観葉植物の土の配合|おすすめの配合比率と作り方を紹介
公開日 2025年07月28日
更新日 2025年07月30日
監修者情報

覚張大季
植物と人との関わりに魅了され、日本各地の植物農園を見て回る。HanaPrimeの植物部門の立ち上げ後はオフィスや商業施設、個人宅など、幅広いシーンのグリーンコーディネートを数多く担当。植物の生態や特性を深く掘り下げ、それぞれの空間やライフスタイルに適したグリーン空間デザインを提案することが得意。観葉植物の世界に情熱を注ぎ、植物の価値を最大化することを使命としている。

INDEX
目次
観葉植物の土を自分で配合してみよう

市販の土を使う方法もありますが、自分で配合すれば、植物の種類や育てる環境に最適な土を作れます。
植物の変化を見ながら配合を調整すると、より植物との付き合いも深まり、育てる楽しさも増すでしょう。
ここで紹介するポイントを参考に、観葉植物に適した理想の土づくりにチャレンジしてみてください。
観葉植物の土の配合を決めるポイント
観葉植物を健やかに育てるためには、適切な土の配合が重要です。
配合を決める際には、次の3つのポイントを考慮しましょう。
- 観葉植物の種類
- 育てる環境
- 育て方の癖や育てる人の性格
① 観葉植物の種類に合わせる
観葉植物は水を好むものや乾燥状態を好むもの、根腐れしやすいものなど、種類によって性質に差があり、適した土壌も異なります。
以下のような特性を考慮して、適切な配合を選びましょう。
植物の特徴 | 配合のポイント |
---|---|
水や湿気を好む | 保水性の高い土を配合し、水分を保持しやすくする |
根腐れしやすい | 通気性と排水性を高め、水はけのよい土を使用する |
乾燥を好む | 水はけのよい土を配合し、過剰な湿気を防ぐ |
育てる植物の特性に応じて配合を調整することで、健康に成長しやすくなります。
② 育てる環境に合わせる
観葉植物の育ちやすさは、室内の湿度や風通し、日当たりなどにも影響されます。
それぞれの環境に適した配合は次の通りです。
環境 | 配合のポイント |
---|---|
湿度が高い | カビや根腐れを防ぐために、排水性の高い土を使用する |
乾燥しやすい | 保水力のある土を加えて水もちを良くする |
日当たりが強い | 土が乾きすぎないよう、適度に保水性のある土を足す |
風通しが悪い | 湿気がこもらないよう、通気性のよい土を多めに配合する |
環境に合わせて土を配合することで、植物のストレスを軽減して健やかな成長を促します。
③ 育て方の癖や性格に合わせる
植物の世話の仕方は、人それぞれの性格や生活リズムによって異なります。
自分の育て方に合わせて、管理しやすいように土の配合を工夫しましょう。
育て方の癖や性格 | 配合のポイント |
---|---|
水やりを忘れがち | 乾燥に強くなるように、保水力のある土を多めにする |
水やりを頻繁にしすぎる | 根腐れを防ぐために、水はけのよい土を増やす |
室内で虫が気になる | 無機質の土をメインにし、虫の発生を抑える |
なるべく手間をかけたくない | 水もちと水はけのバランスがよい配合にする |
自分に合った土を作ると管理がしやすくなり、観葉植物を無理せずに長く楽しめます。
観葉植物に適した基本用土一覧

基本用土とは配合の主体となり、用土全体の半分、50%以上を占める土を指します。
観葉植物の基本用土は以下の2種類が一般的です。
赤玉土
排水性と保水性、保肥性にすぐれた赤玉土は、バランスが良いためさまざまな観葉植物の基本用土として利用されます。
無機質なので菌や害虫が繁殖しにくいのも特徴のひとつです。
肥料成分がほとんど含まれていないため、挿し木の土としても適しています。
大粒、中粒、小粒、極小粒とサイズがわかれているので、用途によって使い分けましょう。
鹿沼土
- 鹿沼地方で採取される軽量で酸性の火山性土壌
- 保水性と排水性、通気性にすぐれる
