ドラセナ パープルコンパクタの育て方

更新日 2025年04月22日

育てやすさ

育て方の難易度は普通レベルです。

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ドラセナ パープルコンパクタの基本情報

植物名ドラセナ パープルコンパクタ
学名Cordyline terminalis ‘Purple Compacta’
英名Dracaena ‘Purple Compacta’
原産地熱帯アフリカ
科名リュウゼツラン科
属名ドラセナ属

ドラセナ パープルコンパクタは紫がかった濃い緑色で、光沢のある葉が特徴です。

縦に伸びやすい幹に葉っぱがギュッと密集して生えたスマートな雰囲気で、部屋に飾ると雰囲気を引き締めてくれます。

成長がゆるやかで育てやすいため、園芸初心者にも人気がある観葉植物です。

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植え付け・植え替え

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種類と品種

種類と品種

ドラセナの仲間にはさまざまな品種がありますが、パープルコンパクタはゆるやかな生長と、紫色が際立つ葉っぱの色が特徴です。

ここでは、パープルコンパクタと同じくゆるやかに生長するドラセナ コンパクタの仲間を紹介します。

品種名葉の形葉の色斑の色
ドラセナ パープルコンパクタ細長くやや厚みがある紫がかった緑なし
ドラセナ コンパクタ細長くやや厚みがある濃い緑色なし
ドラセナ コンパクタ バリエガータ細長くやや厚みがある緑色淡黄色
ドラセナ コンパクタ トルネード渦のようにカールしている濃い緑色なし

