センニチコウの育て方
公開日 2025年02月13日
更新日 2025年02月13日
育てやすさ
初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。

センニチコウの基本情報

名称 | センニチコウ |
学名 | Gomphrena |
和名 | 千日紅 |
英名 | Globe amaranth |
別名 | センニチソウ(千日草)、ダンゴバナ(団子花) |
原産地 | 北南米~中南米 |
科名 | ヒユ科 |
属名 | センニチコウ属(ゴンフレナ属) |
開花時期 | 6〜10月 |
センニチコウは茎の先端に丸くカラフルなボールが集まり、いちごやクランベリーに似た可愛らしい見た目が魅力です。
乾燥しても色褪せることがなく、状態を保つためドライフラワーとしても人気があります。
センニチコウは漢字で「千日紅」と書き、花が色褪せずに長い期間咲き続けることに由来して名前が付けられました。
また、暑さに強く育てやすいので、切り花のほか、鉢植えや花壇などの寄せ植えが楽しめます。
月別栽培カレンダー
種まき
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
植え付け・植え替え
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
肥料
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
開花
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
種類と品種
センニチコウには100種類以上の品種があります。
ほとんどが一年草ですが、中には多年草の品種があり冬越しが可能です。
以下、人気のある品種を紹介します。
ストロベリー フィールズ

真っ赤な可愛らしい花包(かほう)と鮮やかな緑色の茎のコントラストが魅力的な品種です。
見た目がイチゴに似ていることから、この名前がつけられました。
ファイヤーワークス

花火が夜空で打ち上げられたように、花芯から放射線状に広がるのが特徴です。
鮮やかな紫の花色の先端には黄色シベが映え、ユニークな色のコントラストが目を引きます。
ローズネオン

発色の良いピンク色で愛らしい人気の品種で、色が長持ちするのでドライフラワーにおすすめです。
ゴンフレナ ラブラブラブ

鮮やかなピンク色で、花包(かほう)の先端に咲く黄色い花とのコントラストが可愛らしい品種です。
バディシリーズ
センニチコウの中でも花が小さく、コンパクトに育ちます。
花色はバディピンクやバディホワイトなど明るい色が多く華やかです。
品種名 | タイプ | 耐寒性 | 草丈 |
---|---|---|---|
ストロベリーフィールズ | 一年草 | なし | 50~80cm |
ファイヤーワークス | 多年草 | 半耐寒性 | 70~100cm |
ローズネオン | 一年草 | なし | 50~60cm |
ゴンフレナ ラブラブラブ | 一年草 | なし | 50~70cm |
バディシリーズ | 一年草 | なし | 15~30cm |
センニチコウはどんな花が咲く?

センニチコウはポンポンの形をした可愛らしい花です。
実は、花のように見えるボール状の部分は「花包(かほう)」と呼ばれ、花ではなく葉の一部が変化したものです。
実際の花は花包(かほう)の中に小さく咲いているので、ぜひ観察してみてください。
花色は鮮やかな紅色が印象的ですが、白や黄色、オレンジ色、濃いピンクなど、さまざまな花色があります。
センニチコウの葉っぱの形