- 酸性を好む植物の基本用土に適している
鹿沼土は粒子が粗く丸みを帯びていて、保水性と排水性、通気性にすぐれています。
赤玉土とよく似た性質をもちますが、大きな違いは酸性度の高さです。
pH値が酸性に傾いていて、酸性を好むアジサイや多肉植物に向いています。
赤玉土よりも崩れにくいため、通気性や排水性が持続しやすいのもポイントです。
観葉植物に適した改良用土一覧

改良用土とは基本用土にブレンドして、保水性や排水性などのバランスを調整する土です。
観葉植物に良く使われる改良用土には以下のようなものがあります。
用土名 | 性質 | pH | 保水性 | 排水性 | 通気性 | 保肥力 | 微生物の活性化 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
バーミキュライト | 膨張した粘土鉱物 | 中性 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
ピートモス | 水ゴケなどの植物由来 | 酸性 | ◎ | × | × | 〇 | × |
腐葉土 | 枝葉が分解したもの | 弱酸性~中性 | 〇 | △ | △ | 〇 | ◎ |
軽石 | 火山由来の多孔質石 | 弱酸性~中性 | × | 〇 | 〇 | × | × |
川砂 | 天然の砂 | 中性 | × | 〇 | 〇 | × | × |
水ゴケ | コケ類 | 酸性~中性 | ◎ | △ | × | × | × |
パーライト | 火山ガラスを加熱処理 | 弱アルカリ性~中性 | × | 〇 | 〇 | × | × |
もみ殻燻炭 | 炭化させたもみ殻 | 弱アルカリ性 | 〇 | 〇 | 〇 | × | ◎ |
ヤシガラチップ | 砕いたヤシの実の外皮 | 弱酸性~中性 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
バークチップ | 砕いた植物の樹皮 | 弱酸性 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
炭 | 高温で炭化させた木材 | 弱アルカリ性~中性 | △ | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
ココチップ | 砕いたココナツの殻 | 弱酸性 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
ゼオライト | 堆積した火山灰由来の鉱物 | 弱アルカリ性~中性 | 〇 | 〇 | △ | 〇 | △ |
基本用土と改良用土を組み合わせて、育てる植物にとって理想的な環境を整えてあげましょう。
バーミキュライト
- 軽量で高い保水性と保肥性をもつ
- 無菌なので病害虫が発生しにくい
- 根の発育を促進し、挿し木や種まき用土に適している
バーミキュライトは軽量で保水性と保肥力が高く、粒子が細かくやわらかいので根が張りやすい特徴があります。
軽さを利用してほかの土に混ぜて軽量化を図り、ハンギングプランツに利用するのもおすすめです。
ピートモス
- 水をよく吸収し、長時間保持できる有機質の土壌改良材
- 酸性が強いため基本的にpH調整済みのものを使用する
- 用土に混ぜることで保水性や保肥性を向上させる
通気性と保水性が高いピートモスは、体積の数倍もの水を蓄えられるのが特徴です。
酸性の性質があり、アジサイやブルーベリーなど酸性土壌を好む植物に向いています。
なお、水もちが非常に良いため乾燥を好む植物には利用を控えましょう。
腐葉土
- 落葉樹の葉が分解された有機質の土壌改良材
- 保水性と保肥性を向上させ、微生物の活性化を促す
- 単体ではなく、赤玉土や軽石などと混ぜて使う
腐葉土は豊富な栄養素と高い保水性と保肥力が特徴で、微生物の働きで土をやわらかくします。
観葉植物の成長を助ける使い勝手の良い土ですが、腐葉土だけでは植物は育たないためほかの土と混ぜて利用しましょう。
