観葉植物の葉っぱが丸まる原因と対策
公開日 2025年03月27日
更新日 2025年03月31日

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目次
観葉植物の葉っぱが丸まる6つの原因と対策

ここでは、観葉植物の葉っぱが丸まる6つの原因と、それぞれの対策を紹介します。
観葉植物の葉っぱが丸まっても、適切に対処すれば元気な姿を取り戻すことは可能です。
日頃の世話の習慣を振り返り、改善できる点を見つけましょう。
① 水不足

観葉植物の葉っぱが丸まる原因として、一番最初に考えられるのが「水不足」です。
葉っぱの蒸散量が増える夏や根の吸水力が弱まる冬は、根から吸収する水分よりも葉っぱから蒸散する水分が多くなり、葉っぱが丸まりやすくなります。
対策
- 水やりをする
- 葉水を与える
根の吸水力がしっかりある春から秋は、土が乾いていたらたっぷり水を与えましょう。
ただし、冬は水を与えすぎると吸収しきれずに根腐れを起こす可能性があるので、水やりの量や頻度は減らして葉水で対策してください。
② 空気の乾燥

室内の空気が乾燥しているのも、観葉植物の葉っぱが丸まる原因のひとつです。
観葉植物の多くは熱帯地域が原産地であり、もともとは湿度の高い場所に自生しています。
観葉植物は原産地に近い環境ほど元気に育つため、湿度を高めて自生地の環境に近づけましょう。
対策
- 葉水を与える
- 加湿器で湿度を高める
具体的には、観葉植物を飾っている室内の湿度が50%以上になるよう心がけましょう。
空気が乾燥していると、葉水が蒸発して望んだ効果を得られないケースがあります。
葉水をおこなっても葉っぱの丸まりが解消しないときは、室内の湿度を高める対策も併用しましょう。
③ 根腐れや根詰まり

観葉植物の葉っぱが丸まる原因として、根腐れや根詰まりも考えられます。
根腐れや根詰まりを起こしていると根がうまく水分を吸収できないため、いくら水を与えても株の水不足が解消しません。
水やり・葉水・湿度が充分にも関わらず、葉っぱの丸まりが改善しない場合は、観葉植物の根腐れ・根詰まりを疑いましょう。
対策
- 植え替えをおこなう
観葉植物の植え替えは、春または秋に実施するのがおすすめです。
植え替えに適した時期になったら株を鉢から出し、腐った根や増えすぎた根をカットして、新しい鉢に植え替えます。
植え替える用の新しい鉢は株ひと回りからふた回り大きなものを準備しましょう。
④ 日照不足

日照不足も、観葉植物の葉っぱが丸まる原因のひとつです。
耐陰性のある植物でも、ある程度の日光がなければ元気を失うので、観葉植物を飾る場所は慎重に決めましょう。
対策
- 日光が当たる場所に移動する
具体的には、いま飾っている場所よりも少し日光が当たるところに配置を変えて、1〜2週間ほど様子をみましょう。
これまでの環境と新しい環境に大きな差があると、植物がストレスを感じて株が弱ります。
観葉植物の生育環境を変える際は、植物の様子を観察しながら少しずつ環境を整えることが大切です。
⑤ 直射日光に当たりすぎ

日照不足とは反対に、直射日光に当たりすぎるのも葉っぱが丸まる原因です。
観葉植物は強い光にさらされ続けると、身を守るために葉っぱを丸めるケースがあります。
対策
- 室内:レースカーテン越しに日光があたる場所に飾る
- 屋外:建物や背の高い植物で日光が遮られる場所に飾る
直射日光を避けたいからといって、真っ暗な場所に飾ると日光が不足します。
明るすぎず暗すぎない、適度に日光が当たるところを見極めて、設置場所を決めましょう。
⑥ 病害虫の影響

