パルテノシッサス シュガーバインの育て方

育てやすさ

初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。

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パルテノシッサス シュガーバインの基本情報

植物名パルテノシッサス シュガーバイン
学名Parthenocissus sugarvine.
和名シュガーバイン
英名Sugarvine
別名パルテノシッサス、パルテノキッスス
原産地オランダ
科名ブドウ科
属名パルテノシッサス属
開花時期5月~6月

パルテノシッサス シュガーバインは、重なった5枚の葉が可愛らしいつる性植物です

丁寧に育ててあげると、ごくまれに2mmほどの小さな花を咲かせます。

丈夫で育てやすい観葉植物なので、初心者でも挿し木で増やすことが可能です。

月別栽培カレンダー

植え付け・植え替え

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種類と品種

パルテノシッサス シュガーバインには、いくつかの種類があります。

中でも人気があるのは、以下の4種類です。

ヘンリーヅタ成長とともに葉の色が、赤から赤紫、深緑色へと変化する
葉脈に沿って白い斑が入るのが特徴
ナヅタ秋になると紅葉し、葉が緑から赤紫色に変化する
バージニアヅタギザギザとした葉の形と、葉に入った散り斑が特徴
ナヅタ同様、秋に紅葉する
シッサスアマゾニカしずく形の尖った葉が特徴
深緑の葉は葉脈は銀白色で、裏側はワインレッド色
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パルテノシッサス シュガーバインはどんな花が咲く?

パルテノシッサス シュガーバインは、さなピンク色の花を咲かせます

1つ1つの花は約2mm程度ですが、密集して咲いている姿は丸いボール状に見えて可愛らしい印象です。

開花時期は5月〜6月ですが、花を咲かせるのは園芸上級者でも簡単ではありません。

日照時間と温度が条件を満たしたときに、まれに花を咲かせます。

パルテノシッサス シュガーバインの葉っぱの形

パルテノシッサス シュガーバインは、1つの葉が5枚に分かれています

それぞれの葉は、手のひらの指のように放射状に広がっていることが特徴です。

葉の形は先端が尖った卵形で、フチにはノコギリのような鋭いギザギザが並んでいます。

耐陰性ですが、日光が足りないとつるが間延びし、葉色が悪くなるので注意が必要です。

パルテノシッサス シュガーバインの花言葉

パルテノシッサス シュガーバインの花言葉は「すこやか」です

この花言葉は、初心者でも育てやすく、丈夫で生命力が強いことが由来になっています。

つるがどんどん伸びていく姿は、人々の成長や前進の象徴と言えるでしょう。

明るくポジティブな意味を持つので、出産祝いや長寿祝いのプレゼントに向いています。

パルテノシッサス シュガーバインの育て方

パルテノシッサス シュガーバインを育てる際のポイントは、以下の通りです。

  • 季節に応じて水やりの頻度を調整する
  • 肥料は春〜秋にかけて与える
  • カイガラムシやハダニなどの害虫に注意する
  • 挿し木で簡単に増やせる

以下で詳しく解説していきます。

水やりの頻度

パルテノシッサス シュガーバインの水やりの頻度は、季節によって異なります

春から秋

春から秋は、パルテノシッサス シュガーバインの生育期です。

が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。

表面の土が乾いていることを確認したら、鉢底から溢れるくらい水をやるのがポイントです。

ただし、受け皿の水は根腐れの原因になるので、必ず捨ててください。

夏は暑さで水分が飛びやすいので、数日おきに葉水を行い、乾燥させすぎないようにします。

生育がゆっくりになる冬は、数日に1回程度の水やりで問題ありません。

パルテノシッサス シュガーバインは湿度が苦手なため、過剰な水分は根腐れの原因になります。

乾燥した地域が原産国なので、乾かし気味に育ててあげると良いでしょう。

肥料のあげ方

パルテノシッサス シュガーバインは、肥料を与えなくても枯れることはありません

しかし、美しい葉色を保ち、葉と葉の間を間延びさせないためには、生育期に肥料を与えるのがおすすめです。

春から秋

2ヶ月に1回程度、置き肥を与えましょう。

置き肥は水やりの度に成分が溶け出すので、頻繁に肥料を与える手間が省けます。

速効性を求めるなら、1週間から10日に一度、液体肥料を与えてください。

冬に肥料は必要ありません。

あまり生育しない時期に肥料をあげると、土の中の肥料濃度が高くなり肥料焼けを起こしてしまいます。

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病害虫・害虫対策

パルテノシッサス シュガーバインには、アブラムシやカイガラムシ、ハダニなどがつくことがあります

もし病害虫や害虫がついてしまったときには、正しい対策を行うことで元気を取り戻させることが可能です。

病害虫特徴対策
アブラムシ新芽や柔らかい部分から汁を吸い、葉の縮れや変色、成長不良を引き起こす
繁殖力が強いため、すぐに大群になる
数が少ないうちは、水をかけて窒息させることで対応可能
増えてしまった場合には、家庭園芸用の殺虫スプレーを使用する
カイガラムシ茎や葉の汁を吸い、植物を枯らせる
成虫になると駆除が難しいため、早めの対策が必要
幼虫であれば、殺虫剤が効果的
成虫の場合、ハケで物理的に落とすのが有効な方法
ハダニハダニが植物の汁を吸うと、葉に白や黄色の小さな斑点が出現
被害が進行すると全体が黄色くなり、最終的には枯れる
こまめに霧吹きをして湿度を高めるのが効果的
葉を水洗いしたり、湿った布で物理的に拭き取ったりすることで駆除が可能