軽石
- 非常に軽量で、高い排水性と通気性をもつ
- 乾燥を好む植物(多肉植物、塊根植物)に適している
- 鉢底石として水はけを良くするためにも使用される
軽石は細かい穴がたくさん空いている多孔質な性質をもち、土の水はけと通気性をアップさせるのが特徴です。
採取地により粒の大きさや水はけ、保水性などが異なり、主な軽石には以下のような特徴があります。
用土名 | pH | 保水性 | 排水性 | 通気性 | 色 | 粒子の大きさ | 耐久性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
鹿沼土 | 酸性 | 〇 | 〇 | 〇 | 黄色~淡褐色 | 小粒~大粒 | △ |
日向土 | 中性 | △ | 〇 | 〇 | 黄~オレンジ | 小粒~大粒 | ◎ |
富士砂 | 中性 | △ | ◎ | ◎ | 黒~灰色 | 細かい | ◎ |
十和田砂 | 弱酸性~中性 | 〇 | 〇 | 〇 | 白~淡黄色 | 小粒~中粒 | 〇 |
蝦夷砂 | 弱酸性~中性 | △ | 〇 | 〇 | 黒~灰色 | 細かい | 〇 |
桐生砂 | 中性 | △ | ◎ | ◎ | 茶色~赤褐色 | 小粒~大粒 | ◎ |
川砂
- 粒が細かく、無機質で水はけが良い
- 土の締まりを防ぎ、通気性を改善する
- 挿し木やサボテン・多肉植物の用土に混ぜると効果的
川砂は粒が細かいため植物が根を張りやすく、水はけの良い土を好む植物に向いています。
無機質で肥料となる成分も含まれていないため、挿し木や発芽用の土に利用するのもおすすめです。
水ゴケ
水ゴケは吸水性と保水性が高く、観葉植物の根腐れを防いでくれます。
発根を促すために挿し木のサポート材として利用したり、軽さを活かしてハンギングプランツに利用するのもおすすめです。
パーライト
- 軽量で通気性と排水性が高い
- 用土に混ぜることで水はけと保温性を向上させる
- 発泡処理された無機質資材で、腐らないため長期間使用可能
パーライトは多孔質形状で穴の中に空気をたくさん含むため軽く、土に混ぜると通気性や保温性が向上します。
発芽や挿し木用の土のほか、ハイドロカルチャーの補助材として利用するのもおすすめです。
育て方・種類別におすすめの配合を紹介

観葉植物を健康に育てるためには、適切な土の配合が重要です。
ここでは、育て方や種類別におすすめの配合を紹介します。
基本の配合は赤玉土7割:腐葉土3割
一般的な観葉植物の土の配合は、赤玉土7割:腐葉土3割が基本です。
水はけと通気性が良く、程よい栄養が含まれるため、多くの植物にとって必要な環境が整います。
ポトスやモンステラ、ガジュマルなどの一般的な観葉植物を育てるときにおすすめの配合です。
育てる環境や季節に応じて土の配合を調整するときは、以下の項目を参考にしてください。
虫がわきにくい室内向きの配合
室内で育てるときにおすすめの土の配合は以下の通りです。
赤玉土3:鹿沼土1:ゼオライト2:もみ殻燻炭1:バーミキュライト2
空気があまり動かない室内では、根腐れやカビの発生を防ぐために通気性と排水性が重要です。
ゼオライトは土の保肥力をアップさせ、根腐れを防止します。
バーミキュライトが土の排水性や通気性を高め、もみ殻燻炭が土の中にいる微生物の活動を活発にして植物の成長を促すのが特徴です。
有機質の土はコバエなどの虫が発生しやすいほか、臭いが気になる場合もあるため、無機質の土を利用しましょう。
肥料を与える際も、有機肥料ではなく化成肥料を与えることで虫の発生を防げます。
観葉植物が枯れにくい配合
園芸初心者や観葉植物の水やりを忘れてつい枯らしてしまう人は、排水性や保水性、通気性が良い土の配合がおすすめです。
赤玉土4:ピートモス3:鹿沼土2:パーライト1
ピートモスは保水性が高く水やりを忘れても水分を保ってくれますが、通気性が悪いため乾燥を好む植物には向きません。