病害虫の中には、葉っぱを丸める特性を持つものがいます。
ハマキムシは、自分で丸めた葉っぱの中に身を隠し、卵を産んで繁殖する病害虫です。
卵から孵化した幼虫は、葉っぱ・芽・蕾・果実を食べるので、見つけ次第、早急に対処する必要があります。
対策
- 防虫ネットを使用する
- 葉っぱを剪定して風通しをよくする
- 光に集まるため夜は消灯する
まずは成虫が住みつかないように、上記3つの対策をおこないましょう。
ハマキムシが住みついてしまった場合は、早急に住みついた葉っぱを剪定します。
可能であればハマキムシが住みついた葉っぱだけでなく、その周辺の葉っぱや枝も取り除くと安心です。
卵はわずか2〜3週間で孵化し、幼虫は餌を求めてバラバラに行動します。
駆除が困難になる前に素早く対処しましょう。
冬は丸まりやすい!寒い時期の管理ポイント

観葉植物の葉っぱは、特に冬に丸まりやすい傾向があります。
休眠期の冬は、春から秋とは異なる点に注意が必要なので、以下で紹介する寒い時期の管理ポイントを実践し、観葉植物を元気に越冬させましょう。
水やり・葉水
ポイント
- 水やりの量や頻度は控えめにする
- 葉水の量や頻度は増やす
- 水温に注意する
根の吸水力が弱まる冬は、春から秋と同じように水やりしていると根腐れを起こす可能性があるため、水やりの量・頻度は控えめにしてください。
ただし、根から吸い上げる水分量よりも葉っぱからの蒸散量が多いと葉っぱが丸まるので、葉水の量・頻度は増やします。
冷たい水や熱いお湯を与えると株にストレスがかかるので、観葉植物を飾っている場所の気温や室温と同じくらいの温度の水を与える工夫をしましょう。
置き場所・日当たり
ポイント
- 冬でも日当たりのよい場所に飾る
- 夜から朝にかけては窓際から移動する
休眠期でも光合成はおこなわれるので、鉢植えは冬でも日当たりのよい場所に飾りましょう。
日光を求めて窓際に観葉植物を飾るケースがありますが、冬の夜から朝にかけては窓際から鉢植えを離すのがおすすめです。
窓際は外気に近く冷え込むため、暖房が効いている昼間の室内との寒暖差が大きくなります。
特に冷え込みが厳しくなる夜から朝は、鉢植えをできるだけ暖かいところに移動しましょう。
植え替え
ポイント
- 基本的に冬の植え替えは避ける
- 暖かい気温で作業する
- できるだけ根を触らない
- 植え替えの後は穏やかな環境で様子をみる
観葉植物の植え替えに適した季節は春または秋のため、基本的には冬の植え替えは避けます。
しかし、どうしても冬に植え替えをしたい場合は「暖かい気温で作業する」「できるだけ根を触らない」の2つのポイントに注意してください。
植え替え後は日陰気味で強い風が当たらない穏やかな環境で様子をみて、植物に余計なストレスを与えないようにしましょう。
人気品種別!元気な葉っぱを保つ育て方のコツ

ここでは、観葉植物の中でも人気が高い10種類の植物について、葉っぱが丸まるのを防いで元気に育てるコツを紹介します。
基本的にはそれぞれの植物に適した日当たり・耐寒温度・水やりの頻度を守るのが重要です。
オーガスタ

観葉植物 オーガスタ
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日当たり | 明るい日陰、直射日光は避ける |
耐寒温度 | 最低5℃ |
水やりの頻度 | 春~秋:土が乾いたらたっぷり与える 冬:土が乾いてから2~3日後に与える |
オーガスタの葉っぱが丸まってしまう主な原因は水分不足や乾燥、急な環境変化です。
適切な頻度で水やりや葉水をし、冬は室温が5℃を下回らないよう注意してください。
オーガスタは日光を好みますが、直射日光が当たり続けると葉っぱが丸まる原因になるのでレースカーテンで遮光しましょう。
パキラ

