成長が早い観葉植物ランキング
公開日 2025年03月26日
更新日 2025年04月22日
監修者情報

覚張大季
植物と人との関わりに魅了され、日本各地の植物農園を見て回る。HanaPrimeの植物部門の立ち上げ後はオフィスや商業施設、個人宅など、幅広いシーンのグリーンコーディネートを数多く担当。植物の生態や特性を深く掘り下げ、それぞれの空間やライフスタイルに適したグリーン空間デザインを提案することが得意。観葉植物の世界に情熱を注ぎ、植物の価値を最大化することを使命としている。

成長が早い観葉植物を育てる3つのメリット

成長が早い観葉植物を育てる3つのメリットを紹介します。
ランキングを見る前に、成長が早い観葉植物を育てるとどのようなメリットがあるのかを確認しましょう。
① 大きいサイズを買わなくてもよい
ポイント
- 持ち運びが簡単
- 小さいと価格が安め
1つめのメリットは「大きいサイズを買わなくてもよい」です。
観葉植物はひとつひとつの株で姿が異なるため、店頭で形を確認して購入したい方もいるでしょう。
しかし大きなサイズの観葉植物は持ち帰るのが大変ですし、立派に育った状態で買おうとすると値段は高額になる傾向があります。
そのため、観葉植物を購入する際は、安価かつ持ち運びしやすい小さなサイズで入手するのがおすすめです。
成長が早い品種であれば、入手したときの小さな姿から理想の姿に近づくのも早く、自らの手で観葉植物を育てる楽しみも実感できるでしょう。
② 成長をすぐに感じられるので楽しい
ポイント
- 育成の手ごたえを感じられる
2つめのメリットは「成長をすぐに感じられるので楽しい」です。
成長が遅い観葉植物は姿に変化が表れるまで時間がかかるため、世話に飽きるケースもあるでしょう。
成長が早い観葉植物であれば、新芽が出たり葉っぱが大きくなったりと目に見えて分かりやすく、世話にやりがいを感じられます。
観葉植物の育成に手ごたえを感じたい方は、成長が早い品種を育てましょう。
③ 丈夫で育てやすい種類が多い
ポイント
- 世話に失敗しても復活させられる
3つめのメリットは「丈夫で育てやすい種類が多い」です。
成長が早い観葉植物は、生命力が強く丈夫な品種が多い傾向があります。
葉っぱを枯らしたり元気がなくなったりしても、諦めずに世話をすれば美しい姿を取り戻せるでしょう。
そのため、観葉植物の世話に慣れていない初心者の方は、成長が早い品種を購入するのがおすすめです。
ぐんぐん育つ!成長が早い観葉植物ランキング

ここでは、成長が早い観葉植物をランキング形式で紹介します。
なお、観葉植物の成長具合は品種・個体差・育成環境などで異なるため、厳密に比較できない点を把握したうえでランキングをご覧ください。
1位 エバーフレッシュ

観葉植物 エバーフレッシュ
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名前 | エバーフレッシュ |
成長速度(1年) | 幹が60cm程度伸びる |
生育期 | 春~秋 |
休眠期 | 冬 |
日当たり | 日当たりのよい窓際、直射日光は避ける |
耐寒性 | 最低10℃ |
水やり | 春~秋:土の表面が乾いたらたっぷり与える 冬:土の表面が乾いてから2~3日後に与える |
エバーフレッシュは、昼と夜で異なる姿を見せる観葉植物です。
「就眠運動(睡眠運動)」と呼ばれる習性を持ち、夜になると蒸散を防ぐために葉っぱを閉じます。
なお、昼も葉っぱが閉じているのは水不足が原因で蒸散を抑えようとしているサインなので、たっぷりと水を与えてください。
2位 オーガスタ