パキラやドラセナなど乾燥を好む植物には以下の配合もおすすめです。
赤玉土5:腐葉土3:バーミキュライト2
植物を枯らしてしまう原因の多くは水やりの頻度が関係するため、植物にあった水やりを心がけることも大切です。
根腐れしにくい配合
植物の根腐れを防ぎたいときは、以下の配合がおすすめです。
赤玉土(小粒)5:日向土(小粒)2:バーミキュライト2:もみ殻燻炭1
日向土やバーミキュライトは通気性と排水性にすぐれ、水はけを良くして根腐れを防止します。
赤玉土や日向土は水を含むと色が変わるため、水やりのタイミングがわかりやすいのも特徴です。
根腐れしやすい植物は乾燥を好む場合が多いため、土がしっかり乾いてから水やりをするように心がけましょう。
ハンギング向きの軽い配合
ハンギングプランツとして吊り下げるときは、以下の配合が向いています。
赤玉土3:ピートモス3:パーライト2:バーミキュライト2
ハンギングバスケット用土は重すぎると落下の危険があるため、ピートモス、パーライト、バーミキュライトなどの軽量な土を配合します。
保水性のある赤土とピートモスをメインに、排水性と通気性の高いパーライトとバーミキュライトの混合用土がおすすめです。
暑さの厳しい夏むきの配合
暑さの厳しい夏は用土も夏仕様にして、植物の負担を減らしましょう。
赤玉土4:日向土2:もみ殻燻炭1:腐葉土1:ヤシガラチップ2
夏は水はけが悪いと土に含まれる水の温度が上昇して植物の根を傷めてしまうので、通気性と水はけが重要です。
日向土やもみ殻燻炭は多孔質で通気性と水はけが良く、空気をたくさん含んで土の温度上昇を抑えます。
繊維質が豊富なヤシガラチップは、水を含むと膨らみ乾燥すると縮むため、用土内にすき間ができて通気性と水はけを保つのが特徴です。
さらに、午前中の早い時間にたっぷり水やりをして土の温度上昇を防ぐと、暑さに弱い植物も夏越ししやすくなります。
サトイモ科(アロイド)におすすめの配合
アロイドは根ハリの良さが重要なため、以下の配合で成長を促しましょう。
パーライト1:バークチップ1:バーミキュライト1:炭1:ココチップ1:ゼオライト1
モンステラやアンスリュームなどのアロイドは適度な湿度を好むため、水はけと水もちが良い配合がおすすめです。
排水性と通気性を高めるために、すべて大粒の用土を利用しましょう。
ゼオライトは鉢底に入り込みやすいので、植えつけのタイミングで配合します。
多肉植物におすすめの配合
多肉植物は根腐れを防ぐために排水性の高い土を配合します。
赤玉土3:鹿沼土2:日向土2:腐葉土2:バーミキュライト1
多肉植物は乾燥に強い反面、根腐れしやすいため排水性を重視して用土を作ります。
軽石の仲間である鹿沼土や日向土を多く配合し、根腐れを防ぎながら必要最低限の水分を保持する配合です。
塊根植物におすすめの配合
アガベやパキポディウムなど、塊根植物(コーデックス)におすすめの土の配合は以下の通りです。
赤玉土5:日向土4:ゼオライト1
多湿を嫌う塊根植物は、根腐れを防ぐために水はけを重視して配合します。
排水性の高い赤玉土と日向土に、保肥性の高いゼオライトをプラスするのがおすすめです。
水はけが重要なので、事前にふるって微塵を取り除いておきましょう。
観葉植物用土の作り方|配合のくわしい手順
観葉植物の土は園芸初心者でも簡単に配合できます。
用土を適切に配合できるように、以下の手順で作成しましょう。
- 使う土と量を決めて用意する
- ムラのないように混ぜ合わせる
- ふるいにかけて粉塵を取り除く
- 元肥を混ぜ合わせる
① 使う土と量を決めて用意する
観葉植物に適した配合を決めて、使う土を用意します。
鉢のサイズに合わせた土の量が必要なので、足りなくならないように事前に計算しておきましょう。
鉢のサイズごとに必要な土の量の目安は以下の通りです。
鉢のサイズ | 鉢の直径 | 必要な土の量 |
---|---|---|
3号鉢 | 約9cm | 約0.3L |
5号鉢 | 約15cm | 約1.5L |
