サンスベリア ハニーの育て方

更新日 2025年03月18日

育てやすさ

初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。

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サンスベリア ハニーの基本情報

植物名サンスベリア ハニー
学名Sansevieria Hahnii
英名Sansevieria Hahnii
原産地熱帯アフリカ
科名サトイモ科
属名サンスベリア

サンスベリア ハニーは、葉っぱが少しひねりのきいたロゼット状に伸びるコンパクトなサンスベリアの一種です。

耐陰性もあって日光を好み、寒さと蒸れに弱いという性質があります。

置き場所に応じた適切な水やり頻度と、気温20℃を保ってあげれば、比較的どんな環境でも元気に育ちます。

サンスベリア属の中でも品種改良が進んでいて、葉っぱの色合いが品種によってさまざまなのが魅力です。

月別栽培カレンダー

植え付け・植え替え

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種類と品種

種類と品種

サンスベリア ハニーは、コンパクトに育つサンスベリアの一種です。

似たような姿・形ながら葉っぱながら、品種改良によってさまざまなカラーバリエーションがあります。

葉っぱの色と特徴(斑入りの有無と模様)について以下の表にまとめました。

品種名斑入りの有無
サンスベリア ハニー緑と深緑×
サンスベリア グレイハニーくすみがかった緑と黄色
サンスベリア ゴールドハニー深緑とライトグリーン×
サンスベリア ダイヤモンドハニー白いくすみがかった深緑×
サンスベリア スパーバハニー緑とライトグリーン
サンスベリア ブラックロータス深緑にライトグリーン
サンスベリア ブラックジェイドハニー深緑×

サンスベリア ハニー

サンスベリア ハニーは、緑と深緑がかった色合いで、くすみはなく、全体的に光沢感のある葉っぱをしています。

サンスベリア グレイハニー

サンスベリア グレイハニー

サンスベリア グレイハニーは、全体的にくすみがかった緑で、フチに黄色が入った品種です。

深緑の割合が多いため、遠目に見るとモスグリーン一色にも見えます。

サンスベリア ゴールドハニー

サンスベリア ゴールドハニー

サンスベリア ゴールドハニーは、模様はハニーと同じですが、全体的に黄みがかった色が特徴です。

くすんでますが、葉っぱの色合いのコントラストがはっきりしています。

サンスベリア ダイヤモンドハニー

サンスベリア ダイヤモンドハニーは、くすみがかかった深緑やモスグリーンのような色合いが特徴の品種です。

ハニーと似た見た目ですが、落ち着いた雰囲気があります。

サンスベリア スパーバハニー

サンスベリア スパーバハニーは、サンスベリア特有の虎の尾のような模様と葉っぱのフチに入ったライトグリーンがなんとも可愛らしい品種です。

サンスベリア ブラックロータス

サンスベリア ブラックロータスは、ハニーやゴールドハニー、シルバーハニーと似たような模様をしていますが、緑の部分が一番濃です。

サンスベリア ブラックジェイドハニー

サンスベリア ハニーの数ある品種の中でも、一番シックで大人っぽい雰囲気を持っています。

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サンスベリア ハニーの葉っぱの特徴

サンスベリア ハニーの葉っぱは、少し幅の広い笹の葉のような形をしており、先端だけが針のように細いです。

葉っぱがバラの花びらのように重なりながらロゼット状に広がるのが大きな特徴となります。

サンスベリア ハニーはどんな花が咲く?

