カランコエの育て方

育てやすさ

初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。

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カランコエの基本情報

植物名カランコエ
学名Kalanchoe
和名リュウキュウベンケイ(琉球弁慶)、ベニベンケイ(紅弁慶)
英名Kalanchoe
別名リュウキュウベンケイ(琉球弁慶)、ベニベンケイ(紅弁慶)
原産地アフリカ南部・東部、アラビア半島、東南アジア
科目ベンケイソウ科
属名カランコエ属
開花時期11〜5月

カランコエは種類が豊富で、花を楽しむものと葉を楽しむものに大きく分けられます。

草丈は10〜50cmほどで、冬にカラフルな花を咲かせるのが特徴です。

日が短くなると花が咲く「短日植物」で、日に当たる時間が12時間以下になると花が咲きます。

アフリカや東南アジアが原産地で、暑さに強いのが特徴です。

寒さには弱いため、冬は室内での育成が適しています。

月別栽培カレンダー

開花期

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植え付け・植え替え

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肥料

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種類と品種

カランコエは、原種が110種類ほどあり、品種改良された園芸品種も含めると200品種以上あるといわれています。

そのため、花の形や咲き方、葉の形や色などのバリエーションが豊富です。

流通量が多く、園芸店やホームセンターなどでも手に入れられます。

日本に流通しているカランコエで人気がある品種と特徴についてまとめました。

カランコエ クイーンローズ

カランコエ クイーンローズ

バラのような八重咲きの花1ヶ月以上咲き続ける

カランコエ ミリオンスター

カランコエ ミリオンスター

黄色い星型に見える花が咲き、カランコエの中でも流通量が多い

カランコエ カランディーバ

カランコエ カランディーバ

小さな八重咲きの花が密集して咲き、花色のバリエーションが豊富

カランコエ エンゼルランプ

ベル型の花が下向きに咲き、花色はオレンジや赤色が多い

カランコエ 月兎耳

カランコエ 月兎耳

白い毛に覆われた肉厚の葉で、ふちに茶色の線が入る

カランコエ フィフィ

丸みを帯びた緑色のぷっくりとした葉で、枝を垂れ下げながら成長する

カランコエ プミラ

カランコエ プミラ

白っぽくギザギザした葉で、花は花弁が十字に分かれている

カランコエ 不死鳥

カランコエ 不死鳥

ギザギザした葉が翼のように広がり、葉先に大量の芽をつけて落とすことで子株を増やす

カランコエはどんな花が咲く?

カランコエはどんな花が咲く?