観葉植物 パキラ
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日当たり | 明るい日陰、直射日光は避ける |
耐寒温度 | 最低5℃ |
水やりの頻度 | 春~夏:鉢底の土が乾いたらたっぷり与える 秋~冬:鉢底の土が乾いてから1週間後に与える |
パキラの葉っぱを丸めず元気に育てるには、水のやり過ぎに注意しましょう。
パキラは乾燥を好む植物のため、毎日の水やりは必要ありません。
春から夏は鉢底の土が乾いていたら、秋から冬は鉢底の土が乾いて1週間ほど経過してから水を与えます。
パキラの葉っぱは柔らかく直射日光に弱いので、夏は強い光の当たる窓際を避けて飾りましょう。
ゴムの木

観葉植物 フランスゴムの木 曲がり
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日当たり | 日当たりのよい場所、直射日光は短時間にする |
耐寒温度 | 最低10℃ |
水やりの頻度 | 春~秋:土が乾いたらたっぷり与える 冬:土が乾いてから2~3日後に与える |
ゴムの木は日光を好む植物のため、葉っぱを丸めず元気に育てるにはたっぷりと日の光を浴びさせることが重要です。
ただし、直射日光にさらされ続けると葉焼けするので、直射日光を当てる際は短時間に留めてください。
ゴムの木は寒さに弱く冬場に弱りやすいので、10℃を下回る環境にならないよう温度管理にも気をつけましょう。
ゴムの木(フィカス属)の中には「フィカス ベンジャミンバロック」のように葉っぱが丸くカールする品種もあります。
まずは育てている品種が葉っぱが丸まっても問題ないかどうかも調べてみてください。
ウンベラータ

観葉植物 フィカス ウンベラータ曲がり
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日当たり | 日当たりのよい場所、直射日光や強い西日は避ける |
耐寒温度 | 最低10℃ |
水やりの頻度 | 春~秋:土が乾いたらたっぷり与える 冬:2~3週間に1回程度 |
ウンベラータは葉っぱが大きく蒸散の量が多いため、乾燥によって丸まってしまうのを防ぐために、毎日葉水をおこなってください。
暖かい環境を好むため、葉っぱが元気な状態で冬越しさせるためにも、年間通して10℃以上の気温で育てましょう。
葉焼けしやすいので、直射日光や強い西日の当たる場所に飾るのは避けます。
ガジュマル

観葉植物 ガジュマル
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日当たり | 日当たりのよい場所、直射日光は避ける |
耐寒温度 | 最低5℃ |
水やりの頻度 | 春~夏:土が乾いたらたっぷり与える 秋~冬:土が乾いてから2~3日後に与える |
ガジュマルは生育旺盛なため、根詰まりによって生育不良になると葉っぱの元気がなくなり丸まりやすいです。
1〜2年に1回は植え替えを行い根詰まりを防ぎましょう
枝葉が増えすぎると新しい葉っぱが出にくくなるので、葉っぱが黄色くなってきたり、増えすぎていると感じたりしたら剪定をおこないます。
ガジュマルは暖かい環境を好むため、5℃以上の気温で育てるよう心がけてください。
サンスベリア

観葉植物 サンスベリア ローレンチ
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日当たり | 明るい日陰、直射日光は避ける |
耐寒温度 | 最低10℃ |
水やりの頻度 | 春~夏:土が完全に乾いてから与える 秋:土が完全に乾いてから1週間後に与える 冬:水やりは不要 |
サンスベリアは過湿に弱く、過度な水やりが葉っぱが丸まる・ねじれる原因となります。
普段から、土が完全に乾いているかどうか確認して水をやる癖をつけましょう。
特に休眠期の冬はほとんど水を与えなくても問題ないほどなので、水のやり過ぎに陥りやすいです。
ただしエアコンをつけていて空気が乾燥していたり、常に10℃以上の気温が保たれていたりする場合は、冬でも水やりをしてください。
モンステラ