7号鉢 | 約21cm | 約4L |
9号鉢 | 約27cm | 約8L |
例えば、必要な土の量が1.5Lの5号鉢に、基本のブレンドである赤玉土7:腐葉土3を用意するときは以下の分量が必要です。
1.5×0.7=1.05L
1.5×0.3=0.45L
赤玉土約1L、腐葉土約0.5L
観葉植物に適切な大きさの鉢に合わせて、事前に十分な量の用土を用意しておきましょう。
② ムラのないように混ぜ合わせる
用意した用土をムラのないように混ぜ合わせましょう。
均等に混ぜることで、保水性と排水性、通気性のバランスが良くなり、植物の根が均一に発達しやすくなります。
乾燥した土は飛び散りやすいため、少し湿らせてから混ぜると作業がスムーズです。
混ぜる方法
- 大きな容器やブルーシートの上に土を広げる
- スコップや手で、下からすくい上げるように全体をかき混ぜる
- 手で触って、塊があればほぐす
植えつけ後の水はけが均一になるように、しっかり混ぜ合わせましょう。
③ ふるいにかけて粉塵を取り除く
土を混ぜ合わせたら、ふるいにかけて粉塵を取り除きます。
粉塵が多いと水やりのときに土が目詰まりし排水性や通気性が悪くなるため、欠かせない手順です。
ふるいの目の細かさは、用途に合わせて選びましょう。
目の細かいふるい(3mm) | 粉塵を取り除く |
目の粗いふるい(6mm) | 大きな石やゴミを取り除く |
ふるいの手順は以下の通りです。
- ふるいを用意し、バケツやブルーシートの上で土をふるう
- 粒の大きさが均一になったら、ふるい終わった土を混ぜ直す
ふるいにかけることで粒の大きさが揃って根の発育が良くなるほか、水はけを一定に保ち根腐れを防ぐ効果も期待できます。
ふるった粉塵は基本的に廃棄しますが、2~3mm程度の比較的大きなものは種まきや挿し木用に利用するのも一つの方法です。
④ 元肥を混ぜ合わせる
元肥とは、植物の成長に必要な養分を補う目的で植えつけ前に土に混ぜ込む肥料です。
以下のような種類があるため、育てる植物に合わせて選びましょう。
種類 | 特徴 | 適した植物 |
---|---|---|
緩効性肥料 | 根に優しい | 観葉植物全般 |
有機肥料 | 微生物が活性化する | シダ類、大型観葉植物 |
化成肥料 | 即効性がある | たくさん肥料が必要な植物、室内で育てるとき |
腐葉土・たい肥 | 土に栄養を供給する | 観葉植物全般 |
元肥を混ぜる手順は以下の通りです。
- 土をよく混ぜた後、元肥を適量加える
- スコップや手で均等に混ぜ、肥料が偏らないようにする
- すぐに植えつけず、1~2日寝かせると馴染みやすい
肥料を入れすぎると根やけの原因になるため、適量を守ることが大切です。
肥料なしで育つ植物の場合は、元肥を配合しないか、控えめにしてください。
観葉植物の土の配合に関する良くある質問

観葉植物の土を配合するときによくある質問と回答をまとめました。
赤玉土、鹿沼土単体でも育てられる?
基本用土の赤玉土や鹿沼土単体でも植物の育成は可能です。
しかし、排水性や保水性が偏ってしまうため、植物によっては成長に支障が出る場合があります。
基本的には改良用土と混ぜて利用するのがおすすめです。
市販の観葉植物用の土はどんな配合なの?
一般的に市販されている観葉植物用の培養土は、以下のような土が会社ごとに独自の比率で配合されています。
- 赤玉土
- 鹿沼土
- 腐葉土
- バーミキュライト
- 軽石
- パーライト
大半は初期肥料が入っているため、植え替え時はそのまま利用できるのもメリットです。
観葉植物用の土をベースに、用途に応じて配合を調整するとより植物に合った土を作れます。
新しい土に植え替えるタイミングはいつ?
新しい土への植え替えは、植物に合わせて1~3年ごとを目安に行います。
根っこが成長して根詰まりしたり、土が硬くなったりしたときが植え替えのタイミングです。
植え替えは多くの植物が生育期を迎える春~初夏が向いています。