カランコエの花は八重咲き、一重咲き、ベルのように見える釣鐘型などさまざまです。

花は10月頃から咲き始め、年を越して5月頃まで楽しめます。

色は、赤やピンクが多いですが、オレンジや白、クリーム色や黄色など、バリエーションも豊富です。

パキッとした鮮やかな色合いのものが多く、葉の緑とのコントラストも楽しめるでしょう。

花が目立つため、インテリアとしても、フラワーアレンジメントとしても活躍する植物です。

カランコエの葉っぱの特徴

カランコエの葉っぱの特徴

カランコエの葉は、花と同じように種類が豊富です。

葉の形がギザギザしたものや、丸く光沢があるものが多い傾向にあります。。

特に、葉を楽しむタイプのカランコエには、表面に毛が生えているものや、粉が吹いているもの、紫色や褐色の斑点が入っているものなど、特徴的な葉を持つ品種も多いです。

そのため、多肉植物の中では珍しい形態のものにも出会えるでしょう。

大きさもさまざまで、草丈が10cmほどから3m前後まで幅広くあります。

カランコエの花言葉

カランコエの花言葉「幸福を告げる」「たくさんの小さな思い出」「あなたを守る」「おおらかな心」です。

カランコエの小さな花が集まって咲く姿に由来していると言われています。

カランコエの育て方

カランコエの育て方

カランコエは日本の気候に合い、手間もかからないため、初心者でも育てやすい植物です。

ただし、育て方にはいくつかのポイントがあります。

水やりや剪定方法、肥料の与え方には細かい注意点があるため、知っておくことでより美しいカランコエに育てられるでしょう。

水やりの頻度

カランコエの原産国は、アフリカやアラビア半島のため、日本でも乾燥気味に育てることで美しく成長します。

また、カランコエは根が細く、水の吸収スピードが遅い傾向にあります。

そのため、水の与えすぎには注意が必要です。

季節による水やりの頻度について、以下の表にまとめました。

の表面が乾いたらすぐ
の表面が乾いたらすぐ、早朝か夕方が良い
の表面が乾いたらすぐ
の表面が乾いて2日ほど経ったら

成長期である春から秋にかけては、の表面が乾いたら鉢の底から水が出てくるまでたっぷりと水を与えます。

ただし、夏場や気温が高い時間帯の水やりには注意が必要です。

気温が高いときに水やりすると、与えた水がお湯になってしまい腐る原因に繋がります。

そのため夏場は、気温が比較的低い早朝や夕方に与えましょう。

また、水やりの際には、葉や花に水がかからないよう留意してください。

肥料のあげ方

カランコエは、成長期である春と秋に液体肥料を与えることでいきいきと育ちます。

春と秋は1週間から10日に1回程度、液体肥料を与えましょう。

夏も成長期と重なりますが、高温多湿になりやすく根腐れする可能性が高いです。

冬は休眠期となるため、肥料を与える必要はありません。

また、植え替え時には、元肥として緩効性肥料をに混ぜることをおすすめします。

リン酸を多く含む肥料を使うことで、花を長く楽しめるでしょう。

剪定|木質化したカランコエはどうしたらいい?

カランコエは適切に剪定をおこなうことで、新芽がどんどん増える植物です。

ここでは、日常的な剪定と木質化したときの剪定を分けて解説します。

日常的な剪定

日常的な剪定には「花がら摘み」と「切り戻し剪定」があります。

それぞれの剪定方法について、以下の表にまとめました。

名前方法目的
花がら摘み花が終わった茎を根元から切り取るしおれた花を摘み取り、余計な体力を使うことを防ぐ
切り戻し剪定から10cm上の部分にある葉の2〜3mm上あたりを清潔なはさみで切る形を整えたり、風通しを良くしたりする

植物は花が枯れると種を作るためにエネルギーを使い、次の花が咲かなくなってしまう原因になります。

カランコエの株全体が弱る原因にもなり得るため、花が終わったらすぐに花がら摘みをしましょう。

また、切り戻し剪定をすることで、新芽がどんどん伸びてより丈夫なカランコエへと成長します。

木質化したときの剪定

木質化とは、数年育てた植物に起きやすく、茎の表面が茶色くなり木のように硬くなる現象のことです。

木質化したときも、切り戻し剪定をおこなうことで良い状態へと変化させられるでしょう。

具体的には、木質化した部分から通常の茎に切り替わる部分より10cm上を目安に切り戻します。

木質化は病気ではありませんが、枯れる原因にもなるため、適切な手入れをおこないましょう。

病害虫・害虫対策

カランコエを元気に育て、長く楽しむためには、病害虫や害虫対策が欠かせません。

どの病害虫も繁殖力が強いため、発見した場合はすぐに対処することが大切です。

また、剪定や風通しなどの適切な管理は、美しく育てるだけでなく病害虫予防の観点でも役に立ちます。

ここでは、カランコエの主な病害虫と害虫対策を紹介します。

アブラムシ

特徴:葉や幹がベタついたり、葉が縮れたりする

対策:アブラムシをテープなどで除去し、殺虫剤や木酢液を吹きかける

カイガラムシ

特徴:黒いカビが発生したり、葉や幹がベタついたりする

対策:症状が出ている箇所を柔らかい布やブラシで擦り取る

ネジラミ

特徴:植物の成長が止まったり、急に枯れ始めたりする

対策:根を水でよく洗い、薬剤を溶かした水につける

植え方

購入したカランコエの苗を植える際は、以下の手順でおこないます。

  1. 新しい鉢の準備をする
  2. カランコエをポットからごと取り出す
  3. 新しい鉢に深めに植えつける
  4. 鉢底から水が出るまでたっぷりと水やりする

