ドラセナ カンボジアーナの育て方

更新日 2025年05月01日

育てやすさ

初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。

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ドラセナ カンボジアーナの基本情報

観葉植物 ドラセナ カンボジアーナ

観葉植物 ドラセナ カンボジアーナ

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植物名ドラセナ カンボジアーナ
学名Dracaena cambodiana
英名Dracaena cambodiana
原産地中国南部、南アジア
科名リュウゼツラン科
属名ドラセナ属
開花時期10~4月

ドラセナ カンボジアーナはスラリと伸びた幹と、優美に垂れる長い葉っぱが特徴の観葉植物です。

艶のある濃いグリーンの葉っぱは先端がやわらかくカールし、空間に優し気な印象をプラスしてくれます。

お手入れの手間が少なく育てやすいため、園芸初心者やギフトにもおすすめです。

月別栽培カレンダー

植え付け・植え替え

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種類と品種

品種名葉っぱの形葉っぱの硬さ樹形
ドラセナ カンボジアーナ剣状で細長く、先端がカールするやわらかいスラリと上に伸び、成長すると枝分かれることもある
ドラセナ ドラコ先端に丸みがある硬くてピンと張るボトルを逆さまにしたような形
パラオドラセナ剣状で細長い厚みがあり硬い幹が大きく枝分かれする

ドラセナ カンボジアーナは、100種類以上あるドラセナの園芸品種のひとつです。

カンボジアーナと見た目が似ている品種に「ドラセナ ドラコ」「パラオドラセナ」があり、以下のような違いがあります。

ドラセナ ドラコ

ドラセナ ドラコ

ドラコはカンボジアーナと同じように細長い葉が放射状に生えますが、肉厚でハリがあるためよりシャープな印象があります。

カンボジアーナの葉っぱに比べて短めで、先端に丸みがあるのが特徴です。

また、ドラセナ ドラコは樹液が赤いのが大きな特徴で、ドラセナの別名「竜血樹(リュウケツジュ)」の由来となっています。

パラオドラセナ

パラオもカンボジアーナによく似た放射状に生える葉ですが、やや太く少し厚みがあります。

カンボジアーナの葉は成長すると長く垂れ下がり先端がカールしますが、パラオはカンボジアーナほど葉先が伸びません。

また、幹の伸び方も少し異なり、成長と共に大きく枝分かれして個性的な樹形が楽しめます。

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ドラセナ カンボジアーナの葉っぱの特徴

ドラセナ カンボジアーナの葉っぱは艶のある濃いグリーンで、噴水のように放射状に生えるのが特徴です。

細長くてやわらかいため先端が垂れさがり、しなやかにカールする様子が優美な印象を与えます。

ドラセナ カンボジアーナはどんな花が咲く?