ドラセナ コンパクタ

ドラセナ コンパクタ

ドラセナ デレメンシス コンパクタとも呼ばれる品種で、細長くやや厚みがある葉っぱが密にまとまりながら生えるのが特徴です。

葉色が全体的にツヤのある濃い緑色で、落ち着いた印象を与えます。

ドラセナ コンパクタ バリエガータ

ドラセナ コンパクタ バリエガータ

形状はドラセナ コンパクタとほぼ同じで、緑色の葉っぱにクリーム色~淡黄色の縦斑が入ります。

パープルコンパクタのシックな印象とは対照的に、明るく華やかな雰囲気が特徴です。

ドラセナ コンパクタ トルネード

ドラセナ コンパクタ トルネードは渦のようにカールした特徴的な葉っぱを持つ、希少な品種です。

葉っぱの色は濃い緑色で、黄緑色の斑が入る品種もあります。

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ドラセナ パープルコンパクタの葉っぱの特徴

ドラセナ パープルコンパクタの葉っぱの特徴

ドラセナ パープルコンパクタは赤紫がかった緑色の葉っぱが特徴です。

光沢がありやや肉厚な葉で、密にまとまりながら生えます。

明るい環境では紫色が濃くなるなど、株や育成環境で色合いが異なり、繊細で美しい発色を楽しめるでしょう。

ドラセナ パープルコンパクタの花言葉

ドラセナ パープルコンパクタの花言葉は「幸福」です。

ハワイでは玄関にドラセナの木を置くと幸せが舞い込むという言い伝えがあり、ドラセナ全体の花言葉になっています。

ドラセナ パープルコンパクタの育て方

ドラセナ パープルコンパクタは適切な環境と管理をすれば、美しい葉色を長く楽しめる観葉植物です。

基本的なポイントを押さえて、インテリアグリーンとしてぜひ取り入れてみてください。

水やりの頻度

ドラセナ パープルコンパクタの水やりの目安は以下の通りです。

春~秋土の表面が乾いたら
土の表面が乾いてから2~3日後

土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりの水を与えます。

冬は休眠するため水やりを控えめにして、乾燥気味に育てましょう。

また、水やりの際に霧吹きなどで葉水をすると、葉っぱの美しいツヤを保ち、病害虫の予防にもなります。

ハダニが気になる場合は、2週間に1回程度、水やりの代わりに葉の裏側をシャワーで洗い流すのがおすすめです。

肥料のあげ方

ドラセナ パープルコンパクタは肥料をあまり必要としませんが、成長を早めたいときや大きく育てたい場合に肥料は有効です。

固形肥料は2か月に1回土の上におき、液体肥料の場合は水やりの水に希釈して月に1~2回の頻度で与えましょう。

植え替えの際、土に緩効性肥料をすき込むのもおすすめです。

休眠する冬は吸収できずに枯れるおそれもあるため、肥料を与えるのは避けてください。

病害虫・害虫対策

ドラセナ パープルコンパクタは、乾燥しているときや風通しが悪い環境で害虫が発生する場合があります。

被害が大きく広がらないよう、お手入れの際は葉っぱの裏側や茎まで丁寧にチェックしましょう。

カイガラムシ

  • 茎や葉に白い綿状のものが付着し、ベタつく
  • 茶色い殻のような硬い個体が葉や茎に張り付く

カイガラムシは風通しの悪い環境や、肥料の与えすぎで発生しやすくなる害虫です。

見つけたら歯ブラシや濡れた布でこすり落とすか、アルコールを含ませた綿棒で取り除きます。

発生数が多い場合は専用の殺虫剤を使用しましょう。

ハダニ

  • 葉の裏に小さな赤や白が見え、葉がかすれたようになる
  • 葉の表面に細かいクモの巣のようなものが貼る

ハダニは乾燥した環境で発生しやすい害虫です。

見つけたら被害部分を取り除くか、シャワーをかけて洗い流します。

ハダニは葉水で予防できるため、霧吹きで葉の裏側や茎まで丁寧に水を吹きかけましょう。

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葉っぱが緑色になってしまう原因は?

ドラセナ パープルコンパクタは、日照不足により葉の紫色が薄くなることがあります。

葉っぱが緑色になった場合は、日当たりが良く明るい場所に移動させましょう。

また、長く日に当たらないと葉っぱが黄色く枯れて落ちる場合もあります。

美しい葉色を楽しむには、春から秋にかけては外や明るい窓辺に置いて育てるのがおすすめです。

剪定に適した時期とやり方|切り戻し剪定

ドラセナ パープルコンパクタの剪定に適した時期は、あたたかくなり始める4月から5月です。

大きく成長する季節に剪定を行うと、ダメージからの回復が早くなり植物の負担を減らせます。

古くなった葉や枯れた葉を清潔なハサミで取り除き、株の風通しを良くしましょう。

カットした部分から脇芽が生えてくるので、株全体の形を整えながらバランスよく剪定してください。

切り戻し剪定のやり方

切り戻し剪定とは、株全体を短く剪定し、新しい芽の成長を促す方法です。

ドラセナ パープルコンパクタは大きくなりにくい品種ではあるものの、成長しすぎたと感じたら切り戻し剪定で高さを調整しましょう。

幹が膨らんでいる部分が新芽の出やすい生長点です。

好みの高さになるよう調整しながら、生長点の上部をカットします。

切り口が腐ったり病気に感染するのを予防するために、癒合剤を塗るのもおすすめです。

剪定後は明るい日陰で管理し、新芽が出てくるまで水やりを控えめにしましょう。

剪定した枝は切り花として飾れる

剪定したドラセナ パープルコンパクタの枝は、水に挿しておくと切り花として楽しめます。

密に茂る葉っぱのシックな赤紫色は、インテリアのアクセントになるでしょう。

清潔な水に浸けておくと根っこが生える場合もあり、発根したら土に植えて育てるのもおすすめです。

ドラセナ パープルコンパクタの栽培環境

ドラセナ パープルコンパクタは、根腐れと寒さに注意すれば比較的簡単に育てられます。

美しい葉色を保つには日当たりも重要になるため、以下のポイントを心がけながら育ててみてください。

置き場所と日当たり

ドラセナ パープルコンパクタは耐陰性があり室内でも育てやすい植物ですが、葉っぱの美しい紫色を保つには適度な日光が必要です。

室内で育てる場合はなるべく明るい場所に置き、日光に当ててあげましょう。

ただし、真夏の強い日差しに当たり続けると、葉焼けする場合もあるため注意が必要です。

夏場は日中の強い日差しを避け、朝や夕方のやわらかな日差しが当たるようにすると良いでしょう。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

ドラセナ パープルコンパクタを育てるのに適切な温度は20~30度です。

熱帯アフリカ原産で寒さに弱く、温度が低い環境では生育が鈍り葉が傷む可能性があります。

耐寒温度は5度程度ですが、冬は10度以上の環境で管理するのが理想です。

また、冷暖房の直風が当たると乾燥のしすぎで葉っぱが傷むほか、害虫が発生する原因にもなるため避けてください。

用土

ドラセナ パープルコンパクタは根腐れに弱いため、水はけの良い土を選ぶことが大切です。

市販の観葉植物用の培養土でも問題ありませんが、より排水を促すため3分の1程度の軽石やパーライトを混ぜ込むのも良いでしょう。

自分で配合する場合は、赤玉土(小粒)5:腐葉土3:パーライト2が目安です。

ドラセナ パープルコンパクタを種から育てると大変?

