胡蝶蘭は贈り物としてとてもメジャーな花ですが、せっかく贈るなら種類についても理解を深めておきたいところです。
胡蝶蘭を調べるうえで「ファレノプシス」といった言葉を聞く印象がある人は多いかもしれません。ファレノプシスとは胡蝶蘭の品種の一つなのでしょうか。今回は、「ファレノプシス=胡蝶蘭?」といった疑問を解消しつつ、胡蝶蘭の特徴について解説していきたいと思います。
目次
ファレノプシスとは?胡蝶蘭と何が違う?
胡蝶蘭には「ファレノプシス」という学名がつけられています。また、「ファレノプシス(Phalaenopsis)」は胡蝶蘭の英訳で、英語で胡蝶蘭のことを伝えるときはファレノプシスという名前で呼ぶのが特徴的です。
胡蝶蘭もファレノプシスも同じ花を指しますが、ファレノプシスという名前にはなじみがない人がほとんどでしょう。
チューリップやガーベラのようにカタカナの名前で呼ばれない胡蝶蘭は、日本の植物だと思われがちですが、実はそれは違います。胡蝶蘭は日本に入ってきた段階で名づけられた日本名であり、世界的に使われる名称は「ファレノプシス」です。
ファレノプシスが胡蝶蘭と呼ばれる理由とは?
では、ファレノプシスはなぜ胡蝶蘭と呼ばれるようになったのでしょうか。
ファレノプシス(胡蝶蘭)は、その美しい花の見た目が蝶に似ていると日本では言い伝えられてきました。そこから胡蝶蘭と呼ばれるようになったといいます。蝶が羽を広げている姿になぞらえてつけられたというのは、とてもおしゃれで素敵なものですね。
そもそも「ファレノプシス」とはどういう意味?
では胡蝶蘭の学名である「ファレノプシス」とは、そもそも言葉としてどんな意味を持つのでしょうか。何が由来となっているのでしょうか。あまり聞いたことがない響きで、不思議に思う人も多いでしょう。
ファレノプシスは、「蛾のように」といった意味を持ちます。厳密には「Phalaina」(ファレナ)が蛾を意味し、「opsis」が「~ように」という意味につながるため、この2つがつながって「蛾のように」とった意味を持つと解釈されています。
蛾と聞くとゾッとする人も多いかもしれませんが、実は欧米諸国では蝶と蛾を区別して呼ぶという考え方があります。欧米では、蛾も蝶も同じように美しいものととらえる考え方があるのかもしれません。
つまり欧米でもファレノプシス(胡蝶蘭)は、蛾(蝶)が羽を広げている様子に見立てて名づけられているのです。
ファレノプシス(胡蝶蘭)の原産国はどこ?
先ほども軽く触れてきたように、胡蝶蘭は日本原産の花ではありません。ファレノプシス(胡蝶蘭)は、東南アジアが原産となっている熱帯植物になります。胡蝶蘭といえば鉢植えに植わっているイメージが強いからこそ、熱帯植物という印象はあまりありませんよね。
ファレノプシスは亜熱帯地域である東南アジアが原産となっており、湿度の高い熱帯雨林で育つため湿気には強いという特性を持ちます。そのため、ギフト用としての胡蝶蘭は通年栽培されていますが、厳密に言えば胡蝶蘭の育成期は日本で言う6月あたりのじめじめしやすい時期になります。
ちなみにファレノプシス(胡蝶蘭)は、熱帯雨林の中で地面に根を張る植物ではありません。熱帯雨林に生える大きな樹の幹や枝に根を下ろして成長するといった特徴を持ちます。私たちが普段贈り物の鉢植えやブーケとして見ている胡蝶蘭とは、なかなかイメージができませんよね。
ファレノプシス(胡蝶蘭)は日本にいつ来た?
ではそんな東南アジア出身のファレノプシスですが、日本に伝わり、胡蝶蘭と呼ばれるようになった時期はいつ頃になるのでしょうか。
初めて胡蝶蘭が発見されたのは江戸時代~明治時代の頃と言われています。明治の頃にはすでに欧米から胡蝶蘭が多く輸入されるようになっていたようなので、発見された時期はおそらく江戸の頃と考えられます。胡蝶蘭と名付けられるようになったのも、このあたりの時期が目安となるでしょう。
ファレノプシス(胡蝶蘭)にはどんな種類がある?