① 新しい鉢の準備をする

鉢底ネット、鉢底石を敷き、鉢の8割程度までを入れます。

市販されているカランコエは、ピートモスの割合が多いが使われている傾向にあり、家庭で育てるには過湿や過乾燥気味になりやすいです。

入手した花が終わり次第、水はけの良いに植えることをおすすめします。

② カランコエをポットから土ごと取り出す

取り出したら、根を崩して古いと根を半分ほど落とします。

③ 新しい鉢に深めに植えつける

ポットに入れたら、根を隠すようにを被せていきましょう

④ 鉢底から水が出るまでたっぷりと水やりする

植え付けてすぐは、たっぷりと水をやりましょう。

カランコエの栽培環境

カランコエの栽培環境

カランコエは耐暑性があるため、日本でも比較的育てやすい植物です。

ただし、湿度が高い場所や寒すぎる環境では、生長が鈍くなったり腐ったりします。

カランコエをいきいきと健康に育成するためには、風通しや気温を意識することが大切です。

置き場所と日当たり

カランコエは日光に当たることで成長が促されるため、日当たりの良い場所で管理しましょう。

ただし、継続して強い日光が当たると葉焼けの原因となるため、避ける必要があります。

季節によって置き場所を変える

カランコエは風通しの良い場所を好みます。

そのため、気温が安定している春から秋にかけては屋外、気温が低くなる冬は室内での育成が理想的です。

室内よりも屋外の方が風通しがよく、日光も適切に当たるでしょう。

特に、気温が高い夏に室内で育てると、高温多湿になりやすいため注意が必要です。

また、多湿な環境に弱いカランコエを屋外に置く場合は、軒先など雨が当たらない風通しの良い場所を選びましょう。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

カランコエの成長に適している温度は、18〜23℃です。

暑さに強いため、気温が高い夏場でも成長は鈍りません。

しかし、寒さには弱く、10℃を下回ると成長が鈍ります。

そのため、気温が低い冬は、日光が当たる室内で育てるのが理想です。

用土

乾燥した環境を好むカランコエには、水はけと通気性の良いが適しています。

初心者は、市販のサボテン用の培養や多肉植物用の培養を利用するのがおすすめです。

園芸用品店やホームセンターで手に入れやすく、そのまま使えます。

自分で用土を作る場合には、赤玉土小粒5:川砂3:ピートモス2の割合で配合するのがおすすめです。

カランコエを種から育てると大変?

カランコエは種から育てることもでき、種まきに適した時期は4〜9月です。

しかし、葉挿しや株分けに比べると手間がかかるため、大変といえるでしょう。

種から育てる場合、発芽まで水の管理をしたり、発芽した後に間引きをしたりと管理しなければなりません。

また、一般的にカランコエは苗で販売されているため、種が入手しづらいです。

カランコエの開花時期

カランコエは植物の中では珍しく、冬に花を咲かせる品種です。

ここでは、カランコエの開花時期や開花しない原因を紹介します。

開花時期は11〜5月

カランコエの開花時期は11〜5月で、冬でも花が咲きます。

カランコエは、日照時間が短くなると花が咲く「短日植物」です。

そのため、日照時間が短くなり始める11月頃からつぼみがつき始めます。

日照時間が長くなる6〜9月頃は、成長はするものの花は咲きません。

カランコエの花が咲かない原因は?

カランコエの花が開花時期でも咲かない原因は、日に当たる時間が長いせいと考えられます。

カランコエの開花を促す日照時間は、12時間以下です。

開花時期である11〜5月は気温が下がるため、室内で育てている人が多いでしょう。

室内の蛍光灯の光が長時間当たる環境に置いてしまうと、日光と勘違いしてしまい、花が咲く条件を満たせません。

ダンボールを被せて人工的に暗闇を作ったり、電気が当たらない場所に移動させたりすることで、開花する可能性が高まります。

カランコエの増やし方

カランコエの増やし方

カランコエは、挿し木や株分けをすることで増やせます。

あまり難しくないため、初心者でも簡単に増やせるでしょう。

剪定・株分けの時期はいつがいい?