ドラセナ カンボジアーナはごく稀に、白や黄色、紫などの花を咲かせることがあります。

たくさんの小さな花をつけ、開花とともに甘い香りが漂うのが特徴です。

ドラセナ カンボジアーナが花をつけるのは非常に珍しく、開花の条件も明らかになっていません。

ただし、花が咲くと株が弱ってしまうため、花芽を見つけたら早めに取り除くのがおすすめです。

ドラセナ カンボジアーナの花言葉

ドラセナ カンボジアーナの花言葉は「幸福」「永遠の愛」「幸せな恋」「隠しきれない幸せ」です。

ポジティブな花言葉が多いので、贈り物にも喜ばれるでしょう。

ドラセナ カンボジアーナの育て方

丈夫でお手入れの手間が少ないドラセナ カンボジアーナは、園芸初心者にもおすすめの観葉植物です。

ここでは、ドラセナ カンボジアーナの育て方のポイントを解説します。

水やりの頻度

水やりの頻度は生育期の春~秋と休眠期の冬で、以下のように異なります。

季節水やりの頻度
4~10月頃土の表面が乾いたら
11~2月頃土の表面が乾いて2~3日後

ドラセナ カンボジアーナの水やりは、土の表面が乾いてから、鉢底から流れ出るくらいたっぷり与えましょう。

鉢底皿に溜まった水は、根腐れや害虫が発生する原因になるため早めに処分してください。

また、ドラセナ カンボジアーナは気温が15度を下回ると休眠期に入ります。

成長がゆるやかになり水を吸収しなくなるので、育成期よりも水やりの頻度を控えましょう。

葉水

ドラセナ カンボジアーナは多湿を好むため、霧吹きに入れた水を葉っぱや幹に直接吹きかける葉水も重要です。

葉水は葉っぱの色つやを良くすると同時に、ハダニやアブラムシなど害虫の発生も抑えます。

年間を通して毎日葉水し、葉っぱの乾燥を防ぎましょう。

観葉植物 ドラセナ カンボジアーナ

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肥料のあげ方

ドラセナ カンボジアーナの肥料は、生育期の4~10月に与えます。

基本的に生育旺盛で肥料を必要としないため、与える場合は吸収のゆるやかな置き肥がおすすめです。

2~3か月に1度、固形肥料を土に置くか、液肥の場合は1か月に1度を目安に水やりの水に希釈して与えましょう。

また、気温が15度を下回ると休眠期に入り肥料を吸収できません。

肥料やけを避けるため、土に置き肥が残っている場合は取り除いてください。

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病害虫・害虫対策

ドラセナ カンボジアーナに発生する病害虫は、ハダニ、カイガラムシ、アブラムシなどがあります。

葉の裏側や付け根、茎をこまめにチェックし、早期発見と早めの対処で被害の拡大を防ぎましょう。

ハダニ

  • 葉の裏側に茶色や黒色の小さな虫がつく
  • 葉っぱが斑点状に白くなる

ハダニが発生したときは、葉の裏側をシャワーなどで洗い流しましょう。

被害が大きい場合は殺虫剤や木酢液を使って駆除します。

ハダニは水に弱いため、予防にはこまめな葉水が効果的です。

カイガラムシ

  • 葉や茎に白い綿のような小さな虫がつく
  • ベタベタの排泄物が葉っぱや茎につく

カイガラムシは繁殖力が強いうえ、排泄物がすす病の原因になり植物を弱らせるため早めの対処が大切です。

見つけたら歯ブラシなどでこすり落とすか、アルコールを含ませた布でふき取ります。

被害が大きい場合は専用の殺虫剤を使って完全に駆除しましょう。

アブラムシ

  • 新芽や葉の裏、茎に黄色や緑色の小さな虫がつく
  • ベタベタの排泄物が葉っぱや茎につく

アブラムシは非常に繁殖力が強く、カイガラムシ同様すす病の原因になるため早急な対処が必要です。

見つけたら強めの水流で洗い流すか、専用の殺虫剤で駆除しましょう。

アブラムシは多湿に弱いので、葉の裏側や茎までしっかり葉水することで予防できます。

植え方|地植えはできる?

ドラセナ カンボジアーナは寒さに弱く、冬の気温が10度を下回る地域で地植えはできません。

日本では沖縄以外の地域で地植えに適さないため、鉢植えで育てるのが一般的です。

なお、どうしても地植えする場合は排水性の高い土壌に植えましょう。

冬は腐葉土やたい肥で地上部を覆うマルチングや、ビニールハウスを立てるなど、徹底した防寒対策を行う必要があります。

ドラセナ カンボジアーナの栽培環境

ドラセナ カンボジアーナは風通しと日当たりが良い場所を好み、寒さに弱い植物です。

ここでは、ドラセナ カンボジアーナを育てるのに適した環境を紹介します。

置き場所と日当たり

ドラセナ カンボジアーナは日当たりを好むため、生育期は外や日の当たる窓辺に置くのがおすすめです。

ただし、真夏の直射日光は強すぎて葉焼けするため、レースカーテンなどで遮光すると良いでしょう。

また、ドラセナ カンボジアーナを室内で育てている場合、葉っぱが黄色や茶色になったときは日照不足の可能性があります。

日当たりが悪い場所で育てる際は、週に2~3回を目安に日光が当たる場所に置いてあげましょう。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

ドラセナ カンボジアーナを育てるのに適切な温度は15~35度です。

冬は5度程度まで耐えられますが、寒さには弱いためなるべく10度以下にならないように温度管理しましょう。

冬の夜間は気温差が大きくなる窓辺を避けて、なるべく暖かい場所に置くのがおすすめです。

ドラセナ カンボジアーナの土の配合

  • 観葉植物用の培養土:2
  • 赤玉土:1
  • 鹿沼土:1

ブレンドする場合は以下の配分を目安にしてください。乾燥地域の植物であるドラセナ カンボジアーナは、水はけの良い土を好みます。

市販の観葉植物用の培養土でも問題ありませんが、さらに水はけを良くするために赤玉土や鹿沼土を配合するのもおすすめです。

ドラセナ カンボジアーナを種から育てると大変?

ドラセナ カンボジアーナの種は日本国内でも入手可能ですが、流通量は少なく、種を撒いてからある程度の大きさに育つまでの管理に手間がかかります。

特に発芽までの数週間は温度や湿度、日照量などに常に気を配る必要があるため、苗から育てるか、好みの状態に仕立てあがった状態で購入する方法が手軽です。

大変ではありますが、種から育てるとドラセナ カンボジアーナの成長をより楽しめるでしょう。

ドラセナ カンボジアーナの増やし方

ドラセナ カンボジアーナは挿し木や取り木で簡単に増やせる観葉植物です。

ここでは、ドラセナ カンボジアーナを増やすのに適した時期や方法を具体的に解説します。

剪定の時期はいつがいい?