ギフト用として私たちがよく目にする胡蝶蘭は、実は品種改良によって人工的に作られた交配種になります。胡蝶蘭の花弁といえば白色が特徴的ですが、最近はそういった品種改良によってさまざまな色・模様の花弁を持った胡蝶蘭がフラワーギフトとして人気を得ています。
ちなみにファレノプシス(胡蝶蘭)の原種には、ファレノプシス・アマビリス、ファレノプシス・アフロディーテ、ファレノプシス・ビオラケアといったさまざまな種類があります。
アマビリスやアフロディーテは胡蝶蘭のイメージにぴったりの白い花弁が特徴的で、アーチのような形に伸びた花茎に一度にたくさんの花を咲かせるためとてもボリュームがあってきれいです。ビオラケアにはアマビリスのようなボリューム感はありませんが、鮮やかな赤紫をした星形の花を咲かせます。
ファレノプシス(胡蝶蘭)の花言葉
ではここからは、ファレノプシス(胡蝶蘭)の花言葉について見てみましょう。
ファレノプシスには「清純」や「幸福が飛んでくる」といった花言葉があります。胡蝶蘭の清楚で上品なイメージにぴったりの花言葉ですね。
また、花の色にもよってファレノプシスの花言葉は違います。白は「純粋」、ピンクは「あなたを愛する」といった花言葉がそれぞれあります。
胡蝶蘭がフラワーギフトの定番なのはなぜ?
フラワーギフトとして選ばれるものはたくさんありますが、中でも胡蝶蘭は非常に人気が高く、さまざまなお祝いシーンで多くの人に選ばれています。また、故人や遺族に寄り添う供え花として、お悔やみの際にも胡蝶蘭は選ばれやすいものです。
なぜ胡蝶蘭が?と実際に疑問に感じたことがある人は多いでしょう。ここからは、胡蝶蘭(ファレノプシス)がなぜフラワーギフトとして定番なのか、その理由や特性を見ていきたいと思います。
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胡蝶蘭は通年手に入りやすい花
ファレノプシス(胡蝶蘭)には種としての開花シーズンはありますが、通年、ギフト用に栽培することが可能な植物です。そのためどの季節でも比較的手に入りやすく、それでいてボリュームのある見た目がお祝い事に向いているという考えから、多くの人はギフトに胡蝶蘭を選ぶ傾向があります。
開店祝いや開業祝い、昇進祝い、就任祝い、卒業や入学、結婚祝いなどにも人気です。どの時期にも選ぶことができ、かつ多くの人が胡蝶蘭をもらえば喜ぶものです。
花言葉があらゆるお祝いシーンにぴったり
胡蝶蘭の共通となる花言葉は、「幸福が飛んでくる」。他には「清純」といった花言葉もあります。相手を祝福するにはぴったりのイメージのため、胡蝶蘭を選ぶ人はたくさんいます。
他にはピンクの胡蝶蘭は「あなたを愛す」が花言葉なので、プロポーズや結婚記念日などに贈るのにはまさにもってこいですね。
胡蝶蘭はほとんど無香で花粉も気にならない
胡蝶蘭は他の花と比べて比較的香りがきつくなく、ほとんど無香です。花粉も気にならないため、生花を贈ることで相手に迷惑をかけないのが嬉しいポイントになります。
生花をもらった際に、花が出すきつい香りに戸惑ってしまう人は意外と少なくありません。開店祝いなどで店先に飾ってもらうことがあれば、香りはきつくないものを選んでおきたいところです。
胡蝶蘭は長持ちしやすい
ファレノプシス(胡蝶蘭)の鉢植えは、比較的長持ちしやすい点が魅力としてあります。
それでいて頻繁に水やりをする必要もないため、簡単なお手入れで長くその美しさを堪能してもらえるのです。もらった花がすぐ枯れてしまっては残念ですし、長くその見た目の華やかさが楽しめるのは素敵なことですね。
まとめ
胡蝶蘭は学名をファレノプシスと言い、もともとはインドネシアやフィリピンなどの東南アジアが原産となっている植物です。胡蝶蘭という名前は蝶が舞う姿をイメージしてつけられたもので、まさにその華やかな見た目にはぴったりの名前ですね。華やかでボリュームがあるからこそ、ギフトシーンでも選ばれやすいというポイントがあります。
HanaPrimeでは、胡蝶蘭をはじめとしたフラワーギフトや観葉植物などを数多く取り扱っています。胡蝶蘭といえば高いイメージがある…という方も安心です。リーズナブルでお求めやすい価格で胡蝶蘭を提供しているのもHanaPrimeの魅力の一つ。お花の贈り物を選ぶ際には、ぜひお役立てください。
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