センニチコウの葉の形は楕円形で、表面には短い毛が生えています。
5〜13cmほどの長さで、鮮やかな花包(かほう)の色が引き立つような綺麗な緑色をしています。
センニチコウの花言葉
センニチコウの花言葉は「色褪せぬ恋」「不老不死」「変わらぬ愛」「不朽」です。
センニチコウの育て方
センニチコウは乾燥耐性と耐暑性があり、育てやすく初心者におすすめの植物です。
以下、育て方のポイントを詳しく解説します。
水やりの頻度
センニチコウは乾燥に強い植物なので、月に3〜4回の水やりで問題ありません。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをしましょう。
なお、地植えの場合、水やりはほとんど必要ありません。
肥料のあげ方
センニチコウは鉢植えと地植えともに、5〜10月の間に肥料を与えます。
緩効性肥料の場合は月に1度、液体肥料の場合は2週間に1度を目安に与えてください。
ただし、肥料をあげすぎると葉ばかり茂ってしまい、花つきが悪くなるので注意しましょう。
病害虫・害虫対策
センニチコウは比較的丈夫な植物ですが、梅雨時期や夏にかけて病害虫が発生することがあります。
以下、主な病害虫と害虫と対策を紹介します。
ハダニ
- 葉や茎の裏に白い虫がつき、葉や花が変形する
- 新芽につくことが多い
見つけた場合はピンセットで取り除くか、薬剤を散布して早めに対策しましょう。
ナメクジ
- 梅雨時期に発生することが多い
- 小さな新芽や花芽を食害する
鉢底などをこまめにチェックし、見つけたら駆除してください。
立ち枯れ病
- カビの一種により株が枯れる
- 梅雨時期に発生することが多い
感染が広がらないように、発病した株は焼却します。
土壌を殺菌するために、土を黒いビニールで覆い、太陽熱消毒を行ってください。
花がら摘み|タイミングとやり方
センニチコウは開花期間が長いので、花や茎が茶色に変色したらその都度花がら摘みをしましょう。
清潔なハサミで花首のつけ根ごと切り取ってください。
切り戻し|タイミングとやり方
センニチコウの切り戻しのタイミングは5〜10月の開花時期で、花がら摘みと同時におこなうとスムーズです。
切り戻しをすることで全体の風通しが良くなり、次の開花につながります。
また、花が茶色くなる前に切り戻して、ドライフラワーにするのもおすすめです。
支柱立て|タイミングとやり方
センニチコウは草丈が50〜100cm伸びるので、雨風で倒れないように支柱立てで補助します。
開花前の成長期や、苗を植えたタイミングで支柱を立てると良いでしょう。
風通しも良くなり、成長促進につながります。
センニチコウの栽培環境
センニチコウは乾燥耐性と耐暑性があり、乾燥にも非常に強い植物です。
以下、育て方のポイントをお伝えします。
置き場所と日当たり
センニチコウは日当たりと風通しの良い場所が適しており、家の東や南側がおすすめです。
日光が足りないと花付きが悪くなるので、注意しましょう。
また、乾燥を好む植物のため、湿気の多い場所は避けてください。
適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?
センニチコウは耐暑性に非常に強く、40℃近い高温でも元気に育ちます。
一方で耐寒性は弱く、5℃以下で枯れてしまうためほとんど品種が一年草です。
なお、ファイヤーワークスなど半耐寒性の品種は冬越しさせることが可能です。
用土
センニチコウは水はけの良い土を好みます。
赤玉小粒6割、腐葉土3割、ピートモス1割の割合で、水はけの良い土壌を用意しましょう。
水はけが悪いと立ち枯れ病になりやすくなるので注意してください。
夏越しの方法
センニチコウは暑さに強く、真夏でも丈夫に育ちますが、水やりに注意してあげましょう。
- 土の温度を上げないよう、午前中の涼しい時間帯にする
- 水分不足で茎が垂れてきたら回数を増やす
- 土の状態を確認し、過湿にならないようにする
冬越しの方法
センニチコウは一般的に耐寒性がないため、5℃以下になると枯れてしまいます。
ただし、半耐寒性があるファイヤーワークスは冬越しが可能です。
ファイヤーワークスの冬越しのポイントは次のとおりです。
- マルチングをして雪や霜を避ける
- 鉢植えは室内に入れ、日当たりのよい場所へ置く
- 過湿にならないよう水やりを控えめにする
センニチコウの種まき
センニチコウは種まきから育てることが可能です。
以下、種まきについて説明します。
センニチコウを種から育てると大変?
センニチコウは種まきから約1週間で発芽するため、初心者でも簡単に育てることができるでしょう。
自分で採種することも可能なので、ぜひ挑戦してみてください。
種まきにおすすめの時期は5月頃
センニチコウの種まきは、気温が安定している4月中旬から5月がおすすめです。
種まきのやり方
- 育苗用トレイを用意する
- 種をまく
- 乾燥させないよう水やりをする
① 育苗用トレイを用意する
細かく区切られた専用トレイに、バーミキュライトやピートモスなどの種まき用に適した土を入れます。
種が発芽しやすいよう、たっぷり水を与えてあらかじめ土を湿らせておきます 。
② 種をまく
種が重ならないように3〜4粒の種をまき、5mm程度の土をかぶせます。
③ 乾燥させないよう水やりをする
種まきから約1週間ほどで発芽します。
発芽するまでは、土を乾燥させないよう水をしっかり与えてください。
センニチコウの種を採る方法
センニチコウの採種をする場合は、花がら摘みをせずに枯れるまでそのままにしておきます。
花包(かほう)が茶色く乾燥したら、種を採るタイミングです。
指で擦ると簡単にほぐれるので、飛び散らないように気をつけましょう。
取り出した種を乾燥させて封筒に入れ、翌年の種まきまで冷蔵庫で保管してください。
センニチコウの植え付け
センニチコウは苗を植え付けは5〜8月の暖かい時期が適しています。
深植えにならないように注意し、乾燥気味に育てることがポイントです。
苗の選び方
センニチコウの苗は、葉の色に艶があり、太くて茎がたくさんある株を選びましょう。
株元のぐらつきがあるものや、枯れているものは避けてください。
植え付けでおすすめの時期は5~8月
センニチコウの植え付け時期は、5〜8月が適しています。
耐暑性があるので8月の暑い時期でも植えることが可能です。
鉢植えのやり方
- 土に肥料を混ぜておく
- 鉢を用意する
- 根鉢を崩さず植え付ける
- たっぷり水やりをする
① 土に肥料を混ぜておく
植え付けの1~2週間前に土と緩効性肥料を混ぜておきます。
土は赤玉小粒6割、腐葉土3割、ピートモス1割を混ぜたものがおすすめです。
② 鉢を用意する
苗は大きく育つため、5号鉢に1株ずつ植え付けます。
または、65cmのプランターに2株植えてもよいでしょう。
鉢やプランターに鉢底石を敷き、土を半分くらい入れておきます。
③ 根鉢を崩さず植え付ける
苗をポットから取り出し、根鉢は崩さずそのまま植え付けてください。
根鉢を崩すと根にダメージを与える可能性があるので、やさしく扱いましょう。
また、過湿を防ぐため株元が少し見えるように浅く植えて、軽く土をかぶせます。
③ たっぷり水やりをする
植え付け後は、鉢底から流れるくらい水をたっぷり与えてください。
地植えのやり方
- 土に肥料を混ぜておく
- 20~30cmの間隔で植え付ける
- たっぷり水やりし、その後は乾燥気味にする
① 土に肥料を混ぜておく
苗を植え付ける1〜2週間前に、緩効性肥料と土を混ぜて事前に準備をしておきます。
水はけが悪い場合は、腐葉土や軽石を混ぜて水はけの良い土壌をつくりましょう。
また、風通しのよい場所を選んでください。
② 20~30cmの間隔で植え付ける
苗をポットから取り出し、根鉢は崩さずそのまま植え付けてください。
株間は20〜30cmを目安にし、株元が少し見えるように浅く植え付けます。
植え付けたらまわりの土をならして株元を安定させましょう。
③ たっぷり水やりし、その後は乾燥気味にする
植えつけ後はたっぷり水やりをします。
株が安定したら、乾燥気味に育ててください。
センニチコウの開花時期