サンスベリア ハニーは葉と葉の間から花芽を出し、甘い香りのする白い花を咲かせます。

明確な開花時期というものはなく、株の活力や栽培環境など、さまざまな条件が揃わなければ咲きません。

サンスベリア ハニーの花言葉

サンスベリア ハニー自体の花言葉は存在しません。

同種のサンスベリア ローレンチ花言葉には「永久」や「不滅」があります。

サンスベリア ハニーの育て方

サンスベリア ハニーは、乾燥気味を保ちつつ肥料も少なめで育てます。

頻繁な水やりや肥料をさほど必要としないという点から、育てやすいと言えるでしょう。

水やりの頻度

サンスベリア ハニーは乾燥を好むため、気温が20℃以上ある暖かい時期でも水やりの頻度は2、3日に1回でかまいません。

水やりから数日経っても、が乾いていなければ水やりを控え様子を見ます。

蒸れを嫌う性質もあるため、夏場の水やりは夕方以降に行いましょう。

特に、斑入りの品種は湿気に弱いため、気温が20℃を下回るときは水やりを控えます。

寒い時期に葉っぱが萎み、どうしても水をやりたい場合は以下の方法で与えてください。

  1. 鉢が収まるバケツなどの容器を用意する
  2. ぬるま湯を深さ2㎝くらい注ぐ
  3. サンスベリア ハニーを鉢ごと数分間浸ける
  4. なるべく暖かい部屋に置いて管理する

肥料のあげ方

サンスベリア ハニーの肥料は成長期にあたる5〜6月と9月にそれぞれ1回ずつ与えます。

液肥でもかまいませんが、手軽なのは置き肥です。

植物の成長に欠かせない窒素やリンなどを含む、緩効性化成肥料を与えてください。

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病害虫・害虫対策

サンスベリア ハニーは病害虫に強く、観葉植物によくみられるハダニやカイガラムシの被害に遭うことはそうそうありません。

病気として注意すべきは根腐れです。

根腐れの対策

水のやり過ぎはもちろん、水やり後に鉢の中の温度が上がってしまうと蒸れやすく、根腐れが起きやすくなります。

頻繁に水やりを行っていい時期でも、つねにが湿った状態はやめましょう。

植え方

サンスベリア ハニーは、コンパクトに育ち、空気清浄効果が高いとされることから、植え方は鉢植えにして楽しむのがおすすめです。

日差しや気温の変化に応じて、適宜置き場所が変えられるというメリットもあります。

サンスベリア ハニーは100均で買える?

サンスベリア ハニーは、一部の100均で観葉植物として売られています。

ポットに植えられている場合もあれば、抜き苗状態で売られている場合もあるようです。

少し品揃えの良い店舗であれば、比較的簡単にお目にかかれます。

葉っぱが広がってしまう原因は?

サンスベリア ハニーの葉っぱが広がってしまうのはいわゆる徒長のサインであり、原因は蒸れと寒さのいずれかが考えられます。

以下の対処法を実践し、葉っぱの広がりが抑えられるか見てください。

  • 蒸れが原因の場合:暖かく湿度の低い場所に置く
  • 寒さが原因の場合:20℃以上が保てる場所に置く

どこに置いてもがなかなか乾かないのは、その場所の湿度が高いというサインのため、扇風機やサーキュレーターを回すといいでしょう。

気温20℃といえば、日陰に入ると寒さが感じられるような気候です。

サンスベリア ハニーの栽培環境

サンスベリア ハニーは寒さに弱いため、冬でも室温が20℃以上になる場所で育てましょう。

具体的には、日が差し込み年中暖かいリビングやダイニングがおすすめです。

置き場所と日当たり

サンスベリア ハニーは日光を好むため、部屋の中でも日が差し込む場所を選んで置き場所にしましょう。

具体的には、常に人の往来が常にあるリビングやダイニングの窓辺です。

夏の直射日光は葉焼けの原因になるため避けますが、それ以外なら常に日光浴させてあげてもかまいません。

耐陰性もありますが、時折、日差しのある戸外に出すなどしてあげると長く元気な姿を保てます。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

サンスベリア ハニーは熱帯地域の植物であるため、基本的に暑さに強く寒さに弱いです。

栽培に適しているのは15℃以上の環境のため、秋口から冬場は特に温度管理に気を配ってください。

用土

サンスベリア ハニーは乾燥を好むため、水はけのよいを使いましょう。

市販の多肉植物用のや、サンスベリア用土がおすすめです。

一般的な観葉植物のを使うなら、必ず鉢底石を入れて排水性をキープするようにしましょう。

サンスベリア ハニーの増やし方

サンスベリア ハニーの増やし方は、基本的には株分けで行い、葉っぱが折れてしまったものを葉挿しするようにしましょう。

折れていないのに葉挿しにするとなると、伸びている途中の葉っぱをカットしなければならず、樹形が崩れてしまうからです。

また、斑入りの品種については葉挿しで増やすと斑が消えてしまうと言われています。

葉っぱの色や形が気に入っているなら、極力、株分けで増やしていきましょう。

株分けの時期はいつがいい?