観葉植物 オーガスタ
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名前 | オーガスタ |
成長速度(1年) | 背丈(葉っぱ含む)が1m程度伸びる |
生育期 | 春~秋 |
休眠期 | 冬 |
日当たり | 明るい日陰、直射日光は避ける |
耐寒性 | 最低5℃ |
水やり | 春~秋:土が乾いたらたっぷり与える 冬:土が乾いてから2~3日後に与える |
オーガスタは、丸みを帯びた大きな葉っぱが魅力的な観葉植物です。
原産地では10mを超えるほど成長するケースがあり、鉢植えでも高さ2〜3mまで育つため、ひと株でも存在感があります。
株が充分に栄養を蓄えられていれば白やオレンジの花を咲かせるので、開花を目標に育てるのもおすすめです。
3位 パキラ

観葉植物 パキラ
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名前 | パキラ |
成長速度(1年) | 幹が30cm程度伸びる |
生育期 | 春~夏 |
休眠期 | 冬 |
日当たり | 明るい日陰、直射日光は避ける |
耐寒性 | 最低5℃ |
水やり | 春~夏:鉢底の土が乾いたらたっぷり与える 秋~冬:鉢底の土が乾いてから1週間後に与える |
パキラは、黄緑色の柔らかな色合いの葉っぱが特徴的な観葉植物です。
実生株(種から発芽)の若い株の場合、1年で30㎝程度伸びるので、編み込みの工夫を加えておしゃれな姿に仕立てることもできます。
また、金運を高める効果があると言われているパキラは、オフィスに飾るインテリアや開店祝いのプレゼントとしても人気です。
4位 シェフレラ

観葉植物 シェフレラ・アンガスティフォリア 曲がり
シェフレラ・アンガスティフォリアは、フィリピンが原産のシェフレラの仲間で、カポックなどと比べると葉が細長いのが特徴です。性質は強健で非常に育てやすく、観葉植物初心者の方にもおすすめの観葉植物です。
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名前 | シェフレラ |
成長速度(1年) | 幹が30cm程度伸びる |
生育期 | 春~夏 |
休眠期 | 冬 |
日当たり | 明るい日陰、直射日光は避ける |
耐寒性 | 最低10℃ |
水やり | 春~夏:土の表面が乾いたらたっぷり与える 秋~冬:土の表面が乾いてから2~3日後に与える |
シェフレラは、丸みを帯びた小ぶりな葉っぱがかわいらしい観葉植物です。
600種類以上の品種があるとされていて、品種によって葉っぱの大きさや斑の有無、幹の伸び方などが異なります。
同じシェフレラでも多種多様な姿の品種があるため、さまざまな商品を見比べて、あなたにぴったりのひと株を見つけましょう。
5位 モンステラ

観葉植物 モンステラ
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名前 | モンステラ |
成長速度(1年) | 茎が30cm程度伸びる |
生育期 | 春~夏 |
休眠期 | 冬 |
日当たり | 明るい日陰、直射日光は避ける |
耐寒性 | 最低10℃ |
水やり | 春~夏:土が乾いたらたっぷり与える 秋~冬:土が乾いてから2~3日後に与える |
モンステラは、切れ込みの入った大きな葉っぱが魅力的な観葉植物です。
海外では、葉っぱの形がスイスチーズに似ていることから「スイスチーズプラント」とも呼ばれます。
また、モンステラには「モンステラ アンダーソニー(通称:ヒメモンステラ)」や「モンステラ コンパクタ」などの小ぶりな品種もあるため、大きく成長しすぎるのが心配な方は小型の品種を選びましょう。
6位 ホマロメナ

名前 | ホマロメナ |
成長速度(1年) | 1カ月に1枚のスピードで新芽が出る |
生育期 | 春~秋 |
休眠期 | 冬 |
日当たり | 日当たりのよい室内、直射日光は避ける |
耐寒性 | 最低10℃ |
水やり | 春~秋:土の表面が乾いたらたっぷり与える 冬:土の表面が乾いてから2~3日後に与える |
ホマロメナは、さまざまな品種を楽しめる観葉植物です。
ライムイエローの葉っぱを持つ品種や斑の入った品種、葉柄が赤い品種など多種多様な種類があるため、あなた好みの商品を見つける楽しみもあります。
なお、ホマロメナは水切れを起こすとすぐに葉っぱが下を向くので、春から秋は土を乾燥させないよう注意しましょう。
7位 ディフェンバキア