ドラセナ カンボジアーナの剪定に最適な時期は春から初夏の生育期です。

この時期はドラセナ カンボジアーナの成長が活発なため、剪定後の回復が早くなります。

風通しが良くなるように、葉っぱが密集した部分や伸びすぎた枝をカットしましょう。

また、葉っぱの先端が傷んでいる場合は、その部分をななめにカットすると仕上がりが自然です。

切り戻し

ドラセナ カンボジアーナは旺盛に成長するため、樹形を保つために適切な切り戻しが必要です。

緑色のやわらかい幹や枝を切ると、枝分かれして脇芽が生えてきます。

ただし、木質化して茶色くなった幹や枝は新芽が生えにくいので、大きくなりすぎた場合は挿し木や取り木で新しい株を育てるのがおすすめです。

挿し木のやり方

ドラセナ カンボジアーナの挿し木は以下の手順で行います。

  1. 挿し穂の用意をする
  2. 鉢に用意した土に挿す
  3. 発根したら植え替える

① 挿し穂の用意をする

剪定で切り落とした枝から元気なものを選び、10~15cm程度にします。

穂先の3~4枚を残して下葉を落とし、残った葉は水分が蒸発しすぎないように半分にカットしておきましょう。

切り口をななめにカットして半日以上水に浸け、挿し穂を用意します。

② 鉢に用意した土に挿す

鉢に挿し木用の培養土を入れ、挿し穂の下3分の1程度まで差し込みます。

土を軽く押さえてたっぷりの水を与え、風通しの良い半日陰で発根を待ちましょう。

乾燥しないようにこまめに水やりをしながら管理します。

③ 発根したら植え替える

ドラセナ カンボジアーナの発根までの期間は2~4週間です。

新芽が2~3枚出てきたら挿し穂を軽く引き、抵抗を感じたら発根しています。

このとき、根っこを傷つけないように注意してください。

挿し穂用の土は保水性が高く根腐れのリスクがあるため、発根後は一般的な観葉植物用の培養土に植え替えましょう。

取り木のやり方

取り木は幹を傷つけて発根を促し、根が出たあとに親株から切り離す増やし方です。

ドラセナ カンボジアーナの取り木は以下の手順で行います。

  1. 増やしたい茎に切り込みを入れる
  2. 水苔を巻き、ビニールで包む
  3. 根が出たら切り取って植えつける

① 増やしたい茎に切り込みを入れる

発根させたい位置を決め、カッターで切り込みを入れましょう。

幹の部分で取り木するときは、幹の皮にぐるりと切り込みを入れ、環状に皮を剥ぐと発根しやすくなります。

② 水苔を巻き、ビニールで包む

カットした部分を湿らせた水苔で巻き、ビニールやラップで包みます。

ビニールの上下はひもを巻いて結びますが、上部は水やりができるように緩めにしておきましょう。

水苔が乾かないように時々水やりしながら発根を待ちます。

③ 根が出たら切り取って植えつける

発根を確認したらビニールを外し、根が出ている部分の2~3cm下で切り離して鉢に植えつけます。

ドラセナ カンボジアーナを取り木するとき、発根までの期間は3~6か月が目安です。

休眠期は植えつけに適さないため、発根が9月以降になった場合は翌年の4月頃に行いましょう。

植え替え時期はいつがいい?

ドラセナ カンボジアーナの植え替えに適した時期は4~5月です。

生育期は植え替え後のダメージの回復が早く、植物の負担を減らせます。

ドラセナ カンボジアーナは成長が早いため、1~2年を目安に植え替えましょう。

また、以下の症状は根詰まりのサインです。

  • 鉢の底や土の上から根が出ている
  • 適切な環境で水やりしているのに土に染み込んでいかない
  • 葉っぱが萎れる、よく落ちる

根詰まりをそのままにすると植物が枯れてしまう場合もあるため、症状があれば早めに植え替えましょう。

鉢替えのやり方

ドラセナ カンボジアーナの鉢替えには、以下の道具を用意しましょう。

  • 一回り大きい鉢
  • 観葉植物用の培養土
  • 鉢底石
  • 園芸用のハサミ
  • スコップ

ドラセナ カンボジアーナの鉢替えの手順は以下のとおりです。

  1. 新しい鉢に土を入れて準備する
  2. 鉢から取り出し、根をほぐす
  3. 新しい鉢に植え替える

① 新しい鉢に土を入れて準備する

新しい鉢に鉢底石を敷き、鉢の3分の1程度まで培養土を入れておきます。

② 鉢から取り出し、根をほぐす

ドラセナ カンボジアーナを倒れないようにそっと鉢から取り出します。

植え替えの数日前から水やりを控え、土を軽くしておくと作業がスムーズです。

古い土を落として軽く根をほぐし、傷んでいる部分や変色している部分をハサミで切り落とします。

【ワンポイント】

ドラセナ カンボジアーナは成長旺盛で、鉢植えでも2~5m程度まで育ちます。

あまり大きくしたくない場合は植え替えの際に鉢のサイズを変えず、根っこを3分の1程度カットしておきましょう。

③ 新しい鉢に植え替える

ドラセナ カンボジアーナを新しい鉢に植え、高さを調整しながらしっかり土を入れます。

割りばしなどでザクザク土を挿して隙間を埋め、土を軽く手で押さえましょう。

最後に水をたっぷり与えて土を馴染ませます。

植え替え直後は繊細な状態なので、肥料を与えるのは避けてください。

風通しの良い半日陰で2週間ほど管理し、新芽が2~3枚生えてきたら徐々に元の環境に戻していきます。


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