植え方

パルテノシッサス シュガーバインは、種から育てることはほとんどありません。

健康な苗を購入したら、以下の手順で鉢に植え替えましょう。

  1. テラコッタ製など通気性の良い鉢を用意する
  2. 市販の観葉植物の土にパーライトや赤玉土を混ぜる
  3. 鉢底に軽石を敷き、土を1/3ほど入れる
  4. 軽くほぐしたシュガーバインの苗を中央に置く
  5. 周りに土を追加し、苗が立つように軽く押さえながら土を入れる
  6. 鉢底から水があふれるまでたっぷり水やりをする

パルテノシッサス シュガーバインの栽培環境

パルテノシッサス シュガーバインは、東側の窓際のような日当たりが良い場所を好みます。

地植えも可能ですが、暑すぎたり0℃を下回ると枯れてしまうため、屋内で管理するのが良いでしょう。

置き場所と日当たり

パルテノシッサス シュガーバインの置き場所は、よく日が当たる窓際がおすすめです

ただし、直射日光が苦手なので、レースのカーテン越しに置いてあげましょう。

耐陰性があるので日陰でも成長できますが、日当たりが悪いと葉と葉の間隔が広がったり、葉の色が悪くなったりします。

また、環境の変化にストレスを感じやすいので、屋内と屋外を頻繁に移動させるのは避けてください。

適切な温度|どれくらいの寒さまで耐えられる?

パルテノシッサス シュガーバインは寒さにやや強く、0℃まで耐えられます

霜が当たらず、0℃以上の場所であれば屋外でも越冬可能です。

ただし、安心して冬越しさせるには室内に移動するのが良いでしょう。

夏は30℃を超えると葉が落ちるので、涼しい室内で管理してください。

用土

パルテノシッサス シュガーバインは過湿を嫌うため、水はけがいい用土で育てることが重要です

鉢植えの場合は、市販の観葉植物用の土にパーライトや赤玉土を混ぜると水はけが良くなります。

パルテノシッサス シュガーバインの開花時期

パルテノシッサス シュガーバインの開花時期は、5月〜6月です。

栽培条件がそろったときだけ開花するので、ポイントを押さえてかわいい花を咲かせましょう。

開花時期は5月~6月

開花時期は、5月〜6月頃です。

1つの花の大きさは2mmほどですが、ひとかたまりとなって開花するので2cmほどのボール状に見えます

パルテノシッサス シュガーバインの花が咲かない原因は?

パルテノシッサス シュガーバインは、上級者でも開花させるのは簡単ではありません

条件がそろったときに、まれに開花するので以下のポイントに気をつけて育ててみてください。

条件詳細
日当たり直射日光を避けた明るい間接光
温度20℃〜25℃が好ましい
水やり過湿または乾燥を避ける

パルテノシッサス シュガーバインの増やし方

パルテノシッサス シュガーバインは、初心者でも挿し木で簡単に増やせます。

見た目を整えるだけでなく、病害虫予防にもなるので定期的に剪定してあげましょう

剪定・株分けの時期はいつがいい?

剪定や株分けは、生育期である5月〜10月に行いましょう。

ツルが伸びすぎて密集してくると、見栄えが悪くなってしまいます。

剪定をすることで風通しが良くなり、傷んだ葉の手入れや病害虫の予防が可能です。

元気な葉を数枚残してあげれば、どこをカットしても問題ありません。

ただし、カットするときは必ず剪定ばさみを使用しましょう

普通のはさみを使用すると細胞が潰れて、そのまま枯れてしまうこともあります。

挿し木・水挿しのやり方

挿し木や水挿しは、生育期の中でも5月〜7月に行うと成功率が上がります

挿し木のやり方

  • 葉が青々とした元気そうなツルを6〜7cm程度の長さにカットする
  • 根元の葉を取り除く
  • 挿し木用の土に挿す

挿し木には、赤玉土など栄養分が少ない土を使用しましょう。

水挿しのやり方

  • 葉が青々とした元気そうなツルを6〜7cm程度の長さにカットする
  • カットしたツルの下部にある1〜2枚の葉を取り除く
  • ツルの2〜3cmが浸かるように水に挿す
  • 1日〜2日おきに水を交換する

ツルをカットするときは、ななめに切りましょう。

切り口の面積を大きくすることで、水や養分の吸収が効率的に行われます。

植え替え時期はいつがいい?

植え替えは5月〜6月に行いましょう

成長スピードが早いので、2〜3年に一度は植え替えるのがおすすめです。

また、植え替えの際には、一回り大きい鉢を用意してください。

鉢替えのやり方

鉢替えは、以下の手順で行いましょう。

  1. 土を少し湿らせ、古い鉢から取り出す
  2. 古い土をやさしく取り除く
  3. 鉢底に軽石を敷き、土を1/3ほど入れる
  4. 根がしっかり収まるように苗を中央に配置する
  5. 周りに土を追加し、苗が立つように軽く押さえながら土を入れる
  6. 鉢底から水があふれるまでたっぷり水やりをする

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