株分けに適しているのは、成長期にあたる5〜6月か厳しい夏の暑さが落ち着く9月です。

いずれの時期でも、植え付け後に株が成長しやすいため、根がいちはやく活着するというメリットがあります。

株分けのやり方

サンスベリア ハニーの株分けのやり方は、以下の通りです。

  1. 株を鉢から出し親株と子株の境目を見つける
  2. 清潔な刃物で根っこをカットする
  3. 切り口を乾燥させてから植え付ける

① 株を鉢から出し親株と子株の境目を見つける

サンスベリア ハニーの株分けは、親株と子株の境目となるポイントを見つけるところから始めます。

葉っぱと根っこがセットになるようにしましょう。

② 清潔な刃物で根っこをカットする

根っこ同士が絡み合っている場合は、清潔な刃物で根をカットします。

アルコール消毒した園芸用のナイフや、汚れたらすぐ折ってリセットできるカッターナイフがおすすめです。

③ 切り口を乾燥させてから植え付ける

切り口に水分が残っていると根腐れの原因になるため、しっかりと乾燥させてから植え付けましょう。

抗菌作用のあるシナモンパウダーを塗布してもかまいません。

葉挿しのやり方

サンスベリア ハニーの葉挿しのやり方は、以下の通りです。

  1. 親株からカットする葉っぱを選別する(折れたものを使ってもいい)
  2. 清潔な刃物で葉っぱをカットする
  3. 切り口を乾燥させてから植え付ける

① 親株からカットする葉っぱを選別する

葉挿しは、使えそうな葉っぱを選ぶところからスタートです。

植え替えなどで折れてしまったものがあればぜひ使ってみてください。

② 清潔な刃物で葉っぱをカットする

株分けと同様、清潔な刃物で葉っぱをカットしていきます。

植え付けることを考えて、長さは5〜8cm程度を目安にしましょう。

③ 切り口を乾燥させてから植え付ける

葉挿しも水分があるとサンスベリア ハニーを枯れさせてしまう原因となるため、しっかり乾かしてから植え付けます。

水分を多く含む葉っぱの部分なので、根っこを乾燥させるよりも時間がかかるでしょう。

植え替え時期はいつがいい?

サンスベリア ハニーの植え替え時期は、株分けや葉挿しと同様、5〜6月と9月に行うのがおすすめです。

生育期で根っこが活着しやすいことはもちろん、植え付け後に水やりができる時期であるといいでしょう。

なぜなら、が乾燥していると植え付けた際に根っこが浮いてしまい、株がなかなかなじみません。

鉢替えのやり方

サンスベリア ハニーの鉢替えは、以下のようにおこないます。

  1. 鉢から株を出して根っこについたを落とす
  2. 株本が鉢に埋もれないような高さで植え付ける

① 鉢から株をだして根っこについた土を落とす

株分けする時は、根っこを傷つけないように優しい力で株をゆすり、を落とすようにしましょう。

根っこが長すぎる場合はカットしてかまいません。

ただし、植え付けたときに株がグラつかないよう、長さは葉っぱの3分の1以上〜半分くらい残すようにしましょう。

② 株本が鉢に埋もれないような高さで植え付ける

サンスベリア ハニーは、株と根の境目が見えるか見えないかくらいの高さになるよう調整して植え付けましょう。

鉢の奥深くに植えてしまうと、株の根本が蒸れやすくなってしまいます。


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