観葉植物 モンステラ
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日当たり | 明るい日陰、直射日光は避ける |
耐寒温度 | 最低10℃ |
水やりの頻度 | 春~夏:土が乾いたらたっぷり与える 秋~冬:土が乾いてから2~3日後に与える |
モンステラのような葉っぱの大きな植物は、蒸散の量が多く葉っぱが丸まりやすい傾向があります。
対策として、土の表面が乾いていたらたっぷりと水を与え、こまめに葉水を与えるなど水分不足にならないよう気をつけて育てましょう。
モンステラの葉っぱが丸まってきたときは、与える日光の量を減らして蒸散を抑制し、吸水と蒸散のバランスを整える工夫をおこないましょう。
レモンの木

日当たり | 日当たりのよい場所 |
耐寒温度 | 最低-3℃ |
水やりの頻度 | 春~夏:土が乾いたらたっぷり与える 秋~冬:1週間に1回程度 |
レモンの葉っぱが丸まる原因になりやすいのは、水分不足や環境の急な変化です。
寒暖差に弱いので、最低気温は-3℃を下回らないように心がけ、風の強い地域なら冬は室内で育てるのがおすすめです。
水やりや気温に問題が無いのに葉っぱが丸まっていたら、エカキムシやハダニの被害に遭っている可能性があります。
葉っぱをよく観察し、水や殺虫剤を吹きかけて駆除しましょう。
カラテア

観葉植物 カラテア オルビフォリア
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日当たり | 明るい日陰、直射日光は避ける |
耐寒温度 | 最低10℃ |
水やりの頻度 | 春~秋:土が乾いたらたっぷり与える 冬:1週間に1回程度 |
カラテアは多湿を好む植物のため、葉っぱを丸まらせず元気に育てるためにも、土を乾燥させないように注意しましょう。
特に夏は土が乾きやすいので、朝・夕の2回水やりをおこなっても問題ありません。
カラテアは根腐れしにくいため、受け皿に水を入れて吸水させる「腰水法」で土の乾燥を防ぐこともできます。
腰水法を実施する際は、鉢植えを風通しのよい場所に置き、鉢が蒸れるのを防止しましょう。
フィカス ベンガレンシス

観葉植物 フィカス ベンガレンシス 曲がり
フィカス・ベンガレンシスは丸みを帯びた葉と白い幹で独特の樹形をしている個性ある観葉植物です。 丈夫で育てやすくお洒落な見た目からインテリアグリーンや、 素敵な花言葉を持つことからお祝いの贈り物としてもとても人気があります。
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日当たり | 明るい日陰、直射日光は避ける |
耐寒温度 | 最低10℃ |
水やりの頻度 | 春~夏:土が乾いたらたっぷり与える 秋~冬:土が乾いてから2~3日後に与える |
フィカス ベンガレンシスは、水不足や日光不足、風通しが悪い状態が続くと葉っぱが丸くなりやすいです。
葉っぱが増えすぎると風通しが悪くなるので、定期的に剪定し葉っぱを減らしましょう。
室内の空気の循環を良くするのも効果的ですが、エアコンの風が直接当たると葉っぱが傷むので、窓際など適度に風通しがよい場所を見つけましょう。
葉っぱが丸まった時によくある質問
ここでは、葉っぱが丸まった際に感じるよくある疑問に回答します。
外側・内側の丸まり方で違いはある?
葉っぱの丸まり方で、葉っぱが丸まった原因を見極めるのは困難です。
「内巻きだから〇〇が原因だ」とは断定できないため、観葉植物の世話の仕方を振り返ったり、葉っぱの様子を観察したりして原因を探りましょう。
葉っぱが波打つのはどうして?
葉っぱが波打っているのは、葉っぱが丸まっている状態と同じく「水不足」や「根詰まり」が原因です。
波打っている状態に留まらず、葉っぱがくしゃくしゃになっている場合は「縮葉病」や「黄化葉巻病」などの病気の可能性もあります。
新芽が丸まっているのはどうしたらいい?
新芽が丸まっている状態も、成熟した葉っぱが丸まっているのと同じく「水不足」「根詰まり」「日照不足」が原因だと考えられます。
さらに新芽は特に病害虫がつきやすいので、水分・根・日光に問題がない場合は、病害虫による丸まりや病害虫を介しての病気を疑いましょう。