯れてしまうことにちなみ、その繊細さや気高さが花言葉の由来になったとされています。

また長い年月をかけゆっくり成長する姿から、高貴で上品な雰囲気が表現された花言葉です。

アガベの育て方

アガベは温暖な気候を好むため、生育には日当たりの良さが絶対条件となります。

また、小苗のうちは非常にデリケートで育て方に注意が必要です。

適切な温度管理や湿度調整を行い、強い株にしていくことで長く成長を楽しむことができます。

水やりの頻度

発芽直後から2ヶ月程度は腰水をして水を切らさないようにすることが必須です。

そして、まだ十分に成長していない子株のうちは毎日水を与えるようにします。

春〜秋は表土が乾いたタイミングで、夕方に与えるのが良いでしょう。

表土が乾いていても真夏などの暑さが厳しい時期は水の与えすぎに注意が必要です。

過度の水やりは蒸れの原因になり根腐れを起こしやすくなります。

冬の休眠期は、1ヶ月に1回にまで水やりの頻度を落としましょう。

観葉植物 アガベ ベネズエラ

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剪定

アガベは、基本的に剪定する必要はありません

枯れた葉はハサミなどで株元から切り落としましょう。

その際は、棘で怪我をしないよう手袋の着用が必須です。

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肥料のあげ方

春から秋にかけての成長期に適度な肥料を与えてください。

長くゆっくり効果のある緩効性肥料を土に混ぜて与えるか、薄い液肥を2〜3週間に1回程度の頻度で与えます。

肥料焼けを起こさないためにも、濃い液肥を与えることや与える量に注意しましょう。

病害虫・害虫対策

アガベは比較的丈夫な植物ですが、以下の害虫や病気に注意が必要です。

いずれも普段からよく観察し、早期に対処しましょう

病害虫特徴対策
カイガラムシ葉が変色したり萎んだりする虫を取り除き殺菌剤を散布する
アザミウマ新しい葉の表面にかさぶたのような傷ができる殺菌剤を散布する
黒星病(黒点病)黒い斑点が現れ葉が枯れる斑点が出ている葉や変色している葉を切り落とす
さび病葉の表面や裏側に赤さびのような斑点が現れる斑点が出ている葉や変色している葉を切り落とす
うどん粉病カビの胞子が原因で白い粉をまいたように見える患部を切り落とし殺菌剤を散布する

種まきと植え方

アガベの種まきは、よく成長してくれる3月〜6月頃の暖かい時期に行いましょう。

アガベの実生には高温多湿の環境が適していますが、その分土や種にカビが生えやすいため殺菌剤を用いて対処します。

殺菌した土の表面に軽く種を押し付けたら、種には土を被せないようにすることがポイントです。

土を被せないことで、十分な光が当たり発芽率を高めてくれます。

種が乾いていると発芽しにくいことがあるため、鉢をラップなどで覆い、高い湿度を保ってあげると良いでしょう。

苗の本葉が3〜4枚に増えてきて根が成長したら鉢に植え付けます。

最初は大きい鉢ではなく小さな鉢でも大丈夫です。

植え穴を掘り安定するように根全体を用土で埋めますが、その際、根はあまりいじらず優しく作業を行いましょう。

アガベの栽培環境

アガベは、暖かく明るい環境で育てることが理想となります。

また室内で育てる場合は、湿度管理も重要です。

高い湿度や蒸れには弱いので、風通しの良い場所を選びましょう

置き場所と日当たり

アガベは明るい場所を好むため、太陽の光が十分に浴びられる場所で管理します

直射日光でも元気に育ちますが、夏は葉焼けを起こすことがあるため半日影に置いたり適度に遮光したりして対処してください。

また風通しの良い場所に置き、乾燥した生育環境を整えてあげましょう。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

アガベにとって適切な生育温度は15℃〜30℃で、10℃以下で休眠状態となります。

アガベの多くは冬越しできる耐寒性を持っていますが、0℃以下の厳しい寒さは苦手です。

よって、気温が0℃を下回る場合は室内で管理しましょう。

用土

アガベの用土には、排水性や通気性の良いものを使用します

小粒の赤玉土や鹿沼土をベースにしたり、多肉植物の土を用いたりすると良いでしょう。

また、有機肥料ではなく無肥料の土を選び、別途適度な肥料を与えてください。

アガベの種まき

アガベは種から育てることが可能です。

一から自分で育てたアガベにはより一層愛着が湧くことでしょう。

適切な栽培知識を身に付ければ初心者でも簡単に生育させることができます。

種まきにおすすめの時期は3~6月頃

アガベの種まきは、3月〜6月頃の気温が15℃〜25℃になる時期を目安に行うと良いです。

20℃以上あれば発芽しやすくなり、寒い時期よりも暖かい時期の方が育てやすくなります。

アガベを種から育てると大変?

アガベは比較的発芽率が良く、種から育てることはそれほど難しくありません

始める前に準備や手順について学んでおけば、複雑な過程を踏まなくても簡単に行うことができます。

アガベの開花時期

アガベが花を咲かせることは非常に珍しく、見れる機会は少ないかもしれません。

開花すると度々話題になるほど、開花の瞬間に立ち会えることは貴重だと言えます。

アガベの花が咲くのは数十年に一度

アガベは100年に一度花を咲かせる植物「世紀の植物(センチュリープラント)」と呼ばれますが、実際に花を咲かせるのは数十年に一度です。

アガベは成長速度が遅く、一生に一度の開花に向けてゆっくり準備をします。

10年で開花するものや50年〜80年で開花するものなど、その時期については種類や株の状態により様々です。

アガベは花が咲いた後どうなる?

アガベは開花が終わると枯れてしまいます

一生の最後にエネルギーを使い果たして枯れてしまう姿は、なんとも儚く無常さを感じさせられてしまうでしょう。

しかし、その後も子株を株分けすることでまた新しい株を楽しむことが可能です。

アガベの増やし方

アガベを増やすには、子株の株分けをする方法が一般的です

親株から子株を切り離し成長させることで、新たな株として育てることができます。

親株を傷つけないように、根の付近に生えている子株を消毒したハサミで切り離し、

鉢に植えましょう。

株分けの時期はいつがいい?

アガベを株分けするのは、成長期である春が最適です。

暖かくなる3月〜5月を目安に株分けを行うことで、生育も活発になります。

植え替え時期はいつがいい?

アガベの植え替え時期についても、株分けと同様に4月〜5月を目安に行います。

できるだけ雨の多い梅雨時期の植え替えは避けましょう

暑い夏を迎える前に根っこを増やしておくことで、過酷な環境に適応できる強い株にすることができます。

鉢替えのやり方

アガベの根が増えてきたり、土の水はけが悪くなってきたりした時が鉢替えのタイミングです。

鉢替えの前は水やりを控えて土を乾かしておきましょう

棘が刺さらないよう厚手の手袋をして、優しくアガベを鉢から取り出し、根に付いている土を落とします。

その際に、古くなっていたり枯れていたりする根は取り除きましょう。

新しい鉢に、少量の用土、株、残りの用土の順に入れますが、その際は根の間に隙間が空かないようにしっかりと用土を押し込んでください

最後に水やりをして微塵が抜くと、排水性や通気性をアップさせることができます。

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