カランコエの剪定や株分けは、5〜6月または9月におこないましょう。

カランコエの成長が促される気温は18〜23℃で、20℃前後がもっとも成長に適しています。

剪定や株分けは、植物にとって体力を要する作業です。

できるだけ成長期の気温が安定した時期におこなうことで、作業後の回復も早くなるでしょう。

挿し木のやり方

  1. カランコエを根元から10cmくらいの位置で斜めに切る
  2. 切り取った茎の上部の葉を4枚残し、他の葉は全て取る
  3. 切り口を日陰に3〜4日ほど置いて乾燥させる
  4. 新しい鉢にを入れる
  5. に指や割り箸で穴をあけて茎を挿す
  6. 穴の周りのを軽く押さえて茎を固定する
  7. 1週間ほど経ったらたっぷりと水を与える

① カランコエの茎を斜めに切る

根元から10cmくらいの位置で切り取ります。

② 切り取った茎の葉っぱは全て取る

上部の4枚残し、他の葉っぱはすべて取ります。

③ 日陰に3〜4日ほど置いて切り口を乾燥させる

挿し木をする場合、茎の切り口を乾燥させることが重要です。

切り口が湿ったままに挿すと、切り口から雑菌が繁殖する可能性があります。

④ 新しい鉢に土を入れて茎を挿す

鉢にを入れたら、指や割り箸で穴をあけて茎を挿します。

挿した後は、穴の周りのを軽く押さえて茎を固定しましょう。

⑤ 1週間ほど経ったらたっぷりと水を与える

挿し木をしたあとはすぐに水やりせず、1週間ほどたってからたっぷりと与えてください。

その際、まだ根が丈夫でない可能性があるため、茎が倒れてしまわないように注意しましょう。

茎から新芽が出てきたら、根がしっかり張っている証拠です。

植え替え時期はいつがいい?

カランコエの植え替えにおすすめの時期は、5〜6月と9月の年に2回です。

植え替えする目安は、以下のとおりです。

  • 水やりしても、すぐに水が染み込まない
  • 鉢底や表から根が見えている
  • カランコエが鉢の大きさを上回っている

上記の状態だと風通しや水はけが悪くなり、病害虫の発生や根腐れの原因となってしまいます。

上記に当てはまらない場合でも、植え替えは1〜2年に1回の頻度でおこなうと、いきいきと元気なカランコエに育てられるでしょう。

鉢替えのやり方

カランコエの鉢替えは、以下の手順でおこないます。

  1. 事前にを乾燥させておく
  2. 新しい鉢の準備をする
  3. カランコエを元の鉢から抜く
  4. 新しい鉢に入れてを被せる
  5. たっぷりと水やりする
  6. カランコエの根を広げるようにして新しい鉢に入れてを被せる
  7. たっぷりと水やりする

① 事前に土を乾燥させておく

植え替えを行う1週間ほど前から水やりを控え、を乾燥させておくと作業がやりやすいです。

② 新しい鉢の準備をする

植え替え先の新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷き詰め、緩効性肥料を混ぜたを鉢の8割程度まで入れておきましょう。

は鉢の一番上から2cm下あたりまで入れます。

③ カランコエを元の鉢から抜く

元の鉢から株を抜いたら、根っこについたを軽く落とします。

根が傷んでいる部分があれば、はさみで切り取りましょう。

④ 新しい鉢に入れて土を被せる

下部に入れる際は、カランコエの根を広げるようにします。

根を傷つけると枯れる原因につながるため、一連の作業は丁寧におこないましょう。

⑤ たっぷりと水やりする

植え替え後の水やりは、鉢底から水が出るまでたっぷりと与えてください。

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