名前 | ディフェンバキア |
成長速度(1年) | 茎が50cm程度伸びる |
生育期 | 春~秋 |
休眠期 | 冬 |
日当たり | 明るい日陰、直射日光は避ける |
耐寒性 | 最低10℃ |
水やり | 春~秋:土の表面が乾いたらたっぷり与える 冬:鉢底まで土が乾いてから2~3日後に与える |
ディフェンバキアは冬でも葉っぱを落とさないため、1年中変わらない姿を楽しめる観葉植物です。
葉っぱの中央に大きく白い斑が入っているのが特徴的ですが、直射日光にあたると斑が茶色く変色するので、日光過剰には注意しましょう。
なお、サトイモ科に属するディフェンバキアの樹液には毒性があるため、必ず子どもやペットが触れられない場所に飾ってください。
8位 アンスリウム

観葉植物 アンスリウム
観葉植物 アンスリウムをお祝いやプレゼント用に無料の立て札・メッセージカードをつけて全国にお届けします。インテリアや風水にも注目されている観葉植物を、プレゼント、ご自宅用などの用途に合わせてお選びください。
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名前 | アンスリウム |
成長速度(1年) | 茎が20cm程度伸びる |
生育期 | 春~夏 |
休眠期 | 冬 |
日当たり | 明るい日陰、直射日光は避ける |
耐寒性 | 最低10℃ |
水やり | 春~夏:土の表面が乾いたらたっぷり与える 秋~冬:土の表面が乾いてから2~3日後に与える |
アンスリウムは、ハート形のまるで花のような葉っぱ(仏炎苞)が魅力的な観葉植物です。
仏炎苞は、白・赤・黄緑・ピンクなどのさまざまな色があります。
花が咲いているかのような美しい色彩の仏炎苞を持つアンスリウムは、緑ばかりの観葉植物の中でもひときわ目を惹くでしょう。
9位 ビカクシダ

名前 | ビカクシダ |
成長速度(1年) | 貯水葉:水苔を覆うくらいに成長する 胞子葉:葉っぱのサイズに大きな変化はない |
生育期 | 春~夏 |
休眠期 | 冬 |
日当たり | 日当たりのよい室内、直射日光は避ける |
耐寒性 | 最低10℃ |
水やり | 春~夏:土や水苔の表面が乾いたらたっぷり与える 秋~冬:土や水苔の表面が乾いてから2~3日後に与える |
ビカクシダは、葉っぱの形がコウモリの羽に似ていることから、別名「コウモリラン」とも呼ばれる観葉植物です。
ビカクシダは、水分や栄養を蓄える「貯水葉」と、胞子を作る「胞子葉」の2つの葉っぱを持っています。
貯水葉と胞子葉は色や形が異なるため、1つの株で2種類の葉っぱを楽しめるのがビカクシダの魅力です。
10位 ボトルツリー
名前 | ボトルツリー |
成長速度(1年) | 幹が50cm程度伸びる |
生育期 | 春~夏 |
休眠期 | 冬 |
日当たり | 日当たりのよい窓際、直射日光は避ける |
耐寒性 | 最低5℃ |
水やり | 春~夏:鉢の中央の土が乾いたらたっぷり与える 秋~冬:鉢の中央の土が乾いてから2~3日後に与える |
ボトルツリーは、ふくらんだ幹の根元がだんだんと細くなる姿がワインボトルに似ていることから名前をつけられた植物です。
幹の根元が太い一方、葉っぱは鋭くとがった形で、全体の姿は非常にユニークな形をしています。
原産地では20mを超えるサイズにまで成長するケースもあり、その姿は地面に巨大なワインボトルが突き刺さっているかのようで圧巻です。
11位 ポトス