ドラセナ パープルコンパクタは発芽率が低く、種から育てるのは難しいでしょう。

また、種が市場に出回ることもほとんどないため、苗を購入するか挿し木で増やすのが一般的です。

ドラセナ パープルコンパクタの増やし方

ドラセナ パープルコンパクタを増やすには、次のような方法があります。

株分け方法やり方
挿し木剪定した枝を土に挿して発根させる
水挿し剪定した枝を水に挿して発根させる
茎伏せ茎を土の上で横に寝かせて発根させる

ここでは、最も一般的で成功率の高い方法として、挿し木のやり方を紹介します。

挿し木のやり方

ドラセナ パープルコンパクタの挿し木の手順は以下のとおりです。

  1. 挿し穂を用意する
  2. 土を用意して挿し穂を挿す
  3. 発根まで管理する
  4. 根がしっかり出たら植え替える

① 挿し穂を用意する

剪定した枝の中から健康なものを選び、10~15cmほどの長さにカットします。

葉っぱは2~3枚を残して取り除いておきましょう。

切り口を斜めにカットし、半日ほど水に浸しておくと発根が促されます。

② 土を用意して挿し穂を挿す

挿し木用の培養土または赤玉土(小粒)を用意し、挿し木用の鉢やポットに入れておきます。

挿し穂の切り口を下にしてまっすぐ土に挿し、土を軽く押さえて固定しましょう。

このとき、1つの鉢に2~3本の挿し穂を挿しても大丈夫です。

③ 発根まで管理する

最初にたっぷり水を与え、その後は土が乾かない程度に水やりをします。

置き場所は直射日光を避けた明るい日陰で、風通しの良い場所が理想です。

水のやりすぎは根腐れの原因になるため注意しましょう。

④ 根がしっかり出たら植え替える

発根までの目安は約4~6週間です。

根っこがしっかり成長したら、観葉植物用の鉢に植え替えて通常通りに管理します。

植え替え時期はいつがいい?

ドラセナ パープルコンパクタの植え替えは5月から7月の気温が20~30度の時期に行うと、植物のストレスを最小限に抑えられます。

比較的成長がゆるやかな観葉植物ですが、根詰まりや土の劣化を防ぐために2~3年に1度程度の定期的な植え替えが必要です。

また、以下は植え替えが必要なサインなので、症状があれば植え替えを検討しましょう。

症状原因
鉢底から根がはみ出している根詰まりの可能性が大きい
水の吸収が悪くなった根詰まりの可能性が大きい
葉の元気がない、黄色くなる根が傷んでいる、土の栄養が不足している
土がカチカチに固まっている土が劣化している
鉢が小さく感じる、バランスが悪い成長して鉢のサイズが合わなくなっている

鉢替えのやり方

ドラセナ パープルコンパクタの鉢替えには以下のものが必要です。

  • 一回り大きい鉢
  • 用土
  • スコップ
  • 鉢底石
  • 園芸用のハサミ

このほか、鉢底ネットや、床を保護する新聞紙などを必要に応じて用意しましょう。

ドラセナ パープルコンパクタの鉢替えの手順は以下の通りです。

  1. 新しい鉢を準備する
  2. 古い鉢から株を抜く
  3. 土を落とし、根を整理する
  4. 新しい鉢に植え替える

① 新しい鉢を準備する

植え替え前の2~3日は水やりを控えておきます。

新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷き、用土を3分の1程度まで入れておきましょう。

鉢のサイズを大きくしすぎると土の乾燥が遅くなり根腐れの原因になるため、一回り程度のサイズアップを目安にしてください。

② 古い鉢から株を抜く

鉢を軽く叩いて、根っこを傷めないようにドラセナ パープルコンパクタをゆっくり取り出します。

土が固まっている場合は優しくほぐしておきましょう。

③ 土を落とし、根を整理する

根っこについた古い土をほぐしながら軽く落とします。

黒ずんだ根や腐った根があれば、清潔なハサミでカットしておきましょう。

④ 新しい鉢に植え替える

植え替え後の高さを調整しながら新しい鉢に株を置き、周囲に新しい土を入れます。

すき間が出ないように割りばしやピンセットで土を刺しながら、根の間までしっかり入れ込みましょう。

最後にたっぷり水を与えたあと、1週間程度水やりを控えて土を落ち着かせます。

植え替え後は明るい日陰で乾燥気味に管理し、1か月ほど肥料を与えるのは避けてください。

元気な新芽が2~3枚出てきたら、徐々に通常の環境に戻していきましょう。


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