センニチコウは、6月の初夏から秋の紅葉シーズンまで長い期間花を咲かせます。
開花時期は6~10月頃
センニチコウの開花時期は6〜10月で、暑い夏のあいだも休まずにきれいな花が楽しめます。
センニチコウの花が咲かない原因は?
センニチコウの花が咲かない原因には、次のことが考えられます。
- 日当たりが悪い
- 病害虫に侵されている
- 肥料のやり過ぎ
- 水のやり過ぎ
花の状態をよく観察し、栽培環境や水やりを改善して、きれいな花を咲かせてください。
センニチコウの増やし方
センニチコウは種まきのほか、挿し芽で増やすことが可能です。
ただし、挿し芽ができるのは宿根性の「ファイヤーワークス」だけです。
挿し芽におすすめの時期は5~6月頃
センニチコウの挿し芽に適しているのは5〜6月です。
気温が20〜25℃と安定しているので、挿し芽が成功しやすいでしょう。
挿し芽のやり方
- 茎の先端を切る
- 挿し芽を水に浸す
- 育苗用トレイに挿し、半日陰で管理する
- 根が出たら鉢に移植する
① 茎の先端を切る
ファイヤーワークスの茎の先端から5〜10cmほどの、葉が残る一節目で切ります。
切り口は斜めにカットしてください。
② 挿し芽を水に浸す
切ったファイヤーワークスを1時間ほど水につけて、吸水します。
③ 育苗用トレイに挿し、半日陰で管理する
育苗用トレイに新しい土を入れ、水揚げした茎を挿します。
半日陰に置き、新しい根が生えてくるまで土が乾燥しないように水やりをしてください。
④ 根が出たら鉢に移植する
2〜3週間で根が生えてきたら、鉢植えや地植えに移行しましょう。
その後は水をあげすぎないように注意し、乾燥気味に育てます。
センニチコウに植え替えは必要?
センニチコウの多くは一年草なので、基本的に植え替えは必要はありません。
ただし、株が大きくなりすぎて根詰まりを起こしている場合は、一年草であっても植え替えをしてあげましょう。
また、「ファイヤーワークス」など冬越しが可能な品種は植え替えが必要です。
植え替えのタイミングとやり方
センニチコウは株が大きくなりすぎたり、以下のような根詰まりの症状がある場合は植え替えをしましょう。
- 鉢穴から根が出ている
- 水やりをしてもすぐに乾燥する
センニチコウの植え替えは5〜6月の気温が安定した時期に行うのがおすすめです。
植え替えのやり方は、植え付け方の手順を参考にしてください。