観葉植物 ポトス
観葉植物 ポトスをお祝いやプレゼント用に無料の立て札・メッセージカードをつけて全国にお届けします。インテリアや風水にも注目されている観葉植物を、プレゼント、ご自宅用などの用途に合わせてお選びください。
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名前 | ポトス |
成長速度(1年) | 茎が40cm程度伸びる |
生育期 | 春~夏 |
休眠期 | 冬 |
日当たり | 明るい日陰、直射日光は避ける |
耐寒性 | 最低5℃ |
水やり | 春~夏:土の表面が乾いたらたっぷり与える 秋~冬:土の表面が乾いてから2~3日後に与える |
ポトスは、ハート形で柔らかい色合いのかわいらしい葉っぱが特徴的な観葉植物です。
伸びたつるが鉢から溢れて垂れるのが魅力で、ハンギングで吊るすと一気に部屋がおしゃれになるでしょう。
観葉植物を早く成長させる育て方のコツ

ここでは、観葉植物を早く成長させる育て方のコツを5つ紹介します。
品種・季節に合った水やりをする

ポイント
- 観葉植物の特性を理解する
- 成長期と休眠期でメリハリをつけた水やりをおこなう
観葉植物を早く成長させるためには、水やりに気を配ることが大切です。
観葉植物には、乾燥を好む品種と多湿を好む品種があります。
育てている植物が乾燥と多湿のどちらを好むのかによって水やりのタイミングや量が変わるので、各観葉植物の特性を理解しておきましょう。
また、観葉植物は冬に「休眠期」に入り、成長が緩やかになります。
春から夏はたっぷりと水を与え、冬は水やりの頻度を減らして、成長期と休眠期でメリハリをつけた水やりをおこなうことが重要です。
適量の肥料を与える

ポイント
- 商品の用法・用量を守って使用する
- 肥料は成長期にのみ与える
適量の肥料を与えるのも、観葉植物を早く成長させるポイントです。
肥料は、与えれば与えるほど観葉植物にプラスの効果をもたらすものではありません。
商品の説明書をよく読み、用法・用量を守って使用することが大切です。
また、休眠期の冬は肥料をうまく吸収できずに「肥料焼け」を起こす可能性が高いため、肥料は成長期のみ与えるようにしましょう。
枯れた葉っぱは剪定する

ポイント
- 枯れた葉っぱはすみやかに剪定する
観葉植物を早く成長させるために、枯れた葉っぱを剪定しましょう。
枯れた葉っぱを放置していると、栄養が分散して元気な葉っぱの取り分が少なくなります。
また、葉っぱが密集していると株が蒸れたり、病害虫が発生したりするので、間接的に株が弱る原因になるでしょう。
元気な葉っぱに悪い影響を及ぼす前に、枯れた葉っぱはすみやかに剪定してください。
定期的に植え替えを行う

ポイント
- 1〜2年に1度は植え替えをおこなう
観葉植物は植えたまま放置していると成長を止めるため、定期的に植え替えを実施しましょう。
成長の早い植物は根が伸びるスピードも早く、2年以上鉢替えをしていないと根詰まりを起こします。
根詰まりすると、栄養・酸素・水をうまく吸収できずに株が弱っていくので、1〜2年に1度は必ず植え替えをして根の状態を確認してください。
徒長しないようにする

ポイント
- 充分な日光を与える
- 水を与えすぎない
- 肥料を与えすぎない
- 風通しのよい場所に飾る
「徒長(とちょう)」とは、植物の枝や茎が必要以上に伸びた状態を指します。
徒長すると、花や実がつきにくく病気や害虫に弱い株になるので、観葉植物を早く成長させるためには徒長の防止も大切です。
徒長は日光不足、水分過剰、肥料過剰、風通しの悪さなどが原因で発生します。
それぞれに気を配った適切な環境で観葉